JP3017402B2 - 電磁石 - Google Patents

電磁石

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JP3017402B2
JP3017402B2 JP6266586A JP26658694A JP3017402B2 JP 3017402 B2 JP3017402 B2 JP 3017402B2 JP 6266586 A JP6266586 A JP 6266586A JP 26658694 A JP26658694 A JP 26658694A JP 3017402 B2 JP3017402 B2 JP 3017402B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄心に嵌合された電磁
コイルの励磁作用によりアーマチュアを鉄心に吸引する
型式の電磁石に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電磁石として図5及び図
6に示すものがある。すなわち、磁性材により形成され
たヨーク100に立設された鉄心101には電磁コイル
102が嵌合され、ヨーク100の一側に折曲された屈
曲片103の端縁にはアーマチュア104を揺動自在に
保持する支点部105が形成されている。アーマチュア
104は、鉄心101の先端に形成された吸引面106
に対向する対向面107と、一端がヨーク100に係止
されたアーマチュアスプリング108の他端を保持する
スプリング掛け109とを有する。このような電磁石1
10では、アーマチュア104は対向面107が鉄心1
01の吸引面106から離反する方向にアーマチュアス
プリング108により付勢され、電磁コイル102を励
磁したときに吸引面106に吸引される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の電磁石110
は、鉄心101の吸引面106から離反する方向のアー
マチュア104の動き量を規制するものがないため、輸
送中或いは使用中に大きな振動を受けると、アーマチュ
ア104が支点部105から外れることがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ボビンに導線
を巻回してなる電磁コイル、この電磁コイルを貫通して
一端に吸引面を有する鉄心と、前記吸引面の近傍に形成
された支点部を有して前記鉄心の前記吸引面とは反対側
の端部に磁気的に結合されたヨーク、前記支点部に揺動
自在に当接される当接部と、この当接部から一方向に延
出されて前記吸引面に対向する対向面と、この対向面の
一部に形成された開口部と、前記当接部から他方向に延
出されたスプリング掛けとを有するアーマチュア、前記
ヨークと前記スプリング掛けとの間に張設されて前記吸
引面から前記対向面を離反させる方向に前記アーマチュ
アを付勢するアーマチュアスプリング、前記ボビンに弾
性的に屈撓自在に一体に形成されて前記開口部に所定の
突出長さをもって突出されるとともに前記開口部の前記
支点部から遠くなる方向の縁に当接するストッパ以上を
具備した電磁石である。
【0005】
【作用】アーマチュアがアーマチュアスプリングの付勢
力により鉄心の吸引面から離反する方向に変位する場
合、アーマチュアの開口部から突出するストッパに開口
部の縁が当接することにより、吸引面からのアーマチュ
アの離反角度が制限される。組立に際しては、ストッパ
を支点部側に屈撓させることにより、ストッパをアーマ
チュアの開口部から突出させることが可能となる。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図4に基づい
て説明する。ベース1に固定されたヨーク2には、図3
及び図4に示すように鉄心3が一体に形成されている。
この鉄心3の一端には吸引面4が形成されている。鉄心
3に嵌合された磁気コイル5は、絶縁材により形成され
たボビン6とこのボビン6に巻回された導線7とよりな
る。また、前記ヨーク2は前記鉄心3と平行な鉄片8を
有し、この鉄片8の中間部にはフック9が形成され、前
記吸引面4側の先端部には側方に折曲する折曲部10を
有するフック11が形成されている。このフック11の
基部にはアーマチュア12を揺動自在に保持する支点部
