JP3014238B2 - 可変論理演算装置 - Google Patents

可変論理演算装置

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JP3014238B2
JP3014238B2 JP5102657A JP10265793A JP3014238B2 JP 3014238 B2 JP3014238 B2 JP 3014238B2 JP 5102657 A JP5102657 A JP 5102657A JP 10265793 A JP10265793 A JP 10265793A JP 3014238 B2 JP3014238 B2 JP 3014238B2
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/02Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components
    • H03K19/173Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components using elementary logic circuits as components
    • H03K19/1733Controllable logic circuits
    • H03K19/1735Controllable logic circuits by wiring, e.g. uncommitted logic arrays
    • H03K19/1736Controllable logic circuits by wiring, e.g. uncommitted logic arrays in which the wiring can be modified

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,2値または3値以上を
扱う多値の演算入力データを入力し,外部から指定され
た論理演算を行う可変論理演算装置に関する。
【0002】VLSIの設計段階において,設計された
論理回路が仕様通りに動作するかを確認するために,論
理シミュレーションを行う装置が用いられている。この
種の装置では,種々の論理演算を高速に実行できる必要
がある。
【0003】
【従来の技術】論理演算を行うための代表的な方式とし
て,対象となる論理式を構成する論理を個別に演算する
演算器方式と,論理式を一括して演算する真理値表方式
と,プログラマブルな論理回路構築装置を用い,その上
で論理式を実現するFPGA方式の3種類ある。
【0004】図20に示す論理回路の例に従って,これ
らの3つの論理演算方式について説明する。図20に示
す論理回路は,A,B,C,Dを入力し,3つの演算論
理G1,G2,G3により,X=(A*B+C)*D
(ただし,*は論理積(AND),+は論理和(OR)
を表す)の演算を行う回路である。
【0005】図21は,演算器方式の概念図を示す。入
力A,B,C,Dは,各基本論理演算部210に与えら
れ,外部から与えられた論理タイプ211によって,演
算結果を選択する。論理式は個別の論理に分割し,各論
理の演算を行う。まず,演算論理G1に対して入力A,
Bの論理演算を行う。その結果と入力Cで演算論理G2
の論理演算を行う。その結果と入力Dで演算論理G3の
論理演算を行い,その結果を論理式の演算結果として出
力する。
【0006】図22は,真理値表方式の概念図を示す。
この方式では,論理式の入力である演算入力データA,
B,C,Dと,論理の構成を示す論理タイプ220とか
らアドレスを生成し,記憶部221のそのアドレスの値
を演算結果とする。記憶部221には,予め論理式に対
応した演算結果の値を書き込んでおく。
【0007】図23は,FPGA方式の概念図を示す。
この方式では,対象となる演算式に対し,コンパイラ2
30によりプログラマブルな論理回路構築装置であるF
PGA上にマッピングするためのデータ変換であるコン
パイルを行い,それをFPGAに送ることによって,実
際に図20に示す論理回路と同じ動作をする論理回路を
構築する。その構築されたFPGA上の論理回路に対
し,入力A,B,C,Dを与えることによって論理演算
を行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図21に示すような演
算器方式は,機構が簡易であるが,論理式の論理を個別
にしか演算できないため,多くの論理を含む論理式では
演算に時間がかかってしまうという問題がある。
【0009】図22に示すような真理値表方式は,論理
式の演算を一括して行うことができ,また2値以外の多
値の演算にも対応することができる。しかし,論理式毎
にすべての入力に対する演算結果,すなわち論理式に対
応する真理値表の作成が必要となり,必要となる記憶部
221の記憶領域も,対応する論理式の入力数の指数乗
に比例して増加するという問題がある。
