JP3017071U

JP3017071U - ウインドウオッシャー液噴射ノズルのついたワイパー

Info

Publication number: JP3017071U
Application number: JP1995004986U
Authority: JP
Inventors: 敏雄鈴木
Original assignee: 敏雄鈴木
Priority date: 1995-04-17
Filing date: 1995-04-17
Publication date: 1995-10-17
Anticipated expiration: 2001-04-17

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】ウインドウオッシャー液噴射ノズルをワイパ
ー本体に取り付けることにより、動く軌跡上をウインド
ウオッシャー液噴射ノズルも動く、したがって、ウイン
ドガラス表面全体にウインドウオッシャー液が吹き掛か
る。【構成】図３のウインドウオッシャー液噴射ノズルが
図２のワイパー本体の中に入っている。それが図１であ
る。中空パイプ１の下部は、ワイパー回転軸７を通って
ウインドウオッシャー液容器へとつながっている。中空
パイプ１の上部に中空パイプ２を設ける。中空パイプ２
の両先端から一定間隔にウインドウオッシャー液噴射ノ
ズル３が設けてあり、また先端には小さな穴があいてい
る。ウインドウオッシャー液中空パイプは、ウインドウ
オッシャー液容器からワイパー回転軸７を通って、中空
パイプ１、中空パイプ２、ウインドウオッシャー液噴射
ノズル３へとつながり、中が中空になる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、ワイパー本体にウインドウオッシャー液噴射ノズルを組み込んたワイパーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、車のウインドガラスが塵やホコリ等で汚れ視界が悪くなった時、ボンネット上に取り付けてあるウインドウオッシャー液噴射ノズルからウインドガラス表面の一定箇所に、ウインドウオッシャー液を吹き掛け、ワイパーを作動させてウインドガラス表面をきれいにして視界を良くしていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

したがって、これには次のような欠点があった。（イ）ウインドウオッシャー液が、いつも決まった位置にしか吹き掛からない。（ロ）ウインドガラス表面に、ウインドウオッシャー液が吹き掛かる所と、吹き掛からない所ができるのでワイパーを作動させた時、塵やホコリ等でウインドガラス表面に傷がつきやすい。（ハ）ウインドガラス表面が極度に汚れている時、ウインドガラス表面にウインドウオッシャー液を吹き掛け、ワイパーを作動させても仲々視界が良くならず、運転中にこの動作を行なうと運転に支障をきたすことがある。本考案は、これらの欠点を除くためになされたものである。

【０００４】

【問題を解決するための手段】これを図面について説明すれば、図３のウインドウオッシャー液噴射ノズルが、図２のワイパー本体の中に入っている。それが図１である。中空パイプ（１）の下部は、ワイパー回転軸（７）からウインドウオッシャー液容器へとつながっている。また、中空パイプ（１）の上部は中空パイプ（２）へとつながっていて、その中空パイプ（２）の両先端から一定間隔にウインドウオッシャー液噴射ノズル（３）が設けてある。ウインドウオッシャー液噴射ノズル（３）の先端には穴（４）があいている。本考案は、以上のような構成からなる、ウインドウオッシャー液噴射ノズルのついたワイパーである。

【０００５】

【作用】

ウインドウオッシャー液噴射ノズル（３）が、ワイパーゴム（５）上部に取り付けてあるので、ワイパーが作動した時、ワイパーが動く軌跡上をウインドウオッシャー液噴射ノズル（３）も動くことになる。したがって、ウインドウオッシャー液が、ウインドウオッシャー液噴射ノズル（３）から弧をえがくようにウインドガラス表面に吹き掛かる。

【０００６】

【実施例】

ウインドガラス表面が、塵やホコリ等で汚れた時にワイパーを作動させる。ワイパーが作動すると同時にウインドウオッシャー液は、ウインドウオッシャー液容器から中空パイプ（１）を通って、中空パイプ（２）のウインドウオッシャー液噴射ノズル（３）の先端の穴（４）から、ワイパーが進む方向のワイパーゴム（５）前面のウインドガラス表面に、シャワーのように吹き掛かり続ける。吹き掛かり続けるのは、ワイパーがウインドガラス表面を往復する間の「往」の状態の時だけで「復」の時は、ウインドウオッシャー液は、ウインドガラス表面には吹き掛からない。ワイパーが「往」「復」「往」「復」を繰り返すことにより、ウインドガラス表面の汚れは取り除かれきれいになる。また、ワイパーを作動させるスイッチを切り替えることにより、ウインドウオッシャー液噴射ノズルから吹き出すウインドウオッシャー液は「霧状になったり」「シャワー状になったり」「水柱状になったり」調整することができる。

【０００７】

【考案の効果】

本考案は、以上のような構造で、ウインドウオッシャー液が、ウインドガラス表面に吹き掛かり、塵やホコリを包み込むようにして洗い流すので、ウインドガラス表面に傷がつきにくくなるし、ウインドウオッシャー液の吹き掛かったウインドガラス表面を、ワイパーゴム（５）がこすって、付着した塵やホコリやウインドウオッシャー液を取り除くので、ウインドガラス表面の視界が素早く良くなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のワイパー内部透視図である。

【図２】従来のワイパー平面図である。

【図３】本考案のウインドウオッシャー液噴射ノ
ズルの平面図である。

【符号の説明】

１中空パイプ２中空パイプ３ウインドウオッシャー液噴射ノズル４先端の穴５ワイパーゴム６ワイパー本体７ワイパー回転軸

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】ワイパー本体の中にウインドウオッシャ
ー液噴射ノズルを組み込んだワイパー