JP3016356B2 - 脱水乾燥洗濯機 - Google Patents
脱水乾燥洗濯機Info
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- JP3016356B2 JP3016356B2 JP8038855A JP3885596A JP3016356B2 JP 3016356 B2 JP3016356 B2 JP 3016356B2 JP 8038855 A JP8038855 A JP 8038855A JP 3885596 A JP3885596 A JP 3885596A JP 3016356 B2 JP3016356 B2 JP 3016356B2
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- Japan
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- laundry
- tub
- laundry storage
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- ring
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯物を洗濯し脱
水した後に乾燥させることができる脱水乾燥洗濯機に関
するものである。
水した後に乾燥させることができる脱水乾燥洗濯機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、洗濯物を洗濯し脱水した後に
乾燥させることができる脱水乾燥洗濯機が市販されてい
る。この脱水乾燥洗濯機は、洗濯槽内に設けられたプロ
ペラを回転させることにより洗濯を行うタイプの他に、
特開平2−255187号公報,特開平3−18889
5号公報又は特公平7−61392号公報に開示されて
いるものがある。これらの公報に記載された洗濯機は、
何れも洗濯槽内にドラムが回転可能に収納され、このド
ラムの中に洗濯物を投入して洗濯,脱水及び乾燥を行う
タイプである。
乾燥させることができる脱水乾燥洗濯機が市販されてい
る。この脱水乾燥洗濯機は、洗濯槽内に設けられたプロ
ペラを回転させることにより洗濯を行うタイプの他に、
特開平2−255187号公報,特開平3−18889
5号公報又は特公平7−61392号公報に開示されて
いるものがある。これらの公報に記載された洗濯機は、
何れも洗濯槽内にドラムが回転可能に収納され、このド
ラムの中に洗濯物を投入して洗濯,脱水及び乾燥を行う
タイプである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の洗濯機、例えば、前記プロペラを回転させるこ
とにより洗濯を行うタイプの洗濯機では、該プロペラの
回転により洗濯物が捩れてしまうため、1つの洗濯槽で
洗濯,脱水を行うと、洗濯物がシワになりやすく、大切
な衣類等に損傷を与える可能性が高い。また、このよう
に捩れた状態で乾燥させようとしても、効率良く乾燥さ
せることができない。また、洗濯槽の中に大量の洗濯物
を投入すると、洗濯物が回転しなくなり、均一に洗濯す
ることができない。
た従来の洗濯機、例えば、前記プロペラを回転させるこ
とにより洗濯を行うタイプの洗濯機では、該プロペラの
回転により洗濯物が捩れてしまうため、1つの洗濯槽で
洗濯,脱水を行うと、洗濯物がシワになりやすく、大切
な衣類等に損傷を与える可能性が高い。また、このよう
に捩れた状態で乾燥させようとしても、効率良く乾燥さ
せることができない。また、洗濯槽の中に大量の洗濯物
を投入すると、洗濯物が回転しなくなり、均一に洗濯す
ることができない。
【0004】また、洗濯槽内にドラムが回転可能に収納
され、このドラムの中に洗濯物を投入して洗濯,脱水及
び乾燥を行うタイプの洗濯機であっても、各種の洗濯物
が一度に投入されて使用されることから、例えば、靴下
と下着とシャツ等を別々に分類して洗濯することはでき
ず、このように分類して洗濯しようとすれば、それぞれ
をネット等に収納して洗濯を行う必要がある。
され、このドラムの中に洗濯物を投入して洗濯,脱水及
び乾燥を行うタイプの洗濯機であっても、各種の洗濯物
が一度に投入されて使用されることから、例えば、靴下
と下着とシャツ等を別々に分類して洗濯することはでき
ず、このように分類して洗濯しようとすれば、それぞれ
をネット等に収納して洗濯を行う必要がある。
【0005】そこで、本発明は、上述した従来の洗濯機
が有する種々の課題を解決するために提案されたもので
あって、洗濯物が捩れてシワになることがなく、また或
る程度大量の洗濯物を投入しても均一に洗濯することが
でき、さらに、洗濯物を分類して洗濯することができる
脱水乾燥洗濯機を提供することを目的とするものであ
る。
が有する種々の課題を解決するために提案されたもので
あって、洗濯物が捩れてシワになることがなく、また或
る程度大量の洗濯物を投入しても均一に洗濯することが
でき、さらに、洗濯物を分類して洗濯することができる
脱水乾燥洗濯機を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために提案されたものであって、第1の発明(請
求項1記載の発明)は、内部に洗濯物等が収容される収
容部が形成された外槽と、この外槽内に回転可能に収納
され洗濯水又は気体が流通する多数の孔が形成された筒
状部と、この筒状部から放射状に形成され内部に洗濯水
又は気体が流通する複数の洗濯物収納スペースとが形成
されてなる洗濯物収納槽と、この洗濯物収納槽内に取り
付けられ洗濯物が吊り下げられたハンガーと、上記洗濯
物収納槽を回転駆動させる回転駆動装置と、上記洗濯物
収納槽を構成する筒状部内に空気を流入させる熱風送風
機と、を備え、上記洗濯物収納槽には、上記ハンガーの
上端と係止する上端側係合部と、ハンガーの下端と係合
する下端側係合部が形成されてなり、上記ハンガーの上
端には、上記上端側係合部に係合する円弧状部が形成さ
れ、該ハンガーの下端には上記下端側係合部に係合する
円弧状部が形成されてなることを特徴とするものであ
る。
成するために提案されたものであって、第1の発明(請
求項1記載の発明)は、内部に洗濯物等が収容される収
容部が形成された外槽と、この外槽内に回転可能に収納
され洗濯水又は気体が流通する多数の孔が形成された筒
状部と、この筒状部から放射状に形成され内部に洗濯水
又は気体が流通する複数の洗濯物収納スペースとが形成
されてなる洗濯物収納槽と、この洗濯物収納槽内に取り
付けられ洗濯物が吊り下げられたハンガーと、上記洗濯
