JP3016935U - 空調用角筒ダクトの低圧損型消音器具 - Google Patents

空調用角筒ダクトの低圧損型消音器具

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JP3016935U
JP3016935U JP1995004817U JP481795U JP3016935U JP 3016935 U JP3016935 U JP 3016935U JP 1995004817 U JP1995004817 U JP 1995004817U JP 481795 U JP481795 U JP 481795U JP 3016935 U JP3016935 U JP 3016935U
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JP1995004817U
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Inventor
潔 松浦
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ナイガイ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 角筒ダクト用消音器のパーツ商品化と、翼型
の吸音体定着のシンプル構成で経済的な一対組器具の消
音ブロック提供で、既存ダクト内の後付けも簡便にし、
消音性能を抜群とし、ダクト容量に応じた設置バリエー
ションを簡単可能にし、設置作業能率良く施工費を安く
する。 【構成】 角筒ダクト内に設置する大きさの一対のコ字
状のフレーム1,1’の各側板2,2’内面に吸音材で
形成した翼型の吸音体3,3’を定着し、該フレーム部
分をダクトへのビス止め部として、ダクト内周に対向嵌
着させる一組の消音ブロック4,4’とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、空調用角筒ダクトから発生する空調装置の送風騒音を消音させるダ クト内部に取り付ける消音器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、空調用の角筒ダクトからの発生音の消音器としては、そのダクト内周に 対し単に吸音性シートを積層貼装施工して吸音内周層を設けるだけであったり、 或は、吸音板組立てに係る吹出口用の特殊構成の別個の気密消音ボックスを介在 させて、その箱にダクト連結をして、気密消音箱内での吸音力を利用して消音を 図っている(例えば、実公平4−51307号公報,同4−51309号公報参 照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記の従来の消音器は、前者の単なる吸音性シートの貼装内周層の形成の場合 は、図8の従来の吸音性シート貼装部の拡大断面図の通り、吸音力を高めて消音 性能の向上を図るには、角筒ダクトDの内周に貼る吸音性シート層Sを非常に分 厚く広範囲に貼ることになるために、貼装コストが高く付くし、そのシート部分 の開口が非常に狭路になって、その狭路内の気流量が減衰するし、更に該シート 層Sの両端はダクト壁と高い直角段差面L,L’になるから、該層Sの厚みに比 例して、矢印の気流は直角段差に対する衝突抵抗のもとに圧力損失は非常に大き くなると共に段差個所に渦流K,K’が発生して、気流は、著しく阻害されて不 正常な乱気流になってしまい、前記の気流量の減衰と相乗して、空調装置Eの送 風機に過大な負荷を与えて送風機騒音が増大し、シート吸音力を超えて消音力は 低下してしまうし、且つ又、既存設置のダクト内周に貼る施工作業は容易ではな く、一層施工コストが高く付いて不経済である欠点があり、
【0004】 又、後者の別個の特殊な気密消音ボックス介在は、箱付設の分だけ広い取り付 けスペースを要するし、前者よりは消音性能は期待できるが、機構複雑で箱コス トが高く付き、広い設置スペースの必要で設備コストが高くなる欠点がる。
【0005】 本考案は、上記従来欠点に鑑み、 1.角筒ダクト用消音器を、シンプル構成で安価量産製造が簡単であり且つ新製 ダクトの製作でも既存設置ダクト内に対する後付けでも、筒内部に対する取り付 け作業が非常に能率良く簡便,重宝に行えるピース部材の組のパーツ商品化する こと、 2.購買需要性,安価経済性に富み、低圧力損失での正常気流が確実となって、 抜群の消音性能が保障されるシンプル構成の低圧損型消音器となる消音ブロック の組器具提供と、 3.ダクト容量に応じて、低圧力損失による気流量の減衰防止に適する設置個所 変更調整の並びに多岐の組み合わせ設置バリエーションが簡単可能にできて、施 工費が安い便利重宝な低圧損型消音器となる消音ブロックの組器具提供する。こ とを目的とする。
【0006】
【課題を解決する手段】
角筒ダクト内径巾で消音器ピース部材となる長さの一対のコ字状のフレームの 各側板の内面長手方向に、グラスウールを主とする吸音材をもって翼型スロープ 曲面に形成してなる翼型形状の吸音体を定着し、該フレーム部分をダクトに対す るビス止め部として、ダクト内周に該吸音体の下降スロ−プを風下に向けて対向 嵌着配置させる一組の消音ブロックとする。
【0007】
【作 用】
側板に定着した翼型形状の吸音体は、両端に直角段差壁がない翼型スロープ曲 面の流線面が気流の衝突抵抗を消滅させて圧力損失を非常に抑えて減少させて乱 流の要因となる渦流を発生させない。
【0008】 且つ又、翼型形状の吸音体は、その配置個所の開口流路が下降スロープにより 風下に向って漸次拡大の広路となるので、流路部の気流減衰量を少なくさせ、正 常気流のもとに空調装置の送風機負荷を軽減させて送風機騒音を低くさせ、吸音 体の充分な厚みによる高い吸音性と複合して消音効率を著大に高める。
【0009】 消音ブロックの組単位のピース体は、ダクト容量に応じて、ダクト内に対する 設置個所変更調節と組み合わせバリエーション設置を容易にする。
【0010】
【実 施 例】
