JP3015615U - 運搬車 - Google Patents

運搬車

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JP3015615U
JP3015615U JP1995001614U JP161495U JP3015615U JP 3015615 U JP3015615 U JP 3015615U JP 1995001614 U JP1995001614 U JP 1995001614U JP 161495 U JP161495 U JP 161495U JP 3015615 U JP3015615 U JP 3015615U
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信吉 幸野
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 後端部の左右に車輪3が配設された台部1
と、台部1の後端から上方に延出されさらにその上部に
ハンドル部4を設けられた背部2とを備えた運搬車にお
いて、背部2に各車輪3に隣接して、下端部が車輪3の
後部外周縁に沿うとともに滑らかに上方に延びるすべり
ガイド面9を形成するガイド部材5を配設している。 【効果】 車輪3が階段や段差部の角部を越えるとガイ
ド部材5のすべりガイド面9が角部に係合するので、運
搬車をそのままゆっくりとすべらせながら下降させるこ
とができ、またすべりガイド面9を角部に係合させた状
態ですべらせながら運搬車を引き上げることができ、階
段や段差部においても容易にかつ衝撃を与えずに運搬で
きる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、手荷物や家具などの各種荷物の運搬に用いる小型の運搬車に関し、 特に階段や段差部でも容易に運搬できる運搬車に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の手荷物の運搬車は通常、例えば実公平4−2132号公報や実公平5− 7899号公報等に開示されているように、荷物を積載する台部の後端部の左右 両側に車輪を配設し、台部の後端部から上方に背部を延設し、その背部の上部に ハンドル部を設けた構成とされており、台部上に荷物を積載し、車輪を支点にし てハンドル部を後方に若干倒すことによって台部の前端部を床面から浮き上がら せ、車輪のみで台部を支持し、その姿勢を維持したままハンドル部を前方に押し 、又は後方に引くことによって荷物を運搬するように成されている。
【0003】 なお、上記公報に開示された運搬車においては、背部やハンドル部を伸縮可能 にするとともに背部と台部を回動可能に結合することにより、折り畳み可能に構 成され、かつその折り畳み操作を容易に行なえるような工夫が成されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記のような構成の運搬車を用いると、かなり重い荷物でも比較的 平坦な床面であれば多少の傾斜があっても軽く容易に運搬できるが、階段や段差 部においては、車輪が角部を越えた時点で運搬車が急激に落下して運搬車及び荷 物に衝撃を与え、場合によっては運搬車を損傷したり、荷物が落下してしまう恐 れがあるため、荷物を積載した状態のまま運搬車を持ち上げて階段や段差部の下 まで降ろしたり、上まで持ち上げたりする必要があるという問題があった。
【0005】 本考案は、上記従来の問題点に鑑み、階段や段差部においても容易にかつ衝撃 を与えずに運搬できる運搬車を提案することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、図中の参照符号を付して示すならば、請 求項1にあっては、後端部の左右に車輪3が配設された台部1と、台部1の後端 から上方に延出されさらにその上部にハンドル部4を設けられた背部2とを備え た運搬車において、背部2に各車輪3に隣接して、下端部が車輪3の後部外周縁 に沿うとともに滑らかに上方に延びるすべりガイド面9を形成するガイド部材5 を配設してなる構成を採用するものである。
【0007】 また、請求項2にあっては、背部2両側の一対の縦パイプ部21bの下端部に 、両端に車輪3を取付けた車輪軸23を横架し、各縦パイプ部21bの下端部と その上方部に略C字状のガイドパイプ材6の両端を固着し、このガイドパイプ材 6の下端部に後縁が車輪3の後部外周縁に沿う板材7を固着し、ガイドパイプ材 6と板材7にてガイド部材5を構成してなる請求項1に記載の構成を採用するも のである。
【0008】
【作用】
本考案の請求項1にあっては、ほぼ平坦な床面においては従来と同様に背部2 を若干後方に倒し、荷物の荷重を台部1を介して車輪3で支持させることにより 、車輪3の転動によって床面上を容易に運搬することができる。また、階段や段 差部においては背部2を多少大きく後方に倒した状態で移動させると、階段や段 差部を下降する場合は、車輪3が階段や段差部の角部を越えるとその時点で角部 に対してガイド部材5のすべりガイド面9が滑らかに係合し、運搬車をそのすべ りガイド面9に角部が係合した状態でゆっくりとすべらせながら下降させること ができ、逆に階段や段差部を持ち上げる場合にはガイド部材5のすべりガイド面 9を角部に係合させた状態ですべらせながら引き上げることによって階段や段差 部の上面に車輪3を順次円滑に乗り上げることができ、階段や段差部においても 容易にかつ衝撃を与えずに運搬できる。