物収納槽を回転駆動させる回転駆動装置と、上記洗濯物
収納槽を構成する筒状部内に空気を流入させる熱風送風
機と、を備え、上記洗濯物収納槽には、上記ハンガーの
上端と係止する上端側係合部と、ハンガーの下端と係合
する下端側係合部が形成されてなり、上記ハンガーの上
端には、上記上端側係合部に係合する円弧状部が形成さ
れ、該ハンガーの下端には上記下端側係合部に係合する
円弧状部が形成されてなることを特徴とするものであ
る。
【0007】 また、第2の発明(請求項2記載の発
明)は、上記第1の発明において、前記上端側係合部の
一端側は、支軸を介して回動操作可能とされてなること
を特徴とするものである。
明)は、上記第1の発明において、前記上端側係合部の
一端側は、支軸を介して回動操作可能とされてなること
を特徴とするものである。
【0008】 また、第3の発明(請求項3記載の発
明)は、上方に開口が形成され内部に洗濯物等が収容さ
れる収容部が形成された外槽と、この外槽内に回転可能
に収納され、内部に洗濯水又は気体が流通する複数の洗
濯物収納スペースとが形成されてなるとともに洗濯物の
投入方向とは直交する方向に回転軸を有してなる洗濯物
収納槽と、この洗濯物収納槽を回転駆動させる回転駆動
装置と、上記洗濯物収納槽を構成する筒状部内に空気を
流入させる熱風送風機と、を有してなるとともに、上記
洗濯物収納槽は、前記洗濯水又は気体が流通する多数の
孔が形成された筒状部と、この筒状部を基端として放射
状に形成されコ字状又は長方形状となされた複数の仕切
りフレームと、これらの仕切りフレームの先端に形成さ
れた第1の角部に固定された第1のリング状フレーム
と、上記仕切りフレームの先端に形成された第2の角部
に固定され上記第1のリング状フレームと同一の径を有
してなる第2のリング状フレームと、上記仕切りフレー
ムに固定された仕切りネットと、上記各仕切りフレーム
に一端が回動可能に取り付けられてなる蓋フレームと、
これら各蓋フレームに固定されてなる蓋用ネットと、上
記第1のリング状フレームから前記筒状部の外周面に亘
って固定された円形状の左側ネットと、上記第2のリン
グ状フレームから前記筒状部の外周面に亘って固定され
た円形状の右側ネットと、を備え、上記仕切りネットと
蓋用ネットと左側ネットと右側ネットとにより前記洗濯
物収納スペースが形成されてなることを特徴とするもの
である。
明)は、上方に開口が形成され内部に洗濯物等が収容さ
れる収容部が形成された外槽と、この外槽内に回転可能
に収納され、内部に洗濯水又は気体が流通する複数の洗
濯物収納スペースとが形成されてなるとともに洗濯物の
投入方向とは直交する方向に回転軸を有してなる洗濯物
収納槽と、この洗濯物収納槽を回転駆動させる回転駆動
装置と、上記洗濯物収納槽を構成する筒状部内に空気を
流入させる熱風送風機と、を有してなるとともに、上記
洗濯物収納槽は、前記洗濯水又は気体が流通する多数の
孔が形成された筒状部と、この筒状部を基端として放射
状に形成されコ字状又は長方形状となされた複数の仕切
りフレームと、これらの仕切りフレームの先端に形成さ
れた第1の角部に固定された第1のリング状フレーム
と、上記仕切りフレームの先端に形成された第2の角部
に固定され上記第1のリング状フレームと同一の径を有
してなる第2のリング状フレームと、上記仕切りフレー
ムに固定された仕切りネットと、上記各仕切りフレーム
に一端が回動可能に取り付けられてなる蓋フレームと、
これら各蓋フレームに固定されてなる蓋用ネットと、上
記第1のリング状フレームから前記筒状部の外周面に亘
って固定された円形状の左側ネットと、上記第2のリン
グ状フレームから前記筒状部の外周面に亘って固定され
た円形状の右側ネットと、を備え、上記仕切りネットと
蓋用ネットと左側ネットと右側ネットとにより前記洗濯
物収納スペースが形成されてなることを特徴とするもの
である。
【0009】
【0010】
【0011】
【発明の実施の態様】以下、本発明の実施の態様に係る
脱水乾燥洗濯機について、図面を参照しながら詳細に説
明する。先ず、第1の実施の態様に係る脱水乾燥洗濯機
について説明する。
脱水乾燥洗濯機について、図面を参照しながら詳細に説
明する。先ず、第1の実施の態様に係る脱水乾燥洗濯機
について説明する。
【0012】この脱水乾燥洗濯機1は、図1に示すよう
に、外槽2内に、洗濯物収納槽3が設けられている。こ
の外槽2は、略円筒状に成形されてなるものであって、
上端側には図示しない水道に取り付けられたホースが固
定される注水口2aが形成され、また底面には、この外
槽2内の洗濯水を外部に排出するためのものであって、
図示しない操作ボタン又はスイッチにより開閉部材を介
して開閉自在となされた排水口2bが形成されている。
そして、この外槽2の上方には、洗濯物を投入するため
の開口が形成され、この開口は、着脱可能とされてなる
とともに、排気口4a,4bと中心に位置してなる円形
状の開口4cとが形成された開閉蓋4により閉塞されて
いる。なお、上記開口4cには、熱風送風機5とこの脱
水乾燥洗濯機1とを接続するフレキシブルパイプ5aが
着脱可能に固定されている。また、この開閉蓋4の中央
下面であって、上記開口4cに対応した部位には、筒状
部4dが形成され、この筒状部4dの内周面には、一方
のベアリング4eが取り付けられている。また、上記外
槽2の下方には、後で詳細に説明する洗濯物収納槽3を
所定の回転数で回転させる回転駆動装置としてのモータ
6が設けられており、このモータ6の駆動軸6aには、
上記洗濯物収納槽3が固定されている。
に、外槽2内に、洗濯物収納槽3が設けられている。こ
の外槽2は、略円筒状に成形されてなるものであって、
上端側には図示しない水道に取り付けられたホースが固
定される注水口2aが形成され、また底面には、この外
槽2内の洗濯水を外部に排出するためのものであって、
図示しない操作ボタン又はスイッチにより開閉部材を介
して開閉自在となされた排水口2bが形成されている。
そして、この外槽2の上方には、洗濯物を投入するため
の開口が形成され、この開口は、着脱可能とされてなる
とともに、排気口4a,4bと中心に位置してなる円形
状の開口4cとが形成された開閉蓋4により閉塞されて
いる。なお、上記開口4cには、熱風送風機5とこの脱
水乾燥洗濯機1とを接続するフレキシブルパイプ5aが
着脱可能に固定されている。また、この開閉蓋4の中央
下面であって、上記開口4cに対応した部位には、筒状
部4dが形成され、この筒状部4dの内周面には、一方
のベアリング4eが取り付けられている。また、上記外
