JP3015926U - 金属製可撓管の接続部構造 - Google Patents

金属製可撓管の接続部構造

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松井  武
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属可撓管の接続継手に硬質塩化ビニル管を
差し合わせ状に接続でき、変形、偏心配管等の施工が容
易となり、接続継手の構成が簡略で部品点数も少なく、
コスト減を図れると共に継手部の水密性、品質の安定性
が向上し、施工のコストも安価である金属製可撓管の接
続部構造を提供することを目的とする。 【構成】 金属製可撓管12と、この金属製可撓管の接
続端部側に設けられた接続継手14とを備え、この接続
継手は、接続金具16と、硬質塩化ビニル管の専用継手
18とを含み、両者が一体形成されて成る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主として給水系統に配管された金属製可撓管と硬質塩化ビニル管と を継手接続する金属可撓管の接続部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、水道水等の給水配管として、道路等の地盤内に埋設された水道本管から 家庭や事業所等の敷地に近接して設置された量水器までは、路面を通行する車両 の荷重等に耐える様に強度に優れた鋼管が配管され、該量水器から家庭や事業所 等の敷地内、或は大きな荷重が加わらない箇所等においては、配管状態に合わせ て簡易にカットでき、配管施工が容易で施工コストも安価な硬質塩化ビニル管が 配管されている。
【0003】 この硬質塩化ビニル管の配管において、上下方向や左右方向へ偏心配管したり 、或は変形配管する必要がある箇所では、エルボ継手を接続したり、或は管自体 を変形させたりして対応していたが、このエルボ継手や変形配管等においては、 配管変形の許容限界値が低いため、地震等の振動に際しての変形に弱く、配管が 破断し易い欠点があった。 そこで、近年、偏心配管や変形配管が必要な箇所においては、硬質塩化ビニル 管に対して自由方向に変形が可能な金属製可撓管を配置し、この金属製可撓管の 接続端部に、図6に示す様なユニオン継手を接続しておき、施工現場において前 記ユニオン継手の継手側のフランジ付硬質塩化ビニル管と、現場に配管した硬質 塩化ビニル管とをソケット継手で継手しながら金属製可撓管に硬質塩化ビニル管 を接続している。
【0004】
【考案が解決しようとする問題点】
しかしながら、前記金属可撓管の接続端部に設けたユニオン継手にソケット継 手を介して他の硬質塩化ビニル管を接続した場合には、ユニオン継手のユニオン ねじ、ユニオンフランジ、フランジ付硬質塩化ビニル管やソケット継手等の継手 部分が多く、部品点数が増加して継手施工に手数を要し、継手部分が多くなるた め水密性の信頼性が低下して漏洩の危険があり、また、施工コストも割高になり 易い等の問題があった。
【0005】 本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、(1 )金属可撓管の接続継手に硬質塩化ビニル管の専用継手を設けて、変形、或は偏 心した他の硬質塩化ビニル管を差し合わせ状に簡易に継手施工ができる。(2) 接続継手の部品点数が少なく、継手箇所が減るため漏洩の危険がない。(3)継 手部の水密性、品質の安定性を向上でき、配管の耐変形性、耐震性が向上する。 (4)配管施工のコストが安価となる等を特徴とした金属製可撓管の接続部構造 を提供することにある。
【0006】
【問題点を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る考案は、金属製可撓管12と、こ の金属製可撓管12の接続端部側に設けられた接続継手14とを備え、この接続 継手14は、接続金具16と、硬質塩化ビニル管の専用継手18とを含み、両者 が一体形成されて構成されて成る金属製可撓管の接続部構造10から構成される 。
