JP3015491U - テレビ一体型ビデオ - Google Patents

テレビ一体型ビデオ

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JP3015491U JP1995001417U JP141795U JP3015491U JP 3015491 U JP3015491 U JP 3015491U JP 1995001417 U JP1995001417 U JP 1995001417U JP 141795 U JP141795 U JP 141795U JP 3015491 U JP3015491 U JP 3015491U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】水晶発振子の個数を低減する。 【構成】録画時には、チューナ部91からの映像信号に
基づいて生成した録画信号を回転ヘッド97に出力し、
再生時には、回転ヘッド97からの再生信号に基づいて
生成した映像信号を出力する録画再生部1と、録画時に
は、録画再生部1に与えられる映像信号から原色色信号
を生成し、再生時には、録画再生部1が生成した映像信
号から原色色信号を生成する映像信号処理部8とを備え
た装置に適用する。そして、録画再生部1に設けられ、
再生を除く動作時にはチューナ部91から与えられる映
像信号のバースト信号に位相同期した発振を行い、再生
時にはバースト信号の基準となる基準信号の発振を行う
発振回路4の出力を、基準副搬送波21として映像信号
処理部8に導いている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、録画時には、録画される映像信号の画像表示を行うテレビ一体型ビ デオに係り、より詳細には、録画される映像信号のバースト信号に位相同期した 発振、または再生される映像信号のバースト信号となる基準信号の発振を行う発 振回路の出力を、基準副搬送波として、原色色信号を生成する映像信号処理部に 送出するテレビ一体型ビデオに関する。
【0002】
【従来の技術】
テレビとしての機能とビデオカセットレコーダとしての機能とが一体化された テレビ一体型ビデオの従来技術として、図3に示す構成がある。すなわち、チュ ーナ部91は、受信信号から映像信号を取り出し、取り出した映像信号を録画再 生部96に送出している。また映像信号処理部93は、再生を除く動作時では、 チューナ部91より出力され、録画再生部96を介して導かれた映像信号から、 R、G、Bの原色色信号を生成している。そしてCRT部94は、映像信号処理 部93において生成された原色色信号を所定レベルに増幅し、増幅した原色色信 号でもってCRTの駆動を行っている。また録画再生部96は、録画時には、映 像信号に所定処理を施して録画信号を生成すると共に、生成した録画信号を回転 ヘッド97に与えている。また再生時には、回転ヘッド97から出力される再生 信号に所定処理を施して映像信号を再生すると共に、再生した映像信号を映像信 号処理部93に出力している。その結果、CRT部94には、再生された映像信 号による画像が表示される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記した動作において、映像信号処理部93は、映像信号中のバースト信号に 位相同期した信号(基準副搬送波)を必要とする。このため映像信号処理部8は 、水晶発振子95を用いることによって基準副搬送波を生成している。また録画 再生部96は、録画時においては基準副搬送波、再生時においてはバースト信号 の基準となる基準信号を必要とする。このため録画再生部96は、録画時では、 水晶発振子98によって基準副搬送波を生成し、再生時では、水晶発振子98に よって基準信号を生成している。このように、映像信号処理部93と録画再生部 96との各々には水晶発振子95,98が接続されている。しかし、水晶発振子 は、素子としては高価な部品であるため、2つの水晶発振子を使用することは、 使用部品の合計価格の上昇を招き、製造原価を低減しようとするときの大きな障 害となっていた。
