JP3017637U - 紙葉類ホルダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】前後の支持片間の当接部直下から前部片、後部
片の下端にかけて下向きに開放し、かつ上下に連通する
テーパ状の少なくとも２段の空間部を形成することで、
下段側の空間部により挿入すべき紙葉類の上端が外方へ
逃げないように案内し、上段側の空間部により紙葉類上
端を当接部に挿入しやすいように案内することで、紙葉
類を下側から容易に挿入することができる紙葉類ホルダ
の提供を目的とする。 【構成】上部片２の前後に垂設された前部片３および後
部片４と、上記前部片３および後部片４の下端に一体形
成されせて、上記各片２，３，４で囲繞された内部空間
５に対して紙葉類の挿入端部を挿脱可能に支持する前後
の支持片６，７とを有するホルダ本体８を構成し、上記
前後の支持片６，７を素材固有の弾性力で当接してなる
紙葉類ホルダであって、上記各支持片６，７間の当接部
直下９から前部片３、後部片４の下端にかけて下向きに
開放し、かつ上下に連通するテーパ状の少なくとも２段
の空間部１６，１７が形成されたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、例えば、情報が記載された用紙、ポスター、図柄等が施されたプ ラスチックフィルムなどの紙葉類を室内等の壁面に吊下げ支持するのに用いられ るような紙葉類ホルダに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、上述例の紙葉類ホルダとしては例えば図９に示す如き断面形状のものが ある。 すなわち、上部片９１の前後に垂設された前部片９２および後部片９３と、こ れら前部片９２および後部片９３の下端に一体形成されて、上述の各片９１，９ ２，９３で囲繞された内部空間９４に対して紙葉類Ａの挿入端部を支持する前後 の支持片９５，９６とを有するホルダ本体９７を例えば塩化ビニルの押出し成形 により構成し、上述の前後の支持片９５，９６を素材固有の弾性力で当接し、さ らに上述の上部片９１の上面には吊り金具Ｂ（図１０参照）を配設する目的で断 面Ｔ字状のヘッド部９８を一体形成した紙葉類ホルダである。

【０００３】 この従来の紙葉類ホルダにおいて、上述の紙葉類Ａを前後の支持片９５，９６ が当接する当接部９９の下側から上記内部空間９４に挿入しようとしても、紙葉 類Ａは支持片９５，９６の下面形状に沿って外方へ逃げて、その下側からの挿入 が困難で、このため紙葉類Ａの長さに対応する比較的長尺のホルダ本体９７端面 側を利用して図１０の仮想線位置αから同図の矢印方向への紙葉類Ａの挿入が余 儀なくされ、斯る挿入操作が煩雑化する問題点があった。

【０００４】 このような問題点を解決するためには、例えば図１１に示すように上述の前後 の各支持片９５，９６の下部に紙葉類の挿入案内部１００を形成することが考え られるが、この挿入案内部１００の開角が略９０度に近く、かつ挿入案内部の空 間面積が約０．５mm² と過小なため、挿入されるべき紙葉類Ａの腰が比較的弱い 場合や、紙葉類Ａが比較的大きい場合には、上述同様に当接部９９の下側からの 挿入が困難となり、ホルダ本体９７端面側を利用して図１０の仮想線位置αから 同図の矢印方向へ向けての紙葉類Ａの挿入が必要となり、紙葉類Ａの挿入作業性 が悪化する問題点があった。 加えて、図９、図１１に示す何れの紙葉類ホルダにあっても、ホルダ本体９７ を壁面に密着固定することができない問題点があった。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

この考案の請求項１記載の考案は、前後の支持片間の当接部直下から前部片、 後部片の下端にかけて下向きに開放し、かつ上下に連通するテーパ状の少なくと も２段の空間部を形成することで、下段側の空間部により挿入すべき紙葉類の上 端が外方へ逃げないように案内し、上段側の空間部により紙葉類上端を当接部に 挿入しやすいように案内することで、紙葉類を下側から容易に挿入することがで きる紙葉類ホルダの提供を目的とする。