【0007】 また、請求項2に係る考案では、前記接続金具16の円周端面には、円周凸部 52が突設され、この円周凸部52に、前記専用継手18の円周端面に凹設した 円周凹部54を嵌合した状態で一体形成されて成ることとしてもよい。
【0008】 また、請求項3に係る考案では、前記円周凸部52の外面と、前記円周凹部5 4の内面は、少なくともいずれか一方は、粗面状に形成されて成ることとしても よい。
【0009】 また、請求項4に係る考案では、前記専用継手18は、他の硬質塩化ビニル管 50との接続が専用継手18を硬質塩化ビニル管50aの内面に挿入する雄状態 接続、又は専用継手18を硬質塩化ビニル管50bの外面に挿入する雌状態接続 のいずれでも行えるように、該専用継手18の他の硬質塩化ビニル管50との接 続端部56側には外周接合面58及び内周接合面60を備えて成ることとしても よい。
【0010】 また、請求項5に係る考案では、前記専用継手18の他の硬質塩化ビニル管5 0との接続端部56は、凸円周部62として形成され、該凸円周部62の外周壁 及び内周壁により、前記外周接合面58及び内周接合面60を構成して成ること としてもよい。
【0011】 また、請求項6に係る考案では、前記凸円周部62は、1個又は複数個の襞又 は段付部64から成ることとしてもよい。
【0012】 また、請求項7に係る考案では、前記専用継手18の外周壁は他の硬質塩化ビ ニル管50を装着した状態で接続金具16の外周面と同一外周となるように形成 されて成ることとしてもよい。
【0013】
【作用】
本考案に係る金属製可撓管の接続部構造においては、金属製可撓管の接続端部 側に設けた接続継手の専用継手と、他の硬質塩化ビニル管の接続端部に接着剤を 接着して相互に差し合わせ状に接続でき、変形、或は偏心した硬質塩化ビニル管 を金属製可撓管に至極簡易に継手施工ができることとなる。 また、接続継手の構成が簡略で部品点数が少なく、継手箇所が減少して漏洩の 危険のある部分が少なくなり、継手部の水密性、品質の安定性を向上させ得る。 また、金属可撓管と硬質塩化ビニル管とを用いた配管施工のコストが安価とな る。
【0014】 また、前記接続金具の円周端面には、円周凸部が突設され、この円周凸部に、 専用継手の円周端面に凹設した円周凹部を嵌合した状態で一体形成されて成るこ とにより、接続金属と硬質塩化ビニル管の専用継手とを一体形成した接続継手を 安価に製造できる。また、専用継手と接続金属との嵌合面の気密性を確実に保持 でき、漏洩の危険もほとんどない。
【0015】 また、前記円周凸部の外面と、前記円周凹部の内面は、少なくともいずれか一 方は、粗面状に形成されて成ることにより、接続金具と専用継手とを強固に連結 でき、一体化強度を大幅に向上させ、離脱の危険もない。
【0016】 また、前記専用継手は、他の硬質塩化ビニル管との接続が、専用継手を硬質塩 化ビニル管の内面に挿入する雄状態接続、又は専用継手を硬質塩化ビニル管の外 面に挿入する雌状態接続のいずれでも行なえるように、該専用継手の他の硬質塩 化ビニル管との接続端部側には外周接合面及び内周接合面を備えて成ることによ り、一つの専用継手によって、口径が異なる2個の硬質塩化ビニル管と兼用継手 でき、各種規格の接続継手を備えた金属製可撓管を準備する必要がない。
【0017】 また、前記専用継手の他の硬質塩化ビニル管との接続端部は、凸円周部として 形成され、該凸円周部の外周壁及び内周壁により、前記外周接合面及び内周接合 面を構成して成ることにより、硬質塩化ビニル管を強固に継手できる。
【0018】 また、前記凸円周部は1個又は複数個の襞又は段付部から成ることにより、一 つの専用継手によって口径が異なる複数の硬質塩化ビニル管を兼用継手できる。
【0019】 また、前記専用継手の外周壁は他の硬質塩化ビニル管を装着した状態で接続金 具の外周面と同一外周となるように形成されて成ることにより、専用継手に継手 した硬質塩化ビニル管の美観も向上する。
