JP3013533B2 - 溶接線倣い方法 - Google Patents
溶接線倣い方法Info
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Description
るものである。
合、従来は図9に示すように、開先1の上方に配置した
溶接トーチ2を、点3の位置を中心として開先1の幅方
向4へ5〜6ミリの幅で揺動(ウイービング)させるよ
うにし、この時の溶接電流やアーク電圧などを検出し
て、図10に示すように、溶接トーチ2が揺動の中心位
置Cから左限位置Lまで揺動して再び揺動の中心位置C
へ戻ってくるまでの間の溶接電流値或いはアーク電圧値
の合計SLと、溶接トーチ2が揺動の中心位置Cから右
限位置Rまで揺動して再び揺動の中心位置Cへ戻ってく
るまでの間の溶接電流値或いはアーク電圧値の合計SR
とを比較し、両者が等しくなるように点3の位置を開先
1の幅方向4へ修正させることにより、溶接トーチ2を
溶接線に倣わせるようにしていた。
来の溶接線倣い方法には、以下のような問題があった。
グ)させる場合、溶接電流やアーク電圧の変化を確実に
検出させるために、溶接トーチ2の揺動の振り幅を5〜
6ミリと比較的大きく取らなければならないので、小脚
長の溶接ビードを得難いという問題や、揺動の振り幅が
大きいので高速溶接、特に薄板の高速溶接には向かない
という問題や、溶接トーチ2を揺動させた場合、三次元
的で複雑な溶接線の倣いには追従しきれないなどの問題
があった。
を揺動させずに溶接線に倣わせ得るようにした溶接線倣
い方法を提供することを目的とするものである。
線を基準としたトーチ高さ方向の最適位置及びトーチ高
さ方向と直交する平面内で溶接線と直交する方向の最適
位置並びに位置検出器からの溶接トーチの位置を演算制
御装置に入力し、該演算制御装置により、位置検出器か
ら検出された溶接トーチの位置、及び、溶接トーチの制
御軸がトーチ高さ方向の軸であるかトーチ高さと直交す
る平面内で溶接線と直交する方向の軸であるかというこ
と、並びに、溶接トーチの制御方向が溶接線に近付く方
向であるか離れる方向であるかということをパラメータ
として処理することによって、溶接トーチを、最適位置
で区分される領域内からトーチ高さ方向の最適位置近傍
で且つトーチ高さ方向と直交する平面内で溶接線と直交
する方向の最適位置近傍に位置させるようにし、この状
態から、更に演算制御装置により、位置検出器から検出
された溶接トーチの位置、及び、溶接トーチの制御軸が
トーチ高さ方向の軸であるかトーチ高さ方向と直交する
平面内で溶接線と直交する方向の軸であるかというこ
と、並びに、溶接トーチの制御方向が溶接線に近付く方
向であるか離れる方向であるかということ、をパラメー
タとして処理することによって、トーチ高さ方向の最適
位置を越えて溶接線に近付く動きとトーチ高さ方向の最
適位置を越えて溶接線から離れる動きとの往復運動、及
び、トーチ高さ方向と直交する平面内で溶接線と直交す
る方向の最適位置を越えて溶接線に近付く動きと前記溶
接線と直交する方向の最適位置を越えて溶接線から離れ
る動きとの往復運動、を交互に与えるようにし、溶接ト
ーチを三次元的な溶接線に倣わせることを特徴とする溶
接線倣い方法にかかるものである。
ーチを少くともトーチ高さ方向あるいはトーチ高さ方向
と直交する平面内で溶接線と直交する方向の一方へ連続
的に移動させて、溶接トーチをトーチ高さ方向の最適位
置近傍あるいは前記溶接線と直交する方向の最適位置近
傍まで寄せる請求項1記載の溶接線倣い方法にかかるも
のである。
トーチ高さ方向(Z軸)の最適位置及びトーチ高さ方向
と直交する平面内で溶接線と直交する方向(X−Y軸)
の最適位置並びに位置検出器からの溶接トーチの位置を
演算制御装置に入力し、位置検出器から検出された溶接
トーチの位置、及び、溶接トーチの制御軸がZ軸である
かX−Y軸であるかということ、並びに溶接トーチの制
御方向が溶接線に近付く方向であるか離れる方向である
かということをパラメータとして処理することによっ
て、溶接トーチは最適位置で区分される領域内からZ軸
の最適位置近傍で且つX−Y軸の最適位置近傍に位置
し、更に、位置検出装置から検出された溶接トーチの位
置、及び、溶接トーチの制御軸がZ軸であるかX−Y軸
