JP3014085B2 - 鋼製セグメントおよびその継手構造ならびに接合方法 - Google Patents

鋼製セグメントおよびその継手構造ならびに接合方法

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JP3014085B2 JP8127640A JP12764096A JP3014085B2 JP 3014085 B2 JP3014085 B2 JP 3014085B2 JP 8127640 A JP8127640 A JP 8127640A JP 12764096 A JP12764096 A JP 12764096A JP 3014085 B2 JP3014085 B2 JP 3014085B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下水道、地下
鉄、電信ケーブル収容トンネル、地下道、取水トンネ
ル、放水トンネルあるいは共同溝等の管渠を、シールド
工法等で築造する場合、また深礎杭、地下空間、貯水タ
ンクなどの円筒構造物を築造する場合等の建設分野にお
いて使用される、出退可能な添接板を備えた鋼製セグメ
ントおよびその継手構造ならびに接合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、隣り合う鋼製セグメントにおける
主桁間にわたって添接板を当接してボルトおよびナット
により結合した摩擦結合方式の継手で大きな継手接合耐
力を確保するものとして特開平2−112521号公報
に記載されているものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来例の
場合は、主桁に直交する継手板が添接板と干渉し、継手
板が取り付けられず、止水性を確保するためには別個の
部分に止水手段を設ける必要があり、また主桁直交方向
より作用するシールド掘進機の推進のためのジャッキ反
力を受ける部分を設ける必要がある。また添接板を長く
すると、主桁に直交する縦リブも添接板と干渉し、その
ため縦リブを取り外すとますますジャッキ反力を受ける
部分を別個に新たに設ける必要がある。
【0004】一方、継手板や縦リブの主桁接触部にスリ
ットを設ければ、添接板との干渉は解消でき、添接板の
設置には支障はないが、スリットを有する継手板や縦リ
ブの場合は、これらに作用するシールドマシン推進のた
めのジャッキ反力が、継手板および縦リブのスリット部
の鋼板への偏心荷重となることから、これに抵抗する耐
力が小さくなるため、継手板および縦リブの板厚を厚く
する必要があり、そのためコスト高になるとともに鋼製
セグメントの重量が重くなる。
【0005】さらに継手板に深いスリットが入ると、止
水のためのシール材の取付スペースが確保出来なくなる
という欠点がある。本発明は、前記の課題を解決した鋼
製セグメントおよびその継手構造と接合方法を提供する
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題を有利に解決
するために本発明では、主桁の端部に端板が設けられて
なる鋼製セグメントにおいて、相対する第1と第2の鋼
製セグメントの各端板の両端部に、開口部が凹溝状に開
設され、前記開口部の上部側および下部側に鋼板の腕片
が設けられ、前記開口部を挿通してその奥側に位置する
主桁に沿わせて固着できる添接板が、前記鋼製セグメン
トの端板の開口部を挿通して設けられ、かつ前記添接板
の基端部を前記鋼製セグメントの主桁に沿わせ、固着具
により前記主桁に固着させている構成を特徴とする。前
記鋼製セグメントには、主桁と平行に中間主桁が設けら
れ、相対する第1と第2の鋼製セグメントの各端板の
方向中間部の開口部は、矩形状で開口部の上部側および
下部側に鋼板の連続部分が設けられ、前記開口部を挿通
してその奥側に位置する前記中間主桁に沿わせて固着で
きる添接板が、前記鋼製セグメントの端板の開口部を挿
通して設けられ、かつ前記添接板の基端部を前記鋼製セ
グメントの中間主桁に沿わせ、固着具により前記中間主
桁に固着させるとよい。前記鋼製セグメントにおける各
添接板の固着具は、被締結部に対し着脱自在に設けら
