JP3015454B2 - 同期式カウンタ - Google Patents

同期式カウンタ

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JP3015454B2
JP3015454B2 JP2313465A JP31346590A JP3015454B2 JP 3015454 B2 JP3015454 B2 JP 3015454B2 JP 2313465 A JP2313465 A JP 2313465A JP 31346590 A JP31346590 A JP 31346590A JP 3015454 B2 JP3015454 B2 JP 3015454B2
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JP
Japan
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ff5d
time
output
clock
counter
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JP2313465A
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JPH04183116A (ja
Inventor
博 永井
浩文 渡邊
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安藤電気株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、組み合わせ回路の遅延時間を分散し、動
作周波数を高速化する同期式カウンタについてのもので
ある。
[従来の技術] 次に、従来技術による同期式カウンタの構成を第4図
により説明する。第4図は4ビットアップカウンタの例
であり、1Bと1CはANDゲート、2はインバータ、4A〜4C
は排他的論理和回路(以下、EX−ORという。)、5A〜5D
はフリップフロップ(以下、FFという。)、6はクロッ
ク入力端子、7A〜7Dはカウンタ出力端子であり、端子7A
に最下位ビット出力、端子7Dに最上位ビット出力が出て
くる。
第4図では、アップカウントするために、FF5A〜5Dの
下位ビットがすべて「H」になったとき、キャリーが発
生し、そのキャリーによってFF5A〜5Dを反転する。
第4図はFF5A〜5Dと組み合わせ回路で構成される。FF
5A〜5Dは前状態を記憶する。組み合わせ回路はANDゲー
ト1B・1C、インバータ2、EX−OR4A〜4Cで構成され、前
状態から次状態を準備する。
FF5A〜5Dは同じクロックで動作する。FF5A〜5Dの次状
態は現在のFF5A〜5Dの状態から組み合わせ回路で決定さ
れ、次のクロックに同期してFF5A〜5Dに記憶される。
FF5Dへのキャリーは、FF5A・5B・5Cの出力の論理積で
あり、ANDゲート1B・1Cを通過する。さらにFF5Dの現状
態と比較するEX−OR4Cを通過し、合計3ゲートを通過す
る。
次に、第4図のタイムチャートを第5図により説明す
る。第5図の22は入力クロック、11はFF5Aの出力、13は
ANDゲート1Bの出力、15はANDゲート1Cの出力、16はEX−
OR4Cの出力である。また、T5AはFF5Aの遅延時間、T1B
ANDゲート1Bの遅延時間、T1CがANDゲート1Cの遅延時
間、T4CがEX−OR4Cの遅延時間である。
FF5Aに入力されるクロックのエッジT11から遅延時間T
5Aだけ遅れて出るFF5Aの出力11はANDゲート1B・1Cを通
り、時間T1B+T1Cだけ遅れる。さらに、EX−OR4Cを通
り、時間T4Cだけ遅れてFF5Dの入力端子に到達し、次の
クロックのエッジT12によってFF5Dに読み込まれる。こ
のとき、FF5Dへのデータ16が決定されてから、クロック
のエッジT12でFF5Dに入るまでの時間TBは、FF5Dのセッ
トアップ時間T5DS以上なければならない。また、クロッ
クのエッジT12が入ってからFF5Dへのデータ16が終了す
るまでの時間TCは、FF5Dのホールド時間T5DHを満たさな
ければならない。
このように、同期式カウンタの動作周波数は、FF5Aの
遅延時間と組み合わせ回路の遅延時間TA=T5A+T1B+T