【0010】図23に示すようなFPGA方式は,一括
して論理式の演算を行うことができ,ハードウェアで実
現しているため,高速に演算を実行することができる。
また,真理値表方式のような膨大な記憶部221を必要
としないという長所がある。しかし,論理式をそのまま
FPGAで実現するため,大規模な論理式を扱う場合,
メモリよりもはるかに高価なFPGAが大量に必要とな
り,また,論理式をコンパイルする時間も膨大となるた
め,一度実現した演算式を別の論理式に再構築するには
大変時間がかかってしまうという問題がある。
【0011】本発明は上記問題点の解決を図り,木構造
を持った論理式に対し,論理式の設定を容易に行うこと
ができ,なおかつ一括して高速に論理演算を行うことが
できるようにすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は,本発明の原理説
明図である。可変論理演算装置10は,木構造に変換さ
れた論理式に対する論理演算を目的とした,2値または
それ以上の多値の論理演算を行う装置である。可変論理
演算装置10は,複数の論理演算部11とそれらを木構
造状に接続する論理演算部接続スイッチ12とを備え
る。各論理演算部11は,外部から与えられた論理機能
設定データによって定められる論理演算を行う回路であ
る。論理演算部接続スイッチ12は,外部から与えられ
た論理演算部接続データによって,論理演算部11の接
続構成(演算結果を出力する出力端子の構成を含む)を
設定する手段である。可変論理演算装置10は,論理機
能設定データおよび接続データに基づいて,演算入力デ
ータについて木構造に変換された論理式に対する論理演
算を行うようになっている。
【0013】請求項2記載の発明では,論理演算部11
の入力選択肢を,予め設定されたいくつかの他の論理演
算部11の出力に限定することにより,内部の木構造を
変更するために外部から与えるべき論理演算部接続デー
タの数を少なくする。すなわち,論理演算部11間の接
続を予め限定するとともに,それらのすべての接続を論
理演算部接続データによって行うのではなく,必要な接
続だけを論理演算部接続データによって可変にする。
【0014】図2は,接続が固定された論理演算部の出
力を選択する演算方式の概要図である。請求項3記載の
発明では,例えば図2に示すように,論理演算部11
(G0〜GE)の構成を予め固定し,演算出力指定した
論理演算部11から演算結果を選択して出力する。すな
わち,論理演算部G0〜は予め固定的に接続され,演算
入力データによって,各論理演算部G0〜は演算を行
う。そして,論理演算部接続データによって選択回路2
0を制御し,各論理演算部G0〜の出力n10〜から演
算結果を選択する。nullが選択された場合,有効な
データは出力されない。
【0015】図3は,論理演算部の構成例を示す図であ
る。論理演算部11の論理機能は,外部から与えられる
論理機能設定データによって,論理演算部11の内部の
機能であるANDゲート31やORゲート32などの演
算出力から選択される。論理機能設定データは,選択回
路33の選択制御に用いられる。請求項4記載の発明で
は,図3に示すように,各論理機能設定データが個々の
論理演算部11に対して別々に供給され,それぞれ独立
に論理機能が設定されるようになっている。
【0016】図4は,他の論理演算部の構成例を示す図
である。この図4は,請求項5記載の発明に対応する例
を示している。論理演算部11の内部構成は,図3に示
す例と同様である。図3に示す例では,論理演算部11
の論理機能がそれぞれ別々に設定されるのに対し,図4
に示す例では,論理機能設定データが論理演算部11の
木構造レベル毎に設定される。
【0017】図5は,入力反転部の概要図であって,可
変論理演算装置10の初段の論理演算部11の入力に対
し,入力反転部50を用いた論理演算方式の原理を説明
するための図である。請求項6記載の発明では,図5に
示すような入力反転部50を設け,これに対し,演算入
力データを反転するか否かを指示する入力反転切り替え
データを外部から与え,これにより演算入力データをそ
のままの値で,または反転させた値で,それぞれ対応す
る初段の論理演算部11に入力する。
【0018】図6は,2値/4値入力切り替え部の概要
図であって,演算入力に対して,2値入力変換部61ま
たは4値入力変換部62を用いることによって2値,3
値または4値演算を実現する演算方式の原理を説明する
ための図である。請求項7記載の発明の場合,各論理演
算部11はそれぞれ2つの多重化された2値論理演算部
64−1,64−2を持つ。2値/4値入力切り替え部
60は,演算入力データを,2値入力変換部61で2値
演算用データ,4値入力変換部62で3値または4値演
算用データにそれぞれ変換し,2値/4値切り替えデー
タによって,どちらかの変換部の出力を選択して,初段
の論理演算部11の入力に与える。
【0019】図7は,論理演算部の内部の切り替えによ
る2値/4値演算の概要図であって,論理演算部11の
内部で2値演算用,4値演算用の演算の切り替えを行う