れ、かつ各添接板は、前記鋼製セグメントの端部から引
出し可能に設けられると共に、鋼製セグメント内に内蔵
されて仮固定される構成とすることもできる。また、本
発明に係る鋼板セグメントの継手構造は、主桁の端部に
端板が設けられてなる第1と第2の鋼製セグメントの継
手構造において、基端側が、前記第1の鋼製セグメント
の主桁と中間主桁の一方又は両方に沿わされて固着具で
固定され、かつ先端側が前記主桁と中間主桁に対し直角
配置の補強リブに開設された開口部および、前記端板に
開設された開口部を挿通して前記端板から突出している
添接板が、前記第2の鋼製セグメントの端板に開設した
開口部から挿入され、かつこの第2の鋼製セグメントの
主桁又は中間主桁に沿わされて固定具により固着されて
いる構成を特徴とする。また、本発明の鋼製セグメント
の接合方法は、主桁の端部に端板が設けられてなる第1
と第2の鋼製セグメントの接合方法において、第1の鋼
製セグメントの前記主桁に沿わせ、かつ仮固定された状
態で第1の鋼製セグメントに内蔵されている添接板を、
前記主桁に沿って、かつ主桁と直角配置の補強リブの開
口部を通して移動させ前記端板に開設の開口部から引出
したうえ、この添接板の基端側を前記主桁に固着具を用
いて固定し、この添接板の先端側を第2の鋼製セグメン
トの端板の開口部から挿入し、前記主桁と直角配置の補
強リブの開口部を通して前記主桁に沿わせ、固着具を用
いてこの主桁に固定することを特徴とする。
【0007】本発明によると、一方の鋼製セグメントの
端板から突出している添接板を相手側の鋼製セグメント
の端板の開口部に挿入したうえ、その主桁や中間主桁に
固着具を用いて固着することで、相対する鋼製セグメン
トを容易,確実に接合できる。しかも、前記鋼製セグメ
ント間に作用する離間方向の力は、添接板を介して主桁
又は中間主桁に伝わり、鋼製セグメント同士の接合部で
ある端板には伝わらないから、この端板が変形するおそ
れがなく、鋼製セグメント間の接合部の面接触性を円滑
に保持できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて詳
細に説明する。図1ないし図10は、この発明の一実施
形態の鋼製セグメント1を示すものであって、一対の前
後の主桁2の間に2枚の中間主桁2aがほぼ等間隔を置
くと共に前記各主桁2と平行に配置され、かつ前記各主
桁2,2aの巾方向中央部において主桁長手方向の両端
側に、間隔を置いて複数のボルト挿通孔8が設けられ
(図示の場合は8ケ)、各主桁2,2aの両端部に端板
4が当接されて溶接により固着されている。各端板4の
巾方向中間部と両端部には、添接板挿通用開口部6が複
数開設されている。端板4の巾方向中間部の添接板挿通
用開口部6は、ほぼ矩形で、その中間に主桁2,2aの
端部が位置しており、両端部の添接板挿通用開口部6
は、凹溝状に開設されている。
【0009】前記端板4は、これに設けられた添接板挿
通用開口部6の上部側および下部側の鋼板の連続部分4
aまたは、端部腕片4b部分で前記各主桁2,2aに溶
接により固着されている。また、スキンプレート16
は、前記主桁2と端板4と中間主桁2aと縦リブ9の下
端面に当てがわれ、溶接にて固着されている。
【0010】左右の端板4の間において、これと間隔を
置いて平行に複数の補強リブ(以下鋼製縦リブという)
9が前記主桁2,2aと交差するように直角に配置さ
れ、かつ各主桁2,2aの部分で分割されて配置されて
いる。さらに前記各鋼製縦リブ9の端部で、各主桁2,
2aに臨む位置に、凹溝からなる添接板挿通用開口部6
が設けられ、その開口部6の上部側および、下部側の鋼
板腕片9aの部分で前記各主桁2,2aに溶接により固
着されている。
【0011】前記鋼製セグメント1内において、鋼製の
添接板3が、前記各リブ9における主桁長手方向の各添
接板挿通用開口部6にわたって、かつ各主桁2の内側面
および、中間主桁2aの両側面に沿って配置されてい
る。鋼製添接板3の中央部長手方向に沿って、かつ板面
を貫通して前記鋼製セグメント1の主桁2,2aにボル
ト10および、これに螺合されるナット11により固定
するためのボルト挿通用透孔12が間隔を置いて複数