1C+T4Cと、次段FF5Dのセットアップ時間T5DS、ホール
ド時間T5DHで決まる。
次に、第4図のカウンタで動作周波数を上げた場合の
タイムチャートを第6図により説明する。
第6図の21は入力クロックであり、その他は第5図と
同じである。第5図と第6図では、遅延時間TAが変わら
ないので、周波数が上がってクロックの周期が短くなる
と、FF5Dへのデータ16が決まってからクロックのエッヂ
T12がFF5Dに入るまでの時間TDが短くなり、FF5Dのセッ
トアップ時間T5DSに対して時間TDが短くなると、カウン
タが誤動作する。
[発明が解決しようとする課題] 第4図は、下位ビットからのキャリーを生成する組み
合わせ回路と、FF5A〜5Dの現状態とキャリーを比較して
FF5A〜5Dを反転させる第2の組み合わせ回路から構成さ
れている。カウンタのビット数を多くすると、下位ビッ
トからキャリーを生成する組み合わせ回路の規模が大き
くなり、多くのゲートを通過するので、遅延時間が増
え、動作周波数が低くなる。
この発明は、第4図の組み合わせ回路の遅延時間を分
散し、動作周波数を高速化する同期式カウンタの提供を
目的とする。
[課題を解決するための手段] この目的を達成するため、この発明では、最下位ビッ
トの値を反転入力し、他の下位ビットの値との論理積を
出力する第1の組み合わせ回路(例えば、ANDゲート1A
及び1C)と、前記第1の組み合わせ回路の結果を1クロ
ック遅らせて出力する第2のフリップフロップ(例え
ば、FF3)と、前記第2のフリップフロップの出力を下
位ビットからの入力とし、次クロックの際に分周して上
位ビットの値として出力する上位ビット用フリップフロ
ップ(例えば、FF5D)とを備える。
[作用] 次に、この発明による同期式カウンタの構成を第1図
により説明する。第1図は4ビットアップカウンタの例
であり、1AはANDゲート、3はFFであり、その他は第4
図と同じものである。すなわち、第1図は第4図にAND
ゲート1AとFF3を追加したものであり、FF5Dの次状態準
備する組み合わせ回路である。
FF5Dへのキャリーは第4図のカウンタのキャリーの発
生する状態から1クロック前の状態、すなわち、FF5Aが
「L」、FF5Bが「H」、FF5Cが「H」のとき、発生する
ように第1の組み合わせ回路を構成する。第1の組み合
わせ回路はFF5Aのインバート出力とFF5B出力とFF5C出力
の論理積でANDゲート1AとANDゲート1Cによって構成され
る。第1の組み合わせ回路の出力であるFF5Dへのキャリ
ーは、正常にカウンタが動作するように1クロック分を
FF3で遅らせる。そして、1クロック遅れたFF5Dへのキ
ャリーは第2の組み合わせ回路であるEX−OR4Cに入力さ
れFF5Dの現状態と比較され、FF5Dの次状態を準備する。
次のクロックのエッジによりFF5Dに読み込まれることに
より第1図はカウンタとして動作する。
次に、第1図のタイムチャートを第2図により説明す
る。第2図の12はANDゲート1Aの出力、14はFF3の出力、
T1AがANDゲート1Aの遅延時間、T3がFF3の遅延時間であ
り、その他は第6図と同じである。
FF5Aに入力されるクロックのエッヂT11から遅延時間T
5Aだけ遅れて出力されたデータ11は、ANDゲート1A・1C
によって時間T1A+T1Bだけ遅れてFF3に到達する。この
とき、FF3へのデータ13が決定されてからエッヂT12まで
の時間TEはFF3のセットアップ時間を満足する。そし
て、次のエッヂT12によりFF3に読み込まれ、FF3の遅延T
3だけ遅れて出力されたデータ14はEX−OR4Cによって時
間T4Cだけ遅れてFF5Dに到達する。このときのデータ16
が決定されてからエッヂT13までの時間TFはFF5Dのセッ
トアップ時間を満足する。このようにして、4ビットア
ップカウンタのFF5A〜5D間のゲートは分割され、動作周
波数を決定する要因の1つである組み合わせ回路の遅延
時間が分割され、動作周波数の高速化がはかられる。
次に、第1図の状態遷移の一例を第3図により説明す
る。第3図の状態1において、同期式カウンタの出力
は、上位ビットであるFF5Dの出力から順に「LHLH」であ
る。従って、最下位ビットを反転した、下位3つのビッ
ト「HLL」の信号が第1の組合せ回路に入力され、論理
