JP3013591U - カーテンウォール用金属パネル - Google Patents

カーテンウォール用金属パネル

Info

Publication number
JP3013591U
JP3013591U JP1995000053U JP5395U JP3013591U JP 3013591 U JP3013591 U JP 3013591U JP 1995000053 U JP1995000053 U JP 1995000053U JP 5395 U JP5395 U JP 5395U JP 3013591 U JP3013591 U JP 3013591U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal panel
panel
mounting piece
flat surface
flat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1995000053U
Other languages
English (en)
Inventor
直臣 桜井
Original Assignee
川鉄金属工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 川鉄金属工業株式会社 filed Critical 川鉄金属工業株式会社
Priority to JP1995000053U priority Critical patent/JP3013591U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3013591U publication Critical patent/JP3013591U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 取り付けピースの断面性能を改善し、少ない
材料で十分な取り付け強度を実現する。 【構成】 四辺形状の金属パネル2の周囲に形成された
折り曲げ面21の内側に、この金属パネル2に取り付ける
ための第1の平面部301 と、この第1の平面部301 から
パネル内側に直角に折り曲げて形成した第2の平面部30
2 と、これからさらに直角に曲げ戻して形成したユニッ
ト枠1に取り付けるための第3の平面部303 により構成
される取り付けピース30を、これらの折り曲げ線がパネ
ル面と直角方向になるように取り付けて構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、鉄骨造等の建築物の外壁のカーテンウォールに使用されるパネルユ ニットにおける金属パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
鉄骨造等の低層または高層の建築物においては、軽量化や現場作業の省力化を 図る目的で、工場において予め製造したパネルユニットを建築物の梁材や床材等 の躯体部分に直接取り付けて非耐力の外壁を形成するカーテンウォール工法が広 く採用されている。
【0003】 パネルユニットに使用する金属パネルは、処理設備による素材の大きさからの 制約と、低剛性のための取扱い上の制約から、1500mm×2000mm程度の大きさのも のしか製作できない。このため、大判のカーテンウォールとして使用するには、 図5、6に示すように、複数枚の金属パネル2を、予め製作したユニット枠1に 組み付けて大判のパネルユニットとし、これを建築物に取り付ける方法がとられ ている。
【0004】 また、ユニット枠によらずに単独の金属パネルを建築物の外壁に直接取り付け る場合は、図7に示すように、金属パネル2の周囲に形成された折り曲げ面21に 取り付けられた断面略L字型の取り付けピース35を介して、予め建築物の外面に 取り付けられているパネル取り付け用下地骨材9に、取付け用ビス4で止め付け るという方法が多く用いられている。この場合、取り付けピースを隣の金属パネ ルと交互になるようにし、取り付けピースの取り付け部が互いにラップするよう に配置することにより、目地幅が広くなるのを防止している。
【0005】 ところで、この取り付け構造をパネルユニットに適用すると、金属パネルの外 側に出ている取り付けピースのため、ユニット枠の外形が大きくなり、パネルユ ニット間に形成される目地の幅が広くなってしまう。この問題点を解消し、ユニ ット枠の外形を金属パネル外形より小さくするため、取り付けピースを金属パネ ルの内側に取り付ける取り付け構造が実開平4−101417号公報に記載されている 。これを図8、9に示す。(なお、図9は図8にもとづいて本考案者が作成した 斜視図であり、上記公報に記載されているものではない。)1はユニット枠、2 は金属パネル、21はその周囲に形成された折り曲げ面、36はパネルをユニット枠 1に取り付ける取り付けピース、4はビス、Fはユニット枠1を躯体Sに固定す るファスナである。
【0006】 ユニット枠1は金属パネル2の外形よりも内側にあり、取り付けピース36は金 属パネル2の周囲に形成された折り曲げ面21の内面に、内側のユニット枠1に向 かって取り付けられている。 取り付けピース36は、逆方向に2回折り曲げた3つの平面部 361、 362、 363 により構成され、折り曲げ角度はいずれも鈍角であるから、金属パネル2に取り 付けられる第1の平面部とユニット枠1に取り付けられる第3の平面部とは互い に平行であり、その中間である第2の平面部はこれらと傾斜している。また、取 り付けピース36の折り曲げ面を金属パネル2自身の周囲の折り曲げ面と平行とな るように取り付けるため、パネル面と直角方向の力を受けると、取り付けピース 36の折り曲げ部分が容易に曲げ変形してしまい、これをカバーするために取り付 けピース36の板厚を厚くするか、寸法を大きくするか、取り付け数を多くするか のいずれかの方策をとる必要がある。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、取り付けピースの断面性能を改善し、少ない材料で十分な取り付 け強度を実現することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本考案は、四辺形状の金属パネルの周囲に形成された折り曲 げ面の内側に、この金属パネルに取り付けるための第1の平面部と、この第1の 平面部からパネル内側に直角に折り曲げて形成した第2の平面部と、第2の平面 部からさらに直角に曲げ戻して形成したユニット枠に取り付けるための第3の平 面部により構成される取り付けピースを、これらの折り曲げ線がパネル面と直角 方向になるように取り付けてなるカーテンウォール用金属パネルである。