【０００６】 この考案の請求項２記載の考案は、上記請求項１記載の考案の目的と併せて、 上記空間部を２段空間部に設定して、構造の簡略化を図り、かつ上側空間部のテ ーパ開角が狭く、下側空間部のテーパ開角が広くなるように設定することで、テ ーパ開角が広い下側空間部により、挿入すべき紙葉類上端を外方へ逃げないよう にする案内空間を確保し、テーパ開角が狭い上側空間部により、紙葉類上端を上 述の当接部からホルダ本体の内部空間への案内性を向上させて、紙葉類を下側か らより一層容易に挿入することができる紙葉類ホルダの提供を目的とする。

【０００７】 この考案の請求項３記載の考案は、上記請求項１もしくは２記載の考案の目的 と併せて、上述のホルダ本体の後部片の背面に磁石部材もしくは両面テープ部材 を択一的に配設する凹部を形成することで、この凹部に配設される上述の磁石部 材、両面テープ部材により金属壁面、非金属壁面の何れにおいてもホルダ本体を 壁面に密着固定することができる紙葉類ホルダの提供を目的とする。

【０００８】 この考案の請求項４記載の考案は、上記請求項１，２もしくは３記載の考案の 目的と併せて、紙葉類ホルダを合成樹脂の押出し形成により構成することで、押 出し方向の断面形状が同一となるので、長尺ホルダを所定の長さに切断すること により、紙葉類サイズに適合したホルダを得ることができる紙葉類ホルダの提供 を目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】

この考案の請求項１記載の考案は、上部片の前後に垂設された前部片および後 部片と、上記前部片および後部片の下端に一体形成されせて、上記各片で囲繞さ れた内部空間に対して紙葉類の挿入端部を挿脱可能に支持する前後の支持片とを 有するホルダ本体を構成し、上記前後の支持片を素材固有の弾性力で当接してな る紙葉類ホルダであって、上記各支持片間の当接部直下から前部片、後部片の下 端にかけて下向きに開放し、かつ上下に連通するテーパ状の少なくとも２段の空 間部が形成された紙葉類ホルダであることを特徴とする。

【００１０】 この考案の請求項２記載の考案は、上記請求項１記載の考案の構成と併せて、 上記空間部を２段空間部に設定すると共に、この２段空間部は上側空間部のテー パ開角が狭く、下側空間部のテーパ開角が広くなるように設定した紙葉類ホルダ であることを特徴とする。

【００１１】 この考案の請求項３記載の考案は、上記請求項１もしくは２記載の考案の構成 と併せて、上記後部片の背面には、上記ホルダ本体を金属壁面に取付ける磁石部 材と、上記ホルダ本体を非金属壁面に取付ける両面テープ部材とを択一的に配設 する凹部が形成された紙葉類ホルダであることを特徴とする。

【００１２】 この考案の請求項４記載の考案は、上記請求項１，２もしくは３記載の考案の 構成と併せて、合成樹脂の押出し成形により構成された紙葉類ホルダであること を特徴とする。

【００１３】

【考案の作用及び効果】

この考案の請求項１記載の考案によれば、紙葉類をホルダ本体の下側から挿入 する場合、挿入すべき紙葉類の上端を下段側の空間部に位置させると、この紙葉 類上端は下段側の空間部により外方へ逃げないように案内され、かつ上記紙葉類 を上方へ押し上げるとこの紙葉類は上段側の空間部で案内されながら支持片間の 当接部を介して内部空間に挿入され、紙葉類の挿入後にあっては素材固有の弾性 力で前後の支持片が紙葉類を介して当接するので、支持片間に紙葉類を挟持する ことができる。 このように上述の各支持片間の当接部直下に形成される空間部を、下向きに開 放し、かつ上下に連通するテーパ状の少なくとも２段の空間部と成したので、紙 葉類を下側から容易に挿入することができる効果がある。

【００１４】 この考案の請求項２記載の考案によれば、上記請求項１記載の考案の効果と併 せて、上述の空間部を２段空間部に設定したので、その構造の簡略化を図ること ができ、しかも上側空間部のテーパ開角が狭く、下側空間部のテーパ開角が広く なるように設定したので、次のような効果がある。