【0009】 請求項2にあっては、背部2両側の一対の縦パイプ部21bの下端部に車輪軸 23を横架した構成において、その縦パイプ部21bに略C字状のガイドパイプ 材6を固着することによって上下に比較的長いすべりガイド面9を簡単に形成で き、かつ車輪3との境界部の衝撃力が作用し易い下端部には板材7を固着してい るので、十分な強度を確保できるとともに板材7の後縁の調整によってすべりガ イド面9を簡単に車輪3の外周縁に滑らかに沿わせることができ、衝撃を小さく することができる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の運搬車の一実施例について、図1〜図4を参照しながら説明す る。
【0011】 1は荷物を積載する台部であり、開放部を後向きにした略コ字状の台部主パイ プ材11と、その後端から適当距離の位置を連結する連結パイプ12と、台部主 パイプ材11の前端近傍位置から下方に延出された脚部材13と、台部主パイプ 材11の前パイプ部11aと連結パイプ12間に配設された一対の荷受部拡張部 材14a、14bにて構成されている。これら荷受部拡張部材14a、14bは 棒材をクランク軸状に曲げ加工したもので、その両端が前パイプ部11aと連結 パイプ12に回動自在に係合されて左右に開閉可能に枢支されている。
【0012】 2は台部1の後端から上方に延出された背部であり、開放部を下向きにした略 コ字状の背部主パイプ材21にて構成されている。この背部主パイプ材21の下 端から適当距離上方位置の内側に台部主パイプ材11の後端部が交叉状に挿入さ れ、その交叉部が連結軸22にて結合されている。この背部主パイプ材21の連 結軸22より上部が背部2を構成し、下部は台部1の一部を構成している。背部 主パイプ材21の下端部には両端に車輪3を取付けた車輪軸23が横架されてい る。また、図2〜図4に示すように、台部主パイプ材11の後端には車輪3に上 方から異物がからむのを防止するための車輪ガード15が固着されている。
【0013】 4は背部2の上部に配設されたハンドル部であり、開放部を下向きにした略コ 字状のハンドルパイプ材41にて構成されている。ハンドルパイプ材41の下端 部は、背部主パイプ材21の上端から適当距離下方位置の内側に交叉状に挿入さ れ、結合ピン42にて背部2を延長するように上方に伸展された状態と、背部2 の後部に折り畳んだ状態との間で回動可能に背部主パイプ材21に枢支されてい る。ハンドルパイプ材41が上方に伸展した状態ではハンドルパイプ材41の下 端から適当距離の位置が背部主パイプ材21の上端の水平パイプ部21aに後方 から係合し、かつその係合状態を保持するロック部材43が設けられている。こ のロック部材43は棒材を曲げ加工したもので、その両端がハンドルパイプ材4 1における水平パイプ部21aとの係合部近傍に上下回動自在に係合されるとと もに中間部に水平パイプ部21aを前方下方から抱持する抱持湾曲部43aが形 成され、先端部に操作部43bが形成されており、このロック部材43の抱持湾 曲部43aを水平パイプ部21aを前方下方から抱持させることによりハンドル パイプ材41の上方に伸展された状態が保持される。
【0014】 上記脚部材13は、棒材を曲げ加工したもので、その両端が台部主パイプ材1 1の両側パイプ部11bの前端から適当距離の位置に係合されるとともに中間部 が下方に延出されて床面に対する当接部13aが形成されている。また、両端近 傍部同士が、図2、図3に示すように、水平結合材13bにて連結され、この水 平結合材13bの両端近傍と車輪軸23の両端近傍とが、一対の連結棒13cに て連結され、脚部材13が固定されている。
【0015】 そして、背部主パイプ材21の一対の縦パイプ部21bの後部に略C字状で縦 長のガイドパイプ材6が配設され、その両端が縦パイプ部21bの下端部とその 上方部に固着され、かつこのガイドパイプ材6の下端部に後縁が車輪3の後部外 周縁に沿う板材7が溶接8にて固着されている。これらガイドパイプ材6と板材 7にて車輪3の後部外周縁に沿うとともに滑らかに上方に延びるすべりガイド面 9を形成するガイド部材5が構成されている。
【0016】 以上の構成の運搬車において、荷物を運搬する時にはハンドル部4を結合ピン 42回りに上方に回動させて背部2の上方に伸展した状態にし、ロック部材43 をその操作部43bを持って前方下方に回動させ、抱持湾曲部43aを背部2上 端の水平パイプ部21aに係合させることによってハンドル部4を固定する。ま た、荷物の幅により必要に応じて荷受部拡張部材14a、14bを左右に開いて 大きな荷物も安定して積載できるようにする。この状態で台部1上に荷物を積載 し、必要に応じて適宜紐などで台部1又は背部2に荷物を固定する。