(図示の場合は中間部の左右側に各8ケ)設けられてい
る。
【0012】前記添接板3は、図1に実線で示す位置に
おいて、主桁2,2aに最初から固着しておいても構わ
ないが、本発明の例では、前記添接板3は、鋼製セグメ
ント1の長手方向の長さ内に納まる寸法に設けられ、か
つボルト10とナット11を取外すことにより、前記開
口部6を通して添接板3を鋼製セグメント1内に内蔵さ
せることが出来るように構成されている。この場合、鋼
製セグメント1内で、前記添接板3は必要に応じ一つま
たは複数のボルト10,ナット11により、または図示
しない粘着テープ等により各主桁2,2aに仮固定す
る。このようにすると鋼製セグメント1を搬送する時
に、または組立て時に添接板3がずれ移動して鋼製セグ
メント1から突出することがないので、セグメントを組
み立てる時に鋼製セグメント1から突出物がないため、
鋼製セグメント1を回動、回転あるいは吊り上げまたは
吊り下げる場合に好都合である。
【0013】さらに、前記鋼製セグメント1の主桁2と
端板4の外側面一端部には、環状の止水パッキン(図示
省略する)を嵌合するための凹溝13が形成されてい
る。なお、端板4において、開口部6が存在するが、こ
の開口部6の上下側に連続部分4aまたは端部腕片4b
が存在するので、前記凹溝13を連続的に形成するうえ
での不具合はなく、後述のように、鋼製セグメント1を
前後左右に連接する際の、凹溝13に嵌合する環状の止
水パッキンによる止水性は完全なものとなる。また、端
板4には、複数の鋼製セグメント1を連接する際の仮組
み用のボルト挿入孔14が複数設けられている。
【0014】次に鋼製セグメントの仮組立工程について
説明する。図1〜図3に示した鋼製セグメント1を使用
して例えば、矩形断面のトンネルの内壁を構成すべく、
鋼製セグメント環状体を仮組みする場合には、図5〜図
10のように行なう。図5は、本発明の鋼製セグメント
1が矩形断面のトンネル15の内壁として構成された例
を示し、図6と図7は前記のトンネル15の内壁の下方
を見た図で、各図における矢印F方向がトンネル軸方向
で、図5において、ボルト10とナット11で添接板3
を主桁2,2aに取付けてある側が既設側であり、ボル
ト,ナットが未だ取付けられていない側が新設側であ
る。
【0015】そして、各図に示すように、既設の鋼製セ
グメント1の端板4(仮組立用の継手板に相当する)
に、新設の鋼製セグメント1の端板4を当接させ、これ
らの端板4に設けられている仮結合用ボルト孔にわたっ
て仮固定用のボルト,ナット17により既設の鋼製セグ
メント1に新設の鋼製セグメント1を仮固定する。この
ような工程を順次行って、図5に示すような矩形等の環
状のセグメント環状体を築造する。なお、矩形環状体の
場合には四隅部にそれぞれ側面かL形の鋼製セグメント
が配設される(但し、図示省略する)。
【0016】次に既設の矩形環状体側の鋼製セグメント
1における新設側に当接されている主桁2の内面に配設
されている添接板3と、新設の矩形環状体における既設
側の主桁2内面に配設されている添接板3とを同方向に
引出し、隣接する鋼製セグメント1の各主桁2に重合し
て、前記添接板3を2枚の間に前記主桁2を2枚はさん
で、これらに渡って挿通されるボルト10およびナット
11により緊定する。
【0017】また新設の各鋼製セグメント1の中間主桁
2aに仮止め配置されている添接板3も同様に同方向に
引き出して主桁長手方向に隣接する鋼製セグメント1に
おける中間主桁2aとボルト10およびナット11によ
り緊定する。
【0018】また、既設の鋼製セグメント1の、新設側
に当接されている鋼製セグメント1の主桁2,2aと新
設の鋼製セグメント1の主桁2,2aとは、これらのボ
ルト孔に挿通されるボルトおよびナットにより緊定す
る。
【0019】なお、新設の鋼製セグメント1の主桁2の
内面に仮止めされて残っている添接板3については、次
の新しく仮組みされる鋼製セグメント1による矩形環状
体が築造された後に引き出して、ボルトおよびナットに
より緊定する。また、前述のように、矩形環状体を築造
した鋼製セグメント1の前後左右間は、凹溝13に嵌合
した環状止水パッキングにより水密的に接合され、地中