【００１５】 すなわち、テーパ開角が広い下側空間部により、挿入すべき紙葉類上端が外方 へ逃げないようにする比較的広い案内空間を確保することができ、テーパ開角が 狭い上側空間部により、紙葉類上端を上述の当接部からホルダ本体の内部空間へ 挿入する挿入案内性を向上させることができ、この結果、紙葉類を下側からより 一層容易に挿入することができる効果がある。

【００１６】 この考案の請求項３記載の考案によれば、上記請求項１もしくは２記載の考案 の効果と併せて、上述のホルダ本体の後部片の背面に磁石部材もしくは両面テー プ部材を択一的に配設する凹部を形成したので、この凹部に配設される上述の磁 石部材、両面テープ部材により、壁面が金属製もしくは非金属製の何れであって も、ホルダ本体を壁面に密着固定することができる効果がある。このため、紙葉 類を吊下げたホルダが空調風等により揺れ動くのを防止することができる効果が がある。

【００１７】 この考案の請求項４記載の考案によれば、上記請求項１，２もしくは３記載の 考案の目的と併せて、紙葉類ホルダを合成樹脂の押出し成形により構成したので 、この紙葉類ホルダは押出し方向の断面形状が同一となるので、長尺のホルダを 所定の長さに切断することにより、各種紙葉類サイズに適合したホルダを容易に 得ることができる効果がある。

【００１８】

【実施例】

この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。 図面は紙葉類ホルダを示し、図１乃至図４において、この紙葉類ホルダ１は例 えば塩化ビニルの押出し成形によりその全体が構成されたもので、紙葉類Ａのサ イズに適合させた所定の長さに切断して用いる。

【００１９】 上述の紙葉類ホルダ１の断面形状は次のように構成されている。 すなわち、略水平方向に指向する上部片２の前後に垂設された前部片３および 後部片４と、これら前部片３および後部片４の下端から上方に向けて一体形成さ れて、上述の各片２，３，４で囲繞された内部空間５に対して紙葉類Ａの挿入端 部を挿脱可能に支持する前後の支持片６，７とを有するホルダ本体８を構成し、 上述の前後の支持片６，７を素材固有の弾性力で当接乃至圧接させる当接部９を 形成すると共に、上述の上部片２の上面には吊り金具Ｂ（図６参照）を配設する ための断面Ｔ字状のヘッド部１０を一体形成している。この実施例では上述の前 部片３を前方側へ若干湾曲する凸曲面状に形成する一方、上述の後部片４はフラ ット状に形成している。

【００２０】 また、上述のホルダ本体８における後部片４の背面には、内部空間５側へ窪む 凹部１１が形成され、この凹部１１にホルダ本体８を金属壁面１２（図２参照） に取付ける磁石部材１３と、ホルダ本体８を非金属壁面１４（図５参照）に取付 ける両面テープ部材１５とを択一的に配設すべく構成している。 ここで、上述の磁石部材１３は上記凹部１１に粘着剤層（図示せず）を介して 接着固定され、例えば必要長さＬ１の複数の磁石部材１３，１３を上記凹部１１ に離間固定することで、ホルダ本体８を金属壁面１２に密着固定することができ る。

【００２１】 また上述の両面テープ部材１５は図５に示すように基材１５ａの両側に粘着剤 層１５ｂ，１５ｂを有し、かつ粘着剤層１５ｂ外面を離型紙（図示せず）で被覆 したもので、離型紙が除去された粘着剤層１５ｂを介して両面テープ部材１５を 上述の凹部１１に接着固定し、例えば必要長さの複数の両面テープ部材１５，１ ５を上述の凹部１１に離間固定した後に、壁面と対向する離型紙を除去すること で、ホルダ本体８を非金属壁面１４に密着固定することができる。

【００２２】 しかも、図３、図４に示す如く上述の前後の支持片６，７間の当接部９直下か ら前部片３、後部片４の下端にけかけて下向きに開放し、かつ上下に連通するテ ーパ状の２段空間部１６，１７を形成している。 この２段空間部１６，１７は上側空間部１６のテーパ開角が例えば約２５度と 狭く、下側空間部１７のテーパ開角が例えば約４８度と広くなるように設定して いる。 このように上述の各支持片６，７間の当接部９直下に形成される空間部を、下 向きに開放し、かつ上下に連通するテーパ状の２段空間部１６，１７と成したの で、紙葉類Ａをホルダ本体８の下側から当接部９を介して内部空間５内に容易に 挿入することができる。

