JP3015957U - 容器の栓の開閉装置 - Google Patents
容器の栓の開閉装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 容器本体の口部に、注液通路と、これを開閉
する弁装置と、この弁装置の操作部とを具備する栓体を
装着し、前記口部にカップ蓋を外嵌螺合するようにし
て、このカップ蓋の装着によって前記弁装置の操作部を
閉弁位置に強制的に移動できるようにした容器の栓の開
閉装置において、カップ蓋が不完全装着の状態でも、弁
装置が確実に強制閉弁され、しかも、このカップ蓋が衝
撃的横荷重によっても外れにくいようにする。 【構成】 栓体(2) の頂面にこれを開栓操作する操作
ボタン(51)と閉栓操作する閉操作軸(6) をバネで付勢し
た状態で突出させ、カップ蓋(7) を容器本体の口部に外
嵌させたときは、これら両者の螺合が開始される前に該
カップ(7) が閉操作軸(6) を押し込んで栓体(2) が開栓
されるようにした。
する弁装置と、この弁装置の操作部とを具備する栓体を
装着し、前記口部にカップ蓋を外嵌螺合するようにし
て、このカップ蓋の装着によって前記弁装置の操作部を
閉弁位置に強制的に移動できるようにした容器の栓の開
閉装置において、カップ蓋が不完全装着の状態でも、弁
装置が確実に強制閉弁され、しかも、このカップ蓋が衝
撃的横荷重によっても外れにくいようにする。 【構成】 栓体(2) の頂面にこれを開栓操作する操作
ボタン(51)と閉栓操作する閉操作軸(6) をバネで付勢し
た状態で突出させ、カップ蓋(7) を容器本体の口部に外
嵌させたときは、これら両者の螺合が開始される前に該
カップ(7) が閉操作軸(6) を押し込んで栓体(2) が開栓
されるようにした。
Description
【0001】
本考案は、容器の栓の開閉装置、特に、魔法瓶等の携帯用容器の栓の開閉装置 に関するものである。
【0002】
この種開閉装置として、既に、実公平2−43327号に開示されるように、 容器本体の口部に、注液通路と、これを開閉する弁装置と、この弁装置を開閉す る開閉機構とを具備する栓体を装着し、前記口部にカップ蓋を外嵌螺合した構成 のものが提案されている。このものでは、前記開閉機構の操作部によって栓体内 の弁装置を開閉できて便利に使用出来る。また、前記弁装置を開いたままでカッ プ蓋を口部に螺合させると、この螺合の際に、カップ蓋と弁装置の操作部との連 動関係によって弁装置が閉弁される構成となっているから、過って弁装置を開弁 したままでカップ蓋が装着されることにより内容物が漏れ出るような不都合が解 消できる。
【0003】 ところが、この従来のものでは、カップ蓋を前記口部外周のネジ部に確実に螺 合しない場合には、弁装置が閉弁されないこともあり、この場合には、内容物が 漏れ出る心配が残る。 また、カップ蓋が不完全に締め付けられている場合には、カップ蓋の頂部が自 由状態にあることから、このカップ蓋に横方向の荷重が加わった場合に、外れ易 い。
【0004】 本考案は、かかる点に鑑みてなされたものであり『容器本体の口部に、注液通 路と、これを開閉する弁装置と、この弁装置の操作部とを具備する栓体を装着し 、前記口部にカップ蓋を外嵌螺合するようにして、このカップ蓋の装着によって 前記弁装置の操作部を閉弁位置に強制的に移動できるようにした容器の栓の開閉 装置』において、カップ蓋が不完全装着の状態でも、弁装置が確実に強制閉弁さ れ、しかも、このカップ蓋が衝撃的横荷重によっても外れにくいようにすること をその課題とする。
【0005】
上記課題を解決するための本考案の技術的手段は、 『弁装置は、栓体(2) の下端の開口(21)を下方から閉塞する弁体(4) と、前記弁 体(4) と一体で且栓体(2) の中心に設けられた弁軸(41)と、この弁軸に背向突出 状態に設けた被係合突起(53)(53)と、これらに対してワンウエイ係合する係合突 起(52)を具備させた一対の弾性材料製の係合ロック板(54)(54)と、前記弁軸(41) とこれの支持部との間に装着されて上記弁体(4) を閉弁方向に付勢するバネ(42) と、栓体(2) の頂面に形成した凹陥部(29)内に突出させ且前記弁軸(41)の上端に 