JP3013164U - 塩ビパイプ内切用カッター - Google Patents

塩ビパイプ内切用カッター

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JP3013164U
JP3013164U JP1994017505U JP1750594U JP3013164U JP 3013164 U JP3013164 U JP 3013164U JP 1994017505 U JP1994017505 U JP 1994017505U JP 1750594 U JP1750594 U JP 1750594U JP 3013164 U JP3013164 U JP 3013164U
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pvc pipe
self
holder
aligning bearing
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JP1994017505U
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Inventor
哲男 大矢根
Original Assignee
株式会社大矢根利器製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は塩化ビニールパイプを切断するカッ
ターの開発を目的とし、特に、基礎コンクリートに上部
を突設せしめた状態に埋設した塩ビパイプを、上端部よ
り所定の深さ位置で内側より切断する塩ビパイプ内切用
カッターの開発を目的としている。 【構造】 底部に複数の環状溝を有する固定キヤップに
自動調心軸受を装着し、該自動調心軸受に嵌合したブッ
シュには保持具を冠着して小ネジにより固定すると共
に、長さ方向に所定間隔にて多数の位置決め用凹部を形
成し一端にフランジを介してカッターを挿着した主軸を
前記保持具及びブッシュの内径に摺動自在に遊嵌し、保
持具に配備した蝶ネジにて主軸を固定すべく構成して、
回転するカッターを自動調心軸受の特性を用いて公転
(みそすり運動)せしめ、塩ビパイプを内側より切断す
べく構成している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は塩化ビニールパイプを切断するカッターに関するものであり、詳しく は、基礎コンクリートに上部を突設せしめた状態に埋設した塩ビパイプを、上端 部より所定の深さ位置で内側より切断すべく構成してなる塩ビパイプ内切用カッ ターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、家屋の基礎工事は図2に示すように、栗石を並べた上にコンクリートベ ースを敷設し、その上に基礎コンクリートを突設していた。従って水道工事等は 全く別の工事として行われていたが、近年、図3に示すように、コンクリートベ ースを全域に敷設し、該ベースから所定の位置に基礎を突設する工法に変わって きている。従って排水パイプ等はコンクリートベースを敷設する際に同時に埋設 することとなり、図4及び図5に示すように、排水口(トラップ)を取付けるた めには塩ビパイプをコンクリートベース中のA点より切断しなければならない。 そのためにはパイプ周辺のコンクリートを破砕してパイプを露出せしめ、塩ビ鋸 で切断するのであるが、かなりに広範囲に破砕したコンクリートをトラップ装着 後に改めて埋め戻さなければならなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このようなことから、コンクリートベース中のパイプをコンクリートを破砕し て外側より切断するのでなく、内側より切断し得る機器の開発が本考案で解決し ようとする課題である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は係る課題を解決せんとして開発したものであり、底部に複数の環状溝 を有する固定キヤップに自動調心軸受を装着し、該自動調心軸受にはブッシュを 嵌合し、該ブッシュには保持具を冠着して小ネジにより固定すると共に、長さ方 向に所定間隔にて多数の位置決め用凹部を形成し、一端にフランジを介してカッ ターを挿着した主軸を前記保持具及びブッシュの内径に摺動自在に遊嵌し、保持 具に配備した蝶ネジにて主軸を固定すべく構成してなる塩ビパイプ内切用カッタ ーであり、即ち、地中より突設した塩ビパイプの端部に、該塩ビパイプの直径に 対応した環状溝を用いて固定キャップを取付け、カッターを所定位置に合せて主 軸と保持具を蝶ネジにて固定すると共に、主軸の他端を電気ドリルのチャックに て掴持し、回転するカッターを自動調心軸受の特性を用いて公転(みそすり運動 )せしめて、塩ビパイプを内側より切断すべく構成してなる塩ビパイプ内切用カ ッターを呈せんとするものである。
【0005】
【実施例】
