JP3013809B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP3013809B2
JP3013809B2 JP9150053A JP15005397A JP3013809B2 JP 3013809 B2 JP3013809 B2 JP 3013809B2 JP 9150053 A JP9150053 A JP 9150053A JP 15005397 A JP15005397 A JP 15005397A JP 3013809 B2 JP3013809 B2 JP 3013809B2
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conductor
hole
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metal
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    • H05K3/0058Laminating printed circuit boards onto other substrates, e.g. metallic substrates
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  • Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置及びその
製造方法に関し、特にフィルム状絶縁体を基体とした半
導体装置用パッケージを有する半導体装置及びその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フィルム状絶縁体を用いた半導体
装置用パッケージとしては、「TCP」と称されるテー
プキャリアパッケージが用いられている。これは、外部
端子を4方向に並行導出した構造を有しており、半導体
チップとパッケージの接続にはTABと称される接続技
術を用いていた。
【0003】このTCPは、近年の半導体装置の多端子
化に対応するため、端子導出位置をフィルム状絶縁体の
平面部へ格子状に展開し、これに合わせ端子形状も矩形
から球状に変えたBGA(ボールグリッドアレイ)とな
った。BGAは、パッケージ基体の種類によりその呼称
を分け、フィルム状絶縁体を使用するものは、「テープ
BGA」と総称されている。
【0004】図8、及び図9にテープBGAの平面図お
よび断面図をそれぞれ示す。図8及び図9に示したよう
に、テープBGAでも、絶縁フィルム31に半導体チッ
プ32と接続される導体33を形成し、絶縁フィルム3
1の平面上には外部との電気接続を行う半田ボール34
を格子状に配置している。半導体チップ32は、チップ
表面を樹脂35により外気から封止され、絶縁フィルム
31と合わせて金属板36と接着剤37で固定されてい
る。金属板36の役割はパッケージ全体に剛性を持た
せ、ハンドリング性を向上する目的で施されている。
【0005】図8及び図9に示したテープBGAの問題
は、多ピン化に伴う微細化により導体33のインピーダ
ンスが増加し、高速動作に制限が加わる点にある。
【0006】この問題を解決するため、図10に示すよ
うに、絶縁フィルム38の両面に導体層を設け、一方を
半導体チップや外部端子と接続する導体39とし、もう
一方を接地電位となる接地プレーン40とし、導体39
がマイクロストリップ構造となることで、高速電気特性
を向上させたテープBGAや、あるいは図11に示すよ
うに、ハンドリング性を向上させる目的で設けた金属板
41を電気的に接続し導体42をマイクロストリップ化
したテープBGAも開発されている。
【0007】図11において、金属板41を接地電位と
するためには、まず半導体チップ43を固定する接着剤
44を導電性とし、半田ボール45(外部端子)直近に
スルーホール46を金属板41に設け、半田47で導体
42と接続する。これにより、接地電位の安定化を図
り、高速電気特性を向上させているが、金属板41と導
体42の半田付けでは、被接続物間に半田が濡れない絶
縁フィルム48や接着剤49が介在するため、安定した
電気接続を得るには複雑な製造プロセスを要する。
【0008】接続工程の概略を図12に示す。まず、半
田ボール45を取り付ける導体42と取り付け部直上の
絶縁フィルム48に100〜200μmのスルーホール
50を設ける。接着剤49はスルーホール50を避けて
塗布する。このスルーホール50位置に対応する金属板
41にも同様にスルーホール46を設ける。
【0009】このような状態で半田ボール45を取り付
け時に半田ボール45が溶融した状態で金属板41の絶
