JP3015697U - 自動車の馬力加速制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 エンジンの負担を軽減し、運転効率を高める
ことができる自動車の馬力加速制御装置の提供。 【構成】 一真空検出チップ１１、一比較回路１２、一
時間回路１３、一増幅回路１４を有し、上記真空検出チ
ップにより進気支管の真空度の変化量を検出し、比較回
路を経てサンプリング電圧と比較した後、さらに時間回
路と増幅回路を経てリレー１５を駆動し、自動車の加速
動作の瞬間に、冷気圧縮機に設定時間内において断路を
形成させ、もってエンジンの負担を軽減する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、一種の自動車の馬力加速制御装置に関し、特に、進気支管の真空度 の変化量を検出し、もって冷気圧縮機を制御し、これによりエンジンの負担を軽 減する構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】

生活水準が高まるにつれて自動車は不可欠な交通手段となっており、自動車の 付属品の配備もますます整えられている。例えばクーラーは住居内と同様に一般 に自動車に配備されるようになった。ただし、一般に自動車の運転中に同時にク ーラーを使用するとスタート或いは加速する間にエンジンの負荷が増して遅滞現 象を発生することがあり、エンジンの正常な効率を発揮できなくするばかりか、 エンジンに対してよくない影響を与えることとなり、また燃料の浪費と空気汚染 を形成した。この問題を改善する方法として、従来には、殆どが点火機能をアッ プしてエンジンの回転速度の違いで冷気圧縮機の電源を切換える方法をとってい る。しかしその効果は理想てきとは言えず、改善が求められていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の主な目的は、一種の自動車の馬力加速制御装置を提供し、それは一真 空検出チップ、一比較回路、一時間回路、一増幅回路を有するものとし、上記真 空検出チップにより進気支管の真空度の変化量を検出し、比較回路、時間回路、 及び増幅回路を経て、自動車の加速動作の瞬間に、冷気圧縮機に適当な設定時間 の断路を形成させ、もってエンジンの負担を軽減し、運転効率を高めることであ る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の自動車の馬力加速制御装置は、その入力端が自動車の進気支管に連接 され、出力端が冷気圧縮機の電源に連接され、以下の要件を包括する； 進気支管に連接し、該進気支管の真空変化量を測定し、並びに電圧信号に転換 する、一つの真空検出チップ、 上記真空検出チップの電圧信号と、一つの抵抗及び可変抵抗が設定するサンプ リング電圧を比較し、且つ電圧信号がサンプリング電圧より大きい時に、一つの トリガ信号を出力する、一つの比較回路、 一つの計時集積回路と一つの抵抗、コンデンサより構成される単安定時間制御 回路であって、上記比較回路より電送されたトリガ信号を受け取る時に適当な遅 延電圧を出力する、一つの時間回路、 上記時間回路の遅延電圧を増幅する、一つの増幅回路と、 その常閉接点が冷気圧縮機の電源に連接し、土記増幅回路の駆動により、冷気 圧縮機の電源を制御する、一つのリレー。

【０００５】 前記進気支管は単方向気圧調節弁を経て連接してエンジン点火進角膜片に連接 するのが望ましい。

【０００６】

【作用】

本考案は、一種の自動車の馬力加速制御装置を提供し、それは一真空検出チッ プ、一比較回路、一時間回路、一増幅回路を有するものとされ、上記真空検出チ ップにより進気支管の真空度の変化量を検出し、比較回路を経てサンプリング電 圧と比較した後、さらに時間回路と増幅回路を経てリレーを駆動し、自動車の加 速動作の瞬間に、冷気圧縮機に設定時間内において断路を形成させ、もってエン ジンの負担を軽減する。

【０００７】

【実施例】

図１に示されるように、本考案は一真空検出チップ１１を有して進気支管の真 空度の変化量を検出し、得られた信号電圧を比較回路１２を経てサンプリング電 圧と比較した後、信号を時間回路１３に入力し、設定時間内に増幅回路１４にリ レー１５の接合を駆動させ、もって冷気圧縮機の電源を切断する。

【０００８】 図２の本考案の望ましい実施例の電気回路図に示されるように、真空検出チッ プ１１は連接するエンジン室２０の進気支管２１中で真空差圧測定後、比較器Ｉ ＣＩに入力し、ＩＣＩに連接するＲ２、ＶＲ１が設定するサンプリング参考電圧 と比較し、測定電圧が設定値より大きい時には、一つの電圧信号をＣ２の架橋を 経て出力し、もってＩＣ２、Ｒ６、Ｃ３からなる単安定時間制御回路をトリガし 、設定の時間内（約４秒）において一電圧をＲ７架橋を経てトランジスタＴＲ１ に出力して増幅し、並びにＲＹ１を駆動して冷気圧縮機の電源を切断する。

【０００９】 また、進気支管２１とエンジン点火進角膜片２３の間には直列に単方向気圧調 節弁２４が設けられ、自動車が運転中に加速する時、点火時期を早め、進気支管 ２１の真空変化を高真空から低真空とし、さらに再び高真空に戻す。このとき、 単方向気圧調節弁２４の作用により、真空進角点火動作は遅延され、高濃度の混 合比の完全燃焼が達成される。該真空検出チップ１１が検出して信号を得た後、 制御回路をトリガして設定時間内に冷気圧縮機を切断する動作は、エンジンの負 荷を軽減し、馬力をアップして加速性を高め、燃料の消耗を節約する。

【００１０】

【考案の効果】

本考案は真空差圧の原理により、自動車の始動或いは加速時に、適当に冷気圧 縮機の電源を切断し、自動車の運転開始或いは運転中にクーラーを使用する時に 発生する加速馬力の不足現象を改善するほか、エンジンを保護し、燃料を節約し 、空気汚染を防止する効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の動作フローチャートである。

【図２】本考案の望ましい実施例の電気回路図である。

【符号の説明】

１１・・・真空検出チップ １２・・・比較回路 １３
・・・時間回路 １４・・・増幅回路 １５・・・リレー ２０・・・エ
ンジン室 ２１・・・進気支管 ２３・・・エンジン点火進角膜片 ２４・・・単方向気圧調節弁

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 入力端が自動車の進気支管に連接され、
   出力端が冷気圧縮機の電源に連接された自動車の馬力加
   速制御装置とされ、 進気支管に連接し、該進気支管の真空変化量を測定し、
   並びに電圧信号に転換する、一つの真空検出チップと、 上記真空検出チップの電圧信号と、一つの抵抗及び可変
   抵抗が設定するサンプリング電圧を比較し、且つ電圧信
   号がサンプリング電圧より大きい時に、一つのトリガ信
   号を出力する、一つの比較回路と、 一つの計時集積回路と一つの抵抗、コンデンサより構成
   される単安定時間制御回路であって、上記比較回路より
   電送されたトリガ信号を受け取る時に適当な遅延電圧を
   出力する、一つの時間回路と、 上記時間回路の遅延電圧を増幅する、一つの増幅回路
   と、 その常閉接点が冷気圧縮機の電源に連接し、上記増幅回
   路の駆動により、冷気圧縮機の電源を制御する、一つの
   リレー、 以上の構成を有する、自動車の馬力加速制御装置。
2. 【請求項２】 前記進気支管は単方向気圧調節弁を経て
   連接してエンジン点火進角膜片に連接する、請求項１に
   記載の自動車の馬力加速制御装置。