13が形成されている。
【0007】前記アーマチュア12の中間部には窓孔1
4が形成され、この窓孔14の縁に前記支点部13に当
接する当接部15が形成されている。さらに、アーマチ
ュア12は、当接部15を境として一方に延出されて前
記吸引面4に対向する対向面16と、反対側に延出され
たスプリング掛け17とを有する。このスプリング掛け
17と前記フック9とには、図1及び図2に示すように
アーマチュア12を前記吸引面4から離反する方向に付
勢するアーマチュアスプリング18が張設されている。
この場合、図3に示すように、アーマチュア12の当接
部15を支点部13に圧接させるために、アーマチュア
12に対する垂直線よりもθなる角度(実施例では3°
〜5°)をもってアーマチュアスプリング18の付勢力
Fがヨーク2の内方に向けて作用するように、アーマチ
ュアスプリング18の止着点が設定されている。
【0008】さらに、前記ボビン6のフランジ6aには
垂直方向に真っ直ぐに延出されたストッパである突片1
9が弾性的に屈撓するように一体に形成され、この突片
19を突出させるための開口部20が前記アーマチュア
12の前記対向面16に形成されている。そして、前記
開口部20の前記支点部13から遠くなる方向の一辺
と、アーマチュア12の吸引面4とは反対側の面とが交
わる一縁には、突片19との当接により吸引面4からの
対向面16の離反距離が制限される縁21が形成されて
いる。
【0009】次に、上述のように構成された電磁石22
の使用例について説明する。本実施例における使用例
は、図示しないがモータと負荷との間の動力伝達経路中
に設けられた摩擦クラッチの動作を制御する例として説
明する。摩擦クラッチは、図3に示すように、外周に爪
23を有するラチェット24と、モータに駆動される駆
動軸(図示せず)とを同軸上でクラッチスプリング(図
示せず)により連結し、アーマチュア12と爪23との
係合によりラチェット24の回転を禁止した状態では、
駆動軸上でクラッチスプリングをスリップさせて駆動軸
のみを回転させ、爪23からアーマチュア12を外した
ときに、駆動軸の回転をクラッチスプリングを介してラ
チェット24に伝達し、このラチェット24に連結され
た負荷を回転させる公知のものである。
【0010】このような構成において、図3に示すよう
に、吸引面4からアーマチュア12を離反させて摩擦ク
ラッチを切った状態でモータを回転させた場合では、ラ
チェット24は駆動軸とクラッチスプリングとの摩擦に
より時計方向の回転力を受けるが、そのトルクは弱い。
しかし、そのトルクはアーマチュア12を矢印A方向に
押圧する力として作用する。また、アーマチュア12は
アーマチュアスプリング18の付勢力Fから生ずる分力
によっても矢印A方向に押される。これにより、アーマ
チュア12は当接部15が支点部13に圧接され、スプ
リング掛け17の端部がラチェット24の外周に支えら
れた状態で安定する。また、アーマチュア12が矢印A
方向に押圧されるため、ボビン6の突片19と縁21と
の間に隙間dp(実施例では0.3mm〜0.5mm)が生
ずる。
【0011】この図3に示す状態から電磁コイル5を励
磁すると、アーマチュア12は支点部13を中心に回動
して対向面16が吸引面4に吸引される。このとき、突
片19と縁21との間に隙間dpが形成されているた
め、アーマチュア12は円滑に回動する。この動作によ
りラチェット24の爪23がアーマチュア12から解放
されるため、ラチェット24の回転が許容される。すな
わち、摩擦クラッチが動力伝達状態に維持される。
【0012】ラチェット24が一回転し終えるまでの間
には電磁コイル5への通電が遮断されるため、アーマチ
ュア12はアーマチュアスプリング18の付勢力Fによ
り吸引面4から離れる方向に回動して摩擦クラッチを動
力遮断状態に維持する。この場合、アーマチュア12は
アーマチュアスプリング18の付勢力Fにより急激に復
帰するため、ラチェット24の外周面に当接するスプリ
ング掛け17の端部を支点として瞬間的に支点部13か
ら浮き上がり、この浮き上がり動作時に、矢印A方向と
は反対の矢印B方向(図4参照)に変位する。この変位
量は、突片19と開口部20の縁21との当接により制
限される。このように、アーマチュア12がアーマチュ