【0004】 本考案は上記課題を解決するため創案されたものであって、請求項1記載の考 案の目的は、録画再生部に設けられた水晶発振回路の出力を映像信号処理部に導 くことによって、使用する水晶発振子の個数を低減することのできるテレビ一体 型ビデオを提供することにある。 また請求項2記載の考案の目的は、基準副搬送波となる信号の経路に位相補正 回路を設け、再生動作時とその他の動作時とにおいて位相の補正量を変更するこ とにより、使用する水晶発振子数を低減したときにも、再生動作時とその他の動 作時との色相ずれの発生を防止することのできるテレビ一体型ビデオを提供する ことにある。
【0005】 また請求項3記載の考案の目的は、発振回路から出力される信号の経路を、低 インピーダンスでもって駆動することにより、信号経路の長さに影響されること なく、発振回路の出力を効率良く映像信号処理部に導くことのできるテレビ一体 型ビデオを提供することにある。 また請求項4記載の考案の目的は、インピーダンス変換回路をエミッタフォロ ワとすることにより、インピーダンス変換回路の構成素子の価格を安価なものと することのできるテレビ一体型ビデオを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため請求項1記載の考案に係るテレビ一体型ビデオは、録 画動作時には、チューナ部から与えられた映像信号に基づいて生成した録画信号 を回転ヘッドに出力し、再生動作時には、前記回転ヘッドから出力される再生信 号に基づいて生成した映像信号を出力する録画再生部と、前記録画動作時には、 前記録画再生部に与えられる前記映像信号と同じ映像信号から原色色信号を生成 し、前記再生動作時には、前記録画再生部が生成した映像信号から前記原色色信 号を生成する映像信号処理部とを備えたテレビ一体型ビデオに適用し、前記録画 再生部に設けられ、前記再生動作を除く動作時には前記チューナ部から与えられ る前記映像信号のバースト信号に位相同期した発振を行い、前記再生動作時には バースト信号の基準となる基準信号の発振を行う発振回路の出力を、基準副搬送 波として前記映像信号処理部に導いた構成としている。
【0007】 また請求項2記載の考案に係るテレビ一体型ビデオは、前記基準副搬送波の信 号経路に、前記基準副搬送波の位相を変位させる位相補正回路を設け、前記再生 動作を除く動作において、前記発振回路の出力の位相と前記基準副搬送波として 要求される位相との位相関係と、前記再生動作において、前記発振回路の出力の 位相と前記基準副搬送波として要求される位相との位相関係との2種の位相関係 の差異に従って、前記位相補正回路の位相の変位量を変える構成としている。 また請求項3記載の考案に係るテレビ一体型ビデオは、入力信号を低インピー ダンスの出力信号に変換するインピーダンス変換回路を前記発振回路の近傍に設 け、前記発振回路の出力を、前記インピーダンス変換回路を介して前記映像信号 処理部に導いた構成としている。 また請求項4記載の考案に係るテレビ一体型ビデオは、前記インピーダンス変 換回路をエミッタフォロワとしている。
【0008】
【作用】
請求項1記載の考案の作用を以下に示す。 録画再生部に設けられた発振回路は、録画動作時、または速送りや巻戻し時、 あるいはテレビのみとしての動作時等の、再生動作を除く動作時には、バースト 信号に位相同期した発振を行う。このため発振回路の出力は、このとき映像信号 処理部が、基準副搬送波に要求する特性を満たす信号となる。また再生動作時で は、発振回路はバースト信号の基準となる基準信号の発振を行い、映像信号処理 部は、録画再生部によって生成された映像信号から原色色信号を生成する。この ため発振回路の出力は、このとき映像信号処理部が、基準副搬送波に要求する特 性を満たす信号となる。
【0009】 請求項2記載の考案の作用を以下に示す。 発振回路の出力と映像信号処理部における基準副搬送波との関係は、再生動作 を除く動作時では、チューナ部より出力される映像信号中のバースト信号を基準 とする関係となる。つまり、双方にとっては、映像信号中のバースト信号が基準 となっている。一方、再生動作時では、発振回路の出力は、バースト信号の生成 の基準信号であり、基準副搬送波は、発振回路の出力に基づいて生成されたバー スト信号を基準とする信号である。つまり、双方の関係は、バースト信号を媒介 とする関係にある。これらのことから、録画再生部と映像信号処理部との回路構 成の差異によって、発振回路の出力の位相と基準副搬送波として要求される位相 との関係は、再生動作を除く動作時と再生動作時とでは異なることがある。しか し、この差異は、位相補正回路の位相の変位量を変えることによって補正される ことになる。つまり、基準副搬送波は、全ての動作時において、映像信号処理部 が要求する位相特性を備えた信号となる。