縁フィルム48を接着した面と反対面から真空吸着など
を行い溶融した半田ボール45を金属板41のスルーホ
ール51まで吸い上げる。これにより、金属板41と導
体42の電気的接続を確保するものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図1
0、および図11に示した高速電気特性を向上させたテ
ープBGAには、次のような問題がある。
【0011】すなわち図10に示したテープBGAで
は、2つの導体層を有するフィルムは高価で導体が1層
のものと比べ4〜5倍のコスト増加となる。
【0012】また図11に示したテープBGAは、製造
プロセスが複雑で真空吸着など特殊な装置を用いる必要
があり、製造コストの増大や製造工期の長期化などの問
題点がある。
【0013】したがって、本発明は、上記問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的は、安定した高速電
気特性を達成すると共に、簡便かつ安定した製造プロセ
スで製造できコストの増大を抑止する半導体装置及びそ
の製造方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の半導体装置は、半導体チップと電気的接続
を行う導体を支持するフィルム状絶縁体を基体として、
該基体の一平面に金属板を有し対面に外部接続端子を有
する半導体装置において前記金属板及び前記フィルム
状絶縁体が前記金属板と前記導体との接続位置に貫通孔
を備え、前記金属板の貫通孔内には、前記導体と接する
ように配置した金属球を備え前記金属球、及び、前記
貫通孔と前記金属球との間隙に充填されてなるロウ材に
より、前記金属板と前記導体と電気的接続されてい
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を用いて説明する。
【0016】[実施の形態1]図1、図2、及び図3
は、本発明の第1の実施の形態をなす半導体装置の平面
図、A−A′線断面図、及び背面図をそれぞれ示したも
のである。
【0017】図1〜図3を参照すると、この実施の形態
のテープBGAは、主な構成部材として、半導体チップ
1と電気的接続を行う導体2と、導体2を支持する絶縁
フィルム3と、外部端子として接続する半田ボール4
と、パッケージ全体の剛性を高めハンドリング性を向上
させる金属板5と、半導体チップ1を気密・保護する樹
脂6と、を備えて構成されており、半導体チップ1と金
属板5との電気的および機械的接続を行う導電性接着剤
7と、金属板5と絶縁フィルム3を接着する絶縁性接着
剤8と、導体2と金属板5を接続するために金属板5に
設けたスルーホール9内に導体2と接するように配置し
た金属球10と、を備えスルーホール9と金属球10の
隙間をロウ材11で充填している。
【0018】ここで、この実施の形態のテープBGAの
製造プロセスについて説明する。図4及び図5は、本発
明の第1の実施の形態の半導体装置の主要製造工程を工
程順に示した工程断面図である。なお図4及び図5は、
単に図面作成の都合で分図されたものである。
【0019】まず、パッケージ基体となる絶縁フィルム
3は導体2と一体化している。また、絶縁フィルム3に
は後工程で導体2と金属板5の電気接続を実施する箇所
と合致する部分にスルーホール12を設ける(図4
(A)参照)。
【0020】製造工程としては、まず半導体チップ1と
導体2を接続する(図4(B)参照)。このとき用いる
接続技術はTAB(Tape Automated B
onding)と呼ばれる金属間の加熱加圧接着技術を
用いる。
【0021】次に金属5に半導体チップ1接着部には
導電性接着剤7を、絶縁フィルム3の接着部には絶縁性
接着剤8を各々塗布し、金属板5と位置合わせして加熱
加圧接着する(図4(C)参照)。この接着の際、半導
体チップ1の表面を保護する必要があるためこの部分の
加圧は弾性ゴムなどを緩衝材として使用する。
【0022】次に金属板5に設けたスルーホール9に表
面にロウ材11を被着させた金属球10を挿入し(図4
(D)参照)、フラックスを供給し、ロウ材11を加熱
・溶融することで金属板5と導体2がロウ材11、金属
球10を介して電気的接続が行われる(図5(E)参
照)。
【0023】最終的に外部端子となる半田ボール4を位
置合わせし溶融接続し、樹脂6で半導体チップ1の周囲
を充填することでテープBGAは完成する(図5(F)
参照)。
【0024】半田ボール4と金属板5の接続に用いるロ
ウ材11はともに低融点金属から成るが、ロウ材11を
より高融点のものにすることで半田ボール4の接続時に
再溶融し位置ずれ等の不具合を防止することが可能とな
る。
【0025】以上のような構造および製造工程を採用す
