JP2531231Y2 - 水切り用ドレン具 - Google Patents

水切り用ドレン具

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JP2531231Y2
JP2531231Y2 JP1993056867U JP5686793U JP2531231Y2 JP 2531231 Y2 JP2531231 Y2 JP 2531231Y2 JP 1993056867 U JP1993056867 U JP 1993056867U JP 5686793 U JP5686793 U JP 5686793U JP 2531231 Y2 JP2531231 Y2 JP 2531231Y2
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JP
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female screw
inclined surface
lower flange
flange
steel plate
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JP1993056867U
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Inventor
匡則 佐藤
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匡則 佐藤
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、水切り用ドレン具に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、建築構造物の屋根或いは水槽など
の水切り用に使用されるドレン具は、雄・雌のネジを刻
設した鍔管の構成であって、両者の対合する上下部鍔管
の間にトタン板やステンレス板等の敷材をパッキンなど
と共に挟持状態となし、これを上方から締め付けること
により行うのである。
【0003】即ち、上記トタン板やステンレス板(以
下、単に敷材と言う)の取付けに際し、敷材下面の適当
箇所には下部鍔管が配置されており、従って該下部鍔管
の上面部に於ける敷材を適宜大きさに切り抜き、これに
対し上部鍔管を置いて両者の締め付けが行われるように
するのである。
【0004】この場合、下部鍔管上の敷材をその鍔体1
b部へ適当範囲で重置させる寸法(大きさ)に切抜く作
業は下部鍔管と対応する敷材の上方から金切り鋏を差し
込んで行うのであるが、この時金切り鋏先端が下部鍔管
の鍔部や雌ネジ部と衝突を生じたりする問題があり、切
取り作業が容易ではなく、又金切り鋏先端や下部鍔管内
の雌ネジを損傷させたりする問題がある。
【0005】上記切抜き作業を金切り鋏に代えてホルソ
ー(明穴ドリル)で自動的に実施することも考えられて
いるが、同じくホルソーの刃や下部鍔管の雌ネジa部分
を損傷させる問題は解消されていない。
【0006】
【本考案が解決しようとする課題】本考案は上記問題点
に鑑み金切り鋏の使用が簡便で作業性能の向上を図ると
共に、締め付け不良や洩水などのトラブルを生ぜしめな
い水切り用ドレン具を市販に供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、下部鍔管を筒
状で内部に雌ネジaを刻設した本体1aとその上縁部の
鍔体1bとの接触する内周縁部を上方に向け一定角度に
拡大する傾斜面に形成するほか、該傾斜面から雌ネジa
側に亘って立断面L状の切欠溝を適当数穿設し、且つ該
下部鍔管の傾斜面から切欠溝内を含む上面に対しトタン
板やステンレス板など敷材の切口端を添設させ、これを
上記雌ネジaと螺合する雄ネジbを本体外周に刻設し且
つ鍔体を備えた上部鍔管との間で締め付け固定する構成
を特徴とする。
【0008】
【作用】下部鍔管の内部に雌ネジaを刻設した筒状本体
1aとその上縁部の鍔体1bとの接触する内周縁部が上
方に向け一定角度に拡大する傾斜面に形成してあること
から、該下部鍔管上のトタン板やステンレス板等の敷材
を筒状内径と略同様となるように切取る際に、金切り鋏
の刃先や雌ネジを損傷させたりしないで作業が行い易い
のであり、又上記傾斜面には立断面L状の切欠を適当数
穿設してあることから敷材切口の端縁部を該傾斜面から
切欠溝内を含む上面に添設したさい下部鍔管が自由勝手
に回動したりしない強固で不動な締付けを可能として水
洩れ等の問題を生じせしめないものとなる。
【0009】
【実施例】図1は本考案に係る下部鍔管1の斜視図であ
って、管状で内部に雌ネジaを刻設してなる本体1aと
その上縁部の水平方向へ一定長突出した鍔体1bとから
なる。該構成は従来のものと変わりがないが、本考案で
は図面に見られる通り鍔体1bの内周縁が一定角度θの
傾斜面1cに形成してあり、且つ該内面の適当箇所には
雌ネジa側に亘って立断面L状の切欠溝2が穿設してあ
る。この際、角度θは凡そ10゜〜60゜の範囲に設定
される。
【0010】図2は上部鍔管3の斜視図であって、上記
下部鍔管1の雌ネジaと螺合する雄ネジbを外周面に刻
