JP3014375U - プレス機におけるチャック間の安全カバー - Google Patents

プレス機におけるチャック間の安全カバー

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JP3014375U
JP3014375U JP1995000356U JP35695U JP3014375U JP 3014375 U JP3014375 U JP 3014375U JP 1995000356 U JP1995000356 U JP 1995000356U JP 35695 U JP35695 U JP 35695U JP 3014375 U JP3014375 U JP 3014375U
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chuck
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JP1995000356U
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English (en)
Inventor
哲夫 寺下
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株式会社熊平製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】金型を取り付けるチャック間の間隙を塞ぎ、ワ
ークの折曲部分が当接することで外れる安全カバーを着
脱自在に設けて、金型の着脱作業の安全性を図ることを
目的とするものである。 【構成】ワークを押圧する金型30と、この金型を横ス
ライドによって着脱しかつワーク折曲部分の当接を逃が
すため間隔をあけて本体に設けた複数のチャック10を
備えるプレス機において、前記チャック間の間隙Pに、
この間隙を塞ぐ大きさの安全カバー40を着脱自在に設
けたプレス機におけるチャック間の安全カバーを構成し
たものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、鋼板などのワークを折曲成形するプレス機に係り、くわしくは金 型を取り付けるチャック間の間隙に着脱自在に設ける安全カバーに関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
従来のプレス機について、図6ないし図8に基づいて説明する。図6はプレス 機の正面図、図7は同プレス機の側面図、図8はチャックから金型を外す状態を 示す説明図である。
【0003】 図6,図7に示すように、プレス機Aはその正面に上側の金型を装着するため のチャック10を幅方向にわたり所定間隔をあけて複数設けてある。また、その 下方には、下側の金型の取付台20を同様に所定間隔をあけて複数設けてある。 金型30は図8に示すように、その上部に係止溝31を形成してあり、この係止 溝31が各チャック10の係止凸部11に係合して、横スライドによる着脱が可 能な構成にしてある。
【0004】 金型30を取り付けるチャック10は、加工する鋼板に予め折曲部分がある場 合、加工時にその折曲部分がチャック10に当接して鋼板に歪みが起こらないよ うにするため、折曲部分の逃げ用の間隙Pとして、隣接する各チャック10を所 定ピッチで本体に取り付けてある。この金型30をチャック10から外すには、 図8において金型30を矢印方向に横スライドさせて各チャック10を通過させ 、端部のチャック10′(図6,図8参照)から金型30を引き抜くよう行って いた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら金型の取り外し作業は、取り付け作業も同様であるが、作業者が 両手で金型30を持って各チャック10をスライドさせるため、金型30の端部 がチャック10間の間隙Pにあると、その部分を手で持ったまま無意識にスライ ドさせる傾向にあった。このため、持っている金型と隣のチャックの間に手が挟 まれることがあった。金型自体は数トンの荷重をかけるかなりな重量物であるの で、手や指を挟むと骨折などの重傷を被ることになった。
【0006】 この考案は上記問題点に鑑みてなされたもので、チャック間の間隙を塞ぎ、ワ ークの折曲部分が当接することで外れる安全カバーを着脱自在に設けて、金型の 着脱作業の安全性を図るプレス機におけるチャック間の安全カバーを提供するこ とを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案は上記課題を解決するために、次のような手段を講じた。 第1の考案として、ワークを押圧する金型と、この金型を横スライドによって 着脱しかつワーク折曲部分の当接を逃がすため間隔をあけて本体に設けた複数の チャックを備えるプレス機において、前記チャック間の間隙に、この間隙を塞ぐ 大きさの安全カバーを着脱自在に設けたプレス機におけるチャック間の安全カバ ーを構成したものである。
【0008】 また第2の考案として、磁性体部分を有する前記チャック間の間隙に、磁気を 有する安全カバーを磁着した前記プレス機におけるチャック間の安全カバーを構 成したものである。