連設される操作ボタン(51)とから構成され、 上端が上記凹陥部(29)内で前記操作ボタン(51)の近傍に突出し且常時上昇方向 に付勢される閉操作軸(6) を設け、 前記閉操作軸(6) の上部から突出するら一対の腕部(61)(61)が上記操作ボタン (51)を迂回するように水平方向に延長されると共に、この腕部(61)(61)の先端の 作用点部(62)(62)を上記係合突起(52)(52)の上面側の傾斜面(55)(55)に臨ませ、 カップ蓋(7) の頂部(71)の内面中心に環状リブ(72)を設け、この環状リブ(72) によって囲まれる範囲を上記操作ボタン(51)よりも大きく設定し、 カップ蓋(7) を口部(11)に装着した状態に於いて前記環状リブ(72)の頂部と一 致する位置に上記閉操作軸(6) を前記弁軸と平行に配置すると共に、前記環状リ ブ(72)が上記凹陥部(29)内に収容される構成とし、 前記閉操作軸(6) の作用点部(62)と係合突起(52)との関係は、カップ蓋(7) を 口部(11)に外嵌させて両者の螺合が開始されるまでの間に作用点部(62)が係合突 起(52)の上端部と対偶して係合突起(52)と被係合突起(53)の係合を解除させ、螺 合終了状態では、作用点部(62)と係合突起(52)とが非接触状態となるようにした 』ことである。
【0006】
【作用】 上記技術的手段は次のように作用する。 先ず、栓体(2) の開栓操作について説明する。 最初に口部(11)からカップ蓋(7) を取り外して栓体(2) の頂部を露出させ、そ の後、該栓体(2) の頂面に形成された凹陥部(29)内に突出する操作ボタン(51)を 押し込む。すると、該操作ボタン(51)に連設された弁軸(41)がバネ(42)の付勢力 に抗して押し込まれ、該弁軸(41)に設けられた弁体(4) が栓体(2) の開口(21)か ら離反する。即ち、上記開口(21)が開放状態となって栓体(2) が開栓されるので ある。
【0007】 他方、上記弁軸(41)の上記移動により、該弁軸(41)に背向突出された被係合突 起(53)(53)が弾性材料製の係合ロック板(54)(54)に具備させた係合突起(52)(52) 部分を通過したときにこれにワンウエイ係合して上昇復帰移動が阻止された状態 となる。これにより、栓体(2) がバネによる閉弁力に抗して開栓状態に維持され る。
【0008】 この状態から、閉操作軸(6) を押し込むと、腕部(61)(61)の先端の作用点部(6 2)(62)が上記係合ロック板(54)(54)の係合突起(52)(52)の上面側の傾斜面(55)(5 5)に当接し、これにより、係合突起(52)(52)が弁軸(41)の被係合突起(53)(53)に 対して係合解除方向に移動せしめられて両者の係合が外れる。すると、弁軸(41) はバネ(42)の付勢力で閉弁方向に移動せしめられ、前記弁軸(41)と一体の弁体(4 ) が開口(21)を閉塞する。
【0009】 次に、カップ蓋(7) を口部(11)に装着することにより栓体(2) を閉栓させる場 合の作用について説明する。 カップ蓋(7) を口部(11)に外嵌させると、該カップ蓋(7) の頂部(71)内面に設 けられた環状リブ(72)の頂部が上記栓体(2) を開栓させる為の閉操作軸(6) の先 端に当接する。この状態で、更にカップ蓋(7) を押し込むと、口部(11)の外周の ネジ部と螺合を開始するが、この時点までの前記環状リブ(72)による閉操作軸(6 ) の押し込みによって係合突起(52)(52)と被係合突起(53)(53)との係合が解除さ れる関係にしてあるから、この時点において、閉操作軸(6) を操作する場合と同 様にして前記弁軸(41)と一体の弁体(4) が開口(21)を閉塞する。そして、カップ 蓋(7) が最終締め付け状態になると、環状リブ(72)が凹陥部(29)内にほぼ完全に 収容された状態となり、このときには、閉操作軸(6) は下死点位置にあり、腕部 (61)の作用点部(62)は前記係合突起(52)と非接触状態になるから、カップ蓋(7) が装着されたまま放置されたとしても、係合突起(52)を具備する係合ロック板(5 4)に対して応力が作用することがなく、これに永久変形が生じる心配がない。
【0010】