【0010】 請求項3記載の考案の作用を以下に示す。 インピーダンス変換回路は発振回路の近傍に設けられている。従って、ハイ・ インピーダンスとなる信号経路長は短くなり、信号経路長が長くなる部分のイン ピーダンスはロー・インピーダンスとなる。このため信号経路における伝送損失 は少なくなる。 請求項4記載の考案の作用を以下に示す。 エミッタフォロワは、トランジスタを変換素子とするインピーダンス変換回路 である。一方、トランジスタは、インピーダンス変換回路を構成可能な素子のう ちでは、もっとも安価な素子である。従って、インピーダンス変換回路の構成素 子の価格が安価となる。
【0011】
【実施例】
以下に、本考案の一実施例について図面を参照しつつ説明する。 図1は、本考案に係るテレビ一体型ビデオの一実施例の電気的構成を示すブロ ック図である。なお、図1における構成が図3における構成と同一となるブロッ クについては、図3において付与した符号と同一符号を付与している。 本実施例は、NTSC信号を対象とする装置となっていて、大別すると、チュ ーナ部91、映像信号処理部8、CRT部94、録画再生部1、回転ヘッド97 、位相補正回路6、およびインピーダンス変換回路7を備えている。そして録画 動作時では、録画している映像信号のみを画像表示することが可能な装置となっ ている。
【0012】 チューナ部91は、受信信号に所定処理を施すことによって映像信号を取り出 すブロックとなっており、取り出した映像信号を録画再生部1に出力する。 録画再生部1は、録画動作時には、チューナ部91が出力する映像信号に所定 処理を施して得られた録画信号を回転ヘッド97に出力するブロックとなってい る。また再生動作時には、回転ヘッド97から出力される再生信号に所定処理を 施して得られた映像信号を映像信号処理部8に出力する。そして、録画、速送り 、巻戻し、あるいは単なるテレビとしての動作等のように、再生動作以外の動作 を行うときには、チューナ部91から出力される映像信号を、内部の処理に用い るばかりでなく、同時に映像信号処理部8にも出力する。詳細には、Y/C回路 2、録画回路3、発振回路4、および再生回路5を備えている。
【0013】 Y/C回路2は、発振回路4から出力される信号を逓倍したクロックにより動 作するクシ型フィルタによって、チューナ部91から出力される映像信号を、輝 度信号と色信号とに分離する。また分離した輝度信号と色信号とを録画回路3に 出力する。 録画回路3は、Y/C回路2から出力された輝度信号に基づくFM変調信号と 、Y/C回路2から出力された色信号を周波数変換した低域変換色信号とを生成 する。また生成した信号を、録画信号として、回転ヘッド97に出力する。
【0014】 再生回路5は、回転ヘッド97から出力される再生信号のうち、FM変調信号 については、このFM変調信号の復調を行うことによって輝度信号を再生する。 また低域変換色信号については、この低域変換色信号の周波数変換を行うことに より色信号を再生する。そして再生した輝度信号と色信号とを混合することによ って得られた映像信号を映像信号処理部8に出力する。 発振回路4は、3.58MHzの水晶発振子98が接続されたブロックとなっ ている。そして再生動作を除く動作時には、チューナ部91から与えられる映像 信号のバースト信号に位相同期した発振を行い、発振した信号を、Y/C回路2 、録画回路3、および位相補正回路6に出力する。また再生動作時には、バース ト信号の基準となる基準信号の発振を行い、発振した信号を、再生回路5と位相 補正回路6とに出力する。
