JP3016030U - 食 器 - Google Patents

食 器

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JP3016030U
JP3016030U JP1995001664U JP166495U JP3016030U JP 3016030 U JP3016030 U JP 3016030U JP 1995001664 U JP1995001664 U JP 1995001664U JP 166495 U JP166495 U JP 166495U JP 3016030 U JP3016030 U JP 3016030U
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JP1995001664U
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博史 荒川
力 島村
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YAMATOKAKO CO., LTD.
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YAMATOKAKO CO., LTD.
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルム状の応答器を破損することなく、応
答器を食器成形品に一体的に成形することができる。 【構成】 凹部を有する第1のケース部と、該第1のケ
ース部の該凹部内に収納された応答器と、該第1のケー
ス部の該凹部を覆う第2のケース部とからなる応答器収
納ケースの少なくとも一部が食器成形品に埋め込まれて
なる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、食器に係り、特に、フィルム状の応答器を破損することなく、応答 器を食器成形品に一体的に成形することができる食器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来は、例えば、給食用の食器に飯、みそ汁、おかず等を区別して入れる場合 、食器を機械的に判別するために、センサである応答器を接着剤やテープ等で食 器の底部に添着している。 しかしながら、この従来の食器の判別方法では、接着剤やテープ等で食器の底 部に応答器を添着していたため、食器を洗浄したり加熱乾燥消毒したりすると、 接着剤やテープ等が剥がれて食器から応答器が取れ易いという問題がある。この ため、剥がれてしまう毎に応答器を添着しなければならず、面倒である。
【0003】 また、食器に応答器を添着することにより、汚れが付着しても洗浄がし難く衛 生的にも好ましくなかった。 そこで、この洗浄した時に応答器が食器から剥離してしまうという問題、或い は突起部を無くし、洗浄し易くするために、応答器を食器の成形品の中に埋設す るという方法が検討されている。
【0004】 このような場合、従来成形する際、直接応答器を成形時にインサート成形をす ることが一般的であるが、この方法であると、成形する際の材料の流れに耐え得 る応答器の強度が要求される。以下、一般的な成形方法を具体的に図面を用いて 説明する。 図20から図22は従来の一般的な食器の製造方法を示す図である。
【0005】 まず、下型101と上型102を図示しないプレス成形機に取り付けて成形準 備を終了する。次に、下型101にフィルム状の応答器103を入れ、更にその 応答器103を覆うように成形材料104を入れる(図20)。または、下型1 01に成形材料104を入れ、その成形材料104上にフィルム状の応答器10 3を入れ、その応答器103を覆うように更に成形材料104を入れる(図21 )。
【0006】 一般に食器の中に応答器を埋設した場合、その検知手段として光や超音波等は 不適当であり、電磁式で行う検知手段が好ましい。この電磁式検知手段を用いた 応答器としては、例えば特開平2−198382号公報や実開平4−11508 6号公報に記載された共振周波数を検知するものが好ましい。 そこで、このフィルム状の応答器103には、特開平2−198382号公報 及び実開平4−115086号公報に記載の応答器を用いることが好ましい。応 答器103は、フィルム状の回路がプラスチックフィルムにより覆われて形成さ れている。
【0007】 次に、前述の如く図20に示すように、メラミン樹脂104を下型101に入 れた応答器103を覆うように入れた後、図示しないプレス成形機を操作し、下 型101と上型102を締めて成形材料を成形しインサート成形を行う。あるい は、前述の如く図21に示すように、下型101にメラミン樹脂104を入れ、 そのメラミン樹脂104上に応答器103を入れ、その応答器103を覆うよう に成形材料104を入れた後、図示しないプレス成形機を操作し、下型101と 上型102を締めて成形材料を成形しインサート成形を行う。