【0020】
【実施例】
以下、添付図面に基づいて、本考案の好適な実施例を説明する 図1、図2には、本考案に係る金属製可撓管の接続部構造10が示されている 。 図より明らかな様に、金属可撓管の接続部構造10は、金属製可撓管12と、 この金属製可撓管12の接続端部側に設けられた接続継手14とを備えている。 この接続継手14は接続金具16と、硬質塩化ビニル管の専用継手18とを含 み、両者が一体形成されている。
【0021】 この接続金具16と硬質塩化ビニル管の専用継手18とを一体形成したことに より、この硬質塩化ビニル管の専用継手18に他の硬質塩化ビニル管を差し合わ せ状に至極簡易に接続でき、変形、或は偏心配管の施工が容易で、施工コストも 節約できることとなる。
【0022】 図において、金属可撓管12は、円筒状の接続金具16に端部の直管部20を 内装固定させると共に襞を連続して形成したフレキシブル管22と、このフレキ シブル管22に被覆され、接続金具16の外周面に固定されたブレード24と、 このブレード24及び接続金具16の外周面を包着した保護チューブ26とを有 している。
【0023】 フレキシブル管22は、中空の円筒形構造であり、その表面は直状筒に襞付け 加工を施して断面コルゲート状の波形に形成され、その内外面は水密を保持して 構成されている。 フレキシブル管22の一端部に接続される接続金具16は、実施例においてス テンレスその他の金属等から成る円筒状のスリーブ管から形成されている。
【0024】 接続金具16には、その円筒状の内面の略中央位置に、フレキシブル管22の 直管部20の挿入端側に設けた膨出部28を係止する円周溝30が設けられ、こ の円周溝30に前記膨出部28を係止するOリング32が嵌着されている。 更に、接続金具16には、フレキシブル管22側寄りの外面位置に円周溝34 が設けられ、この円周溝34内にフレキシブル管22に被覆させたブレード24 の端部がプレスリング36で固定されている。
【0025】 このブレード24は、ステンレスを素材としたテープ板やワイヤ素線等で中空 筒状に編成されており、内側のフレキシブル管22の伸縮性、変形性を保持しな がら内部から圧力が加わったような場合にその凹凸部分が延びてしまうのを保護 している。 また、保護チューブ26は熱収縮性等の樹脂フィルムやゴム等を素材としてブ レード24及び接続金具16の外周面に包着されてフレキシブル管22の防水性 等を保持している。
【0026】 前記金属製可撓管12は、実施例においてフレキシブル管22を示しているが 、必ずしもフレキシブル管22に限ることなく、例えば、自由方向に曲成可能な 金属製ホースも含むものである。
【0027】 前記金属可撓管12の端部の接続継手14は、円筒状の接続金具16の端部に 、射出成型された塩化ビニル管から成る専用継手18の端部を型合わせして一体 的に接着させ、更に接続金具16の外周面にも塩化ビニルを簿膜状に吹き付け形 成している。 また、図2に示す様に、金属可撓管12の他端部には、スリーブ38が固定さ れ、このスリーブ38の端部に直結リング40を介して袋ナット42が回転可能 に連結されている。
【0028】 これにより、例えば、図3に示す様に、水道本管44に接続された量水器46 の流出口48に、家庭等の敷地側に配管した硬質塩化ビニル管50を接続すると きに、流出口48に金属製可撓管12の袋ナット42を螺合して連結し、同時に 接続継手14の専用継手18と、硬質塩化ビニル管50の端部とに接着剤を接着 した後に差し合わせ状に簡易に接続して連結できることとなる。
【0029】 そして、流出口48と配管された硬質塩化ビニル管50とが偏心していても金 属製可撓管12を偏心方向へ自由に曲成して偏心幅を吸収しながら簡易に接続で きるものである。 また、接続継手14は、接続金具16に専用継手18が連結された簡略な構造 で部品点数が少なく、配管施工のコストが安価となり、継手部分が少ないために 漏洩の危険がほとんどなく、水密性や品質の安定性が向上する。
