JP3014469U - 廃材再生用ロータリドライヤの粒度分別装置 - Google Patents

廃材再生用ロータリドライヤの粒度分別装置

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JP3014469U
JP3014469U JP1995000448U JP44895U JP3014469U JP 3014469 U JP3014469 U JP 3014469U JP 1995000448 U JP1995000448 U JP 1995000448U JP 44895 U JP44895 U JP 44895U JP 3014469 U JP3014469 U JP 3014469U
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Inventor
勝 中村
輝夫 坂口
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新潟舗材株式会社
株式会社権平工作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 分別孔の目詰まりの防止と、耐久性の向上を
図る。 【構成】 廃材再生用ロータリードライヤの回転筒1の
他側に分別筒10を連設する。この分別筒10は、板材から
なる筒本体16を有し、この筒本体16に複数の分別孔17を
穿設してなる。外部に固定したブラケット18を前記筒本
体16内に配置する。前記ブラケット18にチェーン22を介
して掻取り具19を吊設する。 【効果】 従来の網状のものに比べて、分別孔17に廃材
が付着しにくくなる。回転筒1の回転により掻取り具19
が筒本体16内面に摺動し、分別孔17に付着した廃材を掻
き落とすことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、アスファルト廃材の再生に用いる廃材再生用ロータリドライヤに係 わり、特にロータリドライヤの回転筒の排出口側に設けられ廃材を粒度により分 別する粒度分別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、アスファルト舗装などを補修するため掘り起こしたアスファル廃材を再 生する際には、前記廃材をクラッシャなどにより所定の大きさに破砕し、この破 砕した廃材をロータリドライヤにより加熱して所定以下の含水比とし、この所定 以下の含水比になった廃材をアスファルトの新材に混入して再利用を図っている 。そしてこの種の装置として、特開昭57−12702号公報には、傾斜回転円 筒式加熱乾燥機により廃材を加熱させるものが開示され、これはドライヤの回転 筒たる傾斜円筒部の高い方の側にはベルトコンベヤ等によって運搬される冷骨材 の投入口が設けられ、低い方の側には加熱骨材の抜出し口が設けられ、前記投入 口から投入された廃材を傾斜円筒部により回転攪拌しながら抜出し口へと送り、 この間に加熱バーナにより加熱乾燥させるものである。
【0003】 ところで前記傾斜円筒部の投入する廃材は、所定以下の大きさに粉砕したもの を用い、かつ傾斜円筒部を回転することにより廃材同志の付着を予防しているが 、廃材の破砕が不十分であったり傾斜円筒部内において廃材同志が付着したりし て、抜出し口から排出された廃材に所定以上の大きさの廃材が混入する場合があ る。このため上記公報のものおいては、排出後の廃材をさらに振動スクリーンに よってふるい分けなどしている。
