JP3015482B2 - 長尺構造材のブラケット取付方法 - Google Patents

長尺構造材のブラケット取付方法

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JP3015482B2
JP3015482B2 JP3044313A JP4431391A JP3015482B2 JP 3015482 B2 JP3015482 B2 JP 3015482B2 JP 3044313 A JP3044313 A JP 3044313A JP 4431391 A JP4431391 A JP 4431391A JP 3015482 B2 JP3015482 B2 JP 3015482B2
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義之 福澤
宏之 大橋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は長尺構造材のブラケット
取付方法に係り、プレハブ住宅建物用の箱型居室ユニッ
ト等の生産ラインに利用できる。
【0002】
【背景技術】従来より、プレハブ式住宅建物の長尺構造
材、例えば梁材には天井材や床材を受ける野縁や根太を
固定するために、複数のブラケットが長手方向に所定間
隔で配列される。このようなブラケットの取付けにあた
っては、作業効率を向上するために、搬送加工による自
動化が図られている。具体的には、搬送経路に沿ってブ
ラケット供給機および溶接機等を設置しておき、梁材と
なる鋼材等を順次長手方向に搬送し、梁材のブラケット
取付け部位が溶接機の位置に達した時点でブラケットを
供給して溶接を行い、各設置部位に対して順次同様の作
業を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、梁材に取付
けられるブラケットは、梁材の仕様に応じてブラケット
の厚み等が異なる。また、梁材が床用か天井用かによっ
て取付け形態等が異なり、溶接代の向きなどが取付け部
位によって異なることがある。このため、梁材の搬送加
工によりブラケットを取付ける際には、梁材に応じて使
用するブラケットを交換する必要がある。特に、同じラ
インで各種仕様の梁材を製造する場合、加工する各梁材
に応じて、各種ブラケットのなかから所定のものを所定
の配置で梁材の各取付け部位に取付ける必要がある。し
かし、既存のブラケット加工装置に用いられる一般的な
パーツ供給方式では前述のような多様な対応が難しいと
いう問題があった。
【0004】本発明の目的は、長尺構造材に対して所期
のブラケット取付けを過不足なく簡単かつ確実に行える
長尺構造材のブラケット取付方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、長尺構造材を
所定の搬送経路に順次送り、送られる各長尺構造材にブ
ラケット加工装置で複数のブラケットを順次取付けてゆ
く長尺構造材のブラケット取付方法であって、複数のブ
ラケットを収納したカートリッジでブラケット供給を行
うブラケット加工装置を用い、前記長尺構造材の種別毎
、その種別に応じてその長尺構造材に取り付けられる
種類でかつ長尺構造材一本分のブラケットをまとめて収
納した複数種のカートリッジを準備しておくとともに、
前記長尺構造材の種別に応じて取付けるべきブラケット
の種類や配置を示す符号を各長尺構造材に表示してお
き、前記搬送経路に送り込まれる長尺構造材から符号を
読み取り、読み取った符号に示された種別に対応するカ
ートリッジをブラケット加工装置にセットし、セットさ
れたカートリッジから順次ブラケットを取り出して長尺
構造材に取付けてゆくことを特徴とする。
【0006】ここで、長尺構造材としてはC型鋼等を用
いた梁材等が該当し、長尺構造材の種別としては用途や
仕様等が該当する。また、符号としては、各長尺材に直
接印刷したもの、粘着シートで貼付したもの等が利用で
き、それぞれ作業員が視認可能な文字等とともに機械読
み取り可能なバーコード等で表すことが望ましい。
【0007】
【作用】このような本発明においては、カートリッジ式
のブラケット供給を行うことで各種ブラケットの交換が
簡単にできるとともに、送られてくる長尺構造材の符号
からその種別に対応するカートリッジから順次ブラケッ
トを取り出して長尺構造材に取付けてゆくことが可能と
なる。このため、順次加工する長尺構造材に取付けら
るブラケットが個々に異なっても確実に対応できる。し