の湧水が鋼製セグメント間から漏水することがない。
【0020】また、本発明の図示例では、各鋼製セグメ
ント1の一方の端板4から添接板3を引出して固定し、
また、セグメント内に引込んで内蔵できる構成としてあ
るが、本発明は、これに限定されない。例えば2種類の
鋼製セグメントを準備し、第1の鋼製セグメント1で
は、その両端の端板4から添接板3が引出せる構成と
し、第2の鋼製セグメント1には、前記添接板3は有さ
ず、この添接板3を挿入できる開口部6のみを両端の端
板4に有し、他の構成は第1の鋼製セグメント1と同じ
構成としてもよい。この場合、第1の鋼製セグメント1
においては、主桁2,2aの片面(一側面)に、それぞ
れ2枚の添接板3を重合しテープ等により主桁2,2a
に仮止めして配置しておくとよい。
【0021】さらに、前記実施の形態においては、平版
状の鋼製セグメント1を示したが、円弧状の主桁2,2
aを使用するとともに、円弧状の添接板にして円形状の
セグメントリングを築造することも可能である。またさ
らに、主桁2と、中間主桁2aと、端板4とスキンプレ
ート16とで囲まれた内部空間には、コンクリートまた
はモルタルを充填してもよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、一方
の鋼製セグメントの端板から突出する添接板を、他方の
鋼製セグメントの端板に開設した開口部から挿入し、互
いに接合する2つの鋼製セグメント内において、前記添
接板を主桁や中間主桁に沿わせ、固着具を用いてこれら
に固定することで、鋼製セグメントを接合するものであ
るから、例えば鋼製セグメントを連接して構成される矩
形断面その他のトンネル内壁の内側から力が加わり、鋼
製セグメント間を引離す方向に力が作用して、その力が
添接板に加わったとき、この添接板の力は、まず鋼製セ
グメントの主桁と中間主桁に伝わり、継手部である端板
には直に伝わらないので、この端板が部分的に変形する
などの不具合が生じない。そして、前記の引離し力は添
接板を介して力が分散されて鋼製セグメント全体で受け
られるので、鋼製セグメントが変形したり、接合部が変
形して隙間ができ、止水性が低下するがごとき不具合を
解消できるという効果を有する。
【0023】また、鋼製セグメントの端板に設ける添接
板挿通用の開口部は上下端まで開放していないから、シ
ールド掘削機の推進の際におけるジャッキ反力が添接板
や補強リブ等の前記開口部鋼板への偏心荷重とならず、
よって、これに抵抗する耐力が小さくなりにくく、大き
な耐力が維持できる。しかも、端板(つまり、各セグメ
ント間で接合している継手板)は、前記開口部の上下2
箇所に欠損のない部分を確保でき、この非欠損部分に防
水のための止水用シール材を自由に取付けることができ
て、高い止水性の鋼製セグメントが得られる。
【0024】また、鋼製セグメントの組立後に、添接板
をこのセグメントに取付けることは困難であるが、添接
板が開口部を貫通して主桁と中間主桁と摩擦接合する構
成としてあるので、セグメント組立前は、添接板をセグ
メント内に内蔵しておき、セグメント仮組後に添接板を
接合対象となるセグメントの主桁に沿わせて引出し、相
手方の鋼製セグメントの端板の開口部を通してその内部
に挿入する構成とすれば、容易に相手側の鋼製セグメン
トとの摩擦接合を構築できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1例に係る鋼製セグメントの斜視図で
ある。
【図2】添接板を内部に納めた状態の鋼製セグメントの
正面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図2のB−B断面図である。
【図5】本発明に係る鋼製セグメントを矩形断面のトン
ネル内壁として組立てた状態の断面説明図である。
【図6】図1の鋼製セグメントを複数接合している途中
の状態の正面図である。
【図7】図6における複数の鋼製セグメントの接合が終
了した状態の正面図である。
【図8】図7のC−C線に沿う断面図である。
【図9】図7のD−D線に沿う断面図である。