【0004】 一方、前記傾斜円筒部の低い方の他側に粒度分別装置を設けるものが先行技術 として試みられている。尚、粒度とは廃材の粒の大きさを言う。その粒度分別装 置は、図8及び図9に示すように、前記傾斜円筒部に相当する回転筒101 の他端 に分別筒102 を連設し、この分別筒102 は例えば長さ方向の丸棒103 と周方向の 丸棒104 とを網状に形成してなり、この網目である分別孔105 から所定以下の大 きさを有する廃材Hが落下し、所定以上の大きさの廃材Hは前記分別筒102 の他 端から落下して粒度別に分別される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記回転筒101 の他端側に分別筒102 を設けることにより、加熱乾燥後の廃材 Hの内、所定以下の粒度の大きさの廃材Hをそのままアスファルトの新材に混入 することができる。しかしこのように便利な分別筒102 ではあるが、従来の網状 のものでは、図9に示したように、内面側の丸棒103 と外面側の丸棒104 の外周 及び両丸棒103 ,104 の交叉箇所Kに廃材Hが付着して前記分別孔105 の目詰ま りを起こし易く、また内,外の丸棒103 ,104 の交叉箇所Kを点溶接などにより 溶着してなるものであるため、廃材Hの荷重や回転による衝撃さらには加熱によ る熱応力等がその交叉箇所Kに集中し、該交叉箇所Kが破損し易いという問題が ある。さらに説明すると、この種の網状の分別筒102 では、内面側の丸棒103 と 外面側の丸棒104 とを組み合わせてこれらの間に分別孔105 を形成したものであ るため、分別筒102 の厚さが丸棒の2倍になって分別孔105 の厚さ寸法が大きく なり、これにより廃材Hの付着箇所が大きくなり、それら丸棒103 ,104 の周囲 全体に廃材Hが付着するため、直ぐに目詰まりを起こすという問題があった。
【0006】 そしてまた付着した廃材Hを除去する際にも、前記内,外の丸棒103 ,104 が 重なり合って凹凸状になっているため、板状の掻取り具などを分別筒102 の内面 に沿って摺動しても外面側に位置する丸棒104 に付着した廃材Hを掻き取ること ができず、その除去作業に長時間を要するという問題が有った。
【0007】 そこで本考案は、分別孔の目詰まりを防止することができ、また耐久性に優れ た廃材再生用ロータリドライヤの粒度分別装置を提供することを目的とし、分別 筒の回転により分別孔に付着した廃材を掻き落し、分別孔の目詰まりを防止する ことができ、また耐久性に優れた廃材再生用ロータリドライヤの粒度分別装置を 提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、アスファルト廃材を投入する投入口を一側に有し、支持台 上に周方向に回転自在に支持された回転筒と、この回転筒内を加熱して前記廃材 を乾燥する加熱手段と、前記回転筒の他側に連設され該回転筒の長さ方向に開口 する排出口及び周囲に開口する分別孔を有する分別筒と、前記回転筒と共に前記 分別筒を回転する回転駆動手段とを備えた廃材再生用ロータリドライヤにおける 粒度分別装置において、前記分別筒は板材からなる筒本体に前記分別孔を複数穿 設してなることを特徴とする廃材再生用ロータリドライヤの粒度分別装置である 。
【0009】 請求項2の考案は、前記筒本体内に挿入配置した支持具を位置固定し、この支 持具に前記筒本体の内面に摺動する掻取り具を吊設したことを特徴とする請求項 1記載の廃材再生用ロータリドライヤの粒度分別装置である。
【0010】 請求項3の考案は、長方形の前記分別孔をその長手方向を前記筒本体の周方向 に沿って複数併設すると共に、前記筒本体の長さ方向に隣合う前記分別孔相互を 千鳥状に配置してなることを特徴とする請求項2記載の廃材再生用ロータリドラ イヤの粒度分別装置である。
【0011】 請求項4の考案は、前記掻取り具は、前記筒本体の長さ方向に長尺で上部から 下部に向かって相互の間隔が拡大する一側片及び他側片と、これら一側片と他側 片の下端にそれぞれ設けられ前記筒本体内面に摺動する摺動縁部とを備えること を特徴とする請求項3記載の廃材再生用ロータリドライヤの粒度分別装置である 。
【0012】 請求項5の考案は、前記掻取り具を前記筒本体の下端位置よりやや一側寄り上 方に配置すると共に、前記筒本体内の前記支持具を前記掻取り具より上方でかつ やや一側寄りに配置し、前記支持具と前記掻取り具の上部側とを吊下部材を介し て連結したことを特徴とする請求項4記載の廃材再生用ロータリドライヤの粒度 分別装置である。
【0013】
【作用】