かも、各カートリッジには各長尺構造材一本分のブラケ
ットがまとめて収納されているから、カートリッジに収
納されたブラケットの数が過不足することがない。従っ
て、長尺構造材に対して所期のブラケット取付けを過不
足なく簡単かつ確実に行える。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1には、プレハブ住宅建物用箱型居室ユニッ
トの生産工程の概要が示されている。この生産工程は、
製造する居室ユニットの構成に対応した各生産ライン1
〜9を備えている。
【0009】図2および図3には、本実施例の生産工程
で生産される居室ユニット10の構成が示されている。居
室ユニット10は、上下の天井パネル11および床パネル12
の短辺側に妻パネル13, 14を配置し、各々のコーナー部
分を相互に嵌合溶接して箱型の構造体を形成するととも
に、その屋外側面に軽量気泡コンクリート製の外壁パネ
ル19を取付け、内部に所定の内装や設備などを設置して
構成されるものである。
【0010】天井パネル11は、一対の天井用長辺梁21,
22を平行にして野縁15で連結し、その下面側に天井用面
材16を取付けて形成される。床パネル12は、一対の床用
長辺梁23, 24を平行にして根太17で連結し、その上面側
に床用面材18を取付けて形成される。妻パネル13, 14
は、一対の柱25, 26を平行にしてその上下端部を一対の
短辺梁27, 28で溶接連結したうえ、各隅の同側に各パネ
ル11, 12の長辺梁21〜24と接合するための仕口29を溶接
固定して形成される。
【0011】図4には、前述した天井パネル11および床
パネル12に用いられる長辺梁21〜24が示されている。長
辺梁21〜24は、それぞれ同じC型鋼20に各種孔開けを行
うとともに、野縁31や根太33を連結するためのブラケッ
ト30を溶接固定したものである。
【0012】C型鋼20は、ウェブ20A の両側にフランジ
20B を有し、生産する居室ユニット10に応じて 2.5,
4, 5, 6モジュールの何れかの長さに形成されてい
る。なお、長辺梁21〜24として天井パネル11および床パ
ネル12に組み込まれる際には、ウェブ20A 側が外側に配
置され、フランジ20Bの何れか一方が上側、他方が下側
に配置される。
【0013】ウェブ20A には、中央軸線上に位置決め用
基準孔31, 32が形成され、これらのうち一端側は丸孔と
され、他端側は長孔とされている。また、ウェブ20A に
は軒先ユニット等を取付けるためのボルト孔33が適宜形
成される。フランジ20B には、上になる側の両端に二列
の溶接用スリット34が形成されるとともに、下になる側
または両方の側には外壁パネル19あるいは窓サッシ等を
取付けるための汎用取付け孔35が複数、所定間隔で形成
される。ただし、各々に形成される各孔31〜33, 35およ
びスリット34の配置や寸法等は製造する長辺梁21〜24の
仕様等に応じて異なる。
【0014】ブラケット30は、鋼板等を略T字型に打ち
抜いて形成されたものであり、中間部に野縁31や根太33
を連結するための突起30A を有する。この突起30A は一
側に偏って形成されており、両端部30B はそれぞれC型
鋼20のフランジ20B の内側面に沿って溶接固定できるよ
うに何れか同じ側に折り曲げられている。なお、各ブラ
ケット30は、天井用の長辺梁21, 22では突起30A が下
側、床用の長辺梁21, 22では突起30A が上側となるよう
に配置され、それぞれの端部30B が通常はC型鋼20の長
手方向中央に向くように設置される。ただし、各C型鋼
20に設置されるブラケット30の数や位置、各々の向き、
厚みや形状等の種別は製造する長辺梁21〜24の仕様等に
応じて異なる。
【0015】このような居室ユニット10を生産するため
に、本実施例の生産工程は図1のように構成されてい
る。すなわち、構造の基本となる長辺梁21〜24を製造す
るために長辺梁生産ライン1が設置され、これに続いて
長辺梁21, 22から天井パネル11を組み立てる天井パネル
生産ライン2、および長辺梁23, 24から床パネル12を組
み立てる床パネル生産ライン3が設置されている。
【0016】同じく、構造の基本となる柱25, 26を製造
する柱生産ライン4、および短辺梁27, 28を製造する短
辺梁生産ライン5が設置され、これらに続いて柱25, 26
や短辺梁27, 28から妻パネル13, 14を組み立てる妻パネ
ル生産ライン6が設置されている。
【0017】これらの各パネル生産ライン2,3,6に