ようにした論理演算方式の原理を説明するための図であ
る。請求項8記載の発明の場合,各論理演算部11で
は,それぞれ受け取った入力データについて,2値演算
部71により2値演算用のデータ,または4値演算部7
2により3値または4値演算用のデータとして演算を行
う。そして,2値/4値切り替えデータによって,2値
演算部71または4値演算部72のどちらの演算結果
を,論理演算部出力データとするかを決める。
【0020】図8は,入力変換による二重化された2値
論理演算部の演算方式を示す概要図である。請求項9記
載の発明では,例えば図8に示すように,演算入力デー
タを2値演算用データに変換する2値入力変換部81に
与えるとともに,3値または4値演算用データに変換す
る4値入力変換部82に与える。これらの変換部のいず
れかの出力を2値/4値切り替えデータによって選択
し,二重化された2値論理演算部83を用いて2値論理
演算または3値もしくは4値論理演算を行う。
【0021】
【作用】請求項1,請求項2記載の発明では,図1に示
す構成により次のように処理する。論理演算部11は,
その入力に対して論理機能設定データによって設定され
た論理演算を行い,結果を出力する。論理演算部接続ス
イッチ12は,論理演算部接続データによって,論理演
算部11を木構造に接続する。論理機能設定データおよ
び論理演算部接続データによって,各種の木構造に変換
された論理式に対する論理演算を高速に実行することが
できる。
【0022】請求項3記載の発明の場合,図2に示すよ
うに構成され,各論理演算部G0〜は,それぞれ与えら
れた入力データの論理演算を行う。n10〜は各論理演
算部の出力であり,その接続は固定されている。演算結
果の出力は,それぞれの論理演算部の出力n10〜から
論理演算部接続データによって選択される。論理演算部
接続データによって,それぞれの論理演算部からの出力
n10〜を選択するので,接続が簡易であり,また小規
模の論理演算を行う場合には,可変論理演算装置10を
論理的に分割して使用することなどができ,一度に複数
の所望する演算結果を得ることができる。
【0023】請求項4記載の発明の場合,図3に示すよ
うに構成される。各論理演算部G1〜G7には,それぞ
れ個別に論理機能設定データ1〜7が割り当てられ,各
論理演算部G1〜G7の論理機能が別々に設定される。
これにより各種の論理演算に柔軟に対応することができ
る。
【0024】請求項5記載の発明の場合,図4に示すよ
うに構成される。論理演算部G1〜G7の木構造レベル
毎に論理機能設定データが割り当てられ,論理機能がレ
ベル毎に設定される。図4に示す例では,論理演算部G
1に対し論理機能設定データ1,論理演算部G2,G3
に対し論理機能設定データ2,また論理演算部G4〜G
7に対し論理機能設定データ3が割り当てられるように
なっている。これにより,論理機能設定データを設定す
るための外部からの入力の数を少なくすることができ
る。
【0025】請求項6記載の発明の場合,例えば図5に
示すような入力反転部50が,初段の論理演算部11の
入力に対して設けられる。入力反転部50は,入力反転
切り替えデータによって,演算入力データを反転させる
かそのまま通過させるかを行い,その結果を木構造に接
続された論理演算部11の初段に与える。これにより簡
単に演算入力データを反転した形の論理式に対応する論
理演算を実現することができる。
【0026】請求項7記載の発明の場合,図6に示すよ
うに,2値/4値入力切り替え部60を持つ。2値/4
値入力切り替え部60には,2値入力変換部61と4値
入力変換部62とが設けられている。2値入力変換部6
1は,論理演算部11で2値の演算を行うための変換を
施す。4値入力変換部62は,論理演算部11で3値ま
たは4値の演算を行うための変換を施す。これらの変換
結果のいずれかが,2値/4値切り替えデータによって
選択される。これにより,2値,3値および4値のどの
演算にも対応することが可能となる。
【0027】請求項8記載の発明の場合,図7に示すよ
うに,各論理演算部11に,2値の演算を行うための2
値演算部71と,3値または4値の演算を行うための4
値演算部72が設けられる。論理演算部入力データに対
し,2値演算部71と4値演算部72でそれぞれ演算を
行い,2値/4値切り替えデータによってそれらの演算
結果のいずれかを選択する。この方式によっても,2
値,3値および4値のどの演算にも対応することができ
るようになる。
【0028】請求項9記載の発明の場合,図8に示すよ
うに構成される。2値入力変換部81は,演算入力デー
タについて論理演算部11で2値の演算を行うための変
換を施す。4値入力変換部82は,演算入力データにつ
いて論理演算部11で3値または4値の演算を行うため
の変換を施す。これらの変換結果のいずれかが2値/4
値切り替えデータによって選択され,論理演算部11へ
送られる。この例の論理演算部11では,2値論理演算
部83が二重化されている。これにより同じ論理演算部
