JP2745491B2 - 建物崩壊時の安全空間確保用のシェルター架構体 - Google Patents
建物崩壊時の安全空間確保用のシェルター架構体Info
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- JP2745491B2 JP2745491B2 JP7039797A JP3979795A JP2745491B2 JP 2745491 B2 JP2745491 B2 JP 2745491B2 JP 7039797 A JP7039797 A JP 7039797A JP 3979795 A JP3979795 A JP 3979795A JP 2745491 B2 JP2745491 B2 JP 2745491B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- building
- joint
- frame
- securing
- shelter frame
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- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Emergency Lowering Means (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば木造等の低層建
物について適用されて好適な建物崩壊時の安全空間確保
用のシェルター架構体に関する。
物について適用されて好適な建物崩壊時の安全空間確保
用のシェルター架構体に関する。
【0002】
【従来の技術】建物の架構は梁および床からなる水平部
材を柱、壁、ブレース等の鉛直部材で支持することによ
り立体的に構成されている。建物には自重、積載荷重を
含む鉛直荷重と地震力、風圧力のような水平力が作用す
るため、これらに対して建物の健全性を保つために、水
平部材と鉛直部材は剛接合又はピン接合され、ラーメン
構造やブレース構造及び壁構造並びにこれらを混合した
構造方式が用いられている。
材を柱、壁、ブレース等の鉛直部材で支持することによ
り立体的に構成されている。建物には自重、積載荷重を
含む鉛直荷重と地震力、風圧力のような水平力が作用す
るため、これらに対して建物の健全性を保つために、水
平部材と鉛直部材は剛接合又はピン接合され、ラーメン
構造やブレース構造及び壁構造並びにこれらを混合した
構造方式が用いられている。
【0003】鉛直部材では、鉛直荷重を支持する機能
と、水平力に抵抗する機能とを保有しているため、水平
力により部材が破壊されると鉛直荷重を支持することが
できなくなり、建物の床が下がったり、建物が全体的又
は部分的に崩壊したりする。平成7年1月17日の阪神
大震災では予想以上の力がこの鉛直部材に作用し、木造
家屋の1階部分の倒壊が多発し、1階に居た多くの人々
が屋根又は2階に押しつぶされて逃げる間もなく一瞬に
して命を失ったり、身動きする空間を奪われ逃げられ
ず、救助されることなく命つきたり、焼死したりして悲
惨な事態を招いている。特に自力脱出の体力の弱い老人
の被害は痛ましいの一語に尽きる。
と、水平力に抵抗する機能とを保有しているため、水平
力により部材が破壊されると鉛直荷重を支持することが
できなくなり、建物の床が下がったり、建物が全体的又
は部分的に崩壊したりする。平成7年1月17日の阪神
大震災では予想以上の力がこの鉛直部材に作用し、木造
家屋の1階部分の倒壊が多発し、1階に居た多くの人々
が屋根又は2階に押しつぶされて逃げる間もなく一瞬に
して命を失ったり、身動きする空間を奪われ逃げられ
ず、救助されることなく命つきたり、焼死したりして悲
惨な事態を招いている。特に自力脱出の体力の弱い老人
の被害は痛ましいの一語に尽きる。
【0004】既存の技術でもってかかる災害から貴重な
人命を守る索としては、先ず、充分な耐久力を有する建
物に建替えすること、あるいは、既存架構をブレースの
付加や剛フレームの一体付加等で補強することが考えら
れる。
人命を守る索としては、先ず、充分な耐久力を有する建
物に建替えすること、あるいは、既存架構をブレースの
付加や剛フレームの一体付加等で補強することが考えら
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、安全に不安
があるからと云って現在居住している家屋を新築の家に
することのできる資金に余裕のある者は僅かであって誰
もが実行できるものではない。また、架構を補強する手
段は家全体に渡って付加突部が付形されて体裁を著しく
損なうばかりか必須の連絡路を塞さぐ事態をも生じ得
る。
があるからと云って現在居住している家屋を新築の家に
することのできる資金に余裕のある者は僅かであって誰
