JP3016320U - 野菜等の苗移植機 - Google Patents

野菜等の苗移植機

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JP3016320U
JP3016320U JP1995003576U JP357695U JP3016320U JP 3016320 U JP3016320 U JP 3016320U JP 1995003576 U JP1995003576 U JP 1995003576U JP 357695 U JP357695 U JP 357695U JP 3016320 U JP3016320 U JP 3016320U
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清貴 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で移植作業を簡単迅速に行う。 【構成】 上下2段の苗載置部Aは、引出し連続鉢体苗
11を収納する苗収納容器10を幅方向に3枚並設載置
できる広さを備えている上下段の載置部1,2からな
り、この上下段の載置部1,2の前端に連続して上段案
内部14と下段案内部15とからなる案内部Bを設け、
上段案内部14は後部のヒンジ17を回転中心として上
段載置部1と連結され、上段案内部14と下段案内部1
5とが連通する繰出し部Cを設け、この繰出部は案内部
14,15の前端部と連通してい誘導路を有し、この誘
導路の前部に繰出し口を設けると共に、誘導路下部にオ
ープナー25、溝切り26を設けてある

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、野菜,草花などの複数の育苗鉢を連続紙帯で帯状に連続した鉢体 苗を順次連続して繰出して植え付けるための苗移植機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、畑地への苗の移植を能率的に行えるようにするための一単位に集合 した引出し連続鉢体苗及び移植機が知られている。この引出し連続鉢体苗は、例 えば特公昭55−30805号公報には「連続集合鉢体」として、同63−61 886号公報には「連続紙筒集合鉢体苗」として、実開平5−308822号公 報には「連続紙筒集合鉢体苗」として記載されているものである。引出し連続鉢 体苗は、各鉢体で所定の大きさに育苗された例えば六角形の鉢体苗のすべてが接 続片で接合された一単位に集合したものであり、使用時に一端から他端まで1本 の帯状に引出されるものである。 この一単位に集合した引出し連続鉢体苗を使用して移植する従来の苗移植機に 関しては、実開平5−308822号公報及びに同6−75107号公報記載の 鉢体苗移植機が提案されている。この苗移植機は、底板載置部と繰出し部とで構 成されており、連結片で連接されかつ一端から他端まで1本の帯状として連続集 合鉢体苗を上記底板載置部に載せた状態で引張りながら畑地に設けられた畝と畝 との間の溝内を走行しつつ、繰出し部の前部から上記鉢体苗を順次引出して苗を 溝底部中央に移植するものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本出願人は、従来の苗移植機を繰返し使用したが、使用時に苗移植機を手前に 引張る作業が容易でないために底板載置部の下面に車輪をつけた。また植付け溝 の幅が狭い場合には十分適用できないために、底板載置部を繰出し部に連続する 側の案内部とその反対側の載置部と分けかつ案内部を右肩上りに傾斜させた。引 出し連続鉢体苗を所定の大きさに育苗した後、載置部上に予め一単位に集合した 引出し連続鉢体苗を収納した長方形状の収納容器を1つ載せた状態で、苗移植機 を手前で人手により引張って、畝間の溝を走行させながら帯状に連なった鉢体苗 を順次繰出して移植した。この場合の苗移植機にも次のような課題があった。