【0009】 請求項2に記載の本考案は、取り付けピースの第1の平面部は狭幅であり、こ れに連続する第2の平面部の一部を幅方向に切り欠いてこれと同幅とした請求項 1に記載のカーテンウォール用金属パネルである。 請求項3に記載の本考案は、取り付けピースの第3の平面部の先端に設けたビ ス孔が金属パネルの折り曲げ面よりも外側にあるような寸法とした請求項1また は2に記載のカーテンウォール用金属パネルである。
【0010】 請求項4に記載の本考案は、取り付けピースの第3の平面部の先端に設けたビ ス孔が金属パネルの折り曲げ面の内側にあるような寸法とするとともに対応する 金属パネルの折り曲げ面にドライバーが貫通できる大きさの孔を設けた請求項1 または2に記載のカーテンウォール用金属パネルである。 請求項5に記載の本発明は、取り付けピースの第2の平面部および第3の平面 部を、第1の平面部の両側に形成した請求項1ないし4のいずれかに記載のカー テンウォール用金属パネルである。
【0011】
【作 用】
本考案の取り付けピースは、折り曲げ線がパネル面と直角方向になるように取 り付けることにより、パネル面と直角方向の力に対する断面性能が格段に向上す るため、取り付けピースの数を少なくすることができる。 また、第2の平面に設けた切り欠きにより、パネル端縁に取り付けたガスケッ トの邪魔になることもない。
【0012】
【実施例】
実施例1 本考案の第1の実施例を図1に示す。2は金属パネル、21はその周囲に形成さ れた折り曲げ面、30は金属パネルを図示しないユニット枠に取り付ける取り付け ピース、5は金属パネル2の端縁に取り付けるガスケットである。
【0013】 本実施例の取り付けピース30は、逆方向に2回折り曲げた3つの平面部 301、 302、 303から構成され、折り曲げ角度はいずれも直角である。金属パネル2の 折り曲げ面21に対し、ビス止めあるいは溶接で第1の平面部301 を接合する。こ の際、取り付けピース36の折り曲げ線は、パネル表面と直角方向とする。 金属パネル2の折り曲げ面21に取り付けられる取り付けピース30の第1の平面 部301 は幅が狭いが、直角に立ち上がる第2の平面部302 と、ユニット枠に取り 付けられる第3の平面部303 は幅が広く、金属パネル2の裏面へ長く伸びている 。ただし、第2の平面部302 の下部は第1の平面部301 の幅を残して切り取られ ており、この切り欠き部304 は、金属パネル2の端縁に取り付けるガスケットに 対する逃がしである。第3の平面部303 の先端付近にユニット枠への取り付けビ ス孔305 が設けられている。
【0014】 取り付けピース30の第3の平面部303 は、第2の平面部302 の高さ分だけ第1 の平面部301 よりも金属パネル2の外形に対して内側にあるので、ユニット枠へ の取り付け位置をパネルの外形の内側にすることができ、ユニット同士を隣合わ せに使うとき、目地幅を自由に設定することができる。ただし、この点は図9に 示した実開平4−101417号公報記載のものも同様である。
【0015】 本考案では、取り付けピースの折り曲げ線がパネル表面と直角方向となってい るため、パネル表面と平行に折り曲げ形成したものよりも面方向の荷重に対して 断面性能が高い。また、パネル縁部の折り曲げ面21の先端には、雨水の侵入防止 のためのガスケット5をパネル縁部を包むように取り付けるが、切り欠き304 は このガスケットの取り付けを妨害することがなく、従ってガスケットの性能に悪 影響を及ぼすことがない。
【0016】 図2は、本実施例の金属パネルをユニット枠に取り付けた状態を示す部分断面 図で、1はユニット枠、2は金属パネル、30は取り付けピース、4はビス、5は 2次シールであるガスケット、6はバックアップ材、7は不定型シーリング材、 8は耐火ボードである。取り付けピース30のビス孔が金属パネル2よりも裏側に 位置しているから、ビス止め作業を容易に行うことができる。
【0017】 実施例2 本考案の第2の実施例を図3に示す。31は取り付けピースで、実施例1と同様 に逆方向に2回折り曲げた3つの平面部 311、 312、 313から構成され、折り曲 げ角度はいずれも直角である。金属パネル2の折り曲げ面21に対し、ビス止めあ るいは溶接で第1の平面部311 を接合する。この際、取り付けピース31の折り曲 げ線は、パネル表面と直角方向とする。
【0018】 実施例1との相違は、第2の平面部312 、第3の平面部313 の幅がやや短く、 ユニット枠への取り付けビス孔315 の位置が金属パネル2の折り曲げ面21にかか っている点である。このため、出荷の際等に金属パネル2を積み重ねる場合、取 り付けピース31がパネル裏面から突出しないから梱包等に便利である。ユニット 枠への取り付け作業に支障のないよう、ビス孔315 に対応する折り曲げ面21には ドライバーが貫通できるような大きめの孔211 を開けておく必要がある。
【0019】 実施例3 本考案の第3の実施例を図4に示す。32は取り付けピースで、実施例1との相 違は、実施例1における第2の平面部302 に相当する322a、322b、第3の平面部 303 に相当する323a、323bを、第1の平面部321 の両側に設けた点であり、1か 所の取り付けピースで2か所のビス止めを行うことができる。325a、325bはビス 孔である。
【0020】 なお、図示しないが、この実施例3と同様に、第2の実施例に示した取り付け ピース31を第1の平面部311 を中心として両側対称に形成してもよい。
【0021】
【考案の効果】
本考案の取り付けピースは、折り曲げ線がパネル面と直角方向になるように取 り付けるから断面性能が向上し、取り付けピースの数や板厚等を少なくすること ができ、材料を節減し作業効率が高まるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示す取り付けピースの
斜視図である。
【図2】本考案の第1の実施例を示す金属パネルの部分
断面図である。
【図3】本考案の第2の実施例を示す取り付けピースの
斜視図である。
【図4】本考案の第3の実施例を示す取り付けピースの
斜視図である。
【図5】本考案に係わるユニット枠を示す斜視図であ
る。
【図6】本考案に係わるパネルユニットを示す斜視図で
ある。
【図7】従来の金属パネル単体で外壁に使用する場合の
取り付け部を示す断面図。
【図8】従来の技術を示すバネルユニットの部分断面
図。
【図9】図8における従来例の取り付けピースを示す斜
視図。
【符号の説明】
1 ユニット枠 2 金属パネル 3、30、31、32、35 取り付けピース 4 ビス 5 ガスケット 6 バックアップ材 7 不定型シーリング材 8 耐火ボード 9 下地骨材