もが実行できるものではない。また、架構を補強する手
段は家全体に渡って付加突部が付形されて体裁を著しく
損なうばかりか必須の連絡路を塞さぐ事態をも生じ得
る。
【0006】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、安全性に欠けることが明らかな既存の低層建物
であっても、とりあえずは人命や貴重品を建物の崩壊か
ら確実に守ることのできる建物崩壊時の安全空間確保用
のシェルター架構体を低価格で、かつ、家屋の連絡路並
びに体裁をほとんど損なうこともなく提供することを目
的としている。
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、安全性に欠けることが明らかな既存の低層建物
であっても、とりあえずは人命や貴重品を建物の崩壊か
ら確実に守ることのできる建物崩壊時の安全空間確保用
のシェルター架構体を低価格で、かつ、家屋の連絡路並
びに体裁をほとんど損なうこともなく提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のシェルター架構体においては、新築若しく
は既存の低層建物における1階の寝室又は貴重品保管室
等の特定室に当該特定室の水平部材並びに鉛直部材とは
縁切りのもとで内設されるものであって、最低限上方か
らの崩壊落下物荷重に耐え得ると共にこの載荷状態のも
とで作用する水平力にも耐え得る軸組架構体を、当該建
物の基礎とは別個に設けられた基礎上の該建物の基礎梁
と非一体に付設の下梁上に建立するとしたものである。
軸組架構体の天井面には落下物受止能を高めるべく小梁
を付設するを良しとする。
に、本発明のシェルター架構体においては、新築若しく
は既存の低層建物における1階の寝室又は貴重品保管室
等の特定室に当該特定室の水平部材並びに鉛直部材とは
縁切りのもとで内設されるものであって、最低限上方か
らの崩壊落下物荷重に耐え得ると共にこの載荷状態のも
とで作用する水平力にも耐え得る軸組架構体を、当該建
物の基礎とは別個に設けられた基礎上の該建物の基礎梁
と非一体に付設の下梁上に建立するとしたものである。
軸組架構体の天井面には落下物受止能を高めるべく小梁
を付設するを良しとする。
【0008】軸組架構体は狭隘空間で組立し易すいよう
に、鋼製中空角材で柱・梁取合部を形成の剛接合金物部
材,継ぎ柱部材,継ぎ梁部材に分割したうえ、部材空間
ジョイント用内芯材を所定部材端に組付けた後突き出し
可能に予じめ内装したものとすると良い。軸組架構体
は、狭隘空間で組立し易すいように、H型鋼で柱・梁取
合部を形成の剛接合金物部材,継ぎ柱部材,継ぎ梁部材
に分割したうえ、部材間ジョイント用ウエブ添プレート
を架構内側から締結取付け可能にすると良い。
に、鋼製中空角材で柱・梁取合部を形成の剛接合金物部
材,継ぎ柱部材,継ぎ梁部材に分割したうえ、部材空間
ジョイント用内芯材を所定部材端に組付けた後突き出し
可能に予じめ内装したものとすると良い。軸組架構体
は、狭隘空間で組立し易すいように、H型鋼で柱・梁取
合部を形成の剛接合金物部材,継ぎ柱部材,継ぎ梁部材
に分割したうえ、部材間ジョイント用ウエブ添プレート
を架構内側から締結取付け可能にすると良い。
【0009】
【作用】家屋崩壊で多くの人命が失なわれたのは、1階
寝室が圧倒的に多い。すなわち、人が居る部屋に崩壊し
た梁等が落下、倒れ込んでくるからである。ところが、
本発明のシェルター架構体は家屋架構と縁切りされて何
んらの鉛直、水平負担が課されることなく分離独立して
いるので、家屋架構が倒壊しても、道連れになることが
なく、落下してくる上階の架構材の荷重を負担した状態
で水平力に耐える程度の強度が備っていれば建ち続けて
空間を維持することができ、崩壊家屋中に安全な空間を
提供する。しかして、人命,貴重品を確実に保護する。
しかも、簡単な架構体であることと家屋の1階の一部の
部屋にのみ適用することで目的とが達成されることから
施工,資材上安価である。
寝室が圧倒的に多い。すなわち、人が居る部屋に崩壊し
た梁等が落下、倒れ込んでくるからである。ところが、
本発明のシェルター架構体は家屋架構と縁切りされて何
んらの鉛直、水平負担が課されることなく分離独立して
いるので、家屋架構が倒壊しても、道連れになることが
なく、落下してくる上階の架構材の荷重を負担した状態
で水平力に耐える程度の強度が備っていれば建ち続けて
空間を維持することができ、崩壊家屋中に安全な空間を
提供する。しかして、人命,貴重品を確実に保護する。
しかも、簡単な架構体であることと家屋の1階の一部の
部屋にのみ適用することで目的とが達成されることから
施工,資材上安価である。
【0010】また、適用される部屋としては寝室や貴重
品保管室等の外来者が立ち入ることのない部屋で、かつ
