JP3013649B2 - 接続金具 - Google Patents

接続金具

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JP3013649B2
JP3013649B2 JP5079008A JP7900893A JP3013649B2 JP 3013649 B2 JP3013649 B2 JP 3013649B2 JP 5079008 A JP5079008 A JP 5079008A JP 7900893 A JP7900893 A JP 7900893A JP 3013649 B2 JP3013649 B2 JP 3013649B2
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収一 金川
篤 中村
博文 西脇
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車、船舶、航空機
等の移動体のほか産業機械等の電気配線回路、いわゆる
ワイヤーハーネスにおいて、電線と電線あるいは電線と
接続端子とを互いに接合する際に用いられる圧着部を有
する接続金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ワイヤーハーネスにおける電線と
電線相互間や電線と接続端子相互間の接合は、一般に機
械式圧着により行われており、例えば図4に示すよう
に、電線1と電線2相互間の接合においては、各電線
1,2の互いに接合される部分の絶縁被覆樹脂1a,2
aを剥取処理して各電線1,2の芯線部1b,2bを露
出させた後(被覆剥取処理工程)、銅または銅合金等か
らなる金属板の接続金具3により、露出された各芯線部
1b,2bを抱持状にまとめて加圧することにより圧着
接合し(圧着接合工程)、電気的な接続を得ていた。
【0003】また、図5に示すように、電線4と接続端
である接続金具5相互間の接合においては、電線4の
端部の絶縁被覆樹脂4aを剥取処理して芯線部4bを露
出させた後(被覆剥取処理工程)、銅または銅合金等か
らなる接続金具5に一体的に形成された圧着6によ
り、露出された芯線部4bを抱持状として加圧すること
により圧着接合し(圧着接合工程)、電気的接続を得て
いた。
【0004】ところで、このような接続金具の加圧は、
接続金具3を例にとると図6に示すようにして行われ
る。
【0005】即ち、図6に示すように2本の電線1,2
の接合に用いられる接続金具3は断面がほぼU字状をな
し、複数個の金具3の一側の下端が長尺の送り板7に一
体に一定間隔で連結して形成され、送り板7が図外の移
動手段により一方向に移動されて各金具3が後述する加
圧装置の位置に順次に搬送される。
【0006】このとき、送り板7には各金具3の間隔と
同じピッチで送り穴8が透設され、この送り穴8の位置
に基づいて金具3の検出が行われる。
【0007】また、各金具3は後述するように加圧圧着
されると同時に、送り板7から切り離されるようになっ
ている。
【0008】つぎに、加圧装置について説明すると、図
6に示すように、アンビル11とクリンパ12とから成
り、アンビル11は所定位置に固定され、その上面13
は若干の凹状曲面となっており、このアンビル11の上
面13に金具3が載置され更にその金具3の内側に電線
1,2の露出した芯線部分が配設される。
【0009】また、クリンパ12はアンビル11の上方
に上下動自在に配設され、加圧用の凹部14が下面に形
成され、この凹部14には、クリンパ12の加圧により
変形した金具3を案内する一対の凹状曲面14aと、こ
れら両凹状曲面14aの合流部に位置しアンビル11側
に突出した凸部14bとが形成され、両凹状曲面14a
の下部は外方へ広がって金具3を案内し易いようになっ
ている。
【0010】尚、クリンパ12は図外の油圧シリンダ等
により上下動される。
【0011】そして、送り板7の移動により金具3がア
ンビル11上に搬送されると、金具3の内側に両電線
1,2の芯線部分が配設され、クリンパ12が下動して
金具3がアンビル11,クリンパ12により加圧変形さ
れ、金具3が両電線1,2の芯線部分に圧着されたの
ち、金具3が送り板7から切断分離される。
【0012】また、図5に示すような電線4と接続金具
5との接合用の圧着部6も同様の加圧装置により加圧圧
着される。
【0013】ところで、近年の電子技術の発達により、
前記移動体や産業機器に使用されるセンサー等の電子部
品は増加の一途をたどり、センサーそのものも高度化し
たため、微弱な電気信号を伝える電気回路が増加して、
従来問題にならなかった電気的接続部の電気抵抗が大き
な障害となってきた。
【0014】また、各種電気・電子機器が各種移動体に
搭載され、電源(例えば自動車にあってはバッテリー)
電流も大きくなり、電線接続部分における接触抵抗の増
加は、エネルギーロスや最悪の場合には発熱による電気
回路の損傷、火災を引き起こすおそれもあった。
【0015】このため、上記した従来の機械圧着を行っ
た部分(圧着部)に超音波エネルギーを加え、内部の電
線同志を振動させることにより接触抵抗の低減を図るこ
とが考えられている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の接続
具の場合、図4,図5から明らかなように接続金具と芯
線部との接触面積が小さく、芯線部に到達する超音波エ
ネルギーが低いため、長時間にわたる超音波エネルギー
の付加を余儀なくされ、工程所要時間の長期化及び振動
に基づく摩擦熱による接続金具の損傷が生じるおそれが
ある。
【0017】そこで、この発明は上記のような問題点を
解消するためになされたもので、電線の芯線部への超音
波エネルギーの伝搬効率を改善し、接続金具を損傷する