であるかということ、並びに、溶接トーチの制御方向が
溶接線に近付く方向であるか離れる方向であるかという
ことをパラメータとして処理することによって、溶接ト
ーチは、Z軸の最適位置を越えて溶接線に近付く動きと
Z軸の最適位置を越えて溶接線から離れる動きとの往復
運動、及び、X−Y軸の最適位置を越えて溶接線に近付
く動きとX−Y軸の最適位置を越えて溶接線から離れる
動きを交互に行い、三次元的な溶接線に倣う。従って、
溶接トーチの位置、溶接トーチの制御軸、及び溶接トー
チの溶接線に対する近接離反をパラメータとして処理す
ることにより、溶接開始前には、溶接トーチを、最適位
置で区分される領域内からトーチ高さ方向の最適位置近
傍で且つトーチ高さ方向と直交する平面内で溶接線と直
交する方向の最適位置近傍に位置させることができる。
又、同様に溶接トーチの位置、溶接トーチの制御軸、及
び溶接トーチの溶接線に対する近接離反をパラメータと
して処理することにより、溶接時には、溶接トーチを、
溶接線に倣ってX−Y軸方向とZ軸方向へ往復運動させ
るようほぼ交互に移動させているので、溶接トーチを揺
動させずに済み、小脚長の溶接ビードを得ることや、高
速溶接、特に薄板の高速溶接を行うことが可能となると
共に、三次元的で複雑な溶接線に対して確実に溶接する
ことができる。
溶接トーチは少くともトーチ高さ方向あるいはトーチ高
さ方向と直交する平面内で溶接線と直交する方向の一方
へ連続的に移動されるので、トーチ高さ方向の最適位置
近傍あるいは前記溶接線と直交する方向の最適位置近傍
まで素早く寄せられる。
明する。
かれた曲面状の立板、7は水平板5と立板6とのコーナ
ー部に形成される曲線状の溶接線、8は溶接トーチであ
って、X軸、Y軸(共に水平で互いに直交する方向)、
Z軸(トーチ高さ方向)の三軸方向へ動き得るようにな
っている。9は上下方向、10は水平板5の長手方向
(溶接の進行方向)、11は水平板5の幅方向である
(通常は、溶接トーチ8の制御Z軸を上下方向9と、溶
接トーチ8の制御Y軸を長手方向10と、溶接トーチ8
の制御X軸を幅方向11と一致させるようにしてい
る)。
に対するX−Y方向(溶接線7上の各点における接線と
直交する方向、即ちトーチ高さ方向2と直交する平面内
で溶接線7と直交する方向であって、X軸方向の成分と
Y軸方向の成分とを後述する演算制御装置22の内部演
算によって合成して得ている)の最適位置13を設定す
るX−Y方向最適位置設定器、14は溶接トーチ8の溶
接線7に対するZ方向の最適位置15を設定するZ方向
最適位置設定器、16は溶接電流やアーク電圧に基づい
て溶接トーチ8の現在位置17を検出する位置検出器、
20は溶接トーチ8をX−Y方向へ移動させるトーチX
−Y方向移動装置、21は溶接トーチ8をZ方向へ移動
させるトーチZ方向移動装置、22はX−Y方向最適位
置設定器12からのX−Y方向の最適位置13、及び、
Z方向最適位置設定器14からのZ方向の最適位置1
5、並びに、位置検出器16からの溶接トーチ8の現在
位置17を入力し、溶接トーチ8の制御軸とその制御方
向をパラメータとして、図3のフローチャートに示すよ
うな制御を行うことにより、トーチX−Y方向駆動装置
20にトーチX−Y方向移動指令23を、又、トーチZ
方向駆動装置21にトーチZ方向移動指令24を交互に
出力し、溶接トーチ8をX−Y方向及びZ方向へ0.数
ミリ単位で交互に往復移動させる演算制御装置である。
最適位置13と溶接線7との間の範囲、26は溶接トー
チ8のZ方向の最適位置15と溶接線7との間の範囲、
27は範囲25内で且つ範囲26内の領域、28は範囲
25外で且つ範囲26内の領域、29は範囲25内で且
つ範囲26外の領域、30は範囲25外で且つ範囲26
外の領域である。
の溶接開始位置、白抜き点は溶接トーチ8の通過位置、
黒塗り点は溶接トーチ8の繰返し移動位置である。
方向最適位置設定器12からの溶接トーチ8のX−Y方
向の最適位置13、及び、Z方向最適位置設定器14か
らの溶接トーチ8のZ方向の最適位置15、並びに、位
置検出器16からの溶接トーチ8の現在位置17を入力
し、演算制御装置22で、溶接トーチ8の制御軸がX−
Y軸であるかZ軸であるかということと、制御方向が溶