槽2の下方には、後で詳細に説明する洗濯物収納槽3を
所定の回転数で回転させる回転駆動装置としてのモータ
6が設けられており、このモータ6の駆動軸6aには、
上記洗濯物収納槽3が固定されている。
【0013】そして、上記洗濯物収納槽3は、図1及び
図2に示すように、全体形状が略円筒状に成形されてお
り、中心に形成され円筒状に成形されてなるとともに多
数の貫通孔7aが穿設されてなる円筒部7と、この円筒
部7を中心に放射状に形成された第1乃至第8の仕切り
フレーム8・・・15(図2参照)とを備えている。上
記円筒部7の上端は、上記開閉蓋4の中央に形成された
開口4c内に挿通され、該筒状体7の上端側外周であっ
て、前記一方のベアリング4eに対応した部位には、他
方のベアリング7bが取り付けられている。また、上記
第1乃至第8の仕切りフレーム8・・・15は、それぞ
れコ字状又は長方形状に成形されてなる枠体であり、こ
れらの仕切りフレーム8・・・15には、それぞれ仕切
りネット16が取り付けられている。また、上記各仕切
りフレーム8・・・15の上端角部には、上記円筒部7
と同一の中心を有する上端側リング状フレーム17が固
定され、また、上記各仕切りフレーム8・・・15の下
端角部には、上記円筒部7と同一の中心を有するととも
に上記上端側リング状フレーム17と同じ形状となされ
た下端側リング状フレーム18が固定されている。そし
て、上記上端側リング状フレーム17から下端側リング
状フレーム18には、この洗濯物収納槽3の外側を周回
り方向に閉塞する外周ネット19が固定されている。ま
た、上記下端側リング状フレーム18から前記円筒部7
の外周面には、円形状の底部ネット20が固定されてい
る。すなわち、この洗濯物収納槽3は、上記それぞれの
仕切りネット16と外周ネット19と底部ネット20と
により、洗濯物が収納される8つの洗濯物収納スペース
が形成されている。
図2に示すように、全体形状が略円筒状に成形されてお
り、中心に形成され円筒状に成形されてなるとともに多
数の貫通孔7aが穿設されてなる円筒部7と、この円筒
部7を中心に放射状に形成された第1乃至第8の仕切り
フレーム8・・・15(図2参照)とを備えている。上
記円筒部7の上端は、上記開閉蓋4の中央に形成された
開口4c内に挿通され、該筒状体7の上端側外周であっ
て、前記一方のベアリング4eに対応した部位には、他
方のベアリング7bが取り付けられている。また、上記
第1乃至第8の仕切りフレーム8・・・15は、それぞ
れコ字状又は長方形状に成形されてなる枠体であり、こ
れらの仕切りフレーム8・・・15には、それぞれ仕切
りネット16が取り付けられている。また、上記各仕切
りフレーム8・・・15の上端角部には、上記円筒部7
と同一の中心を有する上端側リング状フレーム17が固
定され、また、上記各仕切りフレーム8・・・15の下
端角部には、上記円筒部7と同一の中心を有するととも
に上記上端側リング状フレーム17と同じ形状となされ
た下端側リング状フレーム18が固定されている。そし
て、上記上端側リング状フレーム17から下端側リング
状フレーム18には、この洗濯物収納槽3の外側を周回
り方向に閉塞する外周ネット19が固定されている。ま
た、上記下端側リング状フレーム18から前記円筒部7
の外周面には、円形状の底部ネット20が固定されてい
る。すなわち、この洗濯物収納槽3は、上記それぞれの
仕切りネット16と外周ネット19と底部ネット20と
により、洗濯物が収納される8つの洗濯物収納スペース
が形成されている。
【0014】なお、この洗濯物収納槽3を構成する上記
第1乃至第8の各仕切りフレーム8・・・15の上端に
は、後述するハンガーの上端が係止される第1乃至第8
の係止部材(本発明を構成する上端側係合部)21・・
・28が取り付けられている。上記第1乃至第8の係止
部材21・・・28は、図4に示す第1の係止部材21
のように、やや円弧状に成形されており、一端側は、前
記第1の仕切りフレーム8の上端に固定された左側支持
片30と右側支持片31とに挾持されてなるとともに該
左側支持片30から右側支持片31に亘って固定された
支軸32を介して回動操作可能とされている。一方、上
記第1の係止部材21の他端側は、第1の仕切りフレー
ム8に隣合う第2の仕切りフレーム9の上端に固定され
鉄又はアルミニウム等の金属又は合成樹脂により成形さ
れた左側挾持片34と右側挾持片35とにより挾持され
ている。なお、これらの係止部材21・・・28の他端
側の外周面には、第1の係止部材21のように、円弧状
部21aが形成されている一方、内周側には平面部21
bが形成されている。そして、上記左側挾持片34は上
端に傾斜してなるガイド部34aが形成され中央部は平
面とされている一方、上記右側挾持片35の上端はガイ
ド部35aが形成されてなるとともに中央部には、上記
円弧状部21aの形状に対応した円弧状部35bが形成
されている。また、これら第1乃至第8の係止部材21
・・・28の中央には、図3に示すように、後述するハ
ンガーの上端が係止され該第1乃至第8の係止部材21
・・・28の両端側に該ハンガーが移動するのを防止す
るために太径部21c,21d・・・28c,28dが
それぞれ形成されている。また、上記洗濯物収納槽3の
下面には、図5に示すように、ハンガーの下端が係止さ
れる第1及び第2の係止用リング36,37(本発明を
構成する下端側係合部)が取り付けられている。
第1乃至第8の各仕切りフレーム8・・・15の上端に
は、後述するハンガーの上端が係止される第1乃至第8
の係止部材(本発明を構成する上端側係合部)21・・
・28が取り付けられている。上記第1乃至第8の係止
部材21・・・28は、図4に示す第1の係止部材21
のように、やや円弧状に成形されており、一端側は、前
記第1の仕切りフレーム8の上端に固定された左側支持
片30と右側支持片31とに挾持されてなるとともに該
左側支持片30から右側支持片31に亘って固定された
支軸32を介して回動操作可能とされている。一方、上
記第1の係止部材21の他端側は、第1の仕切りフレー
ム8に隣合う第2の仕切りフレーム9の上端に固定され
鉄又はアルミニウム等の金属又は合成樹脂により成形さ
れた左側挾持片34と右側挾持片35とにより挾持され
ている。なお、これらの係止部材21・・・28の他端
側の外周面には、第1の係止部材21のように、円弧状
部21aが形成されている一方、内周側には平面部21
bが形成されている。そして、上記左側挾持片34は上
端に傾斜してなるガイド部34aが形成され中央部は平
面とされている一方、上記右側挾持片35の上端はガイ