す なわち、畑地が区画整理事業によって区画されたものである場合には、その奥行 (長さ)が50mに設定されているので、苗移植機を走行する際、その畑地のス タート地点(始点)から往復するのに約100mの距離があり、そのため苗収納 容器を5回半交換しなければならず、交換の都度スタート地点まで戻って苗収納 容器を取りに行かなければならず、移植作業に手間と時間がかかっていた。 この考案の目的は、簡単な構成で移植作業を簡単迅速に行うことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案の第1の特徴は、上下2段からなる苗載置部、案内部及び繰出し部を 具備しているところにある。上記苗載置部は、一単位に集合してある引出し連続 鉢体苗を幅方向に複数単位並設載置できる広さを備えている上下各段の載置部を 備えている。上段載置部は、下段載置部に対して進行方向である後方に向けて所 定距離その位置をずらして配置されている。上記案内部は、上段案内部と下段案 内部とからなり、上記上段案内部と下段案内部とはそれぞれ後部側で上記上段載 置部と下段載置部との前部に連設していると共に、上記上段案内部は下段案内部 の上方を開放可能に上段載置部に連らなっている。上記繰出し部は、後部に上記 上下各段の案内部の前端部と連通している誘導路を有し、この誘導路の前部に繰 出し口を設けると共に、誘導路下部に植付け溝掘り手段を設けてある。「上記上 段案内部は下段案内部の上方において開放可能に上段載置部に連らなっている」 とは、上記上段案内部は、その後部の支持部がヒンジ等の連結手段を回転中心と して上段載置部の前部側に接続されている場合、上段案内部は、上段載置部に対 して取外可能に接続されている場合を意味するものである。また植付け溝掘り手 段としては、オープナー若しくは溝切りの一方又は双方を含むものである。 この考案の第2の特徴は、第1の特徴を前提としており、上段載置部は上載置 板を有し、下段載置部は下載置板を有し、上下の両載置板はいずれもが凹状に、 上段案内部と下段案内部とはいずれも凹状に、それぞれ中央部から両側方に向け て湾曲しており、上載置板は上段案内部に連続し、下載置板は下段案内部に連続 しているところにある。下載置板と下段案内部とは独立の部材でもよいが、下載 置板と下段案内部の本体とを1枚板で連続する構成であってもよい。 この考案の第3の特徴は、第2の特徴を前提としており、上記上段案内部は後 部の支持部を回転中心として上段載置部に接続されているところにある。 この考案の第4の特徴は、第1の特徴を前提としており、上段案内部及び下段 案内部上には幅方向の両側に側枠を設けてあり、上記上段載置部及び下段載置部 は、一単位に集合してある引出し連続鉢体苗を収納する苗収納容器を幅方向に複 数並設載置できる広さを備えており、上記上段案内部は後部を回転中心として上 段載置部に接続されているところにある。 この考案の第5の特徴は、第4の特徴を前提としており、上段載置部は、下段 載置部の両側から起立してある支柱に支持された側フレームと、前後に間隔を置 いて配置された前受フレーム及び後受フレームとを備えており、前後の受フレー ムはそれぞれ両側の側フレーム間に架設され、前後の受フレーム上で苗収納容器 を載置可能とするものであり、苗載置部の後方にハンドルを連設してあり、下段 載置部下方に車輪を設けているところにある。
【0005】
【実施例】
以下この考案の実施例を図面を参照して説明する。 この考案の第1実施例を示す苗移植機は、上下2段からなる苗載置部Aと、案 内部Bと、繰出し部Cと、車輪Dとを備えており、図2矢印方向に引張り走行さ れるものである。 図1〜図4に示すように、苗載置部Aは、上段載置部1と下段載置部2とから なり、下段載置部の本体を構成する下載置板3の両側から支柱4が起立され、各 側の支柱間で上方の側フレーム5が支持されている。 上段載置部1において、図2及び図3に示すように上段の側フレーム5の前端 部(下端側)間は前フレーム6で連結され、そして後端部(上端部)を立上げて 双方をフレームで連結してハンドル7とし、全体の平面形状を「口」字状に形成 されている。上段載置部1の前後両側には、前フレーム6と平行に前受フレーム 8と後受フレーム9を間隔を置いて配置してある。