接線7に近付く方向にあるか離れる方向にあるかという
ことをパラメータとして、図3のフローチャートに示す
ような制御を行うことにより、トーチX−Y方向駆動装
置20にトーチX−Y方向移動指令23を、又、トーチ
Z方向駆動装置21にトーチZ方向移動指令24をほぼ
交互に(溶接開始直後においては交互でない場合があ
る)出力して、溶接トーチ8をX−Y軸方向及びZ軸方
向へほぼ交互に、それぞれ最適位置13,15へ向け
0.数ミリ単位で往復移動させ、溶接トーチ8を溶接線
7に倣わせるようにする。
ートに示すように、先ず、初期設定として演算制御装置
22内部のフラグに、溶接トーチ8の制御軸をX−Y軸
と、又、溶接トーチ8の制御方向を溶接線7に近付く方
向と設定しておき、制御を開始する。
−Y軸でX−Y軸についての制御方向が溶接線7に近付
く方向となっているので、第一の条件分岐Aでは必ずイ
エスの側へと進むこととなり、そこで、位置検出器16
により溶接トーチ8の現在位置17を検出し、検出した
現在位置17に基づいて内部の条件分岐Dにより溶接ト
ーチ8の位置がX−Y軸方向の範囲25内にあるかどう
かを判断し、範囲25内にない場合には、溶接トーチ8
のX−Y軸についての制御方向を溶接線7に近付く方向
とし(指令a)、範囲25内にある場合には、溶接トー
チ8のX−Y軸についての制御方向を溶接線7から離れ
る方向に設定変更し(指令b)、その後、トーチX−Y
方向駆動装置20にトーチX−Y方向移動指令23を送
ってトーチX−Y方向駆動装置20により溶接トーチ8
をその方向へ0.数ミリ分移動させる。
と、再び、第一の条件分岐Aへ戻ってくるが、制御開始
時における溶接トーチ8の位置が範囲25外で且つX−
Y軸方向の最適位置13より大きく離れていた場合、第
一の条件分岐Aでイエスが繰返し成立し内部の条件分岐
Dでノーが成立し続けるので、溶接トーチ8が範囲25
内に入って指令bが出されるようになるまで指令aが繰
り返し出され、溶接トーチ8はX−Y軸方向で且つ溶接
線7に近付く方向へ連続的に移動されて最適位置13へ
と近付けられる。
溶接線7から離れる方向へ移動されるようになると、も
はや第一の条件分岐Aでイエスが成立しなくなるので、
第一の条件分岐Aへ戻ってきたときに第一の条件分岐A
から第二の条件分岐Bへ進み、且つ、制御軸がX−Y軸
のままなので、第二の条件分岐Bでは必ずイエス側へ進
められる。
接トーチ8の制御軸をZ軸に変更し、次に位置検出器1
6により溶接トーチ8の現在位置17を検出し、検出し
た現在位置17に基づいて内部の条件分岐Eにより溶接
トーチ8の位置がZ軸方向の範囲26内にあるかどうか
を判断し、範囲26内にない場合には、溶接トーチ8の
Z軸についての制御方向を溶接線7へ近付く方向とし
(指令c)、範囲26内にある場合には、溶接トーチ8
のZ軸についての制御方向を溶接線7から離れる方向と
し(指令d)、トーチZ方向駆動装置21にトーチZ方
向移動指令24を送ってトーチZ方向駆動装置21によ
り溶接トーチ8をその方向へ0.数ミリ分移動させる。
再び第一の条件分岐Aへ戻されるが、制御軸はZ軸とな
っているため、第一の条件分岐Aではノーが成立し、第
二の条件分岐Bでもノーが成立するので、必ず第三の条
件分岐Cへと進んでくる。
7に近付く方向かという第三の条件分岐Cでイエスが成
立する場合、位置検出器16により溶接トーチ8の現在
位置17を検出し、検出した現在位置17に基づいて内
部の条件分岐Fにより溶接トーチ8の位置がZ軸方向に
ついての範囲26内にあるかどうかを判断し、範囲26
内にない場合には、溶接トーチ8のZ軸についての制御
方向を溶接線7に近付く方向とし(指令e)、範囲26
内にある場合には、溶接トーチ8のZ軸についての制御
方向を溶接線7から離れる方向とし(指令f)、トーチ
Z方向駆動装置21にトーチZ方向移動指令24を送っ
てトーチZ方向駆動装置21により溶接トーチ8をその
方向へ0.数ミリ分移動させる。
で且つZ方向の最適位置15より大きく離れていた場
合、第一の条件分岐Aでノーが成立し、第二の条件分岐
Bでノーが成立し、第三の条件分岐Cでイエスが成立
し、内部の条件分岐Fでノーが成立し続けるので、溶接
トーチ8が範囲26内に入って指令fが出されるように
なるまで指令eが繰り返し出され、溶接トーチ8はZ軸