ド部35aが形成されてなるとともに中央部には、上記
円弧状部21aの形状に対応した円弧状部35bが形成
されている。また、これら第1乃至第8の係止部材21
・・・28の中央には、図3に示すように、後述するハ
ンガーの上端が係止され該第1乃至第8の係止部材21
・・・28の両端側に該ハンガーが移動するのを防止す
るために太径部21c,21d・・・28c,28dが
それぞれ形成されている。また、上記洗濯物収納槽3の
下面には、図5に示すように、ハンガーの下端が係止さ
れる第1及び第2の係止用リング36,37(本発明を
構成する下端側係合部)が取り付けられている。
【0015】そして、前記各第1乃至第8の係止部材2
1・・・28に上端が係止され、下端は、上記第1及び
第2の係止用リング36,37に係止されるハンガー4
0は、図6に示すように、針金等の金属により長方形状
に成形されたハンガー本体41と、このハンガー本体4
1を構成する左右の垂直部41a,41b間に両端が固
定されてなる第1及び第2の水平部42,43と、上記
垂直部41a,41bの上端からやや傾斜して起立して
なる一方の傾斜部44及び他方の傾斜部45と、を備え
ている。そして、上記一方の傾斜部44及び他方の傾斜
部45の先端には、全体形状が方形状に成形されてなる
とともに、中心には挿通孔46aが穿設されてなる第1
の固定板46が固定されている。また、この第1の固定
板46に穿設された挿通孔46aには、先端に前記第1
乃至第8の係止部材21・・・28の何れかに係止され
る円弧状部47aが形成されてなる第1の係止杆47の
中途部が挿通されており、この第1の係止杆47の下端
には、上記第1の固定板46に面対向してなる第1の移
動板48が固定されている。そして、上記第1の固定板
46とこの第1の移動板48との間には、内部に上記第
1の係止杆47が挿通された第1の弾性部材としてのコ
イルスプリング49が配設されている。
1・・・28に上端が係止され、下端は、上記第1及び
第2の係止用リング36,37に係止されるハンガー4
0は、図6に示すように、針金等の金属により長方形状
に成形されたハンガー本体41と、このハンガー本体4
1を構成する左右の垂直部41a,41b間に両端が固
定されてなる第1及び第2の水平部42,43と、上記
垂直部41a,41bの上端からやや傾斜して起立して
なる一方の傾斜部44及び他方の傾斜部45と、を備え
ている。そして、上記一方の傾斜部44及び他方の傾斜
部45の先端には、全体形状が方形状に成形されてなる
とともに、中心には挿通孔46aが穿設されてなる第1
の固定板46が固定されている。また、この第1の固定
板46に穿設された挿通孔46aには、先端に前記第1
乃至第8の係止部材21・・・28の何れかに係止され
る円弧状部47aが形成されてなる第1の係止杆47の
中途部が挿通されており、この第1の係止杆47の下端
には、上記第1の固定板46に面対向してなる第1の移
動板48が固定されている。そして、上記第1の固定板
46とこの第1の移動板48との間には、内部に上記第
1の係止杆47が挿通された第1の弾性部材としてのコ
イルスプリング49が配設されている。
【0016】また、上記ハンガー本体41の下端には、
一方及び他方の垂直杆50,51が垂設されており、こ
の一方の垂直杆50の先端から他方の垂直杆51には水
平杆52が溶接されている。そして、この水平杆52の
両端には、それぞれ中心に挿通孔(符号は省略する。)
が穿設されてなる第2及び第3の固定板53,54が固
定されており、これら第2及び第3の固定板53,54
に穿設された挿通孔には、下端に前記第1又は第2の係
止用リング36,37に係止される円弧状部55a,5
6aが形成されてなる第2及び第3の係止杆55,56
の中途部が挿通されている。そして、この第2及び第3
の係止杆55,56の上端には、上記第2及び第3の固
定板53,54に面対向してなる第2及び第3の移動板
57,58が固定されており、これら第2及び第3の固
定板53,54と第2及び第3の移動板57,58との
間には、内部に上記第2又は第3の係止杆55,56が
挿通された第2及び第3の弾性部材としてのコイルスプ
リング59,60がそれぞれ配設されている。したがっ
て、上記ハンガー40を構成するハンガー本体41に、
図1に示すように、洗濯挟みC等を使用して図示しない
洗濯物を取り付け、上記第1の係止杆47を前記各第1
乃至第8の係止部材21・・・28の何れかに係止さ
せ、第2の係止杆55を例えば前記第1の係止用リング
36に係止させ、第3の係止杆56は第2の係止用リン
グ37に係止させることにより、前記第1乃至第3のコ
イルスプリング49,59,60の弾性力により、上下
両端方向に引っ張られた状態で、前記洗濯物収納槽3に
形成された8つの洗濯物収納スペース内に収納させるこ
とができる。
一方及び他方の垂直杆50,51が垂設されており、こ
の一方の垂直杆50の先端から他方の垂直杆51には水
平杆52が溶接されている。そして、この水平杆52の
両端には、それぞれ中心に挿通孔(符号は省略する。)
が穿設されてなる第2及び第3の固定板53,54が固
定されており、これら第2及び第3の固定板53,54
に穿設された挿通孔には、下端に前記第1又は第2の係
止用リング36,37に係止される円弧状部55a,5
6aが形成されてなる第2及び第3の係止杆55,56
の中途部が挿通されている。そして、この第2及び第3
の係止杆55,56の上端には、上記第2及び第3の固
定板53,54に面対向してなる第2及び第3の移動板
57,58が固定されており、これら第2及び第3の固
定板53,54と第2及び第3の移動板57,58との
間には、内部に上記第2又は第3の係止杆55,56が
挿通された第2及び第3の弾性部材としてのコイルスプ
リング59,60がそれぞれ配設されている。したがっ
て、上記ハンガー40を構成するハンガー本体41に、
図1に示すように、洗濯挟みC等を使用して図示しない
洗濯物を取り付け、上記第1の係止杆47を前記各第1
乃至第8の係止部材21・・・28の何れかに係止さ
せ、第2の係止杆55を例えば前記第1の係止用リング
36に係止させ、第3の係止杆56は第2の係止用リン
グ37に係止させることにより、前記第1乃至第3のコ
イルスプリング49,59,60の弾性力により、上下
両端方向に引っ張られた状態で、前記洗濯物収納槽3に
形成された8つの洗濯物収納スペース内に収納させるこ
とができる。
【0017】以下、この第1の実施の態様に係る脱水乾
燥洗濯機1の使用方法を簡単に説明すると、先ず、前記
開閉蓋4に形成された開口4cから熱風送風機5とこの
