JP3014694U - 寝室内の耐震性防護枠 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 地震等、天災が就寝中だったり、突然で外に
逃げる間のないようなとき、建物の倒壊や損傷から人命
の安全を守ることを想定し、平常から万一の防護対策の
一環として、このような耐震性防護枠を設置し、緊急待
避所として利用せんとするものである。 【構成】 木材、金属、科学的材料等、強度の高い材料
を骨組みとし、立体的で耐震性を具え、人がくぐれる位
の編目の網で回りを囲い、１ケ所に出入口として網戸を
設ける。網は丈夫であるが、刃物で容易に切り開けるも
のを用いる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、突然の地震、天災等による建物の倒壊、天井の落下、家具の 転倒による人命の保護に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、このような非常災害対応の対策を意識し、着実に実行したもの、ま た、作るよう強く指導されたものがなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

今日、頻発化の様相を呈した天変地異による人命の被害を防止するため、 寝室内設置用として、立体の長方形で、耐震強度を考慮し、且つ出入れ、緊 急脱出の場合も考えて、丈夫な骨組枠の構造物の回りに、人のくぐれる位の 編目の丈夫な網で、刃物で切開ける網を廻らし、出入口は網戸を取付け、通 常の出入りを容易にする構造のものを備える。なお立体形でも、収容場所に 適するよう、だ円、長方形、上面を半円形等、多様の形のものが作られる。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

常時、寝室内に据え置く。とかく人間は無防備的で、特に就寝中の災害か らの防護防衛のためには、常備し、即、緊急避難所の役割を課す。

【０００５】

【作 用】

−２− 強固な耐震構造に組立てられた防護枠により、天井や屋根構築材等の落下 を支え、空隙をつくり、また家具等の転倒も空隙や陰が出来て偏平な押し潰 しから免れ、これらの空隙が幸運にも人命を守ったとの事例も真新しい。

【０００６】

【実 施 例】

この考案の構造物は、寝室内の適所に置き、緊急待避所ともなり、平常は この中にベッド又は和風のフトン式の寝所として利用する。

【０００７】

【考案の効果】

地震や台風が突然起り、外への退避が間に合わぬ時等、緊急待避所として の人命防護の役割が果たせる。

【図面の簡単な説明】

【図 １】本案の実施例を示す斜視図である。

【符号の説明】 １． 枠組 ２． 筋かい ３． 防護網 ４． 取付金具 ５． 出入口戸 ６． ベッド

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項 １】 立体形の枠組みに網を廻らし、出入口
   を設けた寝室内の耐震性防護枠の構造。