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四辺形状の金属パネル(2)の周囲に形
    成された折り曲げ面(21)の内側に、この金属パネル
    (2)に取り付けるための第1の平面部(301、311 、32
    1)と、この第1の平面部(301、311 、321)からパネル内
    側に直角に折り曲げて形成した第2の平面部(302、312
    、322)と、第2の平面部(302、312 、322)からさらに
    直角に曲げ戻して形成したユニット枠(1)に取り付け
    るための第3の平面部(303、313 、323)により構成され
    る取り付けピース (30、31、32) を、これらの折り曲げ
    線がパネル面と直角方向になるように取り付けてなるカ
    ーテンウォール用金属パネル。
  2. 【請求項2】 取り付けピースの第1の平面部(301、31
    1 、321)は狭幅であり、これに連続する第2の平面部(3
    02、312 、322)の一部を幅方向に切り欠いてこれと同幅
    とした請求項1に記載のカーテンウォール用金属パネ
    ル。
  3. 【請求項3】 取り付けピースの第3の平面部(303、31
    3 、323)の先端に設けたビス孔(305、315 、325)が金属
    パネルの折り曲げ面(21)よりも外側にあるような寸法
    とした請求項1または2に記載のカーテンウォール用金
    属パネル。
  4. 【請求項4】 取り付けピースの第3の平面部(303、31
    3 、323)の先端に設けたビス孔(305、315 、325)が金属
    パネルの折り曲げ面(21)の内側にあるような寸法とす
    るとともに対応する金属パネルの折り曲げ面にドライバ
    ーが貫通できる大きさの孔(211) を設けた請求項1また
    は2に記載のカーテンウォール用金属パネル。
  5. 【請求項5】 取り付けピースの第2の平面部(302、31
    2 、322)および第3の平面部(303、313 、323)を、第1
    の平面部(301、311 、321)の両側に形成した請求項1な
    いし4のいずれかに記載のカーテンウォール用金属パネ
    ル。
JP1995000053U 1995-01-12 1995-01-12 カーテンウォール用金属パネル Expired - Lifetime JP3013591U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995000053U JP3013591U (ja) 1995-01-12 1995-01-12 カーテンウォール用金属パネル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995000053U JP3013591U (ja) 1995-01-12 1995-01-12 カーテンウォール用金属パネル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3013591U true JP3013591U (ja) 1995-07-18