脱水乾燥洗濯機1とを接続するフレキシブルパイプ5a
の先端を取り外す。そして、前記ハンガー40に、図示
しない洗濯物を洗濯挟み等を使用して取り付け、その上
で、前記洗濯物収納槽3に形成された8つの洗濯物収納
スペース内に収納し、前述の通り、上記第1の係止杆4
7を前記各第1乃至第8の係止部材21・・・28の何
れかに係止させ、第2の係止杆55を例えば前記第1の
係止用リング36に係止させ、第3の係止杆56は第2
の係止用リング37に係止させる。なお、上記洗濯物が
取り付けられたハンガー40を上記洗濯物収納スペース
内に収納する場合には、前記第1乃至第8の係止部材2
1・・・28を、支軸32を介して回動操作し、先端側
を上方に移動させた上で行う。
燥洗濯機1の使用方法を簡単に説明すると、先ず、前記
開閉蓋4に形成された開口4cから熱風送風機5とこの
脱水乾燥洗濯機1とを接続するフレキシブルパイプ5a
の先端を取り外す。そして、前記ハンガー40に、図示
しない洗濯物を洗濯挟み等を使用して取り付け、その上
で、前記洗濯物収納槽3に形成された8つの洗濯物収納
スペース内に収納し、前述の通り、上記第1の係止杆4
7を前記各第1乃至第8の係止部材21・・・28の何
れかに係止させ、第2の係止杆55を例えば前記第1の
係止用リング36に係止させ、第3の係止杆56は第2
の係止用リング37に係止させる。なお、上記洗濯物が
取り付けられたハンガー40を上記洗濯物収納スペース
内に収納する場合には、前記第1乃至第8の係止部材2
1・・・28を、支軸32を介して回動操作し、先端側
を上方に移動させた上で行う。
【0018】そして、全ての洗濯物がハンガー40に取
り付けられた状態で洗濯物収納槽3内に収納させる作業
が終了すると、前記開閉蓋4により外槽2の開口を閉塞
し、前記フレキシブルパイプ5aを開口4c内に装着す
る。そして、これらの作業が終了した後には、洗剤を充
填するとともに、前記注水口2aに固定された図示しな
いホースを介して洗濯水を外槽2内に流入させる。な
お、このように洗濯水等を外槽2内に流入させる場合に
は、操作ボタン又はスイッチにより開閉部材を介して排
水口2dを閉塞しておく。そして、やはり図示しない操
作ボタン又はスイッチを介して前記モータ6を駆動させ
ることにより、前記洗濯物収納槽3を回転させる。これ
により、ハンガー40に取り付けられた洗濯物が洗濯さ
れる。ここで、上記モータ6の駆動により前記洗濯物収
納槽3が回転させられた場合、ハンガー40に取り付け
られた洗濯物は、従来の洗濯機のように、捩じれる等の
おそれはない。そして、所定時間経過すると、上記モー
タ6は停止するとともに、排水口2dを開放し、洗濯水
を外槽2から外部に流出させる。そして、所定時間経過
することにより洗濯水が外部に流出されると、再び前記
モータ6が前記洗濯時よりも高速で回転し、これにより
洗濯物の脱水がされる。
り付けられた状態で洗濯物収納槽3内に収納させる作業
が終了すると、前記開閉蓋4により外槽2の開口を閉塞
し、前記フレキシブルパイプ5aを開口4c内に装着す
る。そして、これらの作業が終了した後には、洗剤を充
填するとともに、前記注水口2aに固定された図示しな
いホースを介して洗濯水を外槽2内に流入させる。な
お、このように洗濯水等を外槽2内に流入させる場合に
は、操作ボタン又はスイッチにより開閉部材を介して排
水口2dを閉塞しておく。そして、やはり図示しない操
作ボタン又はスイッチを介して前記モータ6を駆動させ
ることにより、前記洗濯物収納槽3を回転させる。これ
により、ハンガー40に取り付けられた洗濯物が洗濯さ
れる。ここで、上記モータ6の駆動により前記洗濯物収
納槽3が回転させられた場合、ハンガー40に取り付け
られた洗濯物は、従来の洗濯機のように、捩じれる等の
おそれはない。そして、所定時間経過すると、上記モー
タ6は停止するとともに、排水口2dを開放し、洗濯水
を外槽2から外部に流出させる。そして、所定時間経過
することにより洗濯水が外部に流出されると、再び前記
モータ6が前記洗濯時よりも高速で回転し、これにより
洗濯物の脱水がされる。
【0019】そして、所定時間が経過すると、上記モー
タ6が再び停止すると、次いで、前記熱風送風機5が駆
動し、フレキシブルパイプ5aを介して熱風が、前記洗
濯物収納槽3を構成する円筒部7内に流入し、この円筒
部7内に流入した熱風は、該円筒部7に穿設された多数
の貫通孔7aから各ハンガー40方向に流入する。この
熱風により、各ハンガー40に取り付けられた洗濯物が
乾燥する。なお、この乾燥時においては、上記モータ6
を低速で回転させても良い。
タ6が再び停止すると、次いで、前記熱風送風機5が駆
動し、フレキシブルパイプ5aを介して熱風が、前記洗
濯物収納槽3を構成する円筒部7内に流入し、この円筒
部7内に流入した熱風は、該円筒部7に穿設された多数
の貫通孔7aから各ハンガー40方向に流入する。この
熱風により、各ハンガー40に取り付けられた洗濯物が
乾燥する。なお、この乾燥時においては、上記モータ6
を低速で回転させても良い。
【0020】このように、上記第1の実施の態様に係る
脱水乾燥洗濯機1によれば、洗濯物が捩れることが防止
され、したがって、脱水後乾燥させた場合であっても、
洗濯物がシワになることを有効に防止することができ、
ひいては大切な衣類等に損傷を与える危険性を防止する
ことができる。洗濯時において洗濯物が捩じれることが
防止されるので、効率良く乾燥させることも可能とな
る。さらに、この脱水乾燥洗濯機を構成する前記洗濯物
収納槽3には、8つの洗濯物収納スペースが形成されて
いることから、例えば下着と、他の衣類とを別々の洗濯
物収納スペースにそれぞれ分けて洗濯することができ
る。したがって、この脱水乾燥洗濯機1により全ての工
程が終了した後に、タンス等の収納家具に収納する作業
は極めて効率良く行うことができるばかりではなく、衣
類を分離するためのネット等を使用する必要性もない。
また、大量の洗濯物を洗濯物収納槽3内に収納した場合
であっても、従来の洗濯機のように、洗濯物が回転しな
くなり、均一に洗濯することができない等の不都合を有
効に解消することができる。
脱水乾燥洗濯機1によれば、洗濯物が捩れることが防止
され、したがって、脱水後乾燥させた場合であっても、
洗濯物がシワになることを有効に防止することができ、
ひいては大切な衣類等に損傷を与える危険性を防止する
ことができる。洗濯時において洗濯物が捩じれることが
防止されるので、効率良く乾燥させることも可能とな
る。さらに、この脱水乾燥洗濯機を構成する前記洗濯物
収納槽3には、8つの洗濯物収納スペースが形成されて