【0008】 次に、図示しないプレス成形機を操作して下型101と上型102とを開いて 、図22(a),(b)に示す食器認識用応答器入り食器105を各々取り出す 。ここで、図22(a)に示す食器認識用応答器入り食器105は、図20で示 した工程を経て得られたものであり、図22(b)に示す食器認識用応答器入り 食器105は、図21で示した工程を経て得られたものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、上記した従来の食器の成形方法では、応答器103が加熱加圧 成形する時に露出される構造を採っているため、加熱加圧成形時に圧力がかかっ て流れるメラミン樹脂104により、フィルム状の応答器103が破損し易いと いう問題があった。
【0010】 そこで、本考案は、フィルム状の応答器を破損することなく、応答器を食器成 形品に一体的に成形することができる食器を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案は、凹部を有する第1のケース部と、該第1のケース部の 該凹部内に収納された応答器と、該第1のケース部の該凹部を覆う第2のケース 部とからなる応答器収納ケースの少なくとも一部が食器成形品に埋め込まれてな ることを特徴とするものである。
【0012】 請求項2記載の考案は、上記請求項1記載の発明において、前記第2のケース 部は、前記凹部に嵌合する凸部を有するか、または平らな蓋であることを特徴と するものである。 請求項3記載の考案は、上記請求項2記載の発明において、前記第1、第2の ケース部は、前記凹部、前記凸部に対応する領域以外の領域に貫通穴を有するこ とを特徴とするものである。
【0013】
【作用】
本考案では、後述する実施例の図1〜図15に示す如く、下型ケース部7aの 凹部内に応答器11をセットし上型ケース部3aで蓋をして応答器収納ケースを 構成し、この応答器11が下型ケース部7a及び上型ケース部3aで覆われた応 答器収納ケースを成形材料17で覆って加熱加圧成形するように構成したため、 加熱加圧成形時に圧力がかかって流れる成形材料17によるストレスを応答器1 1を収納する上型ケース部3a及び下型ケース部7aで抑えることができる。
【0014】 このため、従来の一般的な成形方法よりも、成形材料17による応答器11へ のダメージを受け難くすることができる。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。 図1は本考案に係る一実施例の食器の構造を示す断面図、図2〜図15は本考 案に係る一実施例の食器の製造方法を示す図である。 まず、上型ケース成形用の下型1と上型2とを図示しないプレス成形機に取り 付けて成形準備を終了した後(図2)、メラミン樹脂等の成形材料3を下型1に セットする(図3)。次に、プレス成形機を操作して下型1と上型2で成形材料 3を加熱加圧成形することにより、凸部を有する上型ケース部3aを形成した後 (図4)、プレス成形機で下型1と上型2とを分離して上型ケース部3aを取り 出す(図5)。
【0016】 次に、下型ケース成形用の下型5と上型6とを図示しないプレス成形機に取り 付けて成形準備を終了した後(図6)、メラミン樹脂等の成形材料7を下型5に セットする(図7)。次に、プレス成形機を操作して下型5と上型6で成形材料 3を加熱加圧成形することにより、凹部を有する下型ケース部7aを形成した後 (図8)、プレス成形機で下型5と上型6とを分離して下型ケース部7aを取り 出す(図9)。
【0017】 次に、予め成形した上型ケース部3a及び下型ケース部7aと、従来と同様フ ィルム状の回路がプラスチックフィルムにより覆われて形成されたフィルム状の 応答器11とを用意し(図10)、下型ケース部7aの凹部内に応答器11をセ ットした後、上型ケース部3aの凸部を下型ケース部7aの凹部内に嵌合する( 図11)。
【0018】 次に、食器成形用の下型15と上型16とを図示しないプレス成形機に取り付 けて成形準備を終了した後(図12)、応答器11が下型ケース部7aと上型ケ ース部3aにより収納された応答器収納ケースを下型15にセットする(図13 )。次に、応答器収納ケースを覆うようにメラミン樹脂等の成形材料17を下型 15にセットし(図14)、プレス成形機を操作して下型15と上型16で成形 材料17を加熱加圧成形することにより、下面側で応答器収納ケースと一体とな った食器成形品17aを形成した後(図15)、プレス成形機で下型15と上型 16とを分離することにより、図1に示す如く、食器成形品17aを取り出す。
【0019】 このように、本実施例では、下型ケース部7aの凹部内に応答器11をセット し上型ケース部3aで蓋をして応答器収納ケースを構成し、この応答器11が下 型ケース部7a及び上型ケース部3aで覆われた応答器収納ケースを成形材料1 7で覆って加熱加圧成形するように構成したため、加熱加圧成形時に圧力がかか って流れる成形材料17によるストレスを応答器11を収納する上型ケース部3 a及び下型ケース部7aで抑えることができる。
【0020】 このため、従来の一般的な成形方法よりも、成形材料17による応答器11へ のダメージを受け難くすることができる。 本実施例は、応答器11がセットされた下型ケース部7aの凹部内に上型ケー ス部3aの凸部を嵌合させた状態で、加熱加圧成形するように構成したため、加 熱加圧成形して成形材料17が流れている時、上型ケース部3aを下型ケース部 7aから外れ難くすることができる。