上記請求項1の構成では、板材に分別孔を穿設して形成したため、該分別孔の 厚さ寸法を小さくすることができると共に、廃材の付着箇所が小さくなるため、 目詰まりの発生が抑制され、また、分別筒の製造も容易となる。
【0014】 上記請求項2の構成では、分別筒の回転に伴って掻取り具が板材からなる凹凸 のない筒本体内面に沿って摺動し、分別孔に付着した廃材が良好に掻き落とされ る。
【0015】 上記請求項3の構成では、筒本体の長さ方向に送られる廃材がむら無く分別孔 箇所を通過して該分別孔から落下し、また、長さ方向に隣合う分別孔が千鳥状に 配置されており、筒本体の板材がT字を組み合わせた形状となるため、部分的に 応力が集中する箇所が少なく、強度の向上を図ることができる。
【0016】 上記請求項4の構成では、筒本体の長さ方向に長尺な掻取り具の両摺動縁部が 筒本体の内面に摺動して、分別孔に付着した廃材をむら無く掻き落す。
【0017】 上記請求項5の構成では、一側片と他側片とが異なる角度で筒本体内面に摺動 するため、まず筒本体内面に対して一側片が所定角度で摺動し、続いて前記一側 片と異なる角度で他側片が摺動して効果的に廃材を掻き落とす。
【0018】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付図面を参照して説明する。図1ないし図7は本考 案の一実施例を示し、回転筒1はアスファルト廃材H(以下、廃材Hという)を 投入する投入口2を長さ方向一側に有し、この投入口2には廃材Hを搬入するベ ルトコンベヤ3が接続され、前記回転筒1は、一側をやや高く、他側をやや低く して斜設されると共に、該回転筒1の外周に設けた環状レール4を、支持台5に 設けられた複数のローラ6に乗せて周方向に回転自在に支持されている。また、 前記回転筒1の一側には加熱手段であるバーナ7が接続されると共に、このバー ナ7に送風機8を接続し、この送風機8の送風により前記バーナ7の熱を前記回 転筒1内に供給して前記廃材Hを一側から他側に移動する間に所定以下の含水比 になるように加熱する。また前記回転筒1の内部には、前記廃材Hを攪乱する攪 乱翼9,9A,9Bが複数設けられている。前記回転筒1の他側には該回転筒1 とほぼ同形で短い分別筒10が連結されている。そして前記支持台5側には回転駆 動手段である駆動モータ11が設けられ、この駆動モータ11により前記ローラ6を 回転して前記回転筒1及び前記分別筒10とを周方向に回転駆動するようになって いる。また、前記回転筒1の他側には前記分別筒10を覆ってほぼ気密なホッパ12 が設けられ、このホッパ12は前記支持台5側に固定され、その下部には分別され た所定以下の粒度の廃材Hを排出する第1の落下口13と、所定以上の粒度の廃材 Hを排出する第2の落下口14が設けられている。さらに前記ホッパ12には循環フ ァン15が接続され、この循環ファン15により前記回転筒1の他側から排出された 熱を一側に供給するようにしている。
【0019】 図1及び図5などに示すように前記分別筒10は、厚さ9ミリ程度の鋼板あるい はステンレス板を円筒形にした筒本体16を形成し、この筒本体16の全周に長方形 状をなす複数の分別孔17を穿設しており、この分別孔17はその長手方向を前記筒 本体16の周方向に沿って複数併設すると共に、前記筒本体16の長さ方向に隣合う 分別孔17,17相互を千鳥状に配置してなる。また、前記分別筒10の筒本体16の長 さ方向他側には排出口16Aが設けられている。前記ホッパ12の他側壁12Aの内面 には、支持具たるブラケット18が片持ち状に固定されると共に、該ブラケット18 の一側が前記分別筒10内に挿入配置されており、これにより前記ブラケット18は 前記分別筒10とは別に位置固定されている。そのブラケット18に吊設される掻取 り具19は、前記筒本体16の長さ方向に長尺なものであって、例えば山形鋼から構 成されており、その掻取り具19はその上部19Aから下部に向かって相互の間隔が 拡大する左右方向一側片20と他側片21とを一体に有し、これら一側片20と他側片 21の下端に前記筒本体16内面に摺動する摺動縁部20A,21Aがそれぞれ設けられ ている。そして図5に示すように、前記掻取り具19を前記筒本体16の下端位置よ りやや左右方向一側寄り上方に配置すると共に、前記ブラケット18はその掻取り 具19より上方でかつやや一側寄りに配置されており、前記ブラケット18と前記掻 取り具19の上部19A側とを長さ方向一側及び他側の吊下部材たるチェーン22,22 によって連結し、前記掻取り具19を前記ブラケット18に吊設している。
