JP3014305U - 合成樹脂製手提袋 - Google Patents

合成樹脂製手提袋

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JP3014305U
JP3014305U JP1994014152U JP1415294U JP3014305U JP 3014305 U JP3014305 U JP 3014305U JP 1994014152 U JP1994014152 U JP 1994014152U JP 1415294 U JP1415294 U JP 1415294U JP 3014305 U JP3014305 U JP 3014305U
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bag
resin
hook
thick
handle
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春夫 鈴木
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春夫 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】合成樹脂製袋本体のホック式取手付け部を、厚
手の樹脂補強片の熱溶着により丈夫強固な肉厚樹脂層に
形成することで、耐重性および耐久使用性が高い且つ水
濡れに全く影響されない合成樹脂製手提袋の提供と、自
動製袋機による袋本体の自動製袋で安価量産を確実にす
る。 【構成】熱可塑性樹脂袋の袋口部の対向内面の各取手付
け個所を、同材質の厚手の補強単位片1,1’を熱溶着
2,2’して肉厚樹脂層3,3’に形成し、該樹脂層
3、3’にホック式取手に対する穴4,4’を穿設し、
該樹脂層3,3’部にホック式取手をホック取付けして
なる袋本体Pの構成で、取手付け部が非常に丈夫強固且
つ安全で耐重性および耐久使用性が高く、更に水濡れに
全く影響されないホック式樹脂取手付の合成樹脂製手提
袋の提供および自動製袋機による肉厚樹脂層3,3’形
成の袋本体Pの自動製袋が実現される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主にショッピングバッグが対象であるホック式樹脂取手付の合成樹 脂製手提袋に関する。
【0002】
【従来の技術】
ショッピングバッグが主対象であり、しかも袋口部にホック式樹脂取手をホッ ク式嵌合で取付けてなる従来品は、その取手を取付ける袋本体が自動製袋機では 自動製袋ができず実に面倒な手作業での製袋である上に、製品は多工程を要して いる。即ち、 1.樹脂素袋の袋口部を、一々人手で袋内側に折り返す第一工程 2.その折り返し袋口部内に、対向して一対の長尺のボール紙芯を丹念に挟み込 んで、ボール紙芯入りの袋口部を作る第二工程 3.その袋口部の取手付け個所に、パンチ工具をもってホック穴をボール紙芯を 通して穿設する第三工程 4.穴ズレが起らぬように穴合わせをしながら、穴を通してのホック式樹脂取手 の取付けをする第四工程 で、すべて手作業で行われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この上記従来品は、上記のように面倒な手作業と多工程のため、当然に製作コ ストが高くつく上に量産性が低く、更に、ボール紙芯は、湿度変化や水濡れに強 度が弱く、特に雨天などで水濡れが起ると、ボール紙芯に破れが生じて取手が簡 単に取れる不安があって、防水には適せず、耐重性が低いし、又、一旦取手を外 づすと、次の取付けは一々穴合わせを要して甚だ面倒である等の欠点があるのに 鑑みて、本考案がなされたのであり、本考案の目的とするところは、従来品の上 記欠点を除去し、自動製袋機をもって取手付け部が非常に丈夫強固である袋本体 の自動製袋を可能にして、此種手提袋の製作を自動簡易化させることで、製作コ ストを非常に安くし、製品の安価量産提供を実現させること、又、自動製袋機に よる樹脂補強片の取手付け部に対する熱溶着をもって、取手付け部を肉厚樹脂層 に補強して丈夫安全ならしめて、水濡れにも全く影響されず且つ耐重性に富んで 長期使用性が保障され、且つ取手の着脱が簡便である経済性,需要性が高い製品 の提供にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、袋口部に一対のホック式樹脂取手を取付けてなる合成樹脂性手提袋 において、自動製袋機をもって、熱可塑性合成樹脂素袋の袋口部の取手付け個所 を、同材質の厚手の補強片を熱溶着して肉厚樹脂層にすると共に、該樹脂層に取 手穴を穿設して袋本体を製袋し、その肉厚樹脂層に対し、ホック式樹脂取手を取 手穴を通してホック取付けして構成するものである。
【0005】 そして、厚手の補強片の熱溶着は、各取手付け個所に対する短片でも或は又、 取手付け個所範囲に亘る長い帯片でもよいし、又、熱溶着は補強片の周辺でも或 は全面でもよい。
【0006】
【作 用】
袋口の取手付け部は、厚手の樹脂補強片の熱溶着により肉厚樹脂層となるため 、従来のボール紙芯介在構成に比べて、はるかに丈夫強固であり、穿穴部も肉厚 穴で丈夫のために取手のホック取付け部は丈夫安全で、高い耐重性が生じる上に 水濡れに全く影響せず耐久性となる。
【0007】
【実 施 例】
以下、本考案の実施例を添付図面に従って説明する。 第1実施例、図1−図3の構成であって、袋口部に一対のホック式樹脂取手をホ ック式に取付ける合成樹脂製手提袋において、 熱可塑性樹脂シート袋素材のサイドシールSからなる袋本体Pの袋口部の対向内 面の各取手付け個所に対し、対面側には剥離材Rが塗付されている同材質の厚手 の補強単位片1,1’を熱溶着2,2’して、各該取手付け個所を肉厚樹脂層3 ,3’に形成し、該樹脂層3,3’に取手のホック部に対する穴4,4’を穿設 せしめ(図3参照)、該樹脂層3,3’に対し、対面の一方にホック凸片5,5 ’と他方にホック穴6,6’を設けた二又板片7,7’を両端に連設した一対の 軟質のホック式樹脂取手8,8’を、図2のように該板片7,7’で袋口部を挟 み状態として、該凸片5,5’を穴4,4’を通してホック穴6,6’にホック 取付けして構成する。
【0008】 第2実施例、図4において、第1実施例における袋本体Pの袋口部の対向内面に 熱溶着2,2’させる対面の厚手の樹脂補強片を、取手付け個所範囲に亘る長さ の厚手の補強帯片1”とし、肉厚樹脂層3,3’の取手付け個所に穴4,4’を 穿設して構成し、第1実施例の該取手8,8’を取付けしてなるものである。
【0009】 本考案は上記の構成により、取手付け部は、厚手の樹脂補強片の熱溶着2,2 ’で肉厚樹脂層3,3’となるから、従来のボール紙芯介在に比べて格段に丈夫 強固であり、それに伴い穴4,4’も非常に丈夫となるため、取手のホック取付 け部も確実に丈夫安全で、非常に耐重性が増し、更に湿度変化や水濡れに全く無 影響となって耐久性が確実となる。
【0010】 なお、本考案の特長は、熱可塑性樹脂の補強部材を袋口部に熱溶着2,2’さ せる構成手段であるから、図5のとおり、自動製袋機により本考案の袋本体Pの 自動製袋をすることができる点である。
【0011】 その自動製袋を図5で説明すると、熱可塑性樹脂シートの巻取り袋素材P’をロ ール送りし、先づ袋口が自動開口(開口手段は周知であり図示せず)され、その 袋口部内に、カッター機構(図示せず)で切断された対面の同材質の厚手の補強 単位片1,1’が順次取手付けの所定間隔毎に送り込まれた時点(自動送り込み 機構の図示省略)で、上下配置のヒートプレス機構H,H’が作動して、該単位 片1,1’は袋口部の定位置で熱溶着2,2’される。この場合、対面の該単位 片1,1’の対面側には剥離材Rが塗付されているため、該単位片1,1’同志 は溶着しない。 この該単位片1,1’の熱溶着2,2’により、各取手付け部は肉厚樹脂層3, 3’となり、次にパンチ機構Kで肉厚部に穴4が施され、次にサイド溶断機構N でサイドシールSのもとに順次ヒートカットが行われて、本考案の袋本体Pが連 続して自動製袋される。
【0012】
【考案の効果】
以上により、本考案は、 1.袋口の取手付け部は、厚手の樹脂補強片の熱溶着2,2’で肉厚樹脂層3, 3’となる結果、従来品に比べて、取手のホック取付け部が格段に丈夫強固且 つ安全であり、相当の耐重性と共に長期使用性が保障される。 2.肉厚樹脂層3,3’は全く湿度変化や水濡れに影響されないから、この点か らも丈夫な耐久性が保全される。 3.自動製袋機による自動製袋ができるから、コストが非常に安く量産提供でき 、丈夫で長持ちし且つ雨天時などにも全く影響されない便利で経済的で需要 性が高い製品が提供できる。 4.取手の着脱が穴合わせする必要なくできるから、簡便である。 という多大の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案品の正面図
【図2】本考案要部である図1のA−B線の拡大断面図
【図3】第1実施例の袋口部の斜面図
【図4】第2実施例の袋口部の斜面図
【図5】自動製袋機による本考案袋本体の自動製袋説明
【符号の説明】
P・・・・・・・・・・袋本体 1,1’・・・・・・・補強単位片 2,2’・・・・・・・熱溶着 3,3’・・・・・・・肉厚樹脂層 4,4’・・・・・・・穴 5,5’・・・・・・・ホック凸片 6,6’・・・・・・・ホック穴 7,7’・・・・・・・二又板片 8,8’・・・・・・・ホック式樹脂取手 1”・・・・・・・・・補強帯片

