JP3015364U - カーマット - Google Patents

カーマット

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JP3015364U
JP3015364U JP1995001354U JP135495U JP3015364U JP 3015364 U JP3015364 U JP 3015364U JP 1995001354 U JP1995001354 U JP 1995001354U JP 135495 U JP135495 U JP 135495U JP 3015364 U JP3015364 U JP 3015364U
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JP
Japan
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gold
pile
silver
car mat
yarn
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Expired - Lifetime
Application number
JP1995001354U
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English (en)
Inventor
恒靖 中川
昌則 藤原
勝弥 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Reiko Co Ltd
Original Assignee
Reiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 基布1の表面側に金銀糸4を含むパイル糸2
が植設されると共に、基布1の裏面側にゴム又は合成樹
脂の裏打ち層3が形成されてなるカーマット。 【効果】 パイル糸の色調に金銀糸のきらきらした金属
光沢が加味されることから、マット表面が従来にはない
独特なラメ調の輝きを示し、意匠性に優れる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車のフロアに敷設するタフテッドカーペット形態のカーマットに 関する。
【0002】
【従来技術とその課題】
カーマットとして、パイル糸をタフティングした基布の裏面に合成樹脂又はゴ ムの裏打ち層を設けたタフテッドカーペット形態のものがある。この種カーマッ トの表面の色調は、タフティング後の染色(後染め加工)や使用するパイル糸自 体の着色により種々設定され、色合いの異なるパイル糸の組合せによって斑模様 や縞模様等のある程度の模様付けも可能であるが、従来ではいま一つ意匠性に乏 しいという難点があった。
【0003】 本考案は、上述の事情に鑑み、タフテッドカーペット形態のカーマットとして 、従来にはない独特の優れた意匠性を備えるものを提供することを目的としてい る。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の考案に係るカーマットは、基布1の表 面側に金銀糸4を含むパイル糸2が植設されると共に、該基布1の裏面側にゴム 又は合成樹脂の裏打ち層3が形成されてなる構成を採用したものである。
【0005】 また請求項2の考案は、上記請求項1のカーマットにおいて、パイル糸2がカ ットパイル形態である構成を採用したものである。
【0006】
【作用】
本考案のカーマットでは、パイル糸2の色調に金銀糸4のきらきらした金属光 沢が加味されることから、マット表面が従来にはない独特なラメ調の輝きを示す 。また、パイル糸2をカットパイルとした構成では、個々の金銀糸が髭状に立ち 上がってランダムな方向に向くため、マット表面がより変化に富むラメ調の輝き を示し、且つマット表面が引っ掛かりを生じにくい状態となる。
【0007】
【実施例】
図1は本考案の一実施例に係るカーマットの縦断面を示しており、1は基布、 2は該基布1にタフティングされたカットパイル形態のパイル糸、3は基布1の 裏面側に設けられた裏打ち層であり、パイル糸2には金銀糸4が撚り込まれてい る。このカーマットは、パイル糸2に撚り込まれた金銀糸4の金属光沢により、 全体に無数のきらきら光る部分が散在した独特なラメ調を表面となり、従来には ない優れた意匠性を示す。
【0008】 前記金銀糸4は合成樹脂フィルムに金属薄膜を被着したものからなる。これは 、ポリエチレンテレフタレートの如きポリエステル、硬質ポリ塩化ビニル、ポリ プロピレンやポリエチレンの如きポリオレフィン、ポリアミド(ナイロン)等の 合成樹脂フィルムに、真空蒸着、イオンプレーティング、スパッタリング、CV D法(化学的気相成長法)等の薄膜形成技術によって厚さ数十Å〜1000Å程 度の金属薄膜を被着し、このフィルムをそのまま、又は2枚貼り合わせた後、マ イクロスリッターによって細い糸状に裁断(一般に30.3mm=1寸を80〜 100等分)した平金銀糸、あるいはこの平金銀糸をレーヨン糸、ナイロン糸、 ポリエステル糸等を芯糸として20〜2000回/m程度の割合で丸撚り、羽衣 撚り、蛇腹撚り、タスキ撚り等の適宜の方法によって撚糸した撚り金銀糸である 。なお、このような金銀糸としては、一般的には真空蒸着(真空度10-4Tor r程度)によって金属薄膜を形成したものが主流をなすが、金属薄膜の下地に適 宜の樹脂によるアンダーコート層を介在するもの、金属薄膜上に適宜の樹脂によ るコーティング又はフィルム貼着によって透明保護層あるいは染料等により金色 等の各種の色を表出させた着色保護層を設けたものも、もちろん本発明の金銀糸 に含まれる。