ることで極めて簡便かつ安定した金属板の接続工程を得
ることが可能で、目的の高速電気特性を向上させたテー
プBGAを得ることができる。
【0026】[実施の形態2]次に本発明の第2の実施
の形態について説明する。図6は、本発明の第2の実施
の形態をなす半導体装置の断面を示す図である。
【0027】図6を参照すると、金属球12とロウ材1
3による接続箇所を半導体チップ14側の絶縁フィルム
15上A部と、外部端子である半田ボール16直上の絶
縁フィルム15上B部の2箇所としている。
【0028】半導体チップ14は例えば1GHz近い高
周波領域での動作中、導体的性質より誘電体的な性質が
強まるため、前記第1の実施の形態の構造では、接地電
位が不安定になることがあり、半導体チップ14近傍で
の導通が必要となってくる。
【0029】この第2の実施の形態の場合、導体17の
形成パターンは半導体チップ14の近傍ほど微細化され
ているのが一般で、これに従いA部の寸法は、B部のそ
れに対して微細化する必要がある。ただし、半導体装置
の製造プロセスは第1の実施の形態と同様となる。
【0030】[実施の形態3]次に本発明の第3の実施
の形態について説明する。図7は、本発明の第3の実施
の形態をなす半導体装置の断面を示す図である。
【0031】図7に示した半導体装置では、特願平8−
137224号(本願出願時未公開)の明細書によるも
のを基本としている。この半導体装置では、絶縁フィル
ム18の両面に導体を設け一方を信号線19、もう一方
を電源層20として使用する。この3層構造を呈した基
体を絶縁性接着剤21で金属板22と接着する。半導体
チップ23との接続はボンディングワイヤ24で接続す
る。接続工法は熱圧着法などとなる。
【0032】この半導体装置でも金属板22を接地電位
で使用するため、外部端子である半田ボール25と電気
的接続を行う必要がある。従って、本発明の特徴をな
す、金属球26とロウ材27による接続を、半田ボール
25直上で行う。
【0033】このとき金属球26の接続パターン28と
電源層20は絶縁分離できるようにパターニングしてお
く。また半導体チップ23近傍での金属板22の接地電
位への接続は、半導体チップ23からボンディングワイ
ヤ24を直接金属板22へ熱圧着することで対処する。
【0034】このような構造を採用することで、絶縁フ
ィルムの両面に導体層を有する基体を用いた場合でも電
源層の設置という高付加価値を与えることが可能で、か
つTAB技術よりも製造コストが廉価なワイヤボンディ
ングを製造プロセスで採用することで半導体装置全体で
の価格上昇を抑えている。
【0035】
【実施例】上記した実施の形態について更に詳細に説明
すべく、本発明の実施例について図面参照して以下に説
明する。
【0036】[実施例1]図1〜図3は、本発明の一実
施例を示す平面図、A−A′断面図、背面図である。図
1〜図3を参照すると、本発明の一実施例のテープBG
Aは、半導体チップ1と電気的接続を行う厚さ10〜2
0μmの導体2と導体2を支持する厚さ50〜75μm
の絶縁フィルム3、外部端子として接続する直径0.7
〜0.8mmで融点200℃前後の例えば錫鉛共晶合金
から成る半田ボール4、パッケージ全体の剛性を高めハ
ンドリング性を向上させる金属板5、および半導体チッ
プ1を気密・保護する樹脂6、を含んで構成されてい
る。
【0037】金属板5は半導体チップ1固着部が厚さ
0.2mm程度で、その他の部分が0.5mm程度の凹
形状となっている。半導体チップ1と金属板5の電気的
および機械的接続を行うAg入りエポキシ樹脂などの導
電性接着剤7と金属板5と絶縁フィルム3を接着する絶
縁性接着剤8、導体2と金属板5を接続するために金属
板5に設けた直径0.5〜0.8mm程度で断面が絶縁
フィルム3側が細くなるテーパー形状を呈したスルーホ
ール9内に導体2と接するように配置した直径0.5〜
0.6mmで銅などから成る金属球10とスルーホール
9と金属球10の隙間を鉛95%、錫5%合金などの3
00℃前後の融点を有するロウ材11で充填している。
【0038】ここで、本発明の一実施例のテープBGA
の製造プロセスについて説明する。図4及び図5は本発
明の一実施例の主要製造工程を工程順に示した工程断面
図である。
【0039】まず、パッケージ基体となる絶縁フィルム
3は導体2と一体化している。また、絶縁フィルム3に
は後工程で導体2と金属板5の電気接続を実施する箇所
と合致する部分にスルーホール12を設ける(図4
(A)参照)。
【0040】製造工程としては、まず半導体チップ1と
導体2を接続する(図4(B)参照)。このとき用いる
接続技術はTAB(Tape Automated B
onding)と呼ばれる金属間の加熱加圧接着技術を