これらの受フレームは側フレ ーム5間に渡されて、側フレーム上に固定されている。一方の前受フレーム8は 断面L形に形成されており、他方の後受フレーム9は丸棒が使用されている。前 後の受フレーム8,9上には、3枚の苗収納容器10が幅方向に並設状態に載置 されている。各苗収納容器10は、図4に示すように後受フレーム9の位置が前 受フレーム8より高く設定されているので、左下りに幾分傾斜している。各苗収 納容器10は、図5に示すように長方形に形成されたプラスチック製容器であっ て、底部全面に図上下方向に溝10aを形成し、各溝間の突条部に等間隔を置い て水抜き孔10bを貫通しているものである。各苗収納容器10内には一単位に 集合させた引出し連続鉢体苗(図示せず。)が収納されている。引出し連続鉢体 苗11(図2)は上述したように公知のものが使用され、図2に示す例では平面 六角形の筒状の鉢体苗が接続紙で互いに接着され、順次帯状に繰出し可能のもの で、一単位に集合したものである。各鉢体苗11は筒体内に培土を詰め、種子が 撒かれて所定の大きさに育成されているものである。 12は、上段載置部1の前後において幅方向に位置している支柱4上部間を連 結補強する補強フレームである。 下段載置部2において、下載置板3上には上段載置部1と同様に3枚の苗収納 容器10が並設状態に載置されている。また下載置板3の後端辺を立上げて、両 側端にL形の転倒防止用の支持脚13を支持部を回転中心として取付けてある。
【0006】 ここで、上段載置部1と上段載置部2との関係を説明する。 上段載置部1と下段載置部2とは、いずれも各載置部が3枚の苗収納容器10 をその幅方向に並べることができる幅と長さを備えている。苗収納容器10の支 持手段として、上段載置部1では前後の受フレーム8,9で行い、下段載置部2 では下載置板3で行っており、上段の苗収納容器10を取外した状態で下段の苗 収納容器を見通すことができるようになっている。また図4に示すように上段載 置部1と下段載置部2とは、設置位置をずらしてある。すなわち上段載置部1に 対して下段載置部2を距離Mだけ前方(図左方)に位置をずらしてある。これは 、下段載置部2の前方から苗収納容器10の出入れを容易にするためである。
【0007】 案内部Bについて説明すると、これは上段案内部14と下段案内部15とから なる。 上段案内部14は、図1及び図2に示すようにその後端部と、上記上段載置部 1の各苗収納容器10との間に渡し板16を渡してある。この渡し板は各苗収納 容器10の前端部から引出される鉢体苗11が上段案内部14へ円滑に移動でき るようにするためのものである。渡し板16は図4及び図6に示すように内側( 下側)に幾分湾曲され、前端部がヒンジによって上段案内部14の後端部上に取 付けられている。 上段案内部14は、図2に示すように前端に向けて次第に細くなるように平面 ほぼ三角形状に形成されている。上段案内部14の後端は図4に示すようにヒン ジ17によって上段載置部1の前フレーム6に回転可能に取付けられている。上 段案内部14の両側縁部にはその縁部に沿って側枠18を設け、側枠の前端が案 内口19に導かれている。両側枠18は、図2に示すように引出されて帯状に並 べられた鉢体苗11が上段案内部14の外方へ離脱することを防止したり、鉢体 苗を案内口19へ導くためのものである。 下段案内部15の構成も図1及び図3に示すように上段案内部14と実質的に 異ならない。ただし、下段案内部15は下段載置部2の前端部に固定的に取付け られている点で、ヒンジ17を介して回転可能の上段案内部14とは異なる。 20は側枠、21は案内口である。
【0008】 繰出し部Cについて説明する。下段案内部15に連続している支持体22に誘 導路23を設けてあり、この誘導路に鉢体苗11を植付け溝への移動を容易する 誘導板24を設け、誘導板の前端が繰出し口24aとしてある。この誘導路を挾 むように支持体22の下部にオープナー25を取付けてあり、このオープナーを 挾んで進行方向(後方)には溝切り26を、その反対側に土寄せ体27を設けて ある。溝切り26は、図3点線に示すように断面V形に形成され、その先端で植 付け溝を掘るものである。オープナー25は溝切り26で掘った植付け溝を整形 するものである。また土寄せ体27は、植付け溝の両側に盛り上がった土を埋め 戻して鉢体苗11の植付けを固定するためのものである。 車輪Dは下載置板3の下面に取付けられている。