本考案は次の特有の効果を有する。 カップ蓋(7) と口部(11)の螺合開始前に栓体(2) の閉栓状態が確保できるから 、該カップ蓋(7) が不完全装着状態であっても、前記栓体(2) が確実に閉栓状態 に維持される。
【0011】 カップ蓋(7) の装着状態では、環状リブ(72)が凹陥部(29)内に嵌入収容される から、前記カップ蓋(7) が僅かに不完全装着状態にあっても、該カップ蓋(7) の 上下両端が支持され、カップ蓋(7) のガタ付きが生じにくい。よって、該カップ 蓋(7) に衝撃的横荷重が作用してもこれが脱落する心配が少なくなる。このとき 、操作ボタン(51)と環状リブ(72)とが相互に嵌入するからこの点でも前記効果が 向上したものとなる。
【0012】 カップ蓋(7) の装着過程で、係合ロック板(54)と接触していた作用点部(62)が 、前記カップ蓋(7) が完全装着状態にあるときには、相互に非接触状態となるか ら、カップ蓋(7) を装着したままに放置されたとしても、前記係合ロック板(54) に永久変形が生じることによるロック不良が防止できる。
【0013】
次に、上記した本考案の実施例を図面に従って詳述する。 この実施例では、容器本体(1) の口部(11)には、上端に前記口部(11)の内周よ りも大きなフランジ部(22)を具備し且中空に構成した合成樹脂製の栓体(2) が、 螺合装着されている。このため、口部(11)の内周面に雌ネジ部(12)が形成され、 前記栓体(2) の胴部外周面には前記雌ネジ部(12)に一致する雄ネジ部が形成され ている。
【0014】 この栓体(2) は、その下端部の周縁部に装着した環状パッキン(3) によって、 口部(11)の内周との水密が確保されており、前記栓体(2) 内には、前記環状パッ キン(3) によって囲まれる開口(21)からフランジ部(22)の周壁に形成した注ぎ口 (23)に連通する注液通路(24)が形成されていることから、この栓体(2) を装着し たままで容器本体(1) の内容物(液体)を取り出すことが出来る。
【0015】 栓体(2) の中央部には、前記開口(21)を開閉する弁体(4) の開閉機構が内蔵さ れており、この弁体(4) は、その閉弁状態では、前記開口(21)の端縁を被覆する 前記環状パッキン(3) に対接して閉弁状態となる。 前記弁体(4) の弁軸(41)は、前記開放機構を収容するために栓体(2) 内の中央 部に形成された機構室(20)の底壁(25)を貫通し、前記弁軸(41)の上端部に外嵌固 定した開操作ボタン(51)が、栓体(2) の頂壁から貫通突出する。そして、前記弁 軸(41)の中程に設けた止環と前記底壁(25)との間には、開弁付勢用のバネ(42)が 介装されている。
【0016】 栓体(2) の頂壁の中央部に凹陥部を形成し、この凹陥部(29)の底壁が上記機構 室(20)の天井壁(26)となる。 機構室(20)内には、その底壁から上方に延びる一対の係合ロック板(54)(54)が 対向姿勢で設けられ、各係合ロック板(54)の上端部に設けた係合突起(52)(52)が 、上記操作ボタン(51)の下端の一対の被係合突起(53)(53)と係合する関係にある 。
【0017】 前記係合突起(52)は内向きで且上向きに傾斜する傾斜面(55)を具備し、その係 合突起(52)の下辺は水平に設定されている。他方の被係合突起(53)は傾斜面が下 向きで且外向きとなり、上辺が水平面となった一定の厚さの三角形状である。そ して、自由状態の係合ロック板(54)(54)の前記係合突起(52)(52)の内方端部の間 隔は、前記被係合突起(53)(53)の外側端部相互の間隔よりも小さく設定されてい る。
【0018】 従って、バネ(42)の付勢力に抗して操作ボタン(51)を押し込むと、前記被係合 突起(53)(53)が係合突起(52)(52)の内方端部にワンウエイ係合する。この係合位 置は所定の位置に設定されているから、前記係合状態では弁体(4) が開弁状態に 維持される。 機構室(20)内の弁軸(41)の昇降域の側方には、ロック解除のための閉操作軸(6 ) が昇降自在に配設される。