【0020】 次に前記構成につきその作用を説明すると、回転筒1内を一側から他側に向か って送られ、この間に加熱されて所定以下の含水比となった廃材Hは分別筒10内 に送られ、所定以下の大きさの廃材Hは分別孔17からホッパ12に落下し、第1の 落下口13に集められ、一方所定以上の大きさ、すなわち前記分別孔17を落下しな い廃材Hは排出口16Aからホッパ12の第2の落下口14に集められ、これにより廃 材Hの粒度による分別が行われる。そして加熱された廃材Hは一部が前記分別孔 17に付着するが、従来の網状のものに比べて付着箇所が小さくなって付着しにく くなり、さらに、図5に示すように、分別筒10が図中時計回り方向に回転すると 、ブラケット18に吊設された掻取り具19が筒本体16の内面に摺動して付着した廃 材Hを掻き落とす。この場合、従来の網状のものと異なり、筒本体16の内面には 凹凸がないため、掻取り具19がむら無く廃材Hを掻き落とし、また、この掻取り 具19は、一側片20と他側片21が異なる角度で筒本体16の内面に摺動し、まず一側 片20が筒本体16の接線Sに対して鈍角θ1で摺動し、続いて他側片21が筒本体16 の接線S´に対して鋭角θ2で摺動し、両者の摺動縁部20A,21Aにより廃材H が効果的に掻き落とされる。さらに板材からなる筒本体16に千鳥状の分別孔17を 穿設したため、図6の筒本体16の展開図に示すように、筒本体16はT字を組み合 わせた形状となるため、部分的に応力が集中する箇所が少なく、強度の向上を図 ることができる。さらに図6を参照して詳述すると、分別孔17を千鳥状には配置 したため、分別孔17の角部17A,17Bは周方向に隣合う2つの角部17A,17Aが 近接するだけで、長さ方向に並んだ分別孔17,17の角部17A,17Bは離れて位置 するため、筒本体16は部分的に応力が集中する部位が極力少なくなる。
【0021】 このように本実施例では請求項1に対応して、アスファルト廃材Hを投入する 投入口2を一側に有し、支持台5上に周方向に回転自在に支持された回転筒1と 、この回転筒1内を加熱して廃材Hを乾燥する加熱手段たるバーナ7と、回転筒 1の他側に連設され該回転筒1の長さ方向に開口する排出口16A及び周囲に開口 する分別孔17を有する分別筒10と、回転筒1と共に分別筒10を回転する回転駆動 手段たる駆動モータ11とを備えた廃材再生用ロータリドライヤにおける粒度分別 装置において、分別筒10は板材からなる筒本体16に分別孔17を複数穿設してなる ことを特徴とする廃材再生用ロータリドライヤの粒度分別装置であるから、分別 孔17を板材に穿設して形成したため、該分別孔17の厚さ寸法を小さくすることが できると共に、廃材Hの付着箇所が小さくなるため、目詰まりの発生が抑制され 、また、分別筒10の製造も容易となり、さらに板材に分別孔17を穿設するもので あるから、従来の網状のものに比べて耐久性も向上する。
【0022】 このように本実施例では請求項2に対応して、筒本体16内に挿入配置した支持 具たるブラケット18を位置固定し、このブラケット18に筒本体16の内面に摺動す る掻取り具19を吊設したことを特徴とする請求項1記載の廃材再生用ロータリド ライヤの粒度分別装置であるから、分別筒10の回転に伴って掻取り具19が板材か らなる凹凸のない筒本体16内面に沿って摺動し、分別孔17に付着した廃材Hを良 好に掻き落とすことができる。
【0023】 このように本実施例では請求項3に対応して、長方形の分別孔17をその長手方 向を筒本体16の周方向に沿って複数併設すると共に、筒本体16の長さ方向に隣合 う分別孔17,17相互を千鳥状に配置してなることを特徴とする請求項2記載の廃 材再生用ロータリドライヤの粒度分別装置であるから、筒本体16の長さ方向に送 られる廃材Hがむら無く分別孔17,17箇所を通過して該分別孔17から落下し、ま た、長さ方向に隣合う分別孔17,17が千鳥状に配置されており、筒本体16の板材 がT字を組み合わせた形状となるため、部分的に応力が集中する箇所が極力少な くなり、強度の向上を図ることができる。