【0009】 次に図示例の苗移植機を使用して、畑地の奥行が50mある場合の苗移植作業 を説明する。 例えば長ねぎ苗を所定の大きさに育成した後、一単位に集合させた引出し連続 鉢体苗を6枚の苗収納容器10にそれぞれ納める。勿論、各苗収納容器10それ 自体で、一単位に集合している連続鉢体の各鉢体で長ねぎ苗を育成したものでも よい。 そして本機を、繰出し部Cを手前に、ハンドル7を後方に位置させた状態にセ ットしておいてから、上段載置部1の前後の受フレーム8,9上に、図2に示す ように3枚の引出し連続鉢体苗11を入れている苗収納容器10を順次幅方向に 並べる。同様に、下段載置部2の前方から下載置板3上に3枚の苗収納容器10 を順次幅方向に並べる。この際、上段案内部14を図4に示すように鎖線の位置 まで回転させて、下段案内部15の上方を開放状態にしておく。このように前方 から苗収納容器10を入れる場合には、下段案内部15の前部が上段案内部14 の前部より距離Mだけ出ているので、引出し連続鉢体苗11を入れている苗収納 容器10を下段案内部15に入れやすい。そして上段載置部1の一側の端にある 苗収納容器10内の一単位に集合している引出し連続鉢体苗11の一端を引出し て誘導路23に案内させておく。その後、上段案内部14を元位置(図4実線に 示す位置)に戻す。 このようにしておいてから、畝間の溝に繰出し部C及び車輪Dを位置させて、 作業者はハンドル7を持って本苗移植機を図2矢印方向を引張って走行させる。 走行に伴なって溝切り26及びオープナー25によって溝底部に植付け溝が掘ら れる一方、上段載置部1上の一単位分の連続鉢体苗は順次繰出し部Cより繰出さ れて植付け溝に植付けられていくものである。この植付けは各鉢体苗11が図2 に示すように1本の帯状に構成されているので、一端より引出された引出し連続 鉢体苗は反対端の最終鉢体苗までが途中切断することなく植付けられていく。1 枚目の苗収納容器分の植付けを終えたら、中間に位置する2枚目の苗収納容器分 の植付けを上記と同様の作業手順で行い、3枚目の苗収納容器分の植付けも同様 である。この結果、畑地の1つの畝の約一往路分の植付けを終了する。 そこで、苗移植機を反転させて隣接する畝の復路の移植を行う。この場合には 、上段案内部14を図4鎖線に示すように起して下段載置部2の上方を開放して 、下載置板3の一側の端にある苗収納容器10内の引出し連続鉢体苗11の一端 を引出して下段案内部15を介して誘導路23に案内させておく。その後は、上 段載置部1の植付けと同様である。
【0010】 上下各段の載置部1,2の苗収納容器10を載せる広さは、上例では各3枚ず つ乗せるものとしたが、各段2枚の広さ以上であればよく、3枚の広さに限定さ れない。上段載置部1において、苗収納容器10を前後の受フレーム8,9で支 持するようすれば、軽量化が図れ、作業者が必要に応じて下段載置部2の引出し 連続鉢体苗11を観察ができる利点があるが、もちろん載置板を用いてこの載置 板上に苗収納容器を載せる構成としてもよい。上段案内部14を上段載置部1に 対して回転可能に連結しておけば、上段案内部の使用が簡易となるが、上段案内 部14を上段載置部に常に連結しておく必要はなく、例えば掛止め具を介して取 外し可能に接続しておいてもよい。また渡し板16は上段載置部1と上段案内部 14との隙間が狭い場合には必ずしも必要がなく、また渡し板16を上例のよう に上段案内部14に接続しておけば、扱いが容易となる。転倒防止用の支持脚1 3を設け、これを不使用時に図1の鎖線に示すようにセットしておけば、一輪車 となる苗移植機の転倒を防止できる。溝切り26を設けておけば、長ねぎ苗移植 のように深い移植溝を確実に掘る場合に有益である。