室内であるため体裁上の懸念はない。内設であることか
らその開口は適用される部屋の架構口よりも小であり、
みだりに倒壊架構材の落ち込み、倒れ込みは生じないの
で好適であると共に家屋内の連絡路を塞さぐこともな
く、脱出路を確実に保つので好適である。
品保管室等の外来者が立ち入ることのない部屋で、かつ
室内であるため体裁上の懸念はない。内設であることか
らその開口は適用される部屋の架構口よりも小であり、
みだりに倒壊架構材の落ち込み、倒れ込みは生じないの
で好適であると共に家屋内の連絡路を塞さぐこともな
く、脱出路を確実に保つので好適である。
【0011】請求項3,4の発明にあっては、特に施工
が予想される既存家屋への適用に際しての狭隘空間作業
を容易化する。
が予想される既存家屋への適用に際しての狭隘空間作業
を容易化する。
【0012】
【実施例】実施例について図を参照して説明すると、図
1,2に示す如く、直方体の軸組架構体1は、低層建物
2の1階の特定の部屋3、つまり、人命の保護が特に求
められる寝室や破壊や喪失しては困る貴重品を保管して
いる部屋に当該部屋3を形成する柱5、壁6の鉛直部
材、並びに梁7、天井8の水平部材と縁切りされた状態
にて内設される。これを支持する基礎9は建物2の基礎
10とは別個に設けられる。部屋3の床11は該架構体
1の下梁4上に設けねばならず、当然のこととして、周
辺で部屋3の架構と接続処理(持ち出し等)の仕上げを
しなければならない。あくまでも、下梁4が建物2の基
礎梁13と構造的に一体化することは避ける。図中12
は基礎9に埋設された架構体1固定用のアンカーボルト
である。
1,2に示す如く、直方体の軸組架構体1は、低層建物
2の1階の特定の部屋3、つまり、人命の保護が特に求
められる寝室や破壊や喪失しては困る貴重品を保管して
いる部屋に当該部屋3を形成する柱5、壁6の鉛直部
材、並びに梁7、天井8の水平部材と縁切りされた状態
にて内設される。これを支持する基礎9は建物2の基礎
10とは別個に設けられる。部屋3の床11は該架構体
1の下梁4上に設けねばならず、当然のこととして、周
辺で部屋3の架構と接続処理(持ち出し等)の仕上げを
しなければならない。あくまでも、下梁4が建物2の基
礎梁13と構造的に一体化することは避ける。図中12
は基礎9に埋設された架構体1固定用のアンカーボルト
である。
【0013】本発明の架構体1の施工対象の低層建物2
は新設、既存を問わないが既設にあって意義が特に高
い。直ちに建替えすることを逸れるからである。但し、
既設の在来床14は撤去しなければならない。叙上の如
く、本発明架構体1は落下してくる倒壊架構材から人命
等を守ろうとするものであるので、上梁27間には小梁
28,…を設けて受止能を高めると良い。
は新設、既存を問わないが既設にあって意義が特に高
い。直ちに建替えすることを逸れるからである。但し、
既設の在来床14は撤去しなければならない。叙上の如
く、本発明架構体1は落下してくる倒壊架構材から人命
等を守ろうとするものであるので、上梁27間には小梁
28,…を設けて受止能を高めると良い。
【0014】また、既に完成されている架構内に設ける
ことになるため、家屋内で組立可能とする必要がある。
図3〜図7はその態様を示す。すなわち、図3〜図6に
は、架構体1を鋼製中空角材にて構成した例を示す。架
構を搬入可能に柱・梁取合部を形成の剛接合金物部材1
5、継ぎ柱部材16、継ぎ梁部材17に分割し、部材1
6、17の端部には内管の部材間ジョイント用内芯材1
8がバネ19にバックアップされて飛び出し付勢のもと
に内装しておく。分割部は曲げモーメントの少ない個所
にする。適宜係止手段(ビス21等)で飛び出しを止め
ておく。
ことになるため、家屋内で組立可能とする必要がある。
図3〜図7はその態様を示す。すなわち、図3〜図6に
は、架構体1を鋼製中空角材にて構成した例を示す。架
構を搬入可能に柱・梁取合部を形成の剛接合金物部材1
5、継ぎ柱部材16、継ぎ梁部材17に分割し、部材1
6、17の端部には内管の部材間ジョイント用内芯材1
8がバネ19にバックアップされて飛び出し付勢のもと
に内装しておく。分割部は曲げモーメントの少ない個所
にする。適宜係止手段(ビス21等)で飛び出しを止め
ておく。
【0015】現場に各部材15、16、17を搬入設
置、当接したら上記の係止手段を解除して内芯材18を
相手側部材(剛接合金物部材15)に挿入させる。しか
る後、予じめ両者間に室内側のみから締結作業が可能な
ように配設のネジ孔20、…を介してボルト22にてジ
ョイントさせる。両者間のネジ孔20の一致を確保する
ためには、部材15にストッパー(ビス等)を配してお
けばよい。
置、当接したら上記の係止手段を解除して内芯材18を
相手側部材(剛接合金物部材15)に挿入させる。しか
る後、予じめ両者間に室内側のみから締結作業が可能な