Family

ID=43149244

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1995000053U Expired - Lifetime JP3013591U (ja) 1995-01-12 1995-01-12 カーテンウォール用金属パネル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3013591U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3013591U (ja) カーテンウォール用金属パネル
JP6151511B2 (ja) 外壁構造
JPH0317988B2 (ja)
JP3013592U (ja) カーテンウォール用金属パネル
JP7050430B2 (ja) 外壁パネル、外壁構造および外壁施工方法
US20030140592A1 (en) Stud device for wall constructions
JP2020037802A (ja) 連結梁
JP3003603U (ja) 嵌合取付式外壁構造
JP3107749B2 (ja) スチ−ルハウスのフレ−ムの結合構造
JPH017778Y2 (ja)
JP2555546Y2 (ja) 配線ユニットの固定金具
JP2017145606A (ja) 合板ウエブ耐力制震壁による耐震構造およびその形成方法
JPS6357577B2 (ja)
JPH0727287Y2 (ja) Alc外壁パネル
JPH0533669Y2 (ja)
JPH0612109Y2 (ja) コーナパネル
JP6783508B2 (ja) 外壁構造
JPH0333853Y2 (ja)
JP3681629B2 (ja) 耐力壁のガセットプレートおよびその取付構造
JP3107748B2 (ja) スチ−ルハウスのフレ−ムの結合構造
JPH0715199B2 (ja) 嵌合用建築用板
JPH0533670Y2 (ja)
JPH0533668Y2 (ja)
JP2540801Y2 (ja) 金属製外壁板の接続固定構造
JPH08417Y2 (ja) 外装用ボックスパネルとその取付け構造