【0030】 なお、金属可撓管12の他端部には、必ずしも袋ナット42を設ける必要はな く、例えば、金属可撓管12の両端部に接続継手14を設け、変形、偏心配管さ れた2個の硬質塩化ビニル管を金属可撓管12の両端部の接続継手14、14で 継手接続してもよい。
【0031】 図1に示す様に、接続金具16と専用継手18との連結部において、接続金具 16の円周端面に円周凸部52が突設されている。 また、接続金具16と略同一径に形成された専用継手18の円周端面には、接 続金具16の円周凸部52に嵌合する円周凹部54が凹設され、この円周凹部5 4の反対側に他の硬質塩化ビニル管50を差し合わせ状に接続する筒状の接続端 部56が設けられていいる。 そして、接続継手14は、接続金具16の円周凸部52と専用継手18の円周 凹部54とが嵌合した状態で一体形成されている。 これにより、接続継手14は、接続金具16と専用継手18との嵌合面の気密 性を確実に保持でき、漏洩の危険もほとんどなく、また、構成が簡略で部品点数 も少ないために安価に製造できる。
【0032】 また、接続金具16の円周凸部52の外面と、専用継手18の円周凹部54の 内面は、少なくともいずれか一方は、粗面状に形成されている。 これにより、接続金具16と専用継手18とを強固に連結でき、一体化強度を 大幅に向上させ、離脱の危険もない。 なお、粗面状に形成する替わりに、凹凸状や波形状等に形成してもよい。
【0033】 図4に示す様に、前記専用継手18は、他の硬質塩化ビニル管50との接続が 、専用継手18を硬質塩化ビニル管50aの内面に挿入する雄状態接続、又は専 用継手18を硬質塩化ビニル管50bの外面に挿入する雌状態接続のいずれでも 行なえるように、該専用継手18の他の硬質塩化ビニル管50との接続端部56 側には外周接合面58及び内周接合面60を備えている。 そして、雄状態接続では接続端部56の外周接続面58に硬質塩化ビニル管5 0aの内面が接合され、また雌状態接続では接続端部56の内周接続面60に硬 質塩化ビニル管50bの外面が接合されることとなり、一つの専用継手18によ って、口径が異なる2個の硬質塩化ビニル管50と兼用継手でき、各種規格の接 続継手を備えた金属製可撓管を準備する必要がなく、製造コストを節約できる。
【0034】 また、専用継手18の他の硬質塩化ビニル管50との接続端部56は、凸円周 部62として形成され、該凸円周部62の外周壁及び内周壁により、前記外周接 合面58及び内周接合面60を構成し、更に、凸円周部62は1個又は複数個の 襞又は段付部から成る様に形成してもよい。
【0035】 例えば、図5(a)の一部断面図に示す様に、専用継手18の接続端部56側 に、筒状で径の大きな第1凸円周部62aと径の小さな第2凸円周部62bとを 二重襞状に形成する。 そして、第1凸円周部62aの外周接合面58に硬質塩化ビニル管50eの内 周面を接合し、かつ外周面が接続金具16の外周面と略同一外周面になるように 継手したり、また、第1凸円周部62aの内周接合面60と第2凸円周部62b の外周接合面58との間隙に硬質塩化ビニル管50dを接合して継手し、更に、 第2凸円周部62bの内周接合面60に硬質塩化ビニル管50cの外周面を接合 して継手するものである。 これにより、一つの専用継手18に口径の異なる複数の硬質塩化ビニル管50 を兼用継手でき、また、硬質塩化ビニル管の継手部の強度も向上するものであり 、更に各種規格の接続継手を備えた金属製可撓管を準備する必要がなく、製造コ ストを節約できる。 また、図5(b)の一部断面図に示す様に、専用継手18の接続端部56を肉 厚に形成し、その内周面側から外周面側へ向けて段付部64を形成する。 この段付部64の各内周面に、それぞれ硬質塩化ビニル管50c、50d、5 0eを接合して各々継手でき、襞状の場合と同様の効果を奏し得ることとなる。
