JP3013363U

JP3013363U - ゴミ袋

Info

Publication number: JP3013363U
Application number: JP1994013260U
Authority: JP
Inventors: 治男山下; 正輝緒賀
Original assignee: 社会福祉法人宇和島福祉協会
Priority date: 1994-10-26
Filing date: 1994-10-26
Publication date: 1995-07-11
Anticipated expiration: 2000-10-26

Abstract

(57)【要約】【目的】袋の封口を簡易且つ、密閉性良く行えるゴミ
袋を提供すること。【構成】ゴミ袋本体１に、粘着剤２を片面に塗布した
テープ３を設置し、このテープ３によって、ゴミを収納
した前記ゴミ袋本体１の入口部を巻回して閉塞すること
ができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はゴミ袋に関し、詳細にはゴミ袋の入口を封ずる機能を備えたゴミ袋に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来のゴミ袋の袋の入口を閉じる方法は、袋の入口を巻き込んで袋そのものを結ぶか、あるいは別途に用意したひもで縛ることによって入口を封じている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、前記の袋の入口を巻き込む封じ方では袋に目一杯ゴミを入れると、袋を封じることが困難であり、またゴミの収容量が少くなるという問題点があった。

【０００４】また、上述したひもによる袋の封口においては、前記ひもを別途用意しておかなければならず、しかもひもを袋の入口に巻きつける際に、ひもが滑って封口作業が容易でないという欠点があり、さらに、ひもを紛失しやすいといった問題点もあった。

【０００５】また、上述した従来の袋の封じ方では密閉性が悪いため、周囲にゴミの異臭が漏れるといった問題点もあった。

【０００６】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の目的は、作業が簡易で、かつ密閉性良く入口を封じることのできるゴミ袋を提供することにある。

【０００７】また、本考案の他の目的は、ゴミ袋の入口を封じるひもなどの封口手段が紛失しないゴミ袋を提供することにある。

【０００８】さらに、本考案の別の目的は、ゴミ袋の収容量を可能な限り有効に利用できるゴミ袋を提供することにある。

【０００９】

【課題を解決するための手段】

本考案によれば、ゴミ袋に、粘着剤を塗布したテープを設置し、ゴミを前記ゴミ袋に収納した後に、このゴミ袋の入口を前記テープによって巻回して閉塞することができるゴミ袋が提供される。

【００１０】上述したテープをゴミ袋に設置する手段として、テープに塗布した粘着剤を剥離可能にゴミ袋に貼着することによって設置しても良い。

【００１１】ここで、ゴミ袋とは地方公共団体等が、一般家庭からゴミを回収する際に用いられているプラスチックシート等を素材としたゴミ袋のことを指し、上記テープとはその基材が紙、プラスチックあるいはビニール等からなるシートをいう。

【００１２】また、粘着剤としては、ゴミ袋に剥離可能に貼着し、またゴミ袋から剥離した後にも、十分な粘着力を有するものであれば、種類は問われない。

【００１３】また、本考案によれば、前記テープの粘着剤の一部をゴミ袋に貼着し、他部を離型紙で積層しても良い。

【００１４】さらに、本考案によれば、上述したテープをゴミ袋へ設置する手段として、粘着剤面側に離型紙を積層し、粘着剤面と反対面の一部をゴミ袋に固着することによって設置することができる。

【００１５】本考案によれば、上述したテープをゴミ袋へ設置する手段として、ゴミ袋に全面を固着した離型紙を介して、剥離可能にしたものであっても良い。

【００１６】

【作用】

本考案のゴミ袋は、ゴミ袋の入口を手ですぼめた状態で、ゴミ袋に設置された粘着剤付きのテープを袋の入口付近に粘着剤によりゴミ袋に貼着しながら巻きつけることによって、袋の入口を封じることができる。テープには、粘着剤が配されているので、簡易かつ密閉性良く封じることができる。そして、テープはあらかじめゴミ袋に設置されているので、紛失することはない。

【００１７】また、ゴミ袋の破損防止、あるいはテープの剥離を容易にするため、ゴミ袋に直にテープを貼着せずに、剥離紙をゴミ袋に固着しておき、その剥離紙の上にテープを貼着しておくこともできる。

【００１８】さらに、本考案のゴミ袋は、テープの粘着剤の一部のみをゴミ袋に貼着し、残りの粘着剤には剥離紙を貼着したテープを用いることにより、前記したテープの一部のみがゴミ袋に貼着した状態で剥離紙を剥がし、テープを袋の入口付近に巻きつけることができるため、一層簡易にゴミ袋を封じることができる。