積の結果である「L」がFF3に入力される。そして、次
のクロックの時点(状態2)で、この「L」がFF3から
出力され、EX−OR4Cによって「L」がFF5Dに入力され
る。そしてさらに次のクロックの時点(状態3)で、こ
の「L」がFF5Dから出力される。
以下同様に、第3図の状態2においては、最下位ビッ
トを反転した、下位3つのビット「HHH」の信号が第1
の組合せ回路に入力され、論理積の結果である「H」が
FF3に入力される。そして、次のクロックの時点(状態
3)で、この「H」がFF3から出力され、EX−OR4Cによ
って「H」がFF5Dに入力される。そしてさらに次のクロ
ックの時点(状態4)で、この「H」がFF5Dから出力さ
れる。
また、第3図の状態3においては、最下位ビットを反
転した、下位3つのビット「HHL」の信号が第1の組合
せ回路に入力され、論理積の結果である「L」がFF3に
入力される。そして、次のクロックの時点(状態4)
で、この「L」がFF3から出力されるが、FF5Dの出力が
「H」のため、EX−OR4Cは「H」をFF5Dに出力する。そ
してさらに次のクロックの時点(状態5)で、この
「H」がFF5Dから出力される。
このように、最下位ビットの値を先取りし、その先取
りした分のクロック数を遅延させて、上位ビットである
FF5Dへ出力するため、1クロック内において従来発生し
ていた累積遅延時間を削減することができ、同期式カウ
ンタの動作周波数を高速化することができる。
[発明の効果] 例えば、ECLレベルの論理回路を用いて4ビットアッ
プカウンタを構成したとき、FFの遅延時間は3ns、ANDゲ
ートの遅延時間は2.5ns、EX−ORの遅延時間は2.5ns、FF
のセットアップ時間は2.5ns、ホールド時間は1.5ns程度
である。
第4図の最高動作周波数fmaxはFF間のゲート数が最も
多いFF5AからFF5D間の遅延時間で決まり、最高動作周波
数fmaxは次のようになる。
fmax=(1×10-3)/(3+2.5×2 +2.5+2.5+1.5)=69MHz 次に、第1図の回路の最高動作周波数はFF5AからFF3
間またはFF5AからFF5C間で決まり、最高動作周波数fmax
は次のようになる。
fmax=(1×10-3)/(3+2.5+ 2.5+2.5+1.5)=83MHz このように、第1図によれば、組み合わせ回路にFF3
を追加したので、遅延時間が分散され、約14MHzだけ第
4図よりも高速化される。なお、カウンタのビット数が
増えても遅延時間をそのぶん分散させれば動作周波数が
低くなることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による同期式カウンタの構成図、第2
図は第1図のタイムチャート、第3図は第1図の状態遷
移図、第4図は従来技術による同期式カウンタの構成
図、第5図は第4図のタイムチャート、第6図は第4図
のクロックが高速化されたときのタイムチャートであ
る。 1A〜1C……ANDゲート、2……インバータ、3……FF
(フリップフロップ)、4A〜4C……EX−OR(排他的論理
和回路)、5A〜5B……FF、6……クロック入力端子、7A
〜7D……カウンタ出力。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】最下位ビットの値を反転入力し、他の下位
    ビットの値との論理積を出力する第1の組み合わせ回路
    と、 前記第1の組み合わせ回路の結果を1クロック遅らせて
    出力する第2のフリップフロップと、 前記第2のフリップフロップの出力を下位ビットからの
    入力とし、次クロックの際に分周して上位ビットの値と
    して出力する上位ビット用フリップフロップと、 を備えることを特徴とする同期式カウンタ。
JP2313465A 1990-11-19 1990-11-19 同期式カウンタ Expired - Lifetime JP3015454B2 (ja)

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JPH04183116A JPH04183116A (ja) 1992-06-30
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