ことなく接合部分の接触抵抗を低減できるようにするこ
とを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明に係る接続金具
は、断面略U字状に形成され電線の樹脂を剥取って露出
した芯線部に抱持状に圧着されたのち超音波溶接される
圧着部を有す接続金具であって、前記圧着部に、前記
芯線部に圧着された状態において、内方へ突出する複数
個の凸部を形成したことを特徴としている。
【0019】このとき、各凸部は加圧により形成したも
の、その他の部分よりも肉厚に形成したもののいずれで
あってもよい。
【0020】
【作用】この発明においては、複数個の凸部を設けるこ
とにより、圧着部と電線の芯線部との接触面積を増大で
きるため、芯線部に効果的に超音波エネルギーを伝搬す
ることが可能になり、短い時間のエネルギー付加で接触
抵抗の低減を図れる。
【0021】
【実施例】図1はこの発明の接続金具の一実施例の斜視
図、図2は図1のA−A′線における断面図、図3は動
作説明図である。
【0022】図1,図2に示すように、図4における
金具3に代え、銅,銅合金等の金属板からなり、加圧
圧着した状態において内方に突出した複数個の凸部21
を有する接続金具22を加圧変形し、電線1,2の露出
した芯線部1b,2bを接合し、その後この接続金具2
2を介して超音波溶接機により超音波エネルギーを接合
部分に付加し、電気的な接続を得ている。なお、この場
合、接続金具22全体 が電線1,2の露出した芯線部1
b,2bに圧着される圧着部となる。
【0023】そして、このように複数個の凸部21を形
成することによって、接続金具22と芯線部1b,2b
との接触面積を増大することができるため、上記したよ
うに超音波エネルギーを付加した場合に、凸部21がな
い従来型のものと比べて接触面積が増大した分、超音波
エネルギーの接合部分の内部への伝搬が効果的に行わ
れ、接合部分の内方中心部に同じエネルギーを与えるの
に要する時間は従来に比べて大幅に短くなる。
【0024】例えば、図3の超音波溶接時間と接触抵抗
との関係の測定結果から、本実施例の接続金具(図3中
の●印)の場合、上記したようにエネルギーの伝搬効率
が改善されたことに伴い、同じ溶接時間であっても従来
構造(図3中の○印)に比べて接触抵抗を低減すること
ができ、従来では1.0mΩ以下にするのに0.5秒以
上要していたものが、本実施例では0.3秒以下でよい
ことがわかる。
【0025】ところで、凸部21は接続金具22を製造
する段階に加圧等により形成しておいても、或いは接続
金具22を加圧圧着する際に同時に形成するようにして
もよい。
【0026】従って、電線1,2の接合工程の所要時間
を短縮することができると共に、従来のような長時間超
音波エネルギーを与えることに起因した摩擦熱による
金具22の損傷を防止しつつ接触抵抗を低減すること
ができる。
【0027】なお、上記実施例では各凸部21を加圧加
工により形成した場合について説明したが、各凸部21
が他の部分よりも肉厚に形成したものであっても上記実
施例と同等の効果を得ることができる。
【0028】また、上記した電線同志の接合以外に、図
5に示すような電線一端子間の接合にも、この発明を適
用できるのは勿論である。
【0029】
【発明の効果】以上のように、この発明の接続金具によ
れば、複数個の凸部を設けることにより、接続金具の圧
着部と電線の芯線部との接触面積を増大できるため、芯
線部に効果的に超音波エネルギーを伝搬して、短い時間
のエネルギー付加で接続金具を損傷することなく接触抵
抗の低減を図ることができ、自動車等の移動体や産業機
械において、駆動電源回路の発熱によるエネルギーロス
や、センサー等の低電圧低電流回路の信号特性の劣化を
防止することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の接続金具の一実施例の圧着状態の斜
視図である。
【図2】図1のA−A′線における断面図である。
【図3】図1の動作説明図である。
【図4】従来例の斜視図である。
【図5】他の従来例の斜視図である。
【図6】図4の圧着工程の説明図である。
【符号の説明】
1,2 電線 1a,2a 絶縁被覆樹脂 1b,2b 芯線部 21 凸部22 接続金具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−291676(JP,A) 特開 平2−223164(JP,A) 特開 昭58−25090(JP,A) 実公 昭55−13898(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 4/18 - 4/20 H01R 4/02 H01R 43/00 - 43/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面略U字状に形成され電線の樹脂を剥
    取って露出した芯線部に抱持状に圧着されたのち超音波
    溶接される圧着部を有す接続金具であって、前記圧着
    部に、前記芯線部に圧着された状態において、内方へ
    出する複数個の凸部を形成したことを特徴とする接続
    具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の接続金具において、前記
    各凸部が加圧により形成されていることを特徴とする
    金具。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の接続金具において、前記
    各凸部がその他の部分より肉厚に形成されて成ることを
    特徴とする接続金具。
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