続いて各パネル11〜14を箱型に組み立てる総組ライン7
が設置され、これに続いて外壁パネル19を取付ける外壁
パネル取付ライン8、および内装の仕上げ施工や室内設
備および窓サッシや軒先ユニット等の室外設備を設置す
る造作設備取付ライン9が設置されている。これらの各
生産ライン1〜9により、前述のような居室ユニット10
が生産される。
【0018】図5には、前述した生産工程における長辺
梁生産ライン1、天井パネル生産ライン2、床パネル生
産ライン3のより具体的な構成が示されている。長辺梁
生産ライン1は、C型鋼20を搬送する前ライン41、中ラ
イン42、後ライン43、各々の間でC型鋼20を受け渡す中
間ストッカ44, 45、C型鋼20を前ライン41に供給する供
給ストッカ46を備えている。そして、供給ストッカ46か
らのC型鋼20を適宜中間ストッカ44, 45でストックして
タイミング調整しながら各ライン41〜43に送り、各ライ
ン41〜43においてC型鋼20に所定の搬送加工を行って長
辺梁21〜24を製造するようになっている。
【0019】このうち、前ライン41には端部孔開け装置
51が設置され、C型鋼20の端部に前述した孔31〜33およ
びスリット34を加工する。中ライン42には中間孔開け装
置52と二組のブラケット加工装置53が設置され、C型鋼
20の中間部に所定配置で前述した孔35およびブラケット
30を順次連続的に加工する。後ライン43では、経路側方
から作業員がC型鋼20の加工部分の整形や錆び止めペイ
ントの塗布等の仕上げを行う。
【0020】なお、前ライン41および後ライン43ではC
型鋼20の搬送にローラーコンベア等が用いられるが、中
間ライン42では孔35およびブラケット30を間歇的に加工
するために精密な個別移動が可能な台車式搬送装置が用
いられている。また、長辺梁生産ライン1においては、
1ユニット分の長辺梁21〜24となるべき同じ長さのC型
鋼20が4本1セットで搬送加工される。このようなC型
鋼20の4本セット送りに対応するべく、中間ストッカ4
4, 45にはC型鋼20を最低でも4本までストックできる
大きさが確保されている。
【0021】長辺梁生産ライン1で製造された長辺梁21
〜24は、振り分け装置60を経て天井および床の各パネル
生産ライン2,3に送られる。振り分け装置60は、振り
分けストッカ61により順次送り込まれる天井用の長辺梁
22, 21および床用の長辺梁24, 23をコンベア64, 63に振
り分け、振り分けホイスト62により各々を天井および床
の各パネル生産ライン2,3の所定位置に移載する。天
井および床の各パネル生産ライン2,3は、パレット7
1, 81に対向配置された各長辺梁21, 22および23, 24を
搬送装置72, 82で送る間に、作業員が各々のブラケット
30に野縁15や根太17を固定し、その上から天井用面材16
や床用面材18を取付けるとともに、中間の反転機73, 83
で裏返したのち裏側に断熱材等を張り、以上により天井
パネル11および床パネル12が完成されるようになってい
る。
【0022】このような各パネル生産ライン2,3で用
いられる各種の長辺梁21〜24を同じ長辺梁生産ライン1
で製造するために、各C型鋼20には予め各々の属性情報
を示す符号20C を付与しておく(図4参照)。符号20C
は、各C型鋼20に直接印刷または粘着シートの貼付によ
り記入されるものであり、それぞれ作業員が視認可能な
文字等とともに機械読み取り可能なバーコード等で表さ
れる。符号20C に表される属性情報としては、長さや長
辺梁21〜24の何れに当たるのかという指定、加工の際の
各ライン41〜43での搬送状態の指定、使用するブラケッ
ト30の種類や設置位置、孔開け加工の内容などをコード
化したもの等が設定される。
【0023】このような符号20C に基づいて各C型鋼20
の属性情報を読み取るために、前ライン41の供給ストッ
カ46の後には読み取り機54が設置されている。そして、
読み取り機54で読み取られたC型鋼20の属性情報は、長
辺梁生産ライン1の端部孔開け装置51、中間孔開け装置
52、二組のブラケット加工装置53に送られ、各々におけ
る加工内容は各長辺梁21〜24に適合するように設定変更
されるようになっている。このために、ブラケット加工
装置53は、カートリッジ方式のブラケット供給を行うよ
うに構成されている。
【0024】図6および図7には、ブラケット加工装置
53が詳細に示されている。そして、図8には、ブラケッ