方向で且つ溶接線7に近付く方向へ連続的に移動されて
最適位置15へと近付けられる。
溶接線7から離れる方向へ移動されるようになると、も
はや第三の条件分岐Cでイエスが成立しなくなるので、
第一の条件分岐Aへ戻ってきたときに第一の条件分岐A
から第二の条件分岐Bへ進み、第三の条件分岐Cでノー
側へ進む。
チ8の制御軸をX−Y軸に変更し、位置検出器16によ
り溶接トーチ8の現在位置17を検出し、検出した現在
位置17に基づいて内部の条件分岐Gにより溶接トーチ
8の位置がX−Y軸方向の範囲25内にあるかどうかを
判断し、範囲25内にない場合には、溶接トーチ8のX
−Y軸についての制御方向を溶接線7に近付く方向とし
(指令g)、範囲25内にある場合には、溶接トーチ8
のX−Y軸についての制御方向を溶接線7から離れる方
向とし(指令h)、トーチX−Y方向駆動装置20にト
ーチX−Y方向移動指令23を送ってトーチX−Y方向
駆動装置20により溶接トーチ8をその方向へ0.数ミ
リ分移動させる。
御が行われ、指令aによって溶接トーチ8が移動された
後は第一の条件分岐Aのイエス側へ進み、指令bによっ
て溶接トーチ8が移動された後は第二の条件分岐Bのイ
エス側へ進み、指令cによって溶接トーチ8が移動され
た後は第三の条件分岐Cのイエス側へ進み、指令dによ
って溶接トーチ8が移動された後は第三の条件分岐Cの
ノー側へ進み、指令eによって溶接トーチ8が移動され
た後は第三の条件分岐Cのイエス側へ進み、指令fによ
って溶接トーチ8が移動された後は第三の条件分岐Cの
ノー側へ進み、指令gによって溶接トーチ8が移動され
た後は第一の条件分岐Aのイエス側へ進み、指令hによ
って溶接トーチ8が移動された後は第二の条件分岐Bの
イエス側へ進んで制御が繰返される。
具体的に述べると、溶接トーチ8の溶接開始位置(白抜
きの三角)が領域28にある場合には、図5に示すよう
に、溶接トーチ8は矢印a,a,b,d,g,b,d,
g,b,c,fの順に移動し、最終的に矢印c,f,
g,bで示すZ軸方向の往復移動とX−Y軸方向の往復
移動を交互に繰り返し、最適位置13,15を跨ぐ黒塗
りの点間の移動を繰返しつつ溶接線7に倣う。
にある場合には、図6に示すように、溶接トーチ8は矢
印a,a,b,c,e,f,g,b,cの順に移動し、
最終的に矢印c,f,g,bで示すZ軸方向の往復移動
とX−Y軸方向の往復移動を交互に繰り返し、最適位置
13,15を跨ぐ黒塗りの点間の移動を繰返しつつ溶接
線7に倣う。
る場合には、図7に示すように、溶接トーチ8は矢印
b,d,h,d,g,b,c,fの順に移動し、最終的
に矢印c,f,g,bで示すZ軸方向の往復移動とX−
Y軸方向の往復移動を交互に繰り返し、最適位置13,
15を跨ぐ黒塗りの点間の移動を繰返しつつ溶接線7に
倣う。
る場合には、図8に示すように、溶接トーチ8は矢印
b,c,e,f,h,c,f,g,bの順に移動し、最
終的に矢印c,f,g,bで示すZ軸方向の往復移動と
X−Y軸方向の往復移動を交互に繰り返し、最適位置1
3,15を跨ぐ黒塗りの点間の移動を繰返しつつ溶接線
7に倣う。
ので、溶接トーチ8は高精度で最適位置13,15に保
持されつつ溶接線7に倣うことができる。
させずに、X−Y軸方向とZ軸方向へ0.数ミリ単位で
ほぼ交互に移動させるようにしているので、小脚長の溶
接ビードを得ることが可能で、しかも、高速溶接、特に
薄板の高速溶接を行うことができ、更に、Z軸方向とX
−Y軸方向の両方向について位置制御を行っているの
で、三次元的で複雑な溶接線に対しても倣うことが可能
である。
れるものではなく、X−Y軸方向の制御をZ軸方向の制
御に優先させる代りにZ軸方向の制御をX−Y軸方向の
制御に優先させても良いこと、X−Y軸方向の制御をX
軸方向の制御とY軸方向の制御に分けて行っても良いこ
と、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において
種々変更を加え得ることは勿論である。
い方法によれば、溶接トーチの位置、溶接トーチの制御
軸、及び溶接トーチの溶接線に対する近接離反をパラメ
ータとして処理することにより、溶接開始前には、溶接
トーチを、最適位置で区分される領域内からトーチ高さ
方向の最適位置近傍で且つトーチ高さ方向と直交する平
