JP3016239U - 剣道用面 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、面全体の軽量化による竹刀の殴打
による衝撃力の緩和や面と顔面との密着度を良好にする
ことを目的とする。 【構成】 本考案は、所定形状に成る面台座１の額部分
の範囲に適当厚さの補強金４を固着５して成るものであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、剣道用の面に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

剣道用の面は、近年、発錆防止と軽量化のためにチタンなどの軽合金材が使用 されるようになったが、面全体としては軽量化によって竹刀の殴打による衝撃力 が大きくなっていたし、また面着用時における面と顔面との密着度が良くなく、 試合中に不安な気分になることもあった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そこで、本考案は前記のような軽量化の欠点を除去し、より実用性の高い面を 提供することを目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、所定形状に成る面台座の額部分の範囲に適当厚さの補強金を固着し て成るものである。

【０００５】

【作用】

いま本考案の面を着用したときは、台座の額部分の重量が他部分より重くなる から、面全体が着用者の額面を含む顔面に密着するようになる。

【０００６】 また、本考案の面を着用して試合を行うときに、相手の竹刀による殴打を面の 上面部分に何回受けても、台座の額部分の補強金によって打撃力は吸収され、衝 撃は緩和されるようになる。

【０００７】

【実施例】

１は台座、２は台座１の縦方向の中心部に設けた縦ひご、３は横ひごである。

【０００８】 ４は前記台座１の上面の額部分に固着した比較的薄厚（前記台座の材厚と等し くてよい。）に成る補強金で、この補強金には前記横ひご３の左右両端部が台座 １を貫通して固着５する。

【０００９】

【考案の効果】

本考案はこのように、台座の額部分に適当厚さの補強金を固着して成るもので あるから、剣道の面のもっとも竹刀による殴打回数が多くかつ衝撃の大きい当該 部分の強度を補完して強固にすることができ、また当該部分の補強による面の重 量化により体積を増強するから、竹刀による衝撃力を吸収緩和することができる ようになり、さらに面の額部分の重さによって面と顔面との密着度が良好になり 、常に安心した気持で競技に集中することができるようになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】全体の背斜面図

【図２】要部の縦断面図

【符号の説明】

１ 台座 ２ 縦ひご ３ 横ひご ４ 補強金

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 所定形状に成る面台座の額部分の範囲に
   適当厚さの補強金を固着して成る剣道用面。