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 袋口部に一対のホック式樹脂取手を取付
    けてなる合成樹脂製手提袋において、熱可塑性樹脂シー
    ト袋素材のサイドシールSからなる袋本体Pの袋口部の
    対向内面の各取手付け個所を、同材質の厚手の補強単位
    片1,1’を熱溶着2,2’して肉厚樹脂層3,3’に
    すること、各該樹脂層3,3’にホック式取手に対する
    穴4,4’を穿設すること、対面の一方にホック凸片
    5,5’と他方にホック穴6,6’を設けた二又板片
    7,7’を両端に連設した一対のホック式樹脂取手8,
    8’を、肉厚樹脂層3,3’に対し、該凸片5,5’を
    穴4,4’から通してホック取付けすることからなる合
    成樹脂製手提袋。
  2. 【請求項2】 袋本体Pの袋口部の対向内面に熱溶着
    2,2’させる厚手の補強片を、取手付け個所範囲に亘
    る長さの厚手の補強帯片1”とし、肉厚樹脂層3,3’
    の取付け部に穴4,4’を穿設してなる請求項1記載の
    合成樹脂製手提袋。
JP1994014152U 1994-10-11 1994-10-11 合成樹脂製手提袋 Expired - Lifetime JP3014305U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5877437B1 (ja) * 2015-08-25 2016-03-08 オリバー マーク ラムゼイ ワトソン 持ち手取付機構

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5877437B1 (ja) * 2015-08-25 2016-03-08 オリバー マーク ラムゼイ ワトソン 持ち手取付機構
WO2017033418A1 (ja) * 2015-08-25 2017-03-02 オリバー マーク ラムゼイ ワトソン 持ち手取付機構

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