【0036】 次に、本考案に係る金属製可撓管の接続構造の作用を説明する。 図3に示す様に、水道本管44に接続された量水器46の流出口48に、他の 硬質塩化ビニル管50を接続したり、或は、他の給水源に他の硬質塩化ビニル管 を接続したり、更に二つの硬質塩化ビニル管を相互に接続するときに金属製可撓 管の接続構造10を使用するものである。 そして、金属製可撓管12の一端に設けた接続継手14において、専用継手1 8と、他の硬質塩化ビニル管50の端部とに接着剤を接着した後に差し合わせ状 に簡易に接続して連結できることとなる。
【0037】 そして、例えば、量水器46の流出口48と、配管された他の硬質塩化ビニル 管50とが偏心していても金属製可撓管12を偏心方向へ自由に曲成して偏心幅 を吸収しながら簡易に接続でき、また、接続継手14は、接続金具16に専用継 手18が連結された簡略な構造で部品点数が少なく、配管施工のコストが安価と なり、継手部分が少ないために漏洩の危険がほとんどなく、水密性や品質の安定 性が向上し、配管の耐変形性、耐震性が向上することとなる。
【0038】
【考案の効果】
以上説明した様に、請求項1に係る金属製可撓管の接続部構造によれば、金属 製可撓管と、この金属製可撓管の接続端部側に設けられた接続継手とを備え、こ の接続継手は、接続金具と、硬質塩化ビニル管の専用継手とを含み、両者が一体 形成されて構成されて成ることにより、金属可撓管の接続継手に硬質塩化ビニル 管を差し合わせ状に至極簡易に接続でき、変形、或は偏心配管の施工が容易とな る。 また、接続継手の構成が簡略で部品点数が少なく、継手箇所が減るため、漏洩 の危険のある部分が少なくなり、コスト減を図れるだけでなく、継手部の水密性 、品質の安定性を向上し、配管の耐変形性、耐震性が向上する。 また、金属可撓管と硬質塩化ビニル管とを用いた配管施工のコストが安価とな る。
【0039】 また、請求項2によれば、前記接続金具の円周端面には、円周凸部が突設され 、この円周凸部に、前記専用継手の円周端面に凹設した円周凹部を嵌合した状態 で一体形成されて成ることにより、専用継手と接続金属との嵌合面の気密性を確 実に保持でき、漏洩の危険もない。 また、接続金具と硬質塩化ビニル管の専用継手とを一体形成した接続継手を安 価に製造できる。
【0040】 また、請求項3によれば、前記円周凸部の外面と、前記円周凹部の内面は、少 なくともいずれか一方は、粗面面に形成されて成ることにより、接続金具と専用 継手とを強固に連結でき、一体化強度を大幅に向上させ、離脱の危険もない。
【0041】 また、請求項4によれば、前記専用継手は、他の硬質塩化ビニル管との接続が 専用継手を硬質塩化ビニル管の内面に挿入する雄状態接続、又は専用継手を硬質 塩化ビニル管の外面に挿入する雌状態接続のいずれでも行えるように、該専用継 手の他の硬質塩化ビニル管との接続端部には外周接合面及び内周接合面を備えて 成ることにおり、一つの専用継手によって、口径が異なる2個の硬質塩化ビニル 管と兼用継手でき、各種規格の接続継手を備えた金属製可撓管を準備する必要が なく、製造コストを節約できる。
【0042】 また、請求項5によれば、前記専用継手の他の硬質塩化ビニル管との接続端部 は、凸円周部として形成され、該凸円周部の外周壁及び内周壁により、前記外周 接合面及び内周接合面を構成して成ることにより、専用継手に硬質塩化ビニル管 を強固に継手できる。
【0043】 また、請求項6によれば、前記凸円周部は1個又は複数個の襞又は段付部から 成ることにより、一つの専用継手によって、口径が異なる複数の硬質塩化ビニル 管を兼用継手できる。
【0044】 また、請求項7によれば、前記専用継手の外周壁は他の硬質塩化ビニル管を装 着した状態で接続金具の外周面と同一外周となるように形成されて成ることによ り、専用継手と他の硬質塩化ビニル管との継手部強度を向上させ、離脱等を確実 に防止できるとともに、美観も向上させ得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る金属製可撓管の継手構造