【0015】 位相補正回路6は、発振回路4から出力される信号の位相を変位するブロック となっており、制御信号22がHレベルであるか、Lレベルであるかによって、 位相の変位量が変化する。そして位相を変位させた信号をインピーダンス変換回 路7に出力する。 インピーダンス変換回路7は、位相補正回路6の出力インピーダンスをロー・ インピーダンスに変換するためのブロックとなっている。このため、発振回路4 において生成され、位相補正回路6において位相が補正された信号を、基準副搬 送波21として、ロー・インピーダンスでもって映像信号処理部8に出力する。
【0016】 映像信号処理部8は、インピーダンス変換回路7から出力される基準副搬送波 21に従って、映像信号から原色色信号を生成するブロックとなっている。すな わち、録画、あるいは巻戻しの動作等のように、再生を除く動作を行うときには 、チューナ部91から出力され、録画再生部96を介して導かれた映像信号から 原色色信号を生成する。また再生動作時には、録画再生部96において生成され た映像信号から原色色信号を生成する。そして生成した原色色信号をCRT部9 4に出力する。そのため、Y/C回路9とクロマ回路10とを備えている。
【0017】 Y/C回路9は、基準副搬送波21を逓倍したクロックによって動作するクシ 型フィルタにより、映像信号を輝度信号と色信号とに分離する。そして分離した 輝度信号と色信号とをクロマ回路10に出力する。 クロマ回路10は、Y/C回路9から出力される輝度出力と色信号、および基 準副搬送波21から、原色色信号を生成する。 CRT部94は、映像信号処理部8において生成された原色色信号を所定レベ ルに増幅し、増幅した原色色信号でもってCRTの駆動を行うブロックとなって いる。
【0018】 なお、位相補正回路6とインピーダンス変換回路7とは、発振回路4の近傍に 設けられたブロックとなっており、図2は、このブロックの詳細な回路構成を示 している。
【0019】 位相補正回路6は、6つの抵抗R1〜R6、1つのコンデンサC1、2つのト ランジスタQ1,Q2、および、2つのダイオードD1,D2によって構成され ている。すわなち、トランジスタQ1のベースには、発振回路4の水晶発振子9 8のための端子の一方(41により示す)が接続されている。またトランジスタ Q1のコレクタは、抵抗R1を介してプラス電源に接続され、エミッタは、抵抗 R2を介して接地されている。このため、トランジスタQ1のコレクタには、端 子41の信号波形を反転した信号が現れる。またトランジスタQ1のエミッタに は、端子41の信号波形と同相の信号が現れる。
【0020】 またトランジスタQ1のコレクタは、ダイオードD1を介してトランジスタQ 3のベースに導かれている。またトランジスタQ1のエミッタは、コンデンサC 1とダイオードD2とを介して、トランジスタQ3のベースに導かれている。そ してダイオードD2のアノードの電圧は、トランジスタQ2がオフとなるときに はプラス電源に略等しい電圧に設定され、トランジスタQ2がオンとなるときに は、抵抗R3と抵抗R4とにより分圧された電圧に設定される。 詳細には、トランジスタQ2がオンとなるときの分圧電圧は、0.3V程度の 電圧となるように、抵抗R3,R4の値が設定されている。またトランジスタQ 1のコレクタの電圧は4.3V、エミッタの電圧は3.2Vとなるように、抵抗 R1,R2の値が設定されている。
【0021】 以上のことから、制御信号22がHレベルとなり、トランジスタQ2がオンと なるときには、ダイオードD1に流れる電流によって、ダイオードD2のカソー ド電圧がアノード電圧より高くなり、ダイオードD2はオフとなる。一方、制御 信号22がLレベルとなり、トランジスタQ2がオフとなるときには、ダイオー ドD2に流れる電流によって、ダイオードD1のカソード電圧がアノード電圧よ り高くなり、ダイオードD1はオフとなる。このため、制御信号22がHレベル であるときには、トランジスタQ3のベースには、端子41の位相と逆相の信号 が導かれれる。つまり位相を反転する。また制御信号22がLレベルとなるとき には、トランジスタQ3のベースには、端子41と同相の信号が導かれる。つま り位相を変位しない。