いることから、例えば下着と、他の衣類とを別々の洗濯
物収納スペースにそれぞれ分けて洗濯することができ
る。したがって、この脱水乾燥洗濯機1により全ての工
程が終了した後に、タンス等の収納家具に収納する作業
は極めて効率良く行うことができるばかりではなく、衣
類を分離するためのネット等を使用する必要性もない。
また、大量の洗濯物を洗濯物収納槽3内に収納した場合
であっても、従来の洗濯機のように、洗濯物が回転しな
くなり、均一に洗濯することができない等の不都合を有
効に解消することができる。
【0021】次に、本発明の第2の実施の態様に係る脱
水乾燥洗濯機60について、図面を参照しながら詳細に
説明する。なお、この脱水乾燥洗濯機60は、外槽61
内に設けられてなるとともに内部には多数の洗濯物収納
スペースが形成された洗濯物収納槽62の回転軸が、洗
濯物の投入方向とは直交する方向(水平方向)とされて
おり、該洗濯物収納槽62には、後述する洗濯物収納ス
ペースを開閉するための開閉蓋が形成されていることを
特徴とするものである。
水乾燥洗濯機60について、図面を参照しながら詳細に
説明する。なお、この脱水乾燥洗濯機60は、外槽61
内に設けられてなるとともに内部には多数の洗濯物収納
スペースが形成された洗濯物収納槽62の回転軸が、洗
濯物の投入方向とは直交する方向(水平方向)とされて
おり、該洗濯物収納槽62には、後述する洗濯物収納ス
ペースを開閉するための開閉蓋が形成されていることを
特徴とするものである。
【0022】すなわち、この脱水乾燥洗濯機60は、図
7に示すように、上方に開口を有する外槽61と、この
外槽61内に配設された洗濯物収納槽62とを備えてお
り、上記外槽61の上端には、上記開口を閉塞するため
の開閉蓋63が着脱可能に取り付けられている。また、
この外槽61の底面には、洗濯水や空気を外部に排出す
るためのものであって、図示しない操作ボタン又はスイ
ッチにより開閉部材を介して開閉自在となされた排水口
61aが形成されている。そして、この外槽61の側壁
には、左側挿通孔61bと、この左側挿通孔61bと対
向してなる右側挿通孔61cが形成されている。なお、
この左側挿通孔61bには、後述する洗濯物収納槽62
を構成する円筒部が挿通される部位であり、右側挿通孔
61cは後述する回転駆動装置としてのモータに備えら
れてなる駆動軸が挿通される部位である。なお、上記左
側挿通孔61bと右側挿通孔61cとには、図示しない
軸受が固定されているとともに外槽61内に流入した洗
濯水が外部に漏出しないよう密閉されている。また、上
記外槽61の外側には、後で詳細に説明する洗濯物収納
槽62を所定の回転数で回転させる回転駆動装置として
のモータ63が設けられており、このモータ63の駆動
軸63aには、上記洗濯物収納槽62が固定されてい
る。また、上記外槽61の底面には、該外槽61の外側
に配設された駆動モータ64の回転力により回転するス
クリュー65が、配設されている。
7に示すように、上方に開口を有する外槽61と、この
外槽61内に配設された洗濯物収納槽62とを備えてお
り、上記外槽61の上端には、上記開口を閉塞するため
の開閉蓋63が着脱可能に取り付けられている。また、
この外槽61の底面には、洗濯水や空気を外部に排出す
るためのものであって、図示しない操作ボタン又はスイ
ッチにより開閉部材を介して開閉自在となされた排水口
61aが形成されている。そして、この外槽61の側壁
には、左側挿通孔61bと、この左側挿通孔61bと対
向してなる右側挿通孔61cが形成されている。なお、
この左側挿通孔61bには、後述する洗濯物収納槽62
を構成する円筒部が挿通される部位であり、右側挿通孔
61cは後述する回転駆動装置としてのモータに備えら
れてなる駆動軸が挿通される部位である。なお、上記左
側挿通孔61bと右側挿通孔61cとには、図示しない
軸受が固定されているとともに外槽61内に流入した洗
濯水が外部に漏出しないよう密閉されている。また、上
記外槽61の外側には、後で詳細に説明する洗濯物収納
槽62を所定の回転数で回転させる回転駆動装置として
のモータ63が設けられており、このモータ63の駆動
軸63aには、上記洗濯物収納槽62が固定されてい
る。また、上記外槽61の底面には、該外槽61の外側
に配設された駆動モータ64の回転力により回転するス
クリュー65が、配設されている。
【0023】そして、上記洗濯物収納槽62は、図7及
び図8に示すように、全体形状が略円筒状に成形されて
おり、中心に形成され円筒状に成形されてなるとともに
多数の貫通孔66aが穿設されてなる円筒部66と、こ
の円筒部66を中心に放射状に形成されコ字状又は長方
形状に成形された第1乃至第8の仕切りフレーム67・
・・74とを備えている。上記筒状部66の左端は、図
7に示すように、前記外槽61の左側側壁に形成された
左側挿通孔61bに挿通される部位であり、該左端には
フレキシブルホース75を介して熱風送風機(ドライヤ
ー)76に連結されている。また、上記第1乃至第8の
仕切りフレーム67・・・74は、それぞれ長方形状に
成形されてなる枠体であり、これらの仕切りフレーム6
7・・・74には、それぞれ仕切りネット77が取り付
けられている。また、上記各仕切りフレーム67・・・
74の先端の左側角部には、上記筒状部66と同一の中
心を有する左端側リング状フレーム78が固定され、ま
た、上記各仕切りフレーム67・・・74の先端の右側
角部には、上記筒状部66と同一の中心を有するととも
に上記左端側リング状フレーム78と同じ形状となされ
た右端側リング状フレーム79が固定されている。そし
て、上記左端側リング状フレーム78から上記円筒部6
6には左側ネット80が固定され、右端側リング状フレ
ーム79から上記円筒部66には右側ネット81が固定
されている。
び図8に示すように、全体形状が略円筒状に成形されて
おり、中心に形成され円筒状に成形されてなるとともに
多数の貫通孔66aが穿設されてなる円筒部66と、こ
の円筒部66を中心に放射状に形成されコ字状又は長方
形状に成形された第1乃至第8の仕切りフレーム67・
・・74とを備えている。上記筒状部66の左端は、図
7に示すように、前記外槽61の左側側壁に形成された
左側挿通孔61bに挿通される部位であり、該左端には
フレキシブルホース75を介して熱風送風機(ドライヤ
ー)76に連結されている。また、上記第1乃至第8の
仕切りフレーム67・・・74は、それぞれ長方形状に
成形されてなる枠体であり、これらの仕切りフレーム6
7・・・74には、それぞれ仕切りネット77が取り付