【0009】 さらに第3の考案として、両端に側面凸部を有する前記チャック間の間隙に、 前記側面凸部に係脱自在な係止部を有する安全カバーを係止した前記プレス機に おけるチャック間の安全カバーを構成したものである。
【0010】
【作用】
この考案の安全カバーは、第1の考案によると、各チャック間の間隙には着脱 自在な安全カバーを設けて間隙が塞がれているので、金型の着脱時に作業者の手 が無意識に入らない。また、予め折曲部分があるワークを加工する場合には、安 全カバーを外しておけば、加工時にその折曲部分をチャック間の間隙に逃がすこ とによって支障なく作業が行える。
【0011】 また第2の考案によると、安全カバーは磁力よって各チャック間の磁性体部分 に取り付けられているので、ワーク折曲部分が安全カバーに当接して小さな力が 加わると、ワークが歪む前に安全カバーが磁性体部分から外れて、ワーク折曲部 分を間隙に逃がすことができる。
【0012】 さらに第3の考案によると、チャック両端の側面凸部に係脱自在な安全カバー を板ばね作用によって係止したことにより、ワーク折曲部分が安全カバーに当接 して小さな力が加わると、ワークが歪む前に安全カバーが側面凸部から外れて、 ワーク折曲部分を間隙に逃がすことができる。
【0013】
【実施例】
この考案に係る安全カバーの実施例を図面に基づいて説明する。図1はこの考 案に係る安全カバーの装着状態を示す説明図、図2は安全カバーの正面側斜視図 、図3は同安全カバーの背面側斜視図、図4はチャックに安全カバーを取り付け る状態を示すチャックの側面図である。なお、実施例の説明にあたり、従来例と 同一部材、同一部位には同一符号を付して、その説明は省略する。
【0014】 最初にチャック10は、通常、磁性金属で構成され、その両端部には図1,図 4に示すように、側面視ほぼ五角形の側面凸部12が設けられている。このチャ ック10間の間隙Pを塞ぐように、安全カバー40を着脱自在に取り付けてある 。
【0015】 安全カバー40は図1,図4に示すように、チャック10の下部外形に沿った 形状に板状金属材料を折曲形成してある。すなわち、チャック10の間隙Pより 僅かに小さい幅寸法の板材であって、その中央部ならびに下部は、垂直面40a とこれに続いて内側に僅かに折り曲げた下部傾斜面40bが、チャック10の下 部側面外形と相似形に折曲形成してある。さらに、板材の上部は大きく内側に折 り曲げて、チャック10の両端から突出する側面凸部の斜面12aと平行な角度 の折り返し傾斜面40cを形成してある。
【0016】 したがって、プレス機Aを正面視すると、図1に示すようにチャック10間の 間隙Pに、上方に間隙Pの開口を残し、かつチャック10の下端部とほぼ同一線 になる態様にチャック10の下部形状に相似する安全カバー40が位置すること になる。
【0017】 そして、この折り返し傾斜面40cの表面には、図2,図3に示すようにマグ ネット50を接着剤によって取り付けてある。マグネット50としては、磁性粉 末を合成樹脂中に均一に分散させた板状体が好適である。このマグネット50は 折り返し傾斜面40cの全面に取り付けてもよいし、チャック10の側面凸部の 斜面12aに相当する範囲にのみ取り付けてもよい。
【0018】 以上のように構成した安全カバー40は、図4に示すように、そのマグネット 50部分をチャック10間の両方の側面凸部12に向けて、矢印方向に手で持っ ていくと、仮想線で示すようにチャック10間の側面凸部の斜面12aにマグネ ット50部分が磁力により装着される。図1に示すように、各チャック10間の 間隙Pに安全カバー40を磁着することによって、間隙Pは安全カバー40で塞 がれるので、作業者が無意識に手を入れようとしても、安全カバー40にぶつか って気付くことになる。
【0019】 したがって、チャック10間の間隙Pには安全カバー40が存在するので、金 型30の着脱時に、チャック10間の間隙Pに手が入らず、金型30とチャック 10との間に手が挟まれることがなく安全である。また、予め折曲部分がある鋼 板を加工する際には、作業前に各安全カバー40を取り外すことによって、鋼板 折曲部分の逃げ用の間隙Pが確保できる。さらに、安全カバー40を取り付けた まま折曲部分がある鋼板を加工しても、安全カバー40はマグネット50の磁力 によってチャック10の側面凸部12に装着されているので、鋼板の折曲部分が 安全カバー40に当接すると、小さな力で安全カバー40が外れて、鋼板に歪み を生じさせることがない。
【0020】 次に、この考案の他の実施例を説明する。図5はこの考案に係る安全カバーの 他の実施例を示す説明図である。図示するようにこの安全カバー60は、チャッ ク10間の間隙を塞ぐために、チャックの側面凸部12の背面,上面からチャッ ク10の正面側下部にわたり、板状金属材料を側面視ほぼワ字形に数回折曲形成 して、隣合うチャック10間の側面凸部12に板ばね作用によって係脱自在に構 成にしてある。
【0021】 この安全カバー60は、図示するように板材の中央部分から上部を側面凸部1 2の上面に沿った水平面60aに形成し、その先端部60bは側面凸部12の背 面側にわずかに折り曲げて、この側面凸部の角部12bに係止可能に形成してあ る。一方、板材の中央部分から下部は側面凸部12の垂直部分に沿った垂直面6 0cと、これに続いて内側に僅かに折り曲げた下部傾斜面60dがチャック10 の側面外形と相似形に形成してある。よって、プレス機を正面視すると、この安 全カバー60も先の実施例同様に、チャック10間の間隙に上方に間隙の開口を 残し、かつチャック10の下端部とほぼ同一線になる態様に位置することになる 。