設してなる本体3aとその上縁部の水平方向へ一定長突
出した鍔体3bとからなる構成である。
【0011】次に取付けのための作業手順を図3A、
B、C、D、Eに基づいて説明する。図Aで4はビルの
屋上等のコンクリート構造材であって、適所に孔5があ
けられると共に、下方には排水管6が立設配置してあ
る。
【0012】上記状態に於て図Bに示す如く孔5に対し
下部鍔管1bの下端部が適当寸法挿し込まれる状態とな
し、且つコンクリート構造材4上面にはトタン板やステ
ンレス板等の敷材7を全面的に敷くのである。この際、
排水管6の位置は特定されていることから、敷材7の敷
き詰めに際し該当部分となる箇所には予め凡そ目印等を
付けておくようになすのであり、従ってこのようにした
ものでは敷材7を敷き詰めた際、その位置を敷材7の上
面から容易に見付け出すことが可能となる。
【0013】次に、上記敷材7の印を付けた箇所は凡そ
下部鍔管1が位置する箇所となるのであって、従って図
Cに示す如く該箇所から適宜金切り鋏等を挿し込んで切
り開くようになすのであるが、本考案では下部鍔管1の
本体1aと鍔体1bとの接触する内周面が一定角度θの
傾斜面1cに形成されていることから、敷材7の該当上
面から金切り鋏を挿し込んで切り開くに際し、敷材7と
雌ネジa始端との間には適当な隙間hが形成されるもの
となっている。
【0014】従って、挿し込まれた金切り鋏の先端pが
雌ネジaと直接に接触したりすることはなくなり、刃先
端pは勿論のこと雌ネジaを損傷させたりすることが防
止される。又、上記隙間hで形成される空間sは敷材7
の切り抜き作業を行い易くする上で著効を奏するものと
なる。
【0015】次に図Dに示す如く、下部鍔管1の筒内径
と同径程度に敷材7の切り抜きが完了すると、敷材7の
周縁を金槌棒で叩いて該周縁部を鍔体1bの傾斜面1c
に沿わしめるのであり、又該傾斜面1cに穿設してある
立断面L状の切欠溝2の箇所では敷材7に部分的な切込
みを行って、舌片状の垂片を形成し、これを切込溝2内
へ挿し込むようにする。締め付けの際、下部鍔管1の傾
斜面1cに穿設した切欠溝2に対し、上記の通り敷材7
の切込んだ舌片状の垂片を嵌入係止させたことから、上
部鍔体3との締付けの際、特に下部鍔管1が自由勝手に
回動したりすることが無くなり、強固な締め付けが行わ
れる上で優れたものとなる。尚、上記締付けに際し図面
を省略したが、上部鍔体3と敷材7との間に対しパッキ
ン等を介在させて行うものである。尚、本考案は上記例
の外に水槽、その他一般の水切り箇所等に広く適用出来
るものである。
【0016】
【考案の効果】本考案は上記構成のため下部鍔体1b上
の敷材の切取りの際、金切り鋏の刃先やネジ溝を傷めな
いで簡便且つ容易に行えるものとなるのであり、又敷材
が下部鍔体1bの傾斜面1cに沿って摺鉢状を形成し、
且つその適所に立断面L状の切欠溝2が穿設してあるこ
とから、押え代が大となる効果と共にずれることのない
確実な止着を可能となし、このことは作業性の向上と共
に水洩れ等の起こり得ない完璧な防水効果が得られる上
で著効を奏する。
【0017】
【0018】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案品に係る下部鍔管の傾斜図である。
【図2】上部鍔管の傾斜図である。
【図3】A、B、C、D、Eは取付けのための作業手順
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 下部鍔管 1a 本体 1b 鍔体 1c 傾斜面 2 切欠溝 3 下部鍔管 4 コンクリート構造材 5 孔 6 排水管 7 敷材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部鍔管を筒状で内部に雌ネジaを刻設
    した本体1aとその上縁部の鍔体1bとの接触する内周
    縁部を上方に向け一定角度に拡大する傾斜面に形成する
    ほか、該傾斜面から雌ネジa側に亘って立断面L状の切
    欠溝を適当数穿設し、且つ該下部鍔管の傾斜面から切欠
    溝内を含む上面に対しトタン板やステンレス板など敷材
    の切口端を添設させ、これを上記雌ネジaと螺合する雄
    ネジbを本体外周に刻設し且つ鍔体を備えた上部鍔管と
    の間で締め付け固定する構成を特徴とした水切り用ドレ
    ン具。
JP1993056867U 1993-09-14 1993-09-14 水切り用ドレン具 Expired - Lifetime JP2531231Y2 (ja)

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JPH0719445U JPH0719445U (ja) 1995-04-07
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ID=13039383

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JPH0450747Y2 (ja) * 1987-10-09 1992-11-30

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