本考案の実施例は、図1乃至図7に示す。 それは、各種の空調装置Eの角筒ダクトDの内径巾で消音器ピース部材となる 長さで互いに向き合う一対のコ字状のフレーム1,1’の各側板2,2’の内面 長手方向に対して、吸音材をもって翼型スロープ曲面に形成してなる翼型形成の 吸音体3,3’を定着し、該フレーム1,1’の上下板部に、該ダクトDの上下 対面の所定取り付け個所に設けられたビス穴H’に対応するビス穴Hを設けて、 ダクト内周の両側対面に吸音体3,3’の降下スロープを風下に向けて対向嵌着 配置させる一組の消音ブロック4,4’を構成する。
【0011】 上記フレーム1,1’は、金属或は樹脂成型で作成する。そして、該フレーム に定着する上記吸音体3,3’は、図3のように、グラスウールを翼型形状に積 層プレスした加工体として、該側板2,2’に接着或は鋲着での定着或は図2の ように、前記の翼型形状にした加工体の外周をパンチメタルPでカバーして、該 メタルPの周縁部を鋲着して定着する態様で、吸音材は、グラスウールを主とす るが、その他の吸音効率が良い同効材を代替採用できて限定されない。 なお、該吸音体3,3’の定着構成は、必要により、図2のように、翼型の形 崩れ防止用の補強リブR,R’を付設する設計の場合もある。
【0012】 一組の消音ブロック4,4’は、互いに該吸音体3,3’の降下スロープを風 下に向けた状態で、筒内周の所定対面設置個所に対し、対応のビス穴H、H’を 合わせてビス止めで取り付け、下記の適切多岐な組み合わせ設置バリエーション で使用に供される。
【0013】 該ブロック4,4’の設置バリエーションは、設置個所は主に筒内の両側であ るが上下対面でもよく、該フレーム1,1’は、それら対面に対する内径巾で作 成され、一組単位の一個所或は又間隔をおく複数個所の設置も対象であり、複数 設置の場合は組単位で両側と上下の交互組み合わせ配置や、場合によっては、互 いに吸音体3,3’を背中合わせの対称形態とする抱き合わせ状態にして筒内中 央部位置に配置させる組み合わせ(図7参照)等の多岐の設置バリエーションが 採用でき、所定設置個所は、ダクト容量に応じた減音量や圧力損失の調整設計の もとに最適個所の決定,変更がなされる。なお、図6のように吸気筒側の内部設 置も対象になる。
【0014】 上記の本考案の吸音ブロック4,4’は、消音器具の組単位の一対のピース部 材として、ダクト内に上記態様で設置されると、各翼型の吸音体3,3が風下に 向いた流線の翼型スロープ曲面で両端が直角段差壁ではないため、気流の衝突抵 抗による圧力損失を著しく減少させるし、流線面の下降スロープに沿う気流は、 渦流発生の乱気流が起らず正常気流となり、更に下降スロープは風下に向って漸 次拡大の広い開口路になるから、常時気流量が正常に調整されたスムースな流れ になって、空調装置Eの送風機に過大負荷の悪影響を与えないから、送風機騒音 の消音効率を非常に高くし、その上、翼型の吸音体3,3’は充分な厚みによる 吸音の消音性能が良いから、送風機騒音の消音効率と複合して抜群の消音性能を 確実にする。(図6−図7参照)
【0015】 従って、組単位の消音ブロック4,4’は、ダクト容量に応じる前記の適切な 設置個所の変更調節並びに組み合わせ設置バリエーション使用が容易可能になり 、便利重宝な低圧損型消音器具となって提供される。
【0016】
【考案の効果】
以上により、本考案は、 1.角筒ダクト用消音器を、シンプル構成で安価量産製造が簡単で且つ新製ダク トの製作でも既存設置ダクトに対する後付けの場合でも、筒内部に対する取り付 け作業が非常に能率良く簡便,重宝に行えるピース部材の組単位の安いパーツ商 品化できて便利である。 2.翼型形状の消音体3,3’で、送風機騒音の消音効率に複合して充分な厚み での強力な吸音による消音性能が抜群の低圧損型消音器具となる。 3.購買需要性,安価経済性が高く、低圧力損失での正常気流が確実であって、 抜群の消音性能が保障されたシンプル構成の設置便利な消音ブロックの組器具が 提供できて便利である。 4.ダクト容量に応じて、低圧力損失による気流量の減衰防止に適応する設置個 所変更調整の設計施工並びに多岐の組み合わせ設置バリエーションが簡単に行え る非常に設置簡便で施工コストが安くて済む実用性,便利経済性が高い低圧損型 消音器となる消音ブロックの組器具提供となって、空調業者にとって非常に取扱 い便利な必需パーツ商品となる。 等の多大な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案品の斜視図
【図2】図1のA−B線の拡大断面図
【図3】消音ブロックの他の構成例の拡大断面図
【図4】本案品の設置態様の断面図
【図5】他の設置例の断面図
【図6】空調装置のダクト内に対する設置例の概念図
【図7】ダクトに対する複数配置例の概念図
【図8】従来の欠点を示す拡大概念図
【符号の説明】
D・・・・・・・・・・角筒ダクト 1,1’・・・・・・・コ字状のフレーム 2,2・・・・・・・・側板 3,3’・・・・・・・翼型形状の吸音体 4,4’・・・・・・・消音ブロック

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】空調用の角筒ダクトD内径巾で消音器ピー
    ス部材となる長さの一対のコ字状のフレーム1,1’の
    各側板2,2’の内面長手方向に、グラスウールを主と
    する吸音材をもって翼型スロープ曲面に形成してなる翼
    型形状の吸音体3,3’を定着し、該フレーム1,1’
    部分を該ダクトDに対するビス止め部として、ダクト内
    周に該吸音体3,3’の降下スロープを風下に向けて対
    向嵌着配置させる一組の消音ブロック4,4’としてな
    る空調用角筒ダクトの低圧損型消音器具。
JP1995004817U 1995-04-12 1995-04-12 空調用角筒ダクトの低圧損型消音器具 Expired - Lifetime JP3016935U (ja)

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