【００１９】

【実施例】

以下、本考案の好適な実施例を添付図面に基づいて説明する。

【００２０】図１は本考案のゴミ袋の一実施態様であって、ゴミ袋本体１とテープ３とテープ３の片面に設けられた粘着剤２から成る。テープ３は粘着剤２によって、ゴミ袋本体１に貼着されている。テープ３の貼着されている位置は、後にテープ３を袋の入口に巻きつけれるように、袋の入口付近に配してある。ここで、図６に示すように横方向にテープを配しても構わない。また、テープ３の一端には粘着剤２を施しておらず、この一端を図示するように折り込んでおくことによりテープ３をゴミ袋本体１から剥がし易くしてある。

【００２１】使用方法としては、ゴミ袋本体１の入口をすぼめた状態で、折り込み側の一端からテープ３をゴミ袋本体１から剥離し、図２に示すようにテープ３をゴミ袋本体１の入口に巻付けることにより封じる。テープ３をゴミ袋本体１から剥離する際、完全に剥離しても良いし、テープ３の前記一端に対する他端の一部をゴミ袋本体１に貼着したままで封じても良い。

【００２２】図３は、本考案のゴミ袋の他の実施態様である。図１に示した実施態様と相違する点は、粘着剤２とゴミ袋本体１との間に剥離紙４と、剥離紙４をゴミ袋本体１に固着するための粘着剤５を設けたところにある。

【００２３】剥離紙４を設けることにより、テープ３の剥離がスムースとなり、その結果テープ３の剥離によるゴミ袋本体１の破損を防止することができる。

【００２４】図４に示す態様においては、剥離紙４を粘着剤４とゴミ袋本体１との間に設けるが、粘着剤４の一部には剥離紙を設けないで、これによってテープ３とゴミ袋本体１とを貼着している。剥離紙４を設けているので上述した通りに、簡易にまたゴミ袋を傷めずにテープ３の剥離を行うことができる一方、テープ３の一部はゴミ袋本体１に貼着されているので、より簡易にテープの剥離と袋への巻付けを行うことができる。

【００２５】図５の実施態様では、テープ３の粘着剤２に剥離紙４を添付し、テープ３の粘着剤２を設けた面の反対面の一部に接着剤５を配することによって、テープ３をゴミ袋本体１に固着している。剥離紙４を剥がすとテープ３の粘着剤２が露出するが、この粘着剤２の面がゴミ袋本体１に相対する方向を向いているため、粘着剤２が誤ってゴミ袋本体１に貼着するようなことはなく、効率良く袋の入口を封じることができる。

【００２６】

【効果】

以上述べてきたとおり、本考案のゴミ袋は、粘着剤を有するテープを備えているので、前記テープを巻きつけることによって極めて簡易、且つ密閉性良く袋の入口を封じることができる。従って、ゴミ袋にゴミを目一杯入れても確実に封口することができるので、ゴミ袋の収容量を最も有効に利用することができるし、またゴミの異臭が外部に洩れることも無い。

【００２７】さらに、テープはゴミ袋に貼着されているので紛失することはない等の効果がある。

【００２８】そして、これらの効果は、資源の有効利用と環境の改善に供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のゴミ袋の一態様を示す。

【図２】本考案のゴミ袋の閉口時の態様を示す。

【図３】本考案のゴミ袋の一態様を示す。

【図４】本考案のゴミ袋の一態様を示す。

【図５】本考案のゴミ袋の一態様を示す。

【図６】本考案のゴミ袋の一態様を示す。

【符号の説明】

１ゴミ袋本体２粘着剤３テープ４剥離紙５接着剤

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】ゴミ袋と、ゴミを収納した前記ゴミ袋の
入口部を巻回して閉塞する粘着剤を塗布したテープとか
らなるゴミ袋。
【請求項２】前記テープを前記粘着剤によって、ゴミ
袋から剥離可能に貼着したものである請求項１記載のゴ
ミ袋。
【請求項３】前記ゴミ袋に前記テープの粘着剤の一部
を貼着し、他部を離型紙で積層した請求項２記載のゴミ
袋。
【請求項４】前記テープが、前記粘着剤面側に離型紙
を積層したテープの、粘着剤面と反対面の一部をゴミ袋
に固着したものである請求項２記載のゴミ袋。
【請求項５】前記テープのゴミ袋との添付が、ゴミ袋
に固着した離型紙を介して、剥離可能にしたものである
請求項２記載のゴミ袋。