【００２３】 すなわち、紙葉類Ａをホルダ本体８の下側から挿入する場合、挿入すべき紙葉 類Ａの上端を下側空間部１７に位置させると、この紙葉類Ａ上端は下側空間部１ ７により外方へ逃げないように案内され、かつ上記紙葉類Ａを上方へ押し上げる と、この紙葉類Ａは上側空間部１６で案内されながら支持片６，７間の当接部９ を介して内部空間５内に挿入されるので、下側からの挿入が容易となる。

【００２４】 また紙葉類Ａの挿入後にあっては素材固有の弾性力で前後の支持片６，７が紙 葉類Ａを介して当接するので、支持片６，７間に紙葉類Ａを挟持することができ る。 このようにして、紙葉類Ａを挟持した紙葉類ホルダ１を壁面に取付けるには、 該当壁面が金属壁面１２である場合には、図２に示すように、上述の凹部１１に 配置させた磁石部材１３により後部片４を該壁面１２に密着固定することができ 、該当壁面が非金属壁面１４である場合には、図５に示すように、上述の凹部１ １に配置させた両面テープ部材１５により後部片４を該壁面１４に密着固定する ことができる。

【００２５】 一方、図６に示すように、上述のホルダ本体８の上部に設けたヘッド部１０に 対して長手方向の中央部に１個又は長手方向両サイドに各１個の吊り金具Ｂを配 設し、この吊り金具Ｂと、壁面１２，１４側に取付けた係止具２０とを利用して ホルダ本体８を壁面１２，１４に取付けることも可能である。ここで、上述の吊 り金具Ｂはヘッド部１０に対して挿脱可能に構成された金具本体２１と、この金 具本体２１の筒軸部２１ａに対して揺動自在に設けられた環状の係止リング２２ とを有する。

【００２６】 さらに、図７に示すように上端側が紙葉類ホルダ１で挟持された紙葉類Ａの下 端側を、塩化ビニル押出し成形品としてのロアホルダ２３で保持すべく構成して もよい。 このロアホルダ２３は底辺２４の前後に立設された前部片２５，および後部片 ２６と、これら各片２５，２６の上端に一体形成されて、上記各片２４，２５， ２６で囲繞された内部空間２７に対して紙葉類Ａの挿入端部を挿脱可能に支持す る前後の支持片２８，２９とを有し、かつ背面側に磁石部材１３もしくは両面テ ープ部材１５（図５参照）を択一的に配設する凹部３０を形成したものである。 このように、紙葉類Ａの上縁および下縁を紙葉類ホルダ１とロアホルダ２３とで 保持すると、紙葉類Ａの空調風などによる揺動を完全に防止することができる。

【００２７】 図８は紙葉類ホルダの他の実施例を示す断面図であって、先の図３で示した実 施例においては上部片２と凹部１１の上側開口部との間に所定高さｈを形成した が、図８に示すこの実施例の紙葉類ホルダ３１は上記高さｈ＝零に設定して、比 較的サイズの小さい紙葉類Ａを保持すべく構成したものである。 このように構成しても、先の実施例とほぼ同様の作用、効果を奏するので、図 ８において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する 。

【００２８】 以上要するに、紙葉類Ａをホルダ本体８の下側から挿入する場合、挿入すべき 紙葉類Ａの上端を下側空間部１７に位置させると、この紙葉類Ａの上端は下側空 間部１７により外方へ逃げないように案内され、かつ上記紙葉類Ａを上方へ押し 上げるとこの紙葉類Ａは上側空間部１６で案内されながら支持片６，７間の当接 部９を介して内部空間５に挿入され、紙葉類Ａの挿入後にあっては素材固有の弾 性力で前後の支持片６，７が紙葉類Ａを介して当接するので、支持片６，７間に 紙葉類Ａを挟持することができる。