【0022】 インピーダンス変換回路7は、トランジスタQ3、抵抗R7、コンデンサC2 によって構成されており、トランジスタQ3は、コンデンサC2を介し、ロー・ インピーダンスでもって、ベースに導かれた信号と同相信号を出力する。この信 号は、基準副搬送波21として、映像信号処理部8に導かれる。 従って、制御信号22がHレベルであるときには、基準副搬送波21の位相は 発振回路4の出力位相を反転した位相となる。また制御信号22がLレベルであ るときには、基準副搬送波21の位相は発振回路4の出力位相と同相となる。
【0023】 上記構成からなる実施例の動作を以下に説明する。 発振回路4は、再生動作を除く動作時では、チューナ部91が出力する映像信 号のバースト信号に位相同期した発振を行う。このため端子41の信号の位相は 、バースト信号と同相となる。一方、再生動作時では、再生回路5の構成の関係 から、再生回路5において生成されるバースト信号の位相は、端子41の位相を 反転した位相となる。すなわち、再生動作を除く動作時においては、発振回路4 の端子41の位相と基準副搬送波21として要求される位相との位相関係は、同 相の関係となる。しかし、再生動作時においては、端子41の位相と基準副搬送 波21として要求される位相との位相関係は、逆相の関係となる。
【0024】 以上のことから、録画時、速送り時、巻戻し時、あるいは単なる受像時では、 制御信号22をLレベルに設定し、基準副搬送波21の位相を、端子41の位相 と同相とする。このため、映像信号処理部8は、インピーダンス変換回路7の出 力21を基準副搬送波として、映像信号から輝度信号と色信号とを分離すると共 に、分離した輝度信号と色信号、および基準副搬送波21から原色色信号を生成 する。 一方、再生動作時では、制御信号22をHレベルに設定し、基準副搬送波21 の位相を端子41の位相の逆相とする。このため、基準副搬送波21の位相は、 録画再生部1から出力される映像信号中のバースト信号の位相と同相となる。こ のため、映像信号処理部8は、基準副搬送波21に従って、録画再生部1が生成 した映像信号から原色色信号を生成する。
【0025】 上記動作の結果、映像信号処理部8において生成される原色色信号は、再生動 作時と、再生動作を除く動作時とで、同一色相の色信号となる。
【0026】 なお、本考案は上記実施例に限定されず、適用可能な装置としては、NTSC 信号の画像表示を行うテレビ一体型ビデオとした場合について説明したが、その 他の装置として、PAL信号の画像表示を行うテレビ一体型ビデオにも同様に適 用することが可能である。 また、録画再生部1の生成する映像信号中のバースト信号が、発振回路4の出 力位相と同相の信号として生成される場合では、位相補正回路6を省略した構成 とすることが可能である。
【0027】
【考案の効果】
請求項1記載の考案に係るテレビ一体型ビデオは、録画動作時には、チューナ 部から与えられた映像信号に基づいて生成した録画信号を回転ヘッドに出力し、 再生動作時には、回転ヘッドから出力される再生信号に基づいて生成した映像信 号を出力する録画再生部と、録画動作時には、録画再生部に与えられる映像信号 と同じ映像信号から原色色信号を生成し、再生動作時には、録画再生部が生成し た映像信号から原色色信号を生成する映像信号処理部とを備えた装置に適用して いる。そして、録画再生部に設けられ、再生動作を除く動作時にはチューナ部か ら与えられる映像信号のバースト信号に位相同期した発振を行い、再生動作時に はバースト信号の基準となる基準信号の発振を行う発振回路の出力を、基準副搬 送波として映像信号処理部に導いた構成としている。このため、発振回路の出力 は、再生動作を除く動作時および再生動作時の双方において、映像信号処理部が 基準副搬送波に要求する特性を満たす信号となる。その結果、映像信号処理部に おいて基準副搬送波を生成することが不要となるので、使用する水晶発振子の個 数を低減することが可能となっている。
【0028】 また請求項2記載の考案に係るテレビ一体型ビデオは、基準副搬送波の信号経 路に、基準副搬送波の位相を変位させる位相補正回路を設け、再生動作を除く動 作において、発振回路の出力の位相と基準副搬送波として要求される位相との位 相関係と、再生動作において、発振回路の出力の位相と基準副搬送波として要求 される位相との位相関係との2種の位相関係の差異に従って、位相補正回路の位 相の変位量を変える構成としている。このため、録画再生部と映像信号処理部と の回路構成の差異によって、発振回路の出力の位相と基準副搬送波として要求さ れる位相との関係が、再生動作を除く動作時と再生動作時とで異なることがあっ たときにも、基準副搬送波は、全ての動作時において、映像信号処理部が要求す る位相特性を備えた信号となる。その結果、使用する水晶発振子数を低減したと きにも、再生動作時とその他の動作時との色相ずれの発生を防止することが可能 となっている。