11を用いて,2値,3値または4値の論理演算を行う
ことができる。なお,3値の演算は,4値のうちの1つ
の値を使用しないようにすることで実現することができ
る。
【0029】
【実施例】図9は本発明の一実施例構成図である。図9
において,g1〜g15は論理演算部である。2値/4
値入力切り替え部60は,演算入力データであるi0〜
i15に対して,2値/4値切り替えデータにより,図
6で説明したような2値/4値の入力変換を行う。入力
反転部50は,2値/4値入力切り替え部60により変
換した演算入力データi0〜i15に対して,それぞれ
1ビットずつの入力反転切り替えデータによって,反転
するかそうでないかを設定する。O1〜O15は,それ
ぞれ論理演算部g1〜g15の出力に対応している。論
理演算部接続スイッチS,S′は,スイッチの切り替え
によって,2つのデータの接続先を入れ換える。例え
ば,スイッチがオフの場合,論理演算部g8の入力はi
0とi1,論理演算部g1の入力はO2とO3である
が,スイッチがオンならば,論理演算部g8の入力はi
0とO3,論理演算部g1の入力はO2とi1となる。
【0030】図10は論理演算部接続スイッチの実施例
の構成を示す。図10に示すように,入力A,Bに対
し,スイッチS=S′=OFFならば,入力A,Bはそ
れぞれC,Dに接続され,S=S′=ONならば,入力
A,BはそれぞれD,Cに接続される。
【0031】図11は,図9に示す構成において各論理
演算部g1〜g15の論理機能を個別に設定した場合の
実施例の構成を示す。各論理演算部g1〜g15に対
し,論理機能設定データ1〜15をそれぞれ割り当てる
ことにより,論理演算部g1〜g15の論理機能を個別
に設定することができる。
【0032】図12は,図9に示す構成において各論理
演算部g1〜g15の論理機能を,木構造のレベル毎に
設定した場合の実施例の構成を示す。すなわち,論理演
算部g1に対し論理機能設定データ1を,論理演算部g
2,g3に対し論理機能設定データ2を,論理演算部g
4〜g7に対し論理機能設定データ3を,論理演算部g
8〜g15に対し論理機能設定データ4をそれぞれ割り
当てることにより,論理演算部g1〜g15の論理機能
をレベル毎に設定する。図11に示す実施例に比べ,論
理機能設定データを大幅に少ないデータ数で実現できる
というメリットがある。
【0033】なお,図11および図12の例では,1つ
の論理機能設定データを1ビットとしているが,実現す
る論理タイプの種類数に応じて必要であればビット数を
増やすようにすればよい。また,この場合,シリアルデ
ータとして複数ビット分の論理機能設定データを送るよ
うにしてもよい。
【0034】図13は,図9に示す入力反転部50の構
成例を示す。図中,130a〜130dは0/1を反転
させるNOTゲート,131a〜131dは入力反転切
り替えデータが0(反転をしない)のとき上の信号を選
択し,1(反転する)のとき下の信号を選択する選択回
路,132a〜132dは2値/4値切り替えデータが
0(2値)のとき上の信号を選択し,1(3値または4
値)のとき下の信号を選択する選択回路である。なお,
この実施例では,演算入力データ1〜4は,次の図14
に示す2値/4値変換部140を通っていることを前提
としている。
【0035】2値演算を行う場合,値は“0”,“1”
の2種類であるので,1ビットで表される。4値の場合
には,“0”,“1”,“X”,“Z”をそれぞれ“0
0”,“11”,“01”,“10”の2ビットで表
す。3値は,4値における“Z”がない場合であり,
“0”,“1”,“X”をそれぞれ“00”,“1
1”,“01”の2ビットで表す。論理シミュレータで
は,“X”はいわゆる不定状態,“Z”は開放(ハイイ
ンピーダンス)状態を表す。
【0036】図14は,演算入力データが4の場合の2
値/4値変換部の実施例の構成を示す。この図の2値/
4値変換部140は,図9に示す2値/4値入力切り替
え部60に用いられる。図中の141,142はAND
ゲート,143,144はORゲート,145〜148
は選択回路を表す。演算入力データに対し,2値/4値
切り替えデータによって,2値変換または4値変換を行
う。選択回路145〜148は,2値/4値切り替えデ
ータが0(2値)のとき上の信号を選択し,1(3値ま
たは4値)のとき下の信号を選択する。
【0037】2値変換の場合,論理演算部11は2値の
演算器を二重化した構成になっているため,入力の並び
の変更を行い,演算入力データを1,3,2,4の順に
並べ換える。4値変換の場合,2値の演算器を二重化し
た論理演算部11に対応させるため,Z→X変換,すな
わち“10”を“01”に変換して出力する。
【0038】図15(A)は,図9に示す論理演算部の
実施例の構成を示し,図15(B)〜(E)はその動作
説明図である。図中,150,151はANDゲート,
152,153はORゲート,154,155は論理機
能設定データが0のとき上の信号を,1のとき下の信号
を選択する選択回路を表す。
【0039】入力A1,A0,B1,B0に対し,それ