【0017】 次に、ほぼ平坦な床面上を荷物を運搬するときには、ハンドル部4を後に引い て背部2を若干後方に倒すことにより、脚部材13の当接部13aを床面から離 し、荷物の荷重を台部1を介して車輪3だけで支持した状態にし、そのままハン ドル部4を後方に引き、又は前方に押すことによって車輪3の転動によって床面 上を容易に運搬することができる。
【0018】 次に、階段や段差部を下降する場合は、背部2を多少大きく後方に倒した状態 で移動させると、車輪3が階段や段差部の角部を越えると直ぐにガイド部材5の 下端部の板材7のすべりガイド面9が角部に対して滑らかに係合する。その際、 車輪3とすべりガイド面9の境界部で多少の段差が生じることがあっても、すべ りガイド面9の下端部が、ガイドパイプ材6に溶接8にて固着した板材7の後縁 にて構成されているので、十分な強度を確保できるとともに板材7の後縁の調整 によってすべりガイド面9を簡単に車輪3の外周縁に滑らかに沿わせることがで き、衝撃を小さくできる。そして、すべりガイド面9を角部に対してすべらせな がらゆっくりと運搬車を下降させて行けばよい。なお、運搬車の下降速度と運搬 車をすべらすために必要な力の大きさとは相反する関係にあり、背部2を後方へ 倒す角度によって適宜都合の良い状態に調整すればよい。また、段差が大きい場 合でも、角部を板材7からガイドパイプ材6に後縁に沿って滑らせることによっ て段差の最後までゆっくりとすべらせながら下降させることができる。
【0019】 逆に、階段や段差部を持ち上げる場合には、ガイド部材5のすべりガイド面9 を角部に係合させた状態ですべらせながら引き上げることによって階段や段差部 の上面に車輪3を順次円滑に乗り上げることができる。
【0020】 以上のように、本実施例によれば、階段や段差部においても容易にかつ衝撃を 与えずに運搬することができる。
【0021】 なお、すべりガイド面9に耐摩耗性が高くかつ摩擦係数の小さい合成樹脂材料 から成る板材や棒材を取付けたり、テープ材を貼り付ける等しておくと、一層使 い勝手が良くなる。
【0022】 また、本考案は上記実施例のような基本構成の運搬車に限らず、各種折り畳み 可能な運搬車に適用することができる。
【0023】
【考案の効果】
本考案の請求項1によれば、ほぼ平坦な床面においては従来と同様に車輪の転 動によって床面上を容易に運搬することができ、階段や段差部においてはその角 部に対してガイド部材のガイド面を係合させることにより、ゆっくりとすべらせ ながら運搬車を滑らかに下降又は引き上げることができ、階段や段差部において も衝撃を与えずに、したがって荷物や運搬車を損傷したり、荷物を落下させたり することなく容易に運搬できる。
【0024】 請求項2によれば、車輪を支持している背部両側の一対の縦パイプ部に略C字 状のガイドパイプ材を固着することによって上下に比較的長いガイド面を簡単に 形成でき、かつ車輪との境界部の衝撃力が作用し易い下端部に板材を固着してい るので、十分な強度を確保できるとともに板材の後縁の調整によってガイド面を 簡単に車輪の外周縁に滑らかに沿わせることができ、衝撃を小さくすることがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例における運搬車の斜視図であ
る。
【図2】同実施例の縦断側面図である。
【図3】図2のA−A矢視横断平面図である。
【図4】図2のB−B矢視横断平面図である。
【符号の説明】
1 台部 2 背部 3 車輪 4 ハンドル部 5 ガイド部材 6 ガイドパイプ材 7 板材 9 すべりガイド面 21 背部主バイプ材 21b 縦パイプ部 23 車輪軸

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後端部の左右に車輪が配設された台部
    と、台部の後端から上方に延出されさらにその上部にハ
    ンドル部を設けられた背部とを備えた運搬車において、
    背部に各車輪に隣接して、下端部が車輪の後部外周縁に
    沿うとともに滑らかに上方に延びるすべりガイド面を形
    成するガイド部材を配設したことを特徴とする運搬車。
  2. 【請求項2】 背部両側の一対の縦パイプ部の下端部
    に、両端に車輪を取付けた車輪軸を横架し、各縦パイプ
    部の下端部とその上方部に略C字状のガイドパイプ材の
    両端を固着し、このガイドパイプ材の下端部に後縁が車
    輪の後部外周縁に沿う板材を固着し、ガイドパイプ材と
    板材にてガイド部材を構成したことを特徴とする請求項
    1記載の運搬車。
JP1995001614U 1995-03-09 1995-03-09 運搬車 Expired - Lifetime JP3015615U (ja)

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JP1995001614U JP3015615U (ja) 1995-03-09 1995-03-09 運搬車

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