【0019】 この閉操作軸(6) は、機構室(20)の底壁(25)に設けたボスと上記天井壁(26)に 設けた透孔を挿通するように配設され、その上部から一対の腕部(61)(61)が上記 操作ボタン(51)を余裕をもって抱くように水平方向に延長され、その先端の作用 点部(62)(62)が上記した係合突起(52)(52)の傾斜面の上部近傍に臨んでいる。 また、前記閉操作軸(6) には、前記ボスとの間に上昇復帰用のバネ(63)が介装 されている。
【0020】 なお、閉操作軸(6) は、その上端が上記天井壁(26)から突出するが、この突出 位置は栓体(2) の頂部に設けた凹陥部内に位置し、前記閉操作軸(6) の上死点を 所定の位置に設定するため、閉操作軸(6) の上部からつば(64)が張り出す。これ がストッパとなり、閉操作軸(6) の最上昇位置では、上記作用点部(62)(62)が係 合突起(52)(52)に対して非接触状態にあって且両者が接近した状態にある。
【0021】 前記作用点部(62)(62)は、図4、図5のように、外側に突出し且上下に傾斜面 を具備させた垂下片となっている。他方の係合突起(52)には、傾斜面(55)の中程 に開口する矩形の縦穴(56)が貫通し、この縦穴(56)の大きさは、前記作用点部(6 2)(62)の垂下片が挿入可能な大きさとなる。そして、前記縦穴(56)の外側壁上端 部には、傾斜面(55)と反対側に傾斜する傾斜面(57)が形成されている。
【0022】 この実施例では、閉操作軸(6) を押し込むと、作用点部(62)(62)の山形部(65) 5)が傾斜面(55)に沿って移動することから、係合ロック板(54)を一定範囲押し広 げて係合突起(52)が外側に移動される。この移動によって被係合突起(53)との係 合が外れる。閉操作軸(6) がさらに押し込まて下死点位置になると、山形部(65) が縦穴(56)内に侵入して傾斜面(57)の下方に位置する。これら縦穴(56)及び山形 部(65)の突出度合いや作用点部(62)(62)と縦穴(56)の相対位置等が予め所定の位 置に設定されているから、前記下死点位置では、山形部(65)が係合ロック板(54) とは非接触状態となる。
【0023】 この状態で閉操作軸(6) の押込力を解除すると、バネ(63)の付勢力により山形 部(65)が縦穴(56)の上端の傾斜面(57)に沿って持ち上げられ、係合ロック板(54) を外側に湾曲させながら上死点位置に自動復帰することとなる。 口部(11)には、上記栓体(2) を包囲するように、カップ蓋(7) が螺合し、この カップ蓋(7) は、取り外した状態では、その頂部(71)が底部となる態様でカップ として使用出来る。
【0024】 前記頂部(71)の内面には環状リブ(72)が形成され、環状リブ(72)の外周径は、 上記栓体(2) の頂面に形成した凹陥部(29)よりも小さく、口部(11)に同心状に外 嵌させてネジ部(19)に螺合装着した状態では、前記凹陥部(29)内に前記環状リブ (72)が位置し、且、前記環状リブ(72)によって囲まれる凹部内に操作ボタン(51) が位置し、さらに、閉操作軸(6) の突出端と環状リブ(72)とが対接する関係にあ る。しかも、前記対接により、カップ蓋(7) を最終位置に螺合装着した状態では 、閉操作軸(6) は下死点位置に押し下げられたものとなるように、各部が設定さ れている。
【0025】 なお、この実施例の凹陥部(29)は略半円形凹部の一方に矩形の凹部を連続させ た構成であり、カップ蓋(7) の前記最終位置では、環状リブ(72)は、前記半円形 凹部に内接する態様で嵌入する。 この実施例の開閉装置では、図3のように、カップ蓋(7) を螺合装着した状態 において閉操作軸(6) は環状リブ(72)によって下死点位置に押し込まれた状態に あり、弁体(4) は閉弁されている。
【0026】 この状態から、カップ蓋(7) を外すと、山形部(65)の付勢力によって閉操作軸 (6) が上死点に復帰される。このとき、山形部(65)が傾斜面(57)を乗り越えて傾 斜面(55)の上方近傍に臨むものとなる。 この後、図1、図2のように、操作ボタン(51)を押し込むと、被係合突起(53) (53)が係合突起(52)(52)とワンウエイ係合して同図の開弁状態に維持され、容器 本体(1) 内の内容物が注液通路(24)を介して注ぎ口(23)から取り出すことができ る。