ト加工装置53に用いるカートリッジ100 が示されてい
る。カートリッジ100 は、断面略コ字状のレール状開放
容器であり、各々には長辺梁21〜24の一本分のブラケッ
ト30が収納されている。この際、収納された各ブラケッ
ト30は両端部30B が互いに同じ向きに整列されている。
このため、長辺梁の中央に対して両端部30B の向きが逆
になる各ブラケット30を収納した場合、図8のように、
互いに各々の突起30A が逆向きに揃うことになる。
【0025】ブラケット加工装置53は、長辺梁生産ライ
ン1の中間ライン42の両側に設置された一対の溶接機11
0 、その近傍に設置されたカートリッジストッカ120 、
ブラケット取り出し機130 、ブラケット移載機140 によ
り構成されている。
【0026】溶接機110 は、各々から延びる溶接アーム
111 の先端に溶接ガン112 を有し、この溶接ガン112 は
搬送されるC型鋼20の各側のフランジ20B と当該位置に
移載されたブラケット30の両端部30B とを表裏から挟ん
で溶接するものである。なお、溶接アーム111 はエアシ
リンダ113 により上方斜めに回動可能とされ、C型鋼20
の搬送を妨げないようになっている。
【0027】カートリッジストッカ120 は、一個のカー
トリッジ100 を載置可能な昇降テーブル121 を有し、昇
降テーブル121 はエアシリンダ122 によりガイドレール
123 に沿って昇降可能である。昇降テーブル121 の移動
上限側方にはローラ式の搬入コンベア124 が水平に設置
され、移動下限側方には下向きに傾斜したローラ式の搬
出コンベア125 が設置されている。
【0028】搬入コンベア124 には、端部に搬入ガイド
126 が設置され、下面に沿って搬送ベルト127 が設置さ
れ、搬入ガイド126 から挿入されたカートリッジ100 は
順次搬入コンベア124 上に並列載置されて搬送ベルト12
7 で送られ、最先のものが一個づつ移動上限の昇降テー
ブル121 上に移載される。搬出コンベア125 の反対側に
は、移動下限の昇降テーブル121 上のカートリッジ100
を搬出コンベア125 に送り出すエアシリンダ128 が設置
され、送り出されたカートリッジ100 は重力により搬出
コンベア125 の下端側へと自動的に移動し、並列状態で
ストックされる。
【0029】ブラケット取り出し機130 は、カートリッ
ジストッカ120 の昇降テーブル121 の移動上限位置に対
向配置された取り出しクランプ131 を備えている。ま
た、昇降テーブル121 の移動上限位置の上方に押し出し
部材132 を備えている。
【0030】取り出しクランプ131 は、ソレノイド等で
開閉されるとともに、エアシリンダ132 により進退さ
れ、昇降テーブル121 上のカートリッジ100 からブラケ
ット30を一個づつ把持して取り出し可能である。押し出
し部材132 は、送りねじ134 によりガイドレール135 に
沿って移動可能とされ、クランプ132 による取り出しに
応じてカートリッジ100 内のブラケット30を順次送り出
すようになっている。なお、取り出しクランプ132 は、
内蔵モータ等により水平に半回転(180 度)づつ回転可
能であり、取り出したブラケット30の向きを逆にする操
作も行えるようになっている。
【0031】ブラケット移載機140 は、支柱141 に支持
された移載アーム142 の先端にソレノイド等で作動する
移載クランプ143 を備えている。移載アーム142 は、エ
アシリンダ144, 145により水平および垂直に移動可能で
あり、支柱141 も図示しない駆動源により回転可能であ
る。これにより、移載クランプ143 はブラケット取り出
し機130 で取り出されたブラケット30を受け取り、溶接
機110 の溶接位置にあるC型鋼20の内側まで移載可能で
ある。
【0032】次に、本実施例におけるブラケット取付け
作業について説明する。先ず、搬送加工にあたって、予
めC型鋼20の符号20C に使用するブラケット30の種類お
よび配置を含む長辺梁21〜24としての属性情報を設定し
ておき、この設定に対応した組み合わせのブラケット30
を長辺梁21〜24の一本分毎にセットしたカートリッジ10
0を各種ストックしておく。
【0033】次に、搬送加工を開始し、順次供給される
C型鋼20から符号20C を読み取り、対応するカートリッ
ジ100 を選択してブラケット加工装置53に順次セットし
てゆく。これにより、C型鋼20の加工の進捗に伴って、