【0009】 しかして、上記の金銀糸4の金属薄膜としては、Al、Ag、Sn、Cu、C r、Pb、Zn、Bi、Ti、Fe、Co、Ni、これらの合金等が挙げられる が、特に本発明においてはSn又はSn合金よりなるものが推奨される。すなわ ち、カーマットでは、基布1にパイル糸2をタフティングしたのちに後染め加工 によって所要の着色を施す場合が多いが、金銀糸として最も汎用されるAl薄膜 を有するものでは高圧染色や反応染色等の染色加工に耐えられないという難点が ある。これに対し、Sn又はSn合金の薄膜を有する金銀糸では、上記染色加工 に対する耐性に優れ、またコスト的にも安価であるという利点がある。なお、S n合金としては、Sn−Al合金、Sn−Si合金が好適である。
【0010】 金銀糸4を撚り込むパイル糸2としては、ポリアミド(ナイロン)、ポリエス テル、ポリプロピレン、ポリアクリル、ウール等のカーマット用パイル糸として 汎用されるものを支障なく使用でき、太さは300〜5000デニール程度がよ く、また着色は原着(ウールを除く)、先染め、後染めのいずれでもよい。しか して、金銀糸4は、このようなパイル糸2の好適には予め撚りをかけたものに対 し、適宜絡めて例えば20〜260回/m程度の割合で撚り込まれる。また金銀 糸4を撚り込んだバイル糸2はヒートセットしてもよい。
【0011】 基布1としては、ポリエステル不織布、ポリオレフィン不織布、ポリエステル テープヤーン織布、ポリオレフィンテープヤーン織布等が好適である。そしてタ フト条件は、5/32、1/8、1/10、5/64ゲージ等、一般的にタフテ ッドカーペットに使用されるゲージ全てが適用範囲となる。
【0012】 裏打ち層3は、カーマットの寸法及び形状安定性、パイル糸止着性、滑り止め 機能等を付与するものであり、ゴム又は合成樹脂が使用され、パイル糸2をタフ ティングした基布1(タフティッド布帛)の裏面側に、シート状物の熱圧着又は 接着、溶融塗装等によって積層一体化される。しかして、この裏打ち層3中には 、着色剤や充填剤を始めとする各種添加剤が含まれていてもよい。
【0013】 図2は運転席用のカーマットを示す。このカーマットでは、パイル糸2を植設 した表面に、運転者の踵が当たる位置に合成樹脂やゴム等からなるヒールパッド 5が固着されると共に、周辺寄り位置にブランド名やメーカー名を表示するため の同様の合成樹脂やゴム等からなる銘板6が、それぞれ熱溶着、接着、縫い付け 等の適宜の手段で固着されている。なお、銘板6は運転席用以外のカーマットに も固着されることが多い。
【0014】 なお、本考案のカーマットにおいては、基布に植設されるパイル糸の全部が金 銀糸を撚り込んだものである必要はなく、金銀糸を含むパイル糸と金銀糸を含ま ないパイル糸とを併用した形態でもよく、その併用比率も自在に設定できる。そ の他、カーマットの全体形状、ヒールパッドや銘板の形状、パイル糸の植設密度 や長さ等についても自在に設定できる。
【0015】
【考案の効果】
請求項1の考案によれば、パイル糸を植設基布に裏打ち層が設けられたカーマ ットとして、前記パイル糸が金銀糸を含むことから、パイル糸の色調に金銀糸の 金属光沢が加味され、表面が独特なラメ調の輝きを示し、もって従来にはない優 れた意匠性を発揮するものが提供される。
【0016】 請求項2の考案によれば、上記のカーマットとして、マット表面がより変化に 富むラメ調の輝きを示し、且つマット表面の引っ掛かりを生じにくく、カーマッ トとしての適性により優れるものが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例に係るカーマットの要部の
縦断面図。
【図2】 同実施例における運転席用のカーマットの平
面図。
【符号の説明】
1 基布 2 パイル糸 3 裏打ち層 4 金銀糸 5 ヒールパッド 6 銘板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 藤原 昌則 兵庫県伊丹市東有岡5丁目125番地 東リ 株式会社内 (72)考案者 三浦 勝弥 千葉県東葛飾郡沼南町大津ケ丘3丁目17番 4−406号

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基布の表面側に金銀糸を含むパイル糸が
    植設されると共に、該基布の裏面側にゴム又は合成樹脂
    の裏打ち層が形成されてなるカーマット。
  2. 【請求項2】 パイル糸がカットパイル形態である請求
    項1記載のカーマット。
JP1995001354U 1995-03-03 1995-03-03 カーマット Expired - Lifetime JP3015364U (ja)

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JP1995001354U JP3015364U (ja) 1995-03-03 1995-03-03 カーマット

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