ぞれ二重化したANDゲート150,151,ORゲー
ト152,153で演算を行う。前述したように2値で
演算する場合には,一つの論理値を1ビットで表し,3
値または4値で演算する場合には,一つの論理値を2ビ
ットで表す。図15(B)は論理値を2ビットで見た場
合のAND論理演算の出力X1,X0,図15(C)は
論理値を2ビットで見た場合のOR論理演算の出力Y
1,Y0を示している。図15(D),(C)は論理値
を1ビットで見た場合のAND論理演算の出力XとOR
論理演算の出力Yを示している。1ビットで見た場合の
出力XまたはYは,それぞれX1とX0,またはY1と
Y0の2組の出力である。
【0040】図16は,接続が固定された論理演算部の
出力を選択する演算方式の実施例の構成を示す。論理演
算部g1〜g7の接続は,図16(A)に示すように固
定されている。この実施例では,これらの各論理演算部
g1〜g7からの出力O1〜O7を,図16(B)に示
す選択回路161〜164に出力選択データを与えるこ
とによって,演算結果として選択することができるよう
になっている。なお,null(有効でない信号)を選
択することもできる。
【0041】図17は,各論理演算部の内部で2値/4
値の切り替えを行う演算方式の実施例の構成を示す。図
9に示す実施例では,演算入力データは論理演算部に入
る前に,2値/4値の変換を行っているが,本実施例で
は各論理演算部g1〜g15の内部にその機能を持たせ
ている。
【0042】図18は,図17に示す実施例で用いる論
理演算部の構成例を示す。ここでは,説明を簡単にする
ため論理機能はAND論理を代表させて示しているが,
もちろん論理機能設定データによってOR論理等の他の
論理演算を実行させることもできるようになっている。
演算入力データ1〜4の4ビットの入力に対し,2つの
2値演算器からなる2値論理演算部180と,1つの4
値論理演算部181とを持つ。2値演算を行う場合に
は,4値演算の2倍のリテラル数を実現することができ
る。2値/4値切り替えデータによって2値論理演算部
180による演算結果または4値論理演算部181によ
る演算結果のいずれかを選択して出力する。
【0043】図19は,入力を変換することによって二
重化された論理演算部で2値,3値または4値の演算を
行う演算方式の実施例の構成を示す。論理演算部11
は,2値論理演算部を二重化して持つ。2値/4値入力
変換部190において,2値/4値切り替えデータによ
り,演算入力データを2値で処理するか4値で処理する
かを設定する。論理演算部11は,図示のように2値の
論理を二重化した構造となっており,論理機能設定デー
タにより論理機能が設定されるようになっている。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,
2値またはそれ以上の多値の木構造を持つ論理演算式に
対し,論理式の設定を容易に行うことができる。また,
あるまとまった単位での一括した論理演算が可能にな
り,論理演算の高速化に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】接続が固定された論理演算部の出力を選択する
演算方式の概要図である。
【図3】論理演算部の構成例を示す図である。
【図4】他の論理演算部の構成例を示す図である。
【図5】入力反転部の概要図である。
【図6】2値/4値入力切り替え部の概要図である。
【図7】論理演算部の内部の切り替えによる2値/4値
演算の概要図である。
【図8】入力変換による二重化された2値論理演算部の
演算方式の概要図である。
【図9】本発明の一実施例構成図である。
【図10】論理演算部接続スイッチの実施例の構成を示
す図である。
【図11】各論理演算部の論理機能を個別に設定した場
合の実施例の構成を示す図である。
【図12】各論理演算部の論理機能を木構造のレベル毎
に設定した場合の実施例の構成を示す図である。
【図13】入力反転部の実施例の構成を示す図である。
【図14】2値/4値変換部の実施例の構成を示す図で
ある。
【図15】論理演算部の実施例の構成を示す図である。
【図16】接続が固定された論理演算部の出力を選択す
る演算方式の実施例の構成を示す図である。
【図17】論理演算部の内部で2値/4値の演算切り替
えを行う演算方式の実施例の構成を示す図である。
【図18】内部で2値/4値の切り替えを行う論理演算
部の構成例を示す図である。
【図19】入力を変換することによって二重化された論
理演算部で2値,3値または4値の演算を行う演算方式
の実施例の構成を示す図である。
【図20】論理回路の例を示す図である。
【図21】演算器方式の概念図である。
【図22】真理値表方式の概念図である。
【図23】FPGA方式の概念図である。
【符号の説明】
10 可変論理演算装置 11 論理演算部 12 論理演算部接続スイッチ