【００２９】 このように上述の各支持片６，７間の当接部９直下に形成される空間部を、下 向きに開放し、かつ上下に連通するテーパ状の少なくとも２段の空間部（空間部 １６，１７参照）と成したので、紙葉類Ａを下側から容易に挿入することができ る効果がある。 また、上述の空間部を２段空間部１６，１７に設定したので、その構造の簡略 化を図ることができ、しかも上側空間部１６のテーパ開角が狭く、下側空間部１ ７のテーパ開角が広くなるように設定したので、次のような効果がある。

【００３０】 すなわち、テーパ開角が広い下側空間部１７により、挿入すべき紙葉類Ａの上 端が外方へ逃げないようにする比較的広い案内空間を確保することができ、テー パ開角が狭い上側空間部１６により、紙葉類Ａの上端を上述の当接部９からホル ダ本体８の内部空間５へ挿入する挿入案内性を向上させることができ、この結果 、紙葉類Ａを下側からより一層容易に挿入することができる効果がある。

【００３１】 さらに、上述のホルダ本体８の後部片４の背面に磁石部材１３もしくは両面テ ープ部材１５を択一的に配設する凹部１１を形成したので、この凹部１１に配設 される上述の磁石部材１３、両面テープ部材１５により、壁面が金属製もしくは 非金属製の何れであっても、ホルダ本体８を壁面に密着固定することができる効 果がある。このため、紙葉類Ａを吊下げたホルダ１，３１が空調風等により揺れ 動くのを防止することができる効果がある。

【００３２】 加えて、紙葉類ホルダ１，３１を合成樹脂たとえば塩化ビニルの押出し形成に より構成したので、この紙葉類ホルダ１，３１は押出し方向の断面形状が同一と なるので、長尺のホルダを所定の長さに切断することにより、各種紙葉類Ａのサ イズに適合したホルダを容易の得ることができる効果がある。

【００３３】 この考案の構成と、上述の実施例との対応において、 この考案の少なくとも２段の空間部は、実施例の上側空間部１６および下側空 間部１７に対応するも、 この考案は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の紙葉類ホルダの使用状態を示す斜視
図。

【図２】図１の要部の拡大断面図。

【図３】本考案の紙葉類ホルダ単体の拡大断面図。

【図４】図３の要部拡大断面図。

【図５】非金属壁面に対する取付状態を示す断面図。

【図６】吊り金具による壁面への取付状態を示す断面
図。

【図７】ロアホルダ兼用による壁面への取付状態を示す
断面図。

【図８】本考案の紙葉類ホルダの他の実施例を示す拡大
断面図。

【図９】従来の紙葉類ホルダを示す拡大断面図。

【図１０】従来の紙葉類ホルダの使用状態を示す斜視
図。

【図１１】従来の紙葉類ホルダの他の例を示す拡大断面
図。

【符号の説明】

２…上部片 ３…前部片 ４…後部片 ５…内部空間 ６，７…支持片 ８…ホルダ本体 ９…当接部 １１…凹部 １２…金属壁面 １３…磁石部材 １４…非金属壁面 １５…両面テープ部材 １６…上側空間部 １７…下側空間部 Ａ…紙葉類

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】上部片の前後に垂設された前部片および後
   部片と、上記前部片および後部片の下端に一体形成され
   せて、上記各片で囲繞された内部空間に対して紙葉類の
   挿入端部を挿脱可能に支持する前後の支持片とを有する
   ホルダ本体を構成し、上記前後の支持片を素材固有の弾
   性力で当接してなる紙葉類ホルダであって、上記各支持
   片間の当接部直下から前部片、後部片の下端にかけて下
   向きに開放し、かつ上下に連通するテーパ状の少なくと
   も２段の空間部が形成された紙葉類ホルダ。
2. 【請求項２】上記空間部を２段空間部に設定すると共
   に、この２段空間部は上側空間部のテーパ開角が狭く、
   下側空間部のテーパ開角が広くなるように設定した請求
   項１記載の紙葉類ホルダ。
3. 【請求項３】上記後部片の背面には、上記ホルダ本体を
   金属壁面に取付ける磁石部材と、上記ホルダ本体を非金
   属壁面に取付ける両面テープ部材とを択一的に配設する
   凹部が形成された請求項１もしくは２記載の紙葉類ホル
   ダ。
4. 【請求項４】合成樹脂の押出し成形により構成された請
   求項１，２もしくは３記載の紙葉類ホルダ。