【0024】 このように本実施例では請求項4に対応して、掻取り具19は、筒本体16の長さ 方向に長尺で上部19Aから下部に向かって相互の間隔が拡大する一側片20及び他 側片21と、これら一側片20と他側片21の下端にそれぞれ設けられ筒本体16内面に 摺動する摺動縁部20A,21Aとを備えることを特徴とする請求項3記載の廃材再 生用ロータリドライヤの粒度分別装置であるから、筒本体16の長さ方向に長尺な 掻取り具19の両摺動縁部20A,21Aが筒本体16の内面に摺動して、分別孔17に付 着した廃材Hをむら無く掻き落とすことができる。
【0025】 このように本実施例では請求項5に対応して、掻取り具19を筒本体16の下端位 置よりやや一側寄り上方に配置すると共に、筒本体16内のブラケット18を掻取り 具19より上方でかつやや一側寄りに配置し、ブラケット18と掻取り具19の上部19 A側とを吊下部材たるチェーン22を介して連結したことを特徴とする請求項4記 載の廃材再生用ロータリドライヤの粒度分別装置であるから、一側片20と他側片 21とが異なる角度で筒本体16内面に摺動するため、まず筒本体16内面に対して一 側片20が所定角度で摺動し、続いて一側片20と異なる角度で他側片21が摺動して 効果的に廃材Hを掻き落とすことができる。
【0026】 尚、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨の範囲内に おいて種々の変形実施が可能である。
【0027】
【考案の効果】
請求項1の考案は、アスファルト廃材を投入する投入口を一側に有し、支持台 上に周方向に回転自在に支持された回転筒と、この回転筒内を加熱して前記廃材 を乾燥する加熱手段と、前記回転筒の他側に連設され該回転筒の長さ方向に開口 する排出口及び周囲に開口する分別孔を有する分別筒と、前記回転筒と共に前記 分別筒を回転する回転駆動手段とを備えた廃材再生用ロータリドライヤにおける 粒度分別装置において、前記分別筒は板材からなる筒本体に前記分別孔を複数穿 設してなることを特徴とする廃材再生用ロータリドライヤの粒度分別装置であり 、分別孔の目詰まりを防止することができ、また耐久性に優れた廃材再生用ロー タリドライヤの粒度分別装置を提供することができる。
【0028】 請求項2の考案は、前記筒本体内に挿入配置した支持具を位置固定し、この支 持具に前記筒本体の内面に摺動する掻取り具を吊設したことを特徴とする請求項 1記載の廃材再生用ロータリドライヤの粒度分別装置であり、分別筒の回転によ り分別孔に付着した廃材を掻き落し、分別孔の目詰まりを防止することができ、 また耐久性に優れた廃材再生用ロータリドライヤの粒度分別装置を提供すること ができる。
【0029】 請求項3の考案は、長方形の前記分別孔をその長手方向を前記筒本体の周方向 に沿って複数併設すると共に、前記筒本体の長さ方向に隣合う前記分別孔相互を 千鳥状に配置してなることを特徴とする請求項2記載の廃材再生用ロータリドラ イヤの粒度分別装置であり、分別筒の回転により分別孔に付着した廃材を掻き落 し、分別孔の目詰まりを防止することができ、また筒本体において応力が集中す る箇所を少なくして耐久性に優れた廃材再生用ロータリドライヤの粒度分別装置 を提供することができる。
【0030】 請求項4の考案は、前記掻取り具は、前記筒本体の長さ方向に長尺で上部から 下部に向かって相互の間隔が拡大する一側片及び他側片と、これら一側片と他側 片の下端にそれぞれ設けられ前記筒本体内面に摺動する摺動縁部とを備えること を特徴とする請求項3記載の廃材再生用ロータリドライヤの粒度分別装置であり 、分別筒の回転により長尺な掻取り具が摺動して分別孔に付着した廃材を掻き落 し、分別孔の目詰まりを防止することができ、また筒本体において応力が集中す る箇所を少なくして耐久性に優れた廃材再生用ロータリドライヤの粒度分別装置 を提供することができる。