ように配設のネジ孔20、…を介してボルト22にてジ
ョイントさせる。両者間のネジ孔20の一致を確保する
ためには、部材15にストッパー(ビス等)を配してお
けばよい。
【0016】基礎9より立ち上がるアンカーボルト12
との取り合いは下梁上に適宜間隔をもって穿設のボルト
穴23、…を介して行なう。当該穴23はパイプ29で
形成するを耐久上良い。図7には、架構体1をH型鋼に
て構成した例を示す。上述の場合と同様に、柱・梁取合
部を形成の剛接合金物部材15′、継ぎ柱部材16′、
継ぎ梁部材17′に分割し、各部材間はジョイント用ウ
エブ添プレート24、…を介して接合される。当該プレ
ート24には室内側のみからのボルト30締結にてジョ
イントし得るようネジ穴を設けるか若しくは外側のもの
には予じめナットを溶着する等の処理を施こす。
との取り合いは下梁上に適宜間隔をもって穿設のボルト
穴23、…を介して行なう。当該穴23はパイプ29で
形成するを耐久上良い。図7には、架構体1をH型鋼に
て構成した例を示す。上述の場合と同様に、柱・梁取合
部を形成の剛接合金物部材15′、継ぎ柱部材16′、
継ぎ梁部材17′に分割し、各部材間はジョイント用ウ
エブ添プレート24、…を介して接合される。当該プレ
ート24には室内側のみからのボルト30締結にてジョ
イントし得るようネジ穴を設けるか若しくは外側のもの
には予じめナットを溶着する等の処理を施こす。
【0017】アンカーボルト12との取り合いは下フラ
ンジにて処理する。架構体1は、既述の如く建物架構か
ら縁切りされて独立しているため、落下物受止の衝撃荷
重を想定する必要があり、剛接合金物部材15、15′
の負担は大きい。鋼材の径を大きくすることなくこれに
応えるには、図8に示す如く、水平方向補強プレート2
5、垂直方向補強プレート26を付設すると良い。
ンジにて処理する。架構体1は、既述の如く建物架構か
ら縁切りされて独立しているため、落下物受止の衝撃荷
重を想定する必要があり、剛接合金物部材15、15′
の負担は大きい。鋼材の径を大きくすることなくこれに
応えるには、図8に示す如く、水平方向補強プレート2
5、垂直方向補強プレート26を付設すると良い。
【0018】本発明架構体1は室内に無骨に露呈するこ
ととなり、このままでは好ましくない。よって、表面を
ビニール系クロス状の化粧材で被うようにすると、外観
的にも安全上にも好ましい。なを、架構体1は、対地震
で重要視されている家具傾倒阻止具の取付基盤ともなり
得る。
ととなり、このままでは好ましくない。よって、表面を
ビニール系クロス状の化粧材で被うようにすると、外観
的にも安全上にも好ましい。なを、架構体1は、対地震
で重要視されている家具傾倒阻止具の取付基盤ともなり
得る。
【0019】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。予
期されている地震に対し、万全の確保をもてない持ち家
であっても、最悪の事態である災害死だけは最低限逸れ
得るという保証は、多くの人々にとっては救いとなる。
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。予
期されている地震に対し、万全の確保をもてない持ち家
であっても、最悪の事態である災害死だけは最低限逸れ
得るという保証は、多くの人々にとっては救いとなる。
【0020】しかも、安価にして短期工事にてなし得
る。低層建物に住む人々、低層建物にて事業を営なむ多
くの人々にとって、この保証は人命が助かり、貴重な資
材が破壊から逸れることを約束し、その意義は著しく高
い。
る。低層建物に住む人々、低層建物にて事業を営なむ多
くの人々にとって、この保証は人命が助かり、貴重な資
材が破壊から逸れることを約束し、その意義は著しく高
い。
【図1】本発明を実施した低層建物の1階の平面図であ
る。
る。
【図2】本発明を実施した低層建物1階部の改装前後を
対比して示す縦断面図である。
対比して示す縦断面図である。
【図3】本発明架構体の俯瞰図である。
【図4】本発明架構体の一部の展開俯瞰図である。
【図5】本発明架構体の一部の展開俯瞰図である。
【図6】a,bは本発明架構体要部の俯瞰図,縦断面図
である。
である。
【図7】本発明架構体の俯瞰図である。
【図8】本発明架構体要部の俯瞰図である。
1 軸組架構体 2 低層建物 3 部屋 4 下梁 5 柱 6 壁 7 梁 8 天井 9 基礎 10 基礎 11 床 12 アンカーボルト 13 基礎梁 14 床 15 剛接合金物部材 15′ 剛接合金物部材 16 継ぎ柱部材 16′ 継ぎ柱部材 17 継ぎ梁部材 17′ 継ぎ梁部材 18 部材間ジョイント用内芯材 19 バネ 20 ネジ孔 21 ビス 22 ボルト 23 ボルト穴 24 プレート 25 水平方向補強プレート 26 垂直方向補強プレート 27 上梁 28 小梁 29 パイプ 30 ボルト