【0021】 このため、加熱加圧成形時、成形材料17による応答器11へのダメージを効 率良く抑えることができる。 なお、上記実施例では、加熱加圧成形時に上型ケース部3aを下型ケース部7 aから外れ難くするために、上型ケース部3aに下型ケース部7aの凹部に嵌合 する凸部を形成したが、本考案はこれのみに限定されるものではなく、凸部のな い上型ケース部3aで下型ケース部7aの凹部を覆うように構成してもよい。こ の場合、上型ケース部3aは、下型ケース部7aの凹部を覆うことを考慮すると 、下型ケース部7aよりも大きくしたものが好ましい。
【0022】 上記実施例は、下型15に応答器収納ケースをセットし、応答器収納ケースを 覆うように成形材料17をセットした後、加熱加圧成形して、食器成形品17a の下面側に応答器収納ケースを一体成形する場合について説明したが、本発明に おいては、下型15に成形材料17をセットし、成形材料17上に応答器収納ケ ースをセットした後(図16)、下型15と上型16で加熱加圧成形して上面側 に応答器収納ケースが一体成形された食器成形品17bを形成し(図17)、下 型15と上型16を分離して食器成形品17bを取り出すように構成してもよい (図18)。この場合、上面側に応答器収納ケースが一体成形された食器成形品 17bを得ることができる他、上記実施例と同様の効果を得ることができる。
【0023】 上記実施例では、柄入れは行っていないが、フォイル紙等の柄入れを行うよう に構成してもよい。この製造方法は、例えば材料投入工程→型締め工程→ガス抜 き工程→加熱加圧工程→フォイル紙(柄入れ)投入工程→加熱加圧工程→コーテ ィング剤投入工程→加熱加圧工程→型開工程という一連の工程からなる3度押成 形工程を行えばよい。
【0024】 次に、本考案においては、上型ケース部3aと下型ケース部7aを、図19に 示す如く、凹部、凸部に対応する領域以外の領域に各々貫通穴21,22を有す るように構成してもよい。この場合、成形材料17で加熱加圧成形すると、上型 ケース部3aと下型ケース部7aの貫通穴21,22にも成形材料17を侵入さ せることができるため、食器成形品17aにおける上型ケース部3aと下型ケー ス部7aの密着強度を向上させることができる。
【0025】 本考案において、応答器11が上型ケース部3aと下型ケース部7aで覆われ た応答器収納ケースは、その一部を食器成形品に埋め込むように成形してもよい し、その全てを食器成形品に埋め込むように成形してもよい。
【0026】
【考案の効果】 本考案によれば、フィルム状の応答器を破損することなく、応答器を食器成形 品に一体的に成形することができるできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る一実施例の食器の構造を示す断面
図である。
【図2】本考案に係る一実施例の食器の製造を示す図で
ある。
【図3】本考案に係る一実施例の食器の製造を示す図で
ある。
【図4】本考案に係る一実施例の食器の製造を示す図で
ある。
【図5】本考案に係る一実施例の食器の製造を示す図で
ある。
【図6】本考案に係る一実施例の食器の製造を示す図で
ある。
【図7】本考案に係る一実施例の食器の製造方法を示す
図である。
【図8】本考案に係る一実施例の食器の製造方法を示す
図である。
【図9】本考案に係る一実施例の食器の製造方法を示す
図である。
【図10】本考案に係る一実施例の食器の製造方法を示
す図である。
【図11】本考案に係る一実施例の食器の製造方法を示
す図である。
【図12】本考案に係る一実施例の食器の製造方法を示
す図である。
【図13】本考案に係る一実施例の食器の製造方法を示
す図である。
【図14】本考案に係る一実施例の食器の製造方法を示
す図である。
【図15】本考案に係る一実施例の食器の製造方法を示
す図である。
【図16】本考案に係る他の実施例の食器の製造方法を
示す図である。
【図17】本考案に係る他の実施例の食器の製造方法を
示す図である。
【図18】本考案に係る他の実施例の食器の製造方法を
示す図である。
【図19】本考案に適用できる下型ケース部及び上型ケ
ース部を示す図である。
【図20】従来の食器の製造方法を示す図である。
【図21】従来の食器の製造方法を示す図である。
【図22】従来の食器の製造方法を示す図である。
【符号の説明】
1,5,15 下型 2,6,16 上型 3,7,17 成形材料 3a 上型ケース部 7a 下型ケース部 11 応答器 17a,17b 食器成形品 21,22 貫通穴

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】凹部を有する第1のケース部と、該第1の
    ケース部の該凹部内に収納された応答器と、該第1のケ
    ース部の該凹部を覆う第2のケース部とからなる応答器
    収納ケースの少なくとも一部が食器成形品に埋め込まれ
    てなることを特徴とする食器。
  2. 【請求項2】前記第2のケース部は、前記凹部に嵌合す
    る凸部を有するか、または平らな蓋であることを特徴と
    する請求項1記載の食器。
  3. 【請求項3】前記第1、第2のケース部は、前記凹部、
    前記凸部に対応する領域以外の領域に貫通穴を有するこ
    とを特徴とする請求項2記載の食器。
JP1995001664U 1995-03-10 1995-03-10 食 器 Expired - Lifetime JP3016030U (ja)

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