【0011】 また溝の開口端部両側が高い場合、換言すれば溝が深く隣接する畝の最頂部が 高い場合には、下段案内部15又は下段載置部2下面と畝頂部とが接触して走行 しにくくなるおそれがある。もっとも、案内部14,15の傾斜角度を大きくす ればよいが、あまり大きくして案内部Bの勾配を急にすると、引出し連続鉢体苗 の引出し作業等が円滑に行かないおそれがある。
【0012】 そこで、このような場合には、図7〜10図に示すように上段載置部1A及び 下段載置部2A、上段案内部14B及び下段載案内部15Bのそれぞれを、凹状 に中央部から両側方へ立上がるように湾曲させればよい。 なお、この例は、上例とその構成が実質的に同一であるので、対応する構成を 示す符号については上例と一致させている。 上段載置部1Aにはその本体を形成している上載置板28を備えている。そし て下段案内部15Bは、下段載置部2Aの下載置板3Aと一体的に連続されてい る。換言すると、下載置板3Aと下段案内部15Bとは1枚板で構成されている 。また上段載置部1Aの前後の受フレーム8A,9Aは上載置板28の前後両側 でその裏面を保持すると共に、上段載置部の前後の支持フレームの機能をしてい る。同様に、下段載置部2Aの前後の受フレーム29,30は下載置板3Aの前 後両側でその裏面を保持すると共に、上段載置部の前後の支持フレームの機能を している。 上段載置部1Aの上載置板28上面及び下段載置部2Aの下載置板3Aの上面 には、前後方向に長い仕切31,32を互いに平行に取付けてある。これらの仕 切は、載置板上に乗せられる3組の引出し連続鉢体苗11を一単位毎に区分する ためのものである。 この例における使用方法も上例とは同様であるが、上下の載置板28,3A上 に一単位に集合された引出し連続鉢体苗11を幅方向に3単位直接並べるもので あって、上例のように苗収納容器に入れた状態で乗せない。このため、苗移植時 には、図7左側に位置している一単位の引出し連続鉢体苗から引出しを開始し、 これが終了したら図右側に位置している一単位の引出し連続鉢体苗を引出し、最 後に中央に位置している引出し連続鉢体苗を引出して移植を行う。 この例では、上下各の載置板28,3A、上下各段の案内部14B,15Bの 凹形状は、断面U形状としているが、V字形であってもよく、その深さも畝の高 さに応じて適宜設定される。
【0013】
【考案の効果】
この考案によれば、上下2段の苗載置部を設けてあるので、広い畑地における 頻繁に引出し連続鉢体苗を交換する手間と時間が省け、移植作業が簡易迅速に行 える。上下各段の載置部の位置をずらすことにより、下段の載置部における連続 鉢体苗の出入れが容易となる。上段載置部及び下段載置部、上段案内部及び下段 案内部をそれぞれ凹状に湾曲させることにより畝の高さが高くても円滑に走行が 可能となる。上段案内部の後部を支持部を回転中心として上段載置部に接続させ ることにより、下段載置部への引出し連続鉢体苗の載置作業や、下段載置部から 引出し連続鉢体苗を引出す際の開放作業が簡易となる。上段載置部における苗収 納容器の支持を間隔を置いて配置した前後の受フレームで行うので、軽量化が図 れると共に、下段の載置部の苗収納容器を見通すことが可能となり、作業がしや すい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す正面図である。
【図2】この考案の一実施例を示し、渡し板を一部切欠
している平面図であって、下段の苗収納容器を省略して
いる図である。
【図3】この考案の一実施例の上段案内部の一部を切欠
している平面図であって、渡し板を省略している図であ
る。
【図4】苗載置部及び上下段の案内部の一部を示す拡大
断面図である。
【図5】苗収納容器の平面図である。
【図6】渡し板の平面図である。
【図7】この考案の他の実施例を示す平面図である。
【図8】この考案の他の実施例を示す正面図である。
【図9】図7イ−イ線端面図である。
【図10】図7ロ−ロ線端面図である。
【符号の説明】