用いる。
【0041】次に、金属板5に半導体チップ1接着部に
は導電性接着剤7を、絶縁フィルム3接着部には絶縁性
接着剤8を各々塗布し、金属板5と位置合わせし加熱加
圧接着する(図4(C)参照)。この接着の際、半導体
チップ1の表面を保護する必要があるためこの部分の加
圧は弾性ゴムなどを緩衝材として使用する。
【0042】次に、金属板5に設けたスルーホール9の
表面にロウ材11を10〜20μmの厚さで被着させた
金属球10を挿入し(図4(D)参照)、フラックスを
供給しロウ材11を加熱・溶融することで金属板5と導
体2がロウ材11、金属球10を介して電気的接続が行
われる(図5(E)参照)。
【0043】最終的に、外部端子となる半田ボール4を
位置合わせし溶融接続し、樹脂6で半導体チップ1の周
囲を充填することでテープBGAは完成する(図5
(F)参照)。
【0044】半田ボール4と金属板5の接続に用いるロ
ウ材11はともに低融点金属から成るが、ロウ材11を
より高融点のものにすることで半田ボール4の接続時に
再溶融し位置ずれ等の不具合を防止することが可能とな
る。
【0045】以上のような構造および製造工程を採用す
ることで極めて簡便かつ安定した金属板の接続工程を得
ることが可能で、目的の高速電気特性を向上させたテー
プBGAを得ることができる。
【0046】[実施例2]次に第2の実施例について説
明する。図6は本発明の第2の実施例を示す断面図であ
る。
【0047】図6を参照すると、金属球12とロウ材1
3による接続箇所を半導体チップ14側の絶縁フィルム
15上A部と外部端子である半田ボール16直上の絶縁
フィルム15上B部の2箇所としている。
【0048】半導体チップ14は1GHz近い高周波領
域での動作中は導体的性質より比誘電率:εs=12程
度の誘電体的な性質が強まるため第1の実施例の構造で
は接地電位が不安定になりやすく半導体チップ14近傍
での低抵抗による導通が必要となってくる。この第2の
実施例の場合、導体17の形成パターンは半導体チップ
14の近傍ほど微細化されているのが一般で、これに従
いA部の寸法は、B部のそれに対して微細化する必要が
ある。例えば、A部スルーホールの最小直径は0.2〜
0.3であるのに対し、B部のそれは第1の実施例と同
様に0.5mm程度である。このスルーホールの大きさ
に合わせて金属球の大きさも変化させ、A部では0.2
5mm程度、B部では0.6mm程度の直径の金属球を
使用する。ただし、半導体装置の製造プロセスは第1の
実施例と同様となる。
【0049】[実施例3]次に本発明の第3の実施例に
ついて説明する。図7は、本発明の第3の実施例を示す
断面図である。
【0050】図7に示した半導体装置では、上記特願平
8−137224号明細書によるものを基本としてい
る。この半導体装置では、絶縁フィルム18の両面に導
体を設け一方を信号線19、もう一方を電源層20とし
て使用する。この3層構造を呈した基体をポリイミド系
の絶縁性接着剤21で厚さ0.2mm程度で中央部を凹
状に折り曲げ加工した金属板22と接着する。半導体チ
ップ23との接続は直径20〜30μmのボンディング
ワイヤ24で接続する。接続工法は熱圧着法などとな
る。この半導体装置でも金属板22を接地電位で使用す
るため、外部端子である半田ボール25と電気的接続を
実施する必要がある。従って本発明である金属球26と
ロウ材27による接続を半田ボール25直上で実施す
る。金属球26とロウ材27は先の実施例と同様の材質
でよい。このとき金属球26の接続パターン28と電源
層20は絶縁分離できるようにパターニングしておく。
また半導体チップ23近傍での金属板22の接地電位へ
の接続は、半導体チップ23からボンディングワイヤ2
4を直接金属板22へ熱圧着することで対処する。
【0051】このような構造を採用することで、絶縁フ
ィルムの両面に導体層を有する基体を用いた場合でも電
源層の設置という高付加価値を与えることが可能で、か
つTAB技術よりも製造コストが廉価なワイヤボンディ
ングを製造プロセスで採用することで半導体装置全体で
の価格上昇を抑えている。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明の半導体装置
によれば、半導体装置の剛性を確保する金属板とパッケ
ージ基体上の導体との電気的接続を施し、接続部はロウ
材と金属球により構成され、金属板に金属球と嵌合する
スルーホールを設けた構造を有することで、安定した高
速電気特性と簡便かつ安定した製造プロセスを得ること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の平面図である。
【図2】図1のA−A′線断面図である。