【0031】 請求項5の考案は、前記掻取り具を前記筒本体の下端位置よりやや一側寄り上 方に配置すると共に、前記筒本体内の前記支持具を前記掻取り具より上方でかつ やや一側寄りに配置し、前記支持具と前記掻取り具の上部側とを吊下部材を介し て連結したことを特徴とする請求項4記載の廃材再生用ロータリドライヤの粒度 分別装置であり、分別筒の回転により長尺な一側片と他側片とが異なる向きで摺 動して分別孔に付着した廃材を掻き落し、分別孔の目詰まりを防止することがで き、また筒本体において応力が集中する箇所を少なくして耐久性に優れた廃材再 生用ロータリドライヤの粒度分別装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す分別筒内面の要部の斜
視図である。
【図2】本考案の一実施例を示す装置全体の説明図であ
る。
【図3】本考案の一実施例を示す回転筒及び分別筒の断
面図である。
【図4】本考案の一実施例を示す回転筒の断面図であ
る。
【図5】本考案の一実施例を示す掻取り具を拡大した断
面図である。
【図6】本考案の一実施例を示す筒本体の展開図であ
る。
【図7】本考案の一実施例を示す筒本体の断面図であ
る。
【図8】従来例を示す分別筒の側面図である。
【図9】従来例を示す分別筒の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 回転筒 2 投入口 5 支持台 7 バーナ(加熱手段) 10 分別筒 11 駆動モータ(回転駆動手段) 16 筒本体 17 分別孔 18 ブラケット(支持具) 19 掻取り具 19A 上部 20 一側片 21 他側片 20A 21A 摺動縁部 22 チェーン

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アスファルト廃材を投入する投入口を一
    側に有し、支持台上に周方向に回転自在に支持された回
    転筒と、この回転筒内を加熱して前記廃材を乾燥する加
    熱手段と、前記回転筒の他側に連設され該回転筒の長さ
    方向に開口する排出口及び周囲に開口する分別孔を有す
    る分別筒と、前記回転筒と共に前記分別筒を回転する回
    転駆動手段とを備えた廃材再生用ロータリドライヤにお
    ける粒度分別装置において、前記分別筒は板材からなる
    筒本体に前記分別孔を複数穿設してなることを特徴とす
    る廃材再生用ロータリドライヤの粒度分別装置。
  2. 【請求項2】 前記筒本体内に挿入配置した支持具を位
    置固定し、この支持具に前記筒本体の内面に摺動する掻
    取り具を吊設したことを特徴とする請求項1記載の廃材
    再生用ロータリドライヤの粒度分別装置。
  3. 【請求項3】 長方形の前記分別孔をその長手方向を前
    記筒本体の周方向に沿って複数併設すると共に、前記筒
    本体の長さ方向に隣合う前記分別孔相互を千鳥状に配置
    してなることを特徴とする請求項2記載の廃材再生用ロ
    ータリドライヤの粒度分別装置。
  4. 【請求項4】 前記掻取り具は、前記筒本体の長さ方向
    に長尺で上部から下部に向かって相互の間隔が拡大する
    一側片及び他側片と、これら一側片と他側片の下端にそ
    れぞれ設けられ前記筒本体内面に摺動する摺動縁部とを
    備えることを特徴とする請求項3記載の廃材再生用ロー
    タリドライヤの粒度分別装置。
  5. 【請求項5】 前記掻取り具を前記筒本体の下端位置よ
    りやや一側寄り上方に配置すると共に、前記筒本体内の
    前記支持具を前記掻取り具より上方でかつやや一側寄り
    に配置し、前記支持具と前記掻取り具の上部側とを吊下
    部材を介して連結したことを特徴とする請求項4記載の
    廃材再生用ロータリドライヤの粒度分別装置。
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