A 苗載置部 B 案内部 C 繰出し部 D 車輪 M 距離 1 上段載置部 2 下段載置部 3 下載置板 3A 下載置板 4 支柱 5 側フレーム 6 前フレーム 7 ハンドル 8 前受フレーム 9 後受フレーム 10 苗収納容器 11 引出し連続鉢体苗 14 上段案内部 14B 上段案内部 15 下段案内部 15B 下段案内部 16 渡し板 17 ヒンジ 18 側枠 20 側枠 22 支持体 23 誘導路 24 誘導板 25 オープナー 26 溝切り 27 土寄せ体 28 上載置板

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下2段からなる苗載置部、案内部及び
    繰出し部を具備しており、 上記苗載置部は、一単位に集合してある引出し連続鉢体
    苗を幅方向に複数単位並設載置できる広さを備えている
    上下各段の載置部を備えており、 上記上段載置部は、下段載置部に対して進行方向である
    後方に向けて所定距離その位置をずらして配置されてお
    り、 上記案内部は、上段案内部と下段案内部とからなり、上
    記上段案内部と下段案内部とはそれぞれ後部側で上記上
    段載置部と下段載置部との前部に連設していると共に、
    上記上段案内部は下段案内部の上方において開放可能に
    上段載置部に連らなっており、 上記繰出し部は、後部に上記上下各段の案内部の前端部
    と連通している誘導路を有し、この誘導路の前部に繰出
    し口を設けると共に、誘導路下部に植付け溝掘り手段を
    設けてあることを特徴とする野菜等の苗移植機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上段載置部は上載置
    板を有し、下段載置部は下載置板を有し、上下の両載置
    板はいずれもが凹状に、上段案内部と下段案内部とはい
    ずれも凹状に、それぞれ中央部から両側方に向けて湾曲
    しており、上載置板は上段案内部に連続し、下載置板は
    下段案内部に連続していることを特徴とすること野菜等
    の苗移植機。
  3. 【請求項3】 請求項2において、上段案内部は後部の
    支持部を回転中心として上段載置部に接続されているこ
    とを特徴とする野菜等の苗移植機。
  4. 【請求項4】 請求項1において、上段載置部及び下段
    載置部は、一単位に集合してある引出し連続鉢体苗を収
    納する苗収納容器を幅方向に複数並設載置できる広さを
    備えており、上段案内部及び下段案内部上には幅方向の
    両側に側枠を設けてあり、上記上段案内部は後部の支持
    部を回転中心として上段載置部に接続されていることを
    特徴とする野菜等の苗移植機。
  5. 【請求項5】 請求項4において、上段載置部は、下段
    載置部の両側から起立してある支柱に支持された側フレ
    ームと、前後に間隔を置いて配置された前受フレーム及
    び後受フレームとを備えており、前後の受フレームはそ
    れぞれ両側の側フレーム間に架設され、前後の受フレー
    ム上で苗収納容器を載置可能とするものであり、苗載置
    部の後方にハンドルを連設してあり、下段載置部下方に
    車輪を設けてあることを特徴とする野菜等の苗移植機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009183261A (ja) * 2008-02-08 2009-08-20 Nippon Beet Sugar Mfg Co Ltd 膨軟圃場への密植用連続鉢苗移植機
JP2009183260A (ja) * 2008-02-08 2009-08-20 Nippon Beet Sugar Mfg Co Ltd 栽培ベンチへの移植方法及び移植機
JP2010081853A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Nippon Beet Sugar Mfg Co Ltd 連続鉢苗移植機

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