【0027】 この状態から弁体(4) を閉弁させるには、閉操作軸(6) を押し込む。この押し 込み動作により、作用点部(62)(62)の山形部(65)が傾斜面(55)とのカム対偶によ って係合ロック板(54)が押し広げられて、前記被係合突起(53)(53)と係合突起(5 2)(52)との係合が解かれて、バネ(42)の付勢力により弁体(4) が閉弁される。 過って弁体(4) が開弁されたままでカップ蓋(7) が螺合装着されると、図2の 状態を経て図3の状態となる。このとき、カップ蓋(7) の開放端のネジ部が口部 (11)のネジ部(19)と螺合する前に環状リブ(72)が突出状態にある閉操作軸(6) を 一定ストローク押し込む。この間に山形部(65)と傾斜面(55)との対偶によって被 係合突起(53)と係合突起(52)の係合が外れ、これにより弁体(4) が閉弁する。
【0028】 尚、この閉弁状態では弁軸(41)の上端は、栓体(2) の頂面と略一致した状態と なる。 そして、最終の螺合装着位置にカップ蓋(7) が締め込まれると、環状リブ(72) によって閉操作軸(6) が下死点位置に押し込まれるから、このときには、作用点 部(62)(62)が縦穴(56)内に侵入して係合ロック板(54)と作用点部(62)(62)とが非 接触状態となる。つまり、作用点部(62)(62)が自由状態に復帰する。
【0029】 従って、係合ロック板(54)が合成樹脂等のように永久変形が生じ易い弾性材料 で構成されていても、カップ蓋(7) の最終装着状態において、係合ロック板(54) と前記作用点部(62)とが相互に撓んだ状態に維持されないから、この係合ロック 板(54)に永久変形が生じる心配がなく、開閉機構部の耐久性が向上する。 さらに、カップ蓋(7) は、孔部(11)の外周面のネジ部とその下端部で螺合する と共に、頂部は、環状リブ(72)が凹陥部(29)に内接状態に挿入され、環状リブ(7 2)内に操作ボタン(51)が嵌入するから、カップ蓋(7) が僅かに緩んでいても、こ のカップ蓋が衝撃力によって損傷する心配がない。
【図1】本考案実施例の開弁状態の要部断面図
【図2】カップ蓋(7) を装着する過程途中の説明図
【図3】カップ蓋(7) の装着完了状態の説明図
【図4】閉操作軸(6) の(61)の部分の横断面図
【図5】係合突起(52)と作用点部(62)(62)との関係を示
す詳細斜視図
す詳細斜視図
【図6】環状リブ(72)と凹陥部(29)との関係を示す平面
図
図
(1) ・・・容器本体 (2) ・・・栓体 (4) ・・・弁体 (6) ・・・操作軸 (7) ・・・カップ蓋 (11)・・・口部 (24)・・・注液通路 (41)・・・弁軸 (42)・・・バネ (51)・・・操作ボタン (52)・・・係合突起 (53)・・・被係合突起 (54)・・・係合ロック板 (61)・・・腕部 (62)・・・作用点部 (71)・・・頂部 (72)・・・環状リブ
Claims (3)
- 【請求項1】 容器本体(1) の口部(11)に、注液通路(2
4)と、これを開閉する弁装置と、この弁装置の操作部と
を具備する栓体(2) を装着し、前記口部(11)にカップ蓋
(7) を外嵌螺合するようにして、このカップ蓋の装着に
よって前記弁装置の操作部を閉弁位置に強制的に移動で
きるようにした容器の栓の開閉装置において、 弁装置は、栓体(2) の下端の開口(21)を下方から閉塞す
る弁体(4) と、前記弁体(4) と一体で且栓体(2) の中心
に設けられた弁軸(41)と、この弁軸に背向突出状態に設
けた被係合突起(53)(53)と、これらに対してワンウエイ
係合する係合突起(52)を具備させた一対の弾性材料製の
係合ロック板(54)(54)と、前記弁軸(41)とこれの支持部
との間に装着されて上記弁体(4) を閉弁方向に付勢する
バネ(42)と、栓体(2) の頂面に形成した凹陥部(29)内に
突出させ且前記弁軸(41)の上端に連設される操作ボタン
(51)とから構成され、 上端が上記凹陥部(29)内で前記操作ボタン(51)の近傍に
突出し且常時上昇方向に付勢される閉操作軸(6) を設
け、 前記閉操作軸(6) の上部から突出するら一対の腕部(61)
(61)が上記操作ボタン(51)を迂回するように水平方向に
延長されると共に、この腕部(61)(61)の先端の作用点部