【0022】 安全カバー60は小さな力で側面凸部12から外れるように構成するため、そ の先端部60bを側面凸部12の背面に沿って直角に折曲形成することなく、た とえば70〜80度の角度範囲に折り曲げてある。そして、この先端部60bを 側面凸部の角部12bに係止した際には、全体に僅かな板ばね作用によって装着 される態様にしてある。
【0023】 以上のように構成した安全カバー60は、矢印で示すようにチャック10の側 面凸部12に上から被せるように、その先端部60bを側面凸部の角部12bに 係止することで、仮想線で示すように、若干の板ばね作用を発揮して装着される ことになる。また、安全カバー60を外すときには、先端部60bの折曲箇所を 支点にして、下部傾斜面60d側を持ち上げる要領で行うことで簡単に取り外し ができる。
【0024】 この安全カバー60の存在によってチャック10間の間隙が塞がれるので、金 型30の着脱の際に、チャック10間の間隙に手が入らず安全である。また、予 め折曲部分がある鋼板を加工する際には、作業前に各安全カバー60を取り外す ことによって、鋼板折曲部分の逃げ用の間隙が確保でき、さらに、安全カバー6 0を取り付けたまま鋼板折曲部分を加工しても、安全カバー60は先端部60b が側面凸部の角部12bに僅かな板ばね作用によって装着されているだけなので 、鋼板折曲部分が安全カバー60に当接すると、小さな力でも安全カバー60が 外れて、鋼板に歪みを生じさせることがない。
【0025】
【考案の効果】
この考案に係る安全カバーは以上のように構成したので、次のような特有の効 果を奏する。 各チャック間には着脱自在な安全カバーを設けて、その間隙を塞いであるので 、金型の着脱時にその存在に気がつき、作業者の手が入らず安全である。また、 予め折曲部分があるワークを加工する場合には、安全カバーを外しておけば、加 工時にその折曲部分をチャック間の間隙に逃がすことによって支障なく作業が行 える。
【0026】 また、磁性体部分を有するチャック間の間隙に、磁気を有する安全カバーを磁 着することによって、磁気作用による簡単操作の着脱を可能にする。さらに、チ ャック両端の側面凸部に係脱自在な安全カバーを係止したことにより、板ばね作 用による簡単構造の着脱を可能にする。これにより、ワーク折曲部分が安全カバ ーに当接して小さな力でも加わると、ワークが歪む前に安全カバーが磁性体部分 から、あるいは側面凸部から外れて、ワーク折曲部分を間隙に逃がすのでワーク に歪みが生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る安全カバーの装着状態を示す説
明図である。
【図2】安全カバーの正面側斜視図である。
【図3】同安全カバーの背面側斜視図である。
【図4】チャックに安全カバーを取り付ける状態を示す
チャックの側面図である。
【図5】この考案に係る安全カバーの他の実施例を示す
説明図である。
【図6】プレス機の正面図である。
【図7】同プレス機の側面図である。
【図8】チャックから金型を外す状態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
A プレス機 P チャック間の間隙 10 チャック 11 係止凸部 12 側面凸部 12a 側面凸部の斜面 12b 側面凸部の角部 20 取付台 30 金型 31 係止溝 40 安全カバー 40a 垂直面 40b 下部傾斜面 40c 折り返し斜面 50 マグネット 60 安全カバー 60a 水平面 60b 先端部 60c 垂直面 60d 下部傾斜面

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークを押圧する金型と、この金型を横ス
    ライドによって着脱しかつワーク折曲部分の当接を逃が
    すため間隔をあけて本体に設けた複数のチャックを備え
    るプレス機において、 前記チャック間の間隙に、この間隙を塞ぐ大きさの安全
    カバーを着脱自在に設けたプレス機におけるチャック間
    の安全カバー。
  2. 【請求項2】磁性体部分を有する前記チャック間の間隙
    に、磁気を有する安全カバーを磁着した請求項1記載の
    プレス機におけるチャック間の安全カバー。
  3. 【請求項3】両端に側面凸部を有する前記チャック間の
    間隙に、前記側面凸部に係脱自在な係止部を有する安全
    カバーを係止した請求項1記載のプレス機におけるチャ
    ック間の安全カバー。
JP1995000356U 1995-02-06 1995-02-06 プレス機におけるチャック間の安全カバー Expired - Lifetime JP3014375U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009007115A (ja) * 2007-06-28 2009-01-15 Bando Chem Ind Ltd カーブコンベヤのカバー取付構造

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