先にセットされたカートリッジ100 はカートリッジスト
ッカ120 で順次送られ、対応するC型鋼20が送られてき
た際に昇降テーブル121 へと送られる。
【0034】ここで、一本のC型鋼20へのブラケット30
の取付けにあたって、符号20C に示されたブラケット30
配置に応じて中間ライン42の送り調節を行い、C型鋼20
のブラケット取付け部位を順次所定の溶接位置に送る。
そして、各送り位置において、ブラケット取り出し機13
0 で昇降テーブル121 上のカートリッジ100 からブラケ
ット30を一個づつ取り出し、ブラケット移載機140 でC
型鋼20のブラケット取付け部位に移載し、溶接機110 に
より溶接するという手順を繰り返す。
【0035】この際、ブラケット取り出し機130 におい
ては、符号20C に示されたブラケット30配置に基づいて
ブラケット30の反転を行う。例えば、図9のように、カ
ートリッジ100 に収められた各ブラケット30の両端部30
B がカートリッジ100 の後端向きであった場合、C型鋼
20の前半の取付け部位に対しては、ブラケット取り出し
機130 およびブラケット移載機140 でそのまま移載すれ
ば、そのブラケット30は両端部30B がC型鋼20の中央向
きとなる。一方、C型鋼20の前半の取付け部位に対して
は、C型鋼20の中央向きとならなくなるため、図10のよ
うに、取り出した際にブラケット取り出し機130 のクラ
ンプ132 を反転させ、ブラケット30を逆向きにしてC型
鋼20に移載する。これにより、そのブラケット30は両端
部30B がC型鋼20の中央向きとなり、C型鋼20には所期
の配置でブラケット30が取付けられることになる。
【0036】このような本実施例によれば、各パネル生
産ライン2,3で使用する長辺梁21〜24は全て長辺梁生
産ライン1で逐次製造することができ、C型鋼20から各
パネル11, 12までの加工を各ライン1,2,3で連続的
に行うことで自動化による生産効率の向上を一層進める
ことができる。
【0037】特に、長辺梁生産ライン1においては、C
型鋼20の供給の際に属性情報を示す符号20C を付与して
おき、その内容に基づいて孔開けやブラケット30等の加
工内容を変更するようにしたので、長辺梁21〜24の生産
をさらに効率よく、かつ確実になものにできる。
【0038】また、C型鋼20の一本分のブラケット30を
一個のカートリッジ100 に収めたため、C型鋼20毎に行
われるブラケット30の種別変更等に簡単かつ確実に対応
できる。そして、取付けるブラケット30の変更は、先に
読み取った符号20C から対応するカートリッジ100 を選
択し、ブラケット加工装置53にセットするだけでよいた
め、作業を効率よく行うことができる。
【0039】さらに、カートリッジ100 に収めるブラケ
ット30を同じ向きにしたため、カートリッジ100 におけ
るブラケット30の送りを円滑に行えるとともに、取り出
しの際のクランプ等を確実なものにできる。また、ブラ
ケット加工装置53においては、カートリッジ100 から取
り出す際にブラケット30を符号20C の内容に基づいて適
宜反転させることで、同じ向きでセットされたブラケッ
ト30であっても所期の配置で取付けることができる。
【0040】そして、ブラケット加工装置53において
は、前述のような各機能により、カートリッジ100 の順
送りからブラケット30の取付け、空きカートリッジ100
のストックまでを全て自動化でき、長辺梁生産ライン1
における生産性を大幅に高めることができる。
【0041】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明を達成する範囲内での変形等は本発
明に含まれるものである。例えば、長辺梁21〜24の形態
は他のものであってもよく、ブラケット30の形状や配置
等は実施にあたって適宜選択すればよい。また、原料と
なる長尺材はC型鋼20に限らず、H型等の他の断面形状
のものや他の材質のものであってもよい。さらに、長尺
構造材としては天井パネル11や床パネル12用の長辺梁21
〜24に限らず、壁面部分のパネル用の短辺梁や柱等であ
ってもよい。
【0042】一方、カートリッジ100 の形状や材質、寸
法やブラケット30の収納数等は実施にあたって適宜設定
すればよい。また、カートリッジ100 を選択してブラケ
ット加工装置53にセットおよび回収するのは手作業に限
らず、適宜なパーツ自動供給装置を用いてもよい。さら
に、ブラケット加工装置53は前述のような構成に限ず、