けられている。また、上記各仕切りフレーム67・・・
74の先端の左側角部には、上記筒状部66と同一の中
心を有する左端側リング状フレーム78が固定され、ま
た、上記各仕切りフレーム67・・・74の先端の右側
角部には、上記筒状部66と同一の中心を有するととも
に上記左端側リング状フレーム78と同じ形状となされ
た右端側リング状フレーム79が固定されている。そし
て、上記左端側リング状フレーム78から上記円筒部6
6には左側ネット80が固定され、右端側リング状フレ
ーム79から上記円筒部66には右側ネット81が固定
されている。
【0024】また、上記第1乃至第8の仕切りフレーム
67・・・74には、図9に示すように、それぞれ蓋体
83が、リング状の止め具84,85を介して開閉可能
に取り付けられている。これらの蓋体83は、略長方形
状に成形されてなる蓋フレーム86と、この蓋フレーム
86に固定された蓋用ネット87とから構成されてお
り、上記蓋フレーム86の短辺86a,86bは、前記
左側リング状フレーム78又は右側リング状フレーム7
9の形状に対応して円弧状に成形され、長辺86c,8
6dは、各第1乃至第8の仕切りフレーム67・・・7
4の短辺よりもやや短い長さとされている。そして、上
記各蓋体83の長辺84dの略中央には、この蓋体83
の閉塞状態を保持するための止め金具88が取り付けら
れている。すなわち、この洗濯物収納槽62は、各仕切
りネット77と左側ネット80と右側ネット81と上記
蓋用ネット87とにより、全部で8つの洗濯物収納スペ
ースが形成されてなるものであって、上記それぞれの蓋
体83を開閉することにより、各洗濯物収納スペース内
に洗濯物を収納させることができるようにされたもので
ある。
67・・・74には、図9に示すように、それぞれ蓋体
83が、リング状の止め具84,85を介して開閉可能
に取り付けられている。これらの蓋体83は、略長方形
状に成形されてなる蓋フレーム86と、この蓋フレーム
86に固定された蓋用ネット87とから構成されてお
り、上記蓋フレーム86の短辺86a,86bは、前記
左側リング状フレーム78又は右側リング状フレーム7
9の形状に対応して円弧状に成形され、長辺86c,8
6dは、各第1乃至第8の仕切りフレーム67・・・7
4の短辺よりもやや短い長さとされている。そして、上
記各蓋体83の長辺84dの略中央には、この蓋体83
の閉塞状態を保持するための止め金具88が取り付けら
れている。すなわち、この洗濯物収納槽62は、各仕切
りネット77と左側ネット80と右側ネット81と上記
蓋用ネット87とにより、全部で8つの洗濯物収納スペ
ースが形成されてなるものであって、上記それぞれの蓋
体83を開閉することにより、各洗濯物収納スペース内
に洗濯物を収納させることができるようにされたもので
ある。
【0025】したがって、上記第2の実施の態様に係る
脱水乾燥洗濯機60による場合であっても、第1の実施
の態様に係る脱水乾燥洗濯機1と同じように、洗濯物が
捩れることが防止され、脱水後乾燥させた場合であって
も、洗濯物がシワになることを有効に防止することがで
き、効率良く乾燥させることも可能となり、さらに、洗
濯物を別々の洗濯物収納スペースにそれぞれ分けて洗濯
することができ、衣類を分離するためのネット等を使用
する必要性もなく効率良く洗濯作業を行うことができ
る。また、大量の洗濯物を洗濯物収納槽62内に収納し
た場合であっても、従来の洗濯機のように、洗濯物が回
転しなくなり、均一に洗濯することができない等の不都
合を有効に解消することができる。
脱水乾燥洗濯機60による場合であっても、第1の実施
の態様に係る脱水乾燥洗濯機1と同じように、洗濯物が
捩れることが防止され、脱水後乾燥させた場合であって
も、洗濯物がシワになることを有効に防止することがで
き、効率良く乾燥させることも可能となり、さらに、洗
濯物を別々の洗濯物収納スペースにそれぞれ分けて洗濯
することができ、衣類を分離するためのネット等を使用
する必要性もなく効率良く洗濯作業を行うことができ
る。また、大量の洗濯物を洗濯物収納槽62内に収納し
た場合であっても、従来の洗濯機のように、洗濯物が回
転しなくなり、均一に洗濯することができない等の不都
合を有効に解消することができる。
【0026】
【発明の効果】上述した発明の実施の態様の説明からも
明らかなように、本発明によれば、外槽内には、回転可
能に収納され洗濯水又は気体が流通する多数の孔が形成
された筒状部とこの筒状部から放射状に形成され内部に
洗濯水又は気体が流通する複数の洗濯物収納スペースと
が形成されてなる洗濯物収納槽を構成要素としているの
で、洗濯物が捩れることが有効に防止され、したがっ
て、脱水後乾燥させた場合であっても、洗濯物がシワに
なることを有効に防止することができ、ひいては大切な
衣類等に損傷を与える危険性を防止することができる。
明らかなように、本発明によれば、外槽内には、回転可
能に収納され洗濯水又は気体が流通する多数の孔が形成
された筒状部とこの筒状部から放射状に形成され内部に
洗濯水又は気体が流通する複数の洗濯物収納スペースと
が形成されてなる洗濯物収納槽を構成要素としているの
で、洗濯物が捩れることが有効に防止され、したがっ
て、脱水後乾燥させた場合であっても、洗濯物がシワに
なることを有効に防止することができ、ひいては大切な
衣類等に損傷を与える危険性を防止することができる。
【0027】また、このように洗濯時において洗濯物が
捩じれることが防止されるので、効率良く乾燥させるこ
とも可能となる。さらに、この脱水乾燥洗濯機を構成す
る前記洗濯物収納槽には、洗濯物収納スペースが形成さ
れていることから、例えば下着と、他の衣類とを別々の
収納スペースにそれぞれ分けて洗濯することができる。
したがって、この脱水乾燥洗濯機により全ての工程が終
了した後に、タンス等の収納家具に収納する作業は極め
て効率良く行うことができるばかりではなく、衣類を分
離するためのネット等を使用する必要性もない。また、
大量の洗濯物を洗濯物収納槽内に収納した場合であって
も、従来の洗濯機のように、洗濯物が回転しなくなり、
均一に洗濯することができない等の不都合を有効に解消
することができる。
捩じれることが防止されるので、効率良く乾燥させるこ
とも可能となる。さらに、この脱水乾燥洗濯機を構成す
る前記洗濯物収納槽には、洗濯物収納スペースが形成さ
れていることから、例えば下着と、他の衣類とを別々の
収納スペースにそれぞれ分けて洗濯することができる。
したがって、この脱水乾燥洗濯機により全ての工程が終
了した後に、タンス等の収納家具に収納する作業は極め