【図10】図7のE−E線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 鋼製セグメント 2 主桁 2a 中間主桁 3 鋼製添接板 4 端板 4a 連続部分 4b 端部腕片 5 中間縦リブ 6 添接板挿通用開口部 7 固着具 8 ボルト挿通孔 9 鋼製縦リブ 9a 鋼板腕片 10 ボルト 11 ナット 12 ボルト挿通用透孔 13 凹溝 14 ボルト挿入孔 15 トンネル 16 スキンプレート 17 仮固定用ボルト,ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−242480(JP,A) 実開 平4−46194(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 11/04 E21D 11/14

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主桁の端部に端板が設けられてなる鋼製
    セグメントにおいて、相対する第1と第2の鋼製セグメ
    ントの各端板の両端部に、開口部が凹溝状に開設され、
    前記開口部の上部側および下部側に鋼板の腕片が設けら
    れ、前記開口部を挿通してその奥側に位置する主桁に沿
    わせて固着できる添接板が、前記鋼製セグメントの端板
    の開口部を挿通して設けられ、かつ前記添接板の基端部
    を前記鋼製セグメントの主桁に沿わせ、固着具により前
    記主桁に固着させている構成を特徴とする鋼製セグメン
    ト。
  2. 【請求項2】 前記鋼製セグメントには、主桁と平行に
    中間主桁が設けられ、相対する第1と第2の鋼製セグメ
    ントの各端板の幅方向中間部の開口部は、矩形状で開口
    部の上部側および下部側に鋼板の連続部分が設けられ、
    前記開口部を挿通してその奥側に位置する前記中間主桁
    に沿わせて固着できる添接板が、前記鋼製セグメントの
    端板の開口部を挿通して設けられ、かつ前記添接板の基
    端部を前記鋼製セグメントの中間主桁に沿わせ、固着具
    により前記中間主桁に固着させている構成を特徴とする
    請求項1に記載の鋼製セグメント。
  3. 【請求項3】 前記鋼製セグメントにおける各添接板の
    固着具は、被締結部に対し着脱自在に設けられ、かつ各
    添接板は、前記鋼製セグメントの端板から引出し可能に
    設けられると共に、鋼製セグメント内に内蔵されて仮固
    定される構成としたことを特徴とする請求項1又は2に
    記載の鋼製セグメント。
  4. 【請求項4】 主桁の端部に端板が設けられてなる第1
    と第2の鋼製セグメントの継手構造において、基端側
    が、前記第1の鋼製セグメントの主桁と中間主桁の一方
    又は両方に沿わされて固着具で固定され、かつ先端側が
    前記主桁と中間主桁に対し直角配置の補強リブに開設さ
    れた開口部および、前記端板に開設された開口部を挿通
    して前記端板から突出している添接板が、前記第2の鋼
    製セグメントの端板に開設した開口部から挿入され、か
    つこの第2の鋼製セグメントの主桁又は中間主桁に沿わ
    されて固定具により固着されている構成を特徴とする鋼
    製セグメントの継手構造。
  5. 【請求項5】 主桁の端部に端板が設けられてなる第1
    と第2の鋼製セグメントの接合方法において、第1の鋼
    製セグメントの前記主桁に沿わせ、かつ仮固定された状
    態で第1の鋼製セグメントに内蔵されている添接板を、
    前記主桁に沿って、かつ主桁と直角配置の補強リブの開
    口部を通して移動させ前記端板に開設の開口部から引出
    したうえ、この添接板の基端側を前記主桁に固着具を用
    いて固定し、この添接板の先端側を第2の鋼製セグメン
    トの端板の開口部から挿入し、前記主桁と直角配置の補
    強リブの開口部を通して前記主桁に沿わせ、固着具を用
    いてこの主桁に固定することを特徴とする鋼製セグメン
    トの接合方法。
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