【0029】 また請求項3記載の考案に係るテレビ一体型ビデオは、入力信号を低インピー ダンスの出力信号に変換するインピーダンス変換回路を発振回路の近傍に設け、 発振回路の出力を、インピーダンス変換回路を介して映像信号処理部に導いた構 成としている。このため、ハイ・インピーダンスとなる信号経路長は短くなり、 信号経路長が長くなる部分のインピーダンスはロー・インピーダンスとなるので 、信号経路の長さに影響されることなく、発振回路の出力を効率良く映像信号処 理部に導くことが可能となっている。 また請求項4記載の考案に係るテレビ一体型ビデオは、インピーダンス変換回 路をエミッタフォロワとしている。このため、インピーダンス変換回路は最も安 価な素子によって構成されることになるので、インピーダンス変換回路の構成素 子の価格を安価とすることが可能となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るテレビ一体型ビデオの一実施例の
電気的構成を示すブロックである。
【図2】位相補正回路とインピーダンス変換回路との詳
細な電気的接続を示す回路図である。
【図3】従来技術の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 録画再生部 4 発振回路 6 位相補正回路 7 インピーダンス変換回路 8 映像信号処理部 21 基準副搬送波 22 制御信号 91 チューナ部 97 回転ヘッド 98 水晶発振子

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 録画動作時には、チューナ部から与えら
    れた映像信号に基づいて生成した録画信号を回転ヘッド
    に出力し、再生動作時には、前記回転ヘッドから出力さ
    れる再生信号に基づいて生成した映像信号を出力する録
    画再生部と、前記録画動作時には、前記録画再生部に与
    えられる前記映像信号と同じ映像信号から原色色信号を
    生成し、前記再生動作時には、前記録画再生部が生成し
    た映像信号から前記原色色信号を生成する映像信号処理
    部とを備えたテレビ一体型ビデオにおいて、 前記録画再生部に設けられ、前記再生動作を除く動作時
    には前記チューナ部から与えられる前記映像信号のバー
    スト信号に位相同期した発振を行い、前記再生動作時に
    はバースト信号の基準となる基準信号の発振を行う発振
    回路の出力を、基準副搬送波として前記映像信号処理部
    に導いたことを特徴とするテレビ一体型ビデオ。
  2. 【請求項2】 前記基準副搬送波の信号経路に、前記基
    準副搬送波の位相を変位させる位相補正回路を設け、 前記再生動作を除く動作において、前記発振回路の出力
    の位相と前記基準副搬送波として要求される位相との位
    相関係と、前記再生動作において、前記発振回路の出力
    の位相と前記基準副搬送波として要求される位相との位
    相関係との2種の位相関係の差異に従って、前記位相補
    正回路の位相の変位量を変えることを特徴とする請求項
    1記載のテレビ一体型ビデオ。
  3. 【請求項3】 入力信号を低インピーダンスの出力信号
    に変換するインピーダンス変換回路を前記発振回路の近
    傍に設け、 前記発振回路の出力を、前記インピーダンス変換回路を
    介して前記映像信号処理部に導いたことを特徴とする請
    求項1または請求項2記載のテレビ一体型ビデオ。
  4. 【請求項4】 前記インピーダンス変換回路は、エミッ
    タフォロワであることを特徴とする請求項3記載のテレ
    ビ一体型ビデオ。
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