順次加工するC型鋼20に対応したカートリッジ100 から
個々のブラケット30を取り出し、所定配置で取付けられ
るものであればよく、実施にあたって適宜設定すればよ
い。
【0043】そして、前記実施例では、ブラケット加工
装置53においてブラケット30を反転させたが、カートリ
ッジ100 に収める各ブラケットを予め取付け方向に応じ
てセットしておいてもよい。また、符号20C の内容をブ
ラケット加工装置53の動作部分や中間ライン42の送り機
構などの制御系統に伝達する手段としては、既存の通信
手段を適宜採用すればよく、あるいは作業員が読み取っ
た内容を各部にマニュアル設定するようにしてもよい。
さらに、符号20C の表示にあたっては、直接印刷や粘着
シート貼付に限らず、適宜作業員あるいは機械が読み取
れるような表示が行えればよく、適宜な文字やマーカ表
示を選択すればよい。
【0044】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
カートリッジ式のブラケット供給を行うことで、使用す
るブラケットの種別の交換が簡単にできるようになると
ともに、送られてくる長尺構造材の符号に応じてカート
リッジを選択することで長尺構造材に取付けらるブラ
ケットが個々に異なっても確実に対応することができ
しかも、各カートリッジには各長尺構造材一本分のブラ
ケットがまとめて収納されているから、カートリッジに
収納されたブラケットの数が過不足することがない。従
って、長尺構造材に対して所期のブラケット取付けを過
不足なく簡単かつ確実に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の生産工程の全体を示すブロ
ック図。
【図2】同実施例で生産する居室ユニットを示す斜視
図。
【図3】前記居室ユニットの構成を示す分解斜視図。
【図4】前記居室ユニットに用いられる長辺梁を示す斜
視図。
【図5】前記実施例の長辺梁に係る各生産ラインを示す
平面図。
【図6】前記実施例で用いるブラケット加工装置を示す
平面図。
【図7】前記実施例で用いるブラケット加工装置を示す
正面図。
【図8】前記実施例で用いるカートリッジを示す斜視
図。
【図9】前記実施例における反転なしのブラケット取付
けを示す概略平面図。
【図10】前記実施例における反転ありのブラケット取付
けを示す概略平面図。
【符号の説明】
1 長辺梁生産ライン 2 天井パネル生産ライン 3 床パネル生産ライン 10 居室ユニット 11 天井パネル 12 床パネル 20 長尺材であるC型鋼 20C 符号 21〜24 長尺構造材である長辺梁 30 ブラケット 53 ブラケット加工装置 100 カートリッジ 110 溶接機 120 カートリッジストッカ 130 ブラケット取り出し機 140 ブラケット移載機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−11488(JP,A) 実開 昭59−125898(JP,U) 実開 平2−120421(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23P 21/00 302 E04C 3/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺構造材を所定の搬送経路に順次送り、
    送られる各長尺構造材にブラケット加工装置で複数のブ
    ラケットを順次取付けてゆく長尺構造材のブラケット取
    付方法であって、 複数のブラケットを収納したカートリッジでブラケット
    供給を行うブラケット加工装置を用い、 前記長尺構造材の種別毎に、その種別に応じてその長尺
    構造材に取り付けられる種類でかつ長尺構造材一本分の
    ブラケットをまとめて収納した複数種のカートリッジを
    準備しておくとともに、 前記長尺構造材の種別に応じて取付けるべきブラケット
    の種類や配置を示す符号を各長尺構造材に表示してお
    き、 前記搬送経路に送り込まれる長尺構造材から符号を読み
    取り、読み取った符号に示された種別に対応するカート
    リッジをブラケット加工装置にセットし、 セットされたカートリッジから順次ブラケットを取り出
    して長尺構造材に取付けてゆくことを特徴とする長尺構
    造材のブラケット取付方法。
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