て効率良く行うことができるばかりではなく、衣類を分
離するためのネット等を使用する必要性もない。また、
大量の洗濯物を洗濯物収納槽内に収納した場合であって
も、従来の洗濯機のように、洗濯物が回転しなくなり、
均一に洗濯することができない等の不都合を有効に解消
することができる。
【図1】図1は、本発明の第1の実施の態様に係る脱水
乾燥洗濯機の構成を模式的に示す正面断面図である。
乾燥洗濯機の構成を模式的に示す正面断面図である。
【図2】図2は、図1に示す洗濯物収納槽を模式的に示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図3】図3は、図2に示す洗濯物収納槽を模式的に示
す平面図である。
す平面図である。
【図4】図4は、洗濯物収納槽の上端にそれぞれ取り付
けられた係止具の構成を示す斜視図である。
けられた係止具の構成を示す斜視図である。
【図5】図5は、洗濯物収納槽の底面を模式的に示す底
面図である。
面図である。
【図6】図6は、ハンガーの構成を示す斜視図である。
【図7】図7は、本発明の第2の実施の態様に係る脱水
乾燥洗濯機の構成を模式的に示す正面断面図である。
乾燥洗濯機の構成を模式的に示す正面断面図である。
【図8】図8は、図7に示す洗濯物収納槽を模式的に示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図9】図9は、洗濯物収納槽に設けられた蓋体の構成
の要部を示す斜視図である。
の要部を示す斜視図である。
1 脱水乾燥洗濯機 2 外槽 3 洗濯物収納槽 5 熱風送風機 6 モータ 7 円筒部 7a 貫通孔 8・・・15 第1乃至第8の仕切りフレーム 16 仕切りネット 17 上端側リング状フレーム 18 下端側リング状フレーム 19 外周ネット 20 底部ネット 21・・・28 第1乃至第8の係止部材 36 第1の係止用リング 37 第2の係止用リング 40 ハンガー 60 脱水乾燥洗濯機 61 外槽 62 洗濯物収納槽 63 モータ 66 円筒部 67・・・74 第1乃至第8の仕切りフレーム 76 熱風送風機 77 仕切りネット 78 左端側リング状フレーム 79 右端側リング状フレーム 80 左側ネット 81 右側ネット 86 蓋フレーム 87 蓋用ネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 25/00 D06F 37/12 D06F 37/16
Claims (3)
- 【請求項1】 内部に洗濯物等が収容される収容部が形
成された外槽と、 この外槽内に回転可能に収納され洗濯水又は気体が流通
する多数の孔が形成された筒状部と、この筒状部から放
射状に形成され内部に洗濯水又は気体が流通する複数の
洗濯物収納スペースとが形成されてなる洗濯物収納槽
と、 この洗濯物収納槽内に取り付けられ洗濯物が吊り下げら
れたハンガーと、 上記洗濯物収納槽を回転駆動させる回転駆動装置と、 上記洗濯物収納槽を構成する筒状部内に空気を流入させ
る熱風送風機と、 を備え、 上記洗濯物収納槽には、上記ハンガーの上端と係止する
上端側係合部と、ハンガーの下端と係合する下端側係合
部が形成されてなり、 上記ハンガーの上端には、上記上端側係合部に係合する
円弧状部が形成され、該ハンガーの下端には上記下端側
係合部に係合する円弧状部が形成されて なることを特徴
とする脱水乾燥洗濯機。 - 【請求項2】 前記上端側係合部の一端側は、支軸を介
して回動操作可能とされてなることを特徴とする請求項
1記載の脱水乾燥洗濯機。 - 【請求項3】 上方に開口が形成され内部に洗濯物等が
収容される収容部が形成された外槽と、 この外槽内に回転可能に収納され、内部に洗濯水又は気
体が流通する複数の洗濯物収納スペースとが形成されて
なるとともに洗濯物の投入方向とは直交する方向に回転
軸を有してなる洗濯物収納槽と、 この洗濯物収納槽を回転駆動させる回転駆動装置と、 上記洗濯物収納槽を構成する筒状部内に空気を流入させ
る熱風送風機と、を有してなるとともに、 上記洗濯物収納槽は、前記洗濯水又は気体が流通する多
数の孔が形成された筒状部と、この筒状部を基端として
放射状に形成されコ字状又は長方形状となされた複数の
仕切りフレームと、これらの仕切りフレームの先端に形
成された第1の角部に固定された第1のリング状フレー
ムと、上記仕切りフレームの先端に形成 された第2の角
部に固定され上記第1のリング状フレームと同一の径を
有してなる第2のリング状フレームと、上記仕切りフレ
ームに固定された仕切りネットと、上記各仕切りフレー
ムに一端が回動可能に取り付けられてなる蓋フレーム
と、これら各蓋フレームに固定されてなる蓋用ネット
と、上記第1のリング状フレームから前記筒状部の外周
面に亘って固定された円形状の左側ネットと、上記第2
のリング状フレームから前記筒状部の外周面に亘って固
定された円形状の右側ネットと、を備え、上記仕切りネ
ットと蓋用ネットと左側ネットと右側ネットとにより前
記洗濯物収納スペースが形成されてなることを特徴とす
る 脱水乾燥洗濯機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8038855A JP3016356B2 (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | 脱水乾燥洗濯機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8038855A JP3016356B2 (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | 脱水乾燥洗濯機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09206491A JPH09206491A (ja) | 1997-08-12 |
JP3016356B2 true JP3016356B2 (ja) | 2000-03-06 |
Family
ID=12536826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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- 1996-02-01 JP JP8038855A patent/JP3016356B2/ja not_active Expired - Lifetime
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