Claims (4)
- 【請求項1】新築若しくは既存の低層建物における1階
の寝室又は貴重品保管室等の特定室に当該特定室の水平
部材並びに鉛直部材とは縁切りのもとで内設されるもの
であって、最低限上方からの崩壊落下物荷重に耐え得る
と共にこの載荷状態のもとで作用する水平力にも耐え得
る軸組架構体を、当該建物の基礎とは別個に設けられた
基礎上の該建物の基礎梁と非一体に付設の下梁上に建立
するとしたことを特徴とする建物崩壊時の安全空間確保
用のシェルター架構体。 - 【請求項2】 軸組架構体の天井面には落下物受止能を
高めるべく小梁を付設するとした請求項1記載の建物崩
壊時の安全空間確保用のシェルター架構体。 - 【請求項3】 軸組架構体は狭隘空間で組立し易すいよ
うに、鋼製中空角材で柱・梁取合部を形成の剛接合金物
部材,継ぎ柱部材,継ぎ梁部材に分割したうえ、部材間
ジョイント用内芯材を所定部材端に組付け後突き出し可
能に予じめ内装したものとした請求項1又は2記載の建
物崩壊時の安全空間確保用のシェルター架構体。 - 【請求項4】 軸組架構体は、狭隘空間で組立し易すい
ように、H型鋼で柱・梁取合部を形成の剛接合金物部
材,継ぎ柱部材,継ぎ梁部材に分割したうえ、部材間ジ
ョイント用ウエブ添プレートを架構内側から締結取付け
可能にした請求項1又は2記載の建物崩壊時の安全空間
確保用のシェルター架構体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7039797A JP2745491B2 (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 建物崩壊時の安全空間確保用のシェルター架構体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7039797A JP2745491B2 (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 建物崩壊時の安全空間確保用のシェルター架構体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08232499A JPH08232499A (ja) | 1996-09-10 |
JP2745491B2 true JP2745491B2 (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=12562953
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7039797A Expired - Lifetime JP2745491B2 (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 建物崩壊時の安全空間確保用のシェルター架構体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2745491B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0913737A (ja) * | 1995-07-03 | 1997-01-14 | Yamabishi:Kk | 木造家屋の耐震・耐火構造 |
JP6826411B2 (ja) * | 2016-09-30 | 2021-02-03 | 株式会社イトーキ | フレーム式ブース状家具 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5360633U (ja) * | 1976-10-27 | 1978-05-23 | ||
JPS5372732U (ja) * | 1976-11-19 | 1978-06-17 | ||
JPS58156849U (ja) * | 1982-03-23 | 1983-10-19 | 中村 勝 | 押入用耐震筐体フレ−ム |
JPS6439465A (en) * | 1987-08-04 | 1989-02-09 | Meiko Kinzoku Kogyo Kk | Extension structure of scaffold unit for construction |
-
1995
- 1995-02-28 JP JP7039797A patent/JP2745491B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08232499A (ja) | 1996-09-10 |
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