の一部拡大断面図である。
【図2】一端に本考案の実施例に係る金属製可撓管の継
手構造を他端に袋ナットを設けた金属製可撓管の一部切
欠断面説明図である。
【図3】水道本管に接続された量水器に可撓管の接続構
造を介して他の硬質塩化ビニル管を接続した給水系統の
配管説明図である。
【図4】本考案に係る金属製可撓管の接続部構造の専用
継手に他の硬質塩化ビニル管を雄状態接続する場合と、
雌状態接続する場合とを示した断面説明図である。
【図5】同じく金属製可撓管の接続部構造の専用継手に
襞状又は段付状の凸円周部を設けて硬質塩化ビニル管を
接続する状態の断面説明図である。
【図6】従来の金属製可撓管と硬質塩化ビニル管との接
続を示した一部拡大断面説明図である。
【符号の説明】
10 金属可撓管の接続部構造 12 金属可撓管 16 接続金具 18 専用継手 50 硬質塩化ビニル管 52 円周凸部 54 円周凹部 56 接続端部 58 外周接合面 60 内周接合面 62 凸円周部 64 段付部

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製可撓管と、この金属製可撓管の接
    続端部側に設けられた接続継手と、を備え、 この接続継手は、接続金具と、硬質塩化ビニル管の専用
    継手とを含み、両者が一体形成されて構成されて成る金
    属製可撓管の接続部構造。
  2. 【請求項2】 前記接続金具の円周端面には、円周凸部
    が突設され、 この円周凸部に、前記専用継手の円周端面に凹設した円
    周凹部を嵌合した状態で一体形成されて成る請求項1記
    載の金属製可撓管の接続部構造。
  3. 【請求項3】 前記円周凸部の外面と、前記円周凹部の
    内面は、少なくともいずれか一方は、粗面状に形成され
    て成る請求項2記載の金属製可撓管の接続部構造。
  4. 【請求項4】 前記専用継手は、他の硬質塩化ビニル管
    との接続が専用継手を硬質塩化ビニル管の内面に挿入す
    る雄状態接続、又は専用継手を硬質塩化ビニル管の外面
    に挿入する雌状態接続のいずれでも行えるように、該専
    用継手の他の硬質塩化ビニル管との接続端部側には外周
    接合面及び内周接合面を備えて成る請求項1ないし3の
    いずれかに記載の金属製可撓管の接続部構造。
  5. 【請求項5】 前記専用継手の他の硬質塩化ビニル管と
    の接続端部は、凸円周部として形成され、該凸円周部の
    外周壁及び内周壁により、前記外周接合面及び内周接合
    面を構成して成る請求項4記載の金属製可撓管の接続部
    構造。
  6. 【請求項6】 前記凸円周部は1個又は複数個の襞又は
    段付部から成る請求項5記載の金属製可撓管の接続部構
    造。
  7. 【請求項7】 前記専用継手の外周壁は他の硬質塩化ビ
    ニル管を装着した状態で接続金具の外周面と同一外周と
    なるように形成されて成る請求項5又は6記載の金属製
    可撓管の接続部構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010180906A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Seibu Polymer Corp 異種管の接合構造および接合方法

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JP2010180906A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Seibu Polymer Corp 異種管の接合構造および接合方法

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