フロントページの続き (72)発明者 下郡 慎太郎 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 広瀬 文保 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特表 昭61−501121(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 7/00 H03K 19/173 101 JICSTファイル(JOIS)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2値または3値以上を扱う多値の演算入
    力データを入力し,論理演算を行う論理演算装置におい
    て,外部から与えられた論理機能設定データによって定
    められる論理演算を行う複数の論理演算部(11)と,これ
    らの論理演算部(11)を木構造状に接続する手段であっ
    て,外部から与えられた接続データによってその接続構
    成または出力部位が変更可能に構成された接続手段(12)
    とを備え,論理機能設定データおよび接続データに基づ
    いて木構造に変換された論理式に対する論理演算を行う
    ようにしたことを特徴とする可変論理演算装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の可変論理演算装置におい
    て,前記論理演算部(11)の入力選択肢を,予め設定され
    たいくつかの他の論理演算部(11)の出力に限定すること
    により,内部の木構造を変更するために外部から与える
    べき接続データの数を少なくしたことを特徴とする可変
    論理演算装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の可変論理
    演算装置において,前記論理演算部(11)は予め固定され
    た木構造に接続され,前記接続手段(12)に与えられた接
    続データによって,所望の論理式と対応した出力を得る
    ために必要な1または複数の論理演算部(11)の出力端子
    が選択されるようにしたことを特徴とする可変論理演算
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,請求項2または請求項3記載
    の可変論理演算装置において,前記論理機能設定データ
    が前記論理演算部(11)の個々に与えられ,前記各論理演
    算部(11)の論理機能が外部からの論理機能設定データに
    よって個々に設定されることを特徴とする可変論理演算
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1,請求項2または請求項3記載
    の可変論理演算装置において,前記論理機能設定データ
    が前記論理演算部(11)の木構造レベル毎に与えられ,前
    記各論理演算部(11)の論理機能が外部からの論理機能設
    定データによって木構造レベル毎に設定されることを特
    徴とする可変論理演算装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5までのいずれかに
    記載の可変論理演算装置において,前記木構造を構成す
    る初段の論理演算部(11)の入力に対して,その入力を反
    転させる入力反転部を有することを特徴とする可変論理
    演算装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6までのいずれかに
    記載の可変論理演算装置において,前記各論理演算部(1
    1)はそれぞれ2つの多重化された2値演算手段を持つよ
    うに構成され,初段の論理演算部(11)の入力に対して,
    2値,3値または4値の演算を行うための変換を施す手
    段を有することを特徴とする可変論理演算装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項6までのいずれかに
    記載の可変論理演算装置において,前記各論理演算部(1
    1)は少なくとも2値演算手段および4値演算手段を持つ
    ように構成され,前記各論理演算部(11)の内部におい
    て,少なくとも2値または4値の演算を切り替える手段
    を有することを特徴とする可変論理演算装置。
  9. 【請求項9】 2値,3値または4値の演算入力データ
    を入力し,論理演算を行う論理演算装置において,2重
    化された2値の論理演算を行う論理演算部(11)を備える
    とともに,その入力に対して2値,3値または4値で演
    算を行うための変換を施す2値/4値変換部を備え,外
    部から与えられた切り替えデータによって,同じ論理演
    算部(11)を用いて2値,3値および4値のいずれかの論
    理演算を行うようにしたことを特徴とする可変論理演算
    装置。
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