(62)(62)を上記係合突起(52)(52)の上面側の傾斜面(55)
(55)に臨ませ、 カップ蓋(7) の頂部(71)の内面中心に環状リブ(72)を設
け、この環状リブ(72)によって囲まれる範囲を上記操作
ボタン(51)よりも大きく設定し、 カップ蓋(7) を口部(11)に装着した状態に於いて前記環
状リブ(72)の頂部と一致する位置に上記閉操作軸(6) を
前記弁軸と平行に配置すると共に、前記環状リブ(72)が
上記凹陥部(29)内に収容される構成とし、 前記閉操作軸(6) の作用点部(62)と係合突起(52)との関
係は、カップ蓋(7) を口部(11)に外嵌させて両者の螺合
が開始されるまでの間に作用点部(62)が係合突起(52)の
上端部と対偶して係合突起(52)と被係合突起(53)の係合
を解除させ、螺合終了状態では、作用点部(62)と係合突
起(52)とが非接触状態となるようにした容器の栓の開閉
装置。 - 【請求項2】 作用点部(62)(62)を、弁軸(41)に対して
反対側に突出し且上下に傾斜面を具備する山形部(65)を
具備する垂下片で構成し、 係合突起(52)の上面側の傾斜面(55)の中程には矩形の縦
穴(56)を開口させると共に、この縦穴(56)の大きさを、
前記作用点部(62)(62)を構成する前記垂下片が挿入可能
な程度に設定し、 前記係合突起(52)に於ける前記縦穴(56)の外側壁の上端
部には前記傾斜面(55)に連続し且つこれと反対側に傾斜
する傾斜面(57)を形成した請求項1の容器の栓の開閉装
置。 - 【請求項3】 環状リブ(72)の大きさを、カップ蓋(7)
の装着状態で凹陥部(29)内に内接状態に収容される構成
とした請求項2の容器の栓の開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995002146U JP3015957U (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | 容器の栓の開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995002146U JP3015957U (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | 容器の栓の開閉装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3015957U true JP3015957U (ja) | 1995-09-19 |
Family
ID=43151502
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP1995002146U Expired - Lifetime JP3015957U (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | 容器の栓の開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3015957U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021176781A (ja) * | 2020-05-08 | 2021-11-11 | 上海有梦家居用品有限公司Shanghai Dream Houseware CO., Ltd. | カップ |
-
1995
- 1995-03-20 JP JP1995002146U patent/JP3015957U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021176781A (ja) * | 2020-05-08 | 2021-11-11 | 上海有梦家居用品有限公司Shanghai Dream Houseware CO., Ltd. | カップ |
JP7130087B2 (ja) | 2020-05-08 | 2022-09-02 | 上海有梦家居用品有限公司 | カップ |
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