以下本考案に係る実施例の態様を図面に基いて説明すれば、1はカッター装置 で、主として自動調心軸受4を取付けた固定キャップ2と、保持具7と主軸8の 一端に取付けたカッター11等により構成されている。固定キャップ2は下面に 適宜の深さの複数の環状溝3を開口しており、該環状溝3の直径及び溝幅はコン クリート中に埋設される排水用等の塩ビパイプAの直径及び厚みに対応した直径 及び溝幅としている。環状溝3の深さは、塩ビパイプAに固定キャップ2を冠着 してカッター装置1を固定し得る深さとしている。固定キャップ2の上面に装着 した自動調心軸受4にはブッシュ5を嵌合している。ブッシュ5は上部が自動調 心軸受4の上面より適宜突出しており、該突出部分に保持具7の下部を冠着して 小ネジ6にて固定している。保持具7の上部には後述の主軸8を締着する蝶ネジ 9を配設している。主軸8は、一端にフランジ10を介してカッター11を装着 しており、主軸8の長さ方向所定位置にはカッター11の位置決めをするための 凹部12を刻設している。実施例において凹部12の間隔を10mmとしている 。主軸8の他端13は電気ドリルのチャック14にて掴持し得る太さとしている 。また前記フランジ10の直径はカッター11で塩ビパイプAを切断する際に、 該カッター11の刃先がコンクリートと接触しないように、フランジ10がスト ッパーの役目をするようにしている。即ちフランジ10より突出するカッター1 1の寸法が塩ビパイプAの厚みとなるように設定している。当該主軸8は前記保 持具7及びブッシュ5に摺動自在に遊嵌しており、塩ビパイプAの切断深さに対 応した位置で主軸8に刻設した凹部12に保持具7の蝶ネジ9を合せ、締着すべ く構成している
【0006】
【作用】
次ぎにその作用として使用方法を説明すれば、コンクリート中に埋設した塩ビ パイプAをB点より切断するとすれば、まず塩ビパイプAの直径に対応したカッ ター11を選び、塩ビパイプAの厚みに合せて選んだフランジ10を介して締着 する。次ぎにカッター11がB点に合致するように調整し、対応した主軸8の凹 部12を保持具7の蝶ネジ9にて締着する。次ぎに固定キャップ2を塩ビパイプ Aの直径に対応した環状溝3に入れて冠着し、主軸8の他端13を電気ドリルの チャック14にて掴持する。電気ドリルを起動せしめてカッター11を回転し、 自動調心軸受4を中心に主軸8を公転(みそすり運動)せしめて塩ビパイプAを 内側より切断する。
【0007】
【考案の効果】
以上のように本考案は、底部に複数の環状溝3を有する固定キヤップ2に自動 調心軸受4を装着し、該自動調心軸受4にはブッシュ5を嵌合し、該ブッシュに は保持具7を冠着して小ネジ6により固定すると共に、長さ方向に所定間隔にて 多数の位置決め用凹部12を形成し、一端にフランジ9を介してカッター11を 挿着した主軸8を前記保持具7及びブッシュ5の内径に摺動自在に遊嵌し、保持 具7に配備した蝶ネジ9にて主軸8を固定すべく構成してなる塩ビパイプ内切用 カッターであり、また、地中より突設した塩ビパイプAの端部に、該塩ビパイプ Aの直径に対応した環状溝3を用いて固定キャップ2を取付け、カッター11を 所定位置に合せて主軸8と保持具7を蝶ネジ9にて固定すると共に、主軸8の他 端13を電気ドリルのチャック14にて掴持し、回転するカッター11を自動調 心軸受4の特性を用いて公転(みそすり運動)せしめ、塩ビパイプAを内側より 切断すべく構成してなる塩ビパイプ内切用カッターであるから、従来は排水口( トラップ)を取付けるために、塩ビパイプAをコンクリートベース中のB点より 切断しなければならず、そのためにはパイプ周辺のコンクリートを破砕してパイ プを露出せしめ、塩ビ鋸で切断するのであるが、塩ビ鋸で切断するにはかなりに 広範囲に破砕したコンクリートをトラップ装着後に改めてコンクリートを敷設し て埋め戻さなければならなかったが、本考案においてはコンクリートベース中の パイプをコンクリートを破砕せずに内側より切断するので、まず作業時間が大幅 に短縮される。しかも使用方法が簡単であるばかりか、固定キャップ2にて位置 決めされた部位でカッター11が公転して塩ビパイプAを切断するのでパイプは 平行に切断され、トラップを接着する際にも問題がない。また固定キャップ2の 環状溝3は塩ビパイプAの各サイズに適応しているので汎用性があり、しかも切 断位置の深さにも主軸8に刻設した凹部12で対応し得る等、誠に顕著なる種々 の実用的効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装置の断面した側面図である。
【図2】従来の家屋の基礎コンクリートを説明するため
の断側面図である。
【図3】最近の家屋の基礎コンクリートを説明するため
の断側面図である。
【図4】トラップ装着のためのパイプ切断を説明するた
めの断側面図である。
【図5】トラップ装着状態を説明するための断側面図で
ある。
【符号の説明】
1 カッター装置 2 固定キャップ 3 環状溝 4 自動調心軸受 5 ブッシュ 6 小ネジ 7 保持具 8 主軸 9 蝶ネジ 10 フランジ 11 カッター 12 凹部 13 主軸他端 14 チャック

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部に複数の環状溝を有する固定キヤッ
    プに自動調心軸受を装着し、該自動調心軸受にはブッシ
    ュを嵌合し、該ブッシュには保持具を冠着して小ネジに
    より固定すると共に、長さ方向に所定間隔にて多数の位
    置決め用凹部を形成し、一端にフランジを介してカッタ
    ーを挿着した主軸を前記保持具及びブッシュの内径に摺
    動自在に遊嵌し、保持具に配備した蝶ネジにて主軸を固
    定すべく構成してなる塩ビパイプ内切用カッター
  2. 【請求項2】 地中より突設した塩ビパイプの端部に、
    該塩ビパイプの直径に対応した環状溝を用いて固定キャ
    ップを取付け、カッターを所定位置に合せて主軸と保持
    具を蝶ネジにて固定すると共に、主軸の他端を電気ドリ
    ルのチャックにて掴持し、回転するカッターを自動調心
    軸受の特性を用いて公転(みそすり運動)せしめて、塩
    ビパイプを内側より切断すべく構成してなる塩ビパイプ
    内切用カッター
JP1994017505U 1994-12-27 1994-12-27 塩ビパイプ内切用カッター Expired - Lifetime JP3013164U (ja)

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