アスプリング18の付勢力により鉄心3の吸引面4から
離反する方向する場合、突片19と開口部20の縁21
とが当接するため、吸引面4からのアーマチュア12の
離反角度が制限される。これにより、大きな振動を受け
たとしてもアーマチュア12の脱落を防止することがで
きる。さらに、図4に示すように、ラチェット24が一
回転するまでの間にアーマチュア12が矢印B方向に変
位しても、アーマチュア12の窓孔14とフック11の
折曲部10の先端とがdqなる重なり量(実施例では
0.3mm〜0.5mm)をもって重なるため、アーマチュ
アスプリング18の付勢力に抗する外力を受けた場合で
も、フック11からのアーマチュア12の脱落を防止す
ることができる。
【0013】そして、ラチェット24が一回転した状態
では、図3に示すように、ラチェット24の外周に当接
するアーマチュア12の端部を爪23が矢印A方向に押
圧する状態に維持される。
【0014】以上のように、吸引面4からのアーマチュ
ア12の離反距離を制限するストッパとしての突片19
は、アーマチュア12の開口部20の縁21に近接させ
る必要があるが、突片19はボビン6のフランジ6aか
ら垂直方向に真っ直ぐ延出されているため、図4に仮想
線をもって示すように、突片19を開口部20の内側に
δx程屈撓させることにより、ヨーク2へのアーマチュ
ア12の組立に際してアーマチュア12の開口部20と
突片19とを容易に嵌合させることができる。
【0015】
【発明の効果】本発明は、支点部に揺動自在に当接され
る当接部を境として一方に鉄心の吸引面に対向する対向
面が延出され他方にスプリング掛けが延出されたアーマ
チュアを設け、前記ヨークと前記スプリング掛けとの間
に前記吸引面からアーマチュアを離反させるアーマチュ
アスプリングを張設し、前記アーマチュアに形成した開
口部の前記支点部から遠くなる方向の縁に当接するスト
ッパを電磁コイルのボビンに一体に形成したので、アー
マチュアの開口部の縁とストッパとの当接により、部品
点数を増やすことなくヨークからのアーマチュアの脱落
を防止することができ、また、ストッパを屈撓自在とす
ることにより、組立に際しては、ストッパを屈撓させて
アーマチュアの開口部に容易に嵌合させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における電磁石を示す斜視図
である。
【図2】図1の電磁石の側面図である。
【図3】定位置で静止するラチェットと図1の電磁石の
アーマチュアとの関係を示す縦断側面図である。
【図4】回転中のラチェットと図1の電磁石のアーマチ
ュアとの関係を示す縦断側面図である。
【図5】従来の電磁石を示す斜視図である。
【図6】図5の電磁石の縦断側面図である。
【符号の説明】
2 ヨーク 3 鉄心 4 吸引面 5 電磁コイル 6 ボビン 7 導線 12 アーマチュア 13 支点部 15 当接部 16 対向面 17 スプリング掛け 18 アーマチュアスプリング 19 ストッパ 20 開口部 21 開口部の縁

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボビンに導線を巻回してなる電磁コイ
    ル、 この電磁コイルを貫通して一端に吸引面を有する鉄心
    と、前記吸引面の近傍に形成された支点部を有して前記
    鉄心の前記吸引面とは反対側の端部に磁気的に結合され
    たヨーク、 前記支点部に揺動自在に当接される当接部と、この当接
    部から一方向に延出されて前記吸引面に対向する対向面
    と、この対向面の一部に形成された開口部と、前記当接
    部から他方向に延出されたスプリング掛けとを有するア
    ーマチュア、 前記ヨークと前記スプリング掛けとの間に張設されて前
    記吸引面から前記対向面を離反させる方向に前記アーマ
    チュアを付勢するアーマチュアスプリング、 前記ボビンに弾性的に屈撓自在に一体に形成されて前記
    開口部に所定の突出長さをもって突出されるとともに前
    記開口部の前記支点部から遠くなる方向の縁に当接する
    ストッパ、 以上を具備したことを特徴とする電磁石。
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