【図3】図1の背面図である。
【図4】本発明の一実施例の製造工程図である。
【図5】本発明の一実施例の製造工程図である。
【図6】本発明の第2の実施例の断面図である。
【図7】本発明の第3の実施例の断面図である。
【図8】従来のテープBGAの平面図(接地電位層な
し)である。
【図9】従来のテープBGAの断面図(設置電位層な
し)である。
【図10】従来のテープBGAの断面図(接地電位層:
導体層)である。
【図11】従来のテープBGAの断面図(接地電位層:
金属板)である。
【図12】図11のテープBGAの接続部分概略図であ
る。
【符号の説明】
1、14、23 半導体チップ 2、17 導体 3、15、18 絶縁フィルム 4、16、25 半田ボール 5、22 金属板 6 樹脂 7 導電性接着剤 8、21 絶縁性接着剤 9 スルーホール 10、12 金属球 11、13 ロウ材 19 信号線 20 電源層 24 ボンディングワイヤ 31、38、48 絶縁フィルム 32、43 半導体チップ 33、39、42 導体 32、45 半田ボール 35 樹脂 36、41 金属板 37、44、49 接着剤 40 接地プレーン 46、50、51 スルーホール 47 半田
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 1/05 H05K 1/11 H05K 3/40 H05K 3/44

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体チップと電気的接続を行う導体を支
    持するフィルム状絶縁体を基体として、該基体の一平面
    に金属板を有し対面に外部接続端子を有する半導体装置
    において、前記金属板及び前記フィルム状絶縁体が、前記金属板と
    前記導体との接続位置に貫通孔を備え、 前記金属板の貫通孔内には、前記導体と接するように配
    置した金属球を備え前記金属球、及び、前記貫通孔と
    前記金属球との間隙に充填されてなるロウ材により、
    記金属板と前記導体とが電気的に接続されてる、こと
    を特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】前記金属板の前記貫通孔が前記対面側に漏
    斗状に狭められ、前記金属球が前記貫通孔の漏斗状に狭
    められた側の開口端部から前記フィルム状絶縁体の前記
    貫通孔側に突出して前記導体と接している、ことを特徴
    とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】前記金属球とロウ材により前記金属板と前
    記導体箔との電気的接続がとられる箇所が、前記外部接
    続端子の位置の直上に位置するか、又は、前記外部接続
    端子の位置の直上と前記外部接続端子の位置よりも前記
    半導体チップに近い側に位置している、ことを特徴とす
    る請求項1又は2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】半導体チップと電気的接続を行う導体を支
    持するフィルム状絶縁体を基体とし、前記基体の一面側
    にパッケージ全体の剛性を高める金属板を備え、対面に
    外部接続端子を有する半導体装置の製造方法において前記金属板及びフィルム状絶縁体の 前記導体と前記金属
    板との電気的な接続をとる位置に貫通孔を設け、前記金属板の前記貫通孔に金属球を挿入し、前記金属球
    は、前記金属板の前記貫通孔から突出して 前記導体と
    接するように配置され、 前記貫通孔と前記金属球の間隙をロウ材で充填すること
    で、前記導体と前記金属板とを電気的に接続する、こと
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】前記貫通孔が前記対面側に漏斗状に狭めら
    れ、前記金属球が前記貫通孔の漏斗状に狭められた側の
    開口端部から前記フィルム状絶縁体の前記貫通孔側に突
    出して前記導体と接する、ことを特徴とする請求項4記
    載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】前記金属板の前記貫通孔に、表面にロウ材
    を被着させた前記金属球を挿入し、フラックスを供給し
    前記ロウ材を加熱・溶融させることで、前記金属板と前
    記導体とが前記金属球及び前記ロウ材を介して電気的接
    続が行われる、ことを特徴とする請求項4又は5記載の
    半導体装置の製造方法
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