面内で溶接線と直交する方向の最適位置近傍に位置させ
ることができる。又、同様に溶接トーチの位置、溶接ト
ーチの制御軸、及び溶接トーチの溶接線に対する近接離
反をパラメータとして処理することにより、溶接時に
は、溶接トーチを、溶接線に倣ってX−Y軸方向とZ軸
方向へ往復運動させるようほぼ交互に移動させているの
で、溶接トーチを揺動させずに済み、小脚長の溶接ビー
ドを得ることや、高速溶接、特に薄板の高速溶接を行う
ことが可能となると共に、三次元的で複雑な溶接線に対
して確実に溶接することができる。
示す斜視図である。
図である。
すフローチャートである。
す第一の図である。
す第二の図である。
す第三の図である。
す第四の図である。
示す図である。
アーク電圧と溶接トーチの位置との関係を表わすグラフ
である。
と直交する方向
Claims (2)
- 【請求項1】 溶接線を基準としたトーチ高さ方向の最
適位置及びトーチ高さ方向と直交する平面内で溶接線と
直交する方向の最適位置並びに位置検出器からの溶接ト
ーチの位置を演算制御装置に入力し、該演算制御装置に
より、位置検出器から検出された溶接トーチの位置、及
び、溶接トーチの制御軸がトーチ高さ方向の軸であるか
トーチ高さと直交する平面内で溶接線と直交する方向の
軸であるかということ、並びに、溶接トーチの制御方向
が溶接線に近付く方向であるか離れる方向であるかとい
うことをパラメータとして処理することによって、溶接
トーチを、最適位置で区分される領域内からトーチ高さ
方向の最適位置近傍で且つトーチ高さ方向と直交する平
面内で溶接線と直交する方向の最適位置近傍に位置させ
るようにし、この状態から、更に演算制御装置により、
位置検出器から検出された溶接トーチの位置、及び、溶
接トーチの制御軸がトーチ高さ方向の軸であるかトーチ
高さ方向と直交する平面内で溶接線と直交する方向の軸
であるかということ、並びに、溶接トーチの制御方向が
溶接線に近付く方向であるか離れる方向であるかという
こと、をパラメータとして処理することによって、トー
チ高さ方向の最適位置を越えて溶接線に近付く動きとト
ーチ高さ方向の最適位置を越えて溶接線から離れる動き
との往復運動、及び、トーチ高さ方向と直交する平面内
で溶接線と直交する方向の最適位置を越えて溶接線に近
付く動きと前記溶接線と直交する方向の最適位置を越え
て溶接線から離れる動きとの往復運動、を交互に与える
ようにし、溶接トーチを三次元的な溶接線に倣わせるこ
とを特徴とする溶接線倣い方法。 - 【請求項2】 溶接開始時に、溶接トーチを少くともト
ーチ高さ方向あるいはトーチ高さ方向と直交する平面内
で溶接線と直交する方向の一方へ連続的に移動させて、
溶接トーチをトーチ高さ方向の最適位置近傍あるいは前
記溶接線と直交する方向の最適位置近傍まで寄せる請求
項1記載の溶接線倣い方法。
Priority Applications (1)
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JP3216185A JP3013533B2 (ja) | 1991-08-02 | 1991-08-02 | 溶接線倣い方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH0538580A JPH0538580A (ja) | 1993-02-19 |
JP3013533B2 true JP3013533B2 (ja) | 2000-02-28 |
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CN103809525B (zh) * | 2014-01-26 | 2016-05-25 | 佛山市蓝箭电子股份有限公司 | 一种自动粘片机三维运动焊头的控制系统和控制方法 |
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- 1991-08-02 JP JP3216185A patent/JP3013533B2/ja not_active Expired - Fee Related
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