JP3012803U - 灯油缶用トレー - Google Patents

灯油缶用トレー

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JP3012803U
JP3012803U JP1994016719U JP1671994U JP3012803U JP 3012803 U JP3012803 U JP 3012803U JP 1994016719 U JP1994016719 U JP 1994016719U JP 1671994 U JP1671994 U JP 1671994U JP 3012803 U JP3012803 U JP 3012803U
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JP
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kerosene
storage
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tray
cradle main
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Application number
JP1994016719U
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English (en)
Inventor
俊昭 吉岡
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天馬株式会社
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  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】受台本体Aに載置した灯油缶内の灯油を余さず
最後まで給油し易く、かつ着脱自在な貯留用ポケットB
により灯油ポンプの残油を受け止めて処分を容易とし、
しかもこぼれ滴り落ちた灯油を外部に流下させないよう
にする。 【構成】受台本体Aの緩傾斜K2させた底部表面Dの中
央部位に隆設した区画保持部9を介在して、2区画の凹
陥部10を形成する。受台本体Aの周壁部上縁2全体を
内側に9°ないし11°の傾斜面K1とする。前記周壁
部1の一辺には、灯油ポンプ先端を差し入れて受け止め
る貯留用ポケットBを着脱自在に装着可能とした収納部
3を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は灯油缶用トレーに関する。更に詳しくは、灯油缶から効率よく給油し 、給油後において灯油ポンプのホース中に残留する灯油を手軽に処理でき、しか も給油に際してこぼれ滴り落ちた灯油を、床面等を汚損させることなく受台内部 に回収できる灯油缶用トレーである。
【0002】
【従来の技術】
従来より灯油、すなわち1号灯油(白灯油)は、家庭、事業所、店舗等の主に 暖房、厨房用として、その燃焼性がすぐれ煙が出にくいこと、燃焼排気がきれい で引火点が高く取扱いが安全で、しかも燃費が低廉であることから広く利用に供 されている。 そのため、灯油缶については、その運搬、保管時の取扱い、便益性等を、また 灯油ポンプについては、その機敏な操作性、保管時の処理手段等の工夫に関し種 々の提案がなされている。 前記提案の一つに、灯油缶を受台に安定的に載置するとともに、灯油ポンプを 利用した場合、灯油の一部を床面等にこぼし滴り落ちるのを防止することを配慮 した技術が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来技術は、受台に載置した灯油缶内の灯油残量が僅かに なった場合、最後まで灯油を取り出すには缶自体を不安定な状態のもとで傾けて 、灯油ポンプを使用して吸い上げることが必要で、その作業に時間を要するだけ でなく、作業効率の悪いものであり、時には誤って灯油缶を転倒させる危険もあ った。
【0004】 また、プラスチック製の受台周縁の一部に一体的に形成した凹みを利用し、灯 油ポンプ先端を挿し入れて、灯油ポンプのホース内に残留した灯油を受け止める ことも提案されているが、前記凹みに貯留した灯油を取り除くには、受台自体を 傾けるか、吸水性に富む布や紙片のごとき資材を利用することが必要なため、そ の処理は煩雑であるとともに、手指を灯油で汚すために解決すべき課題とされて いた。
【0005】 本考案は、受台内部の底部表面を緩傾斜させて、載置した灯油缶内の灯油を最 後まで手際よく給油できること、また灯油ポンプ内に残留した灯油を貯留用ポケ ットに適確に受け止め、その処分を簡単に実施できること、更には受台本体の周 壁部上縁全体について、内側へ向けて角度10°前後の傾斜面とすることにより 、給油時にこぼれ滴り落ちた灯油が床面等を汚損することのないよう受台内部に 導入すること等をそれぞれ目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成する本考案に係る灯油缶用トレーの具体的な構成は、方形な受 台本体の周壁部上縁に、貯留用ポケットを着脱自在に装着するに適した段部を有 する収納部を形成するとともに、前記受台本体内部の底部表面を緩傾斜として、 載置する灯油缶が前記収納部方向に前傾するようなしたものである。また、前記 受台本体の周壁部上縁全体について、内側へ向けて角度9ないし11°の傾斜面 を形成することもよく、更には、貯留用ポケットの開口縁に設けた鍔部内面には 注ぎ口を刻設し、該貯留用ポケットの鍔部に付設した突部が収納部の段部に設け た係止用凹みに止着せしめることも好ましい。加えて、底部表面の中央部位に隆 設せる区画保持部を介在して、2区画の方形な凹陥部を形成することもよい。ま た、受台本体の底部裏面の四隅に垂設した短脚部に付設した挿入部にキャスター の取付部を挿着することもよい。
【0007】
【作用】
前記のように構成された本考案の灯油缶用トレーは、図5に示すように、内部 表面を緩傾斜させた受台本体に灯油缶を載置して、灯油を余さずに最後まで取り 出すことを可能とし、また給油後、使用した灯油ポンプのホース先端の残油を貯 留用ポケット内で受け止めて容易に処理できるのである。
【0008】
【実施例】
本考案の実施例について図面を参照して説明する。 図1は受台本体より貯留用ポケットを分離した状態を示す説明図、図2は図1 のII−II線の断面を示し、キャスターを付設した場合の説明図、図3は貯留 用ポケットの平面図、図4は貯留用ポケットの右側面図、図5は使用状態説明図 である。
【0009】 図面において、Aは周壁部1を有する方形な受台本体であり、Bは貯留用ポケ ットであり、受台本体Aの一辺である周壁部上縁2に形成した段部4を有する収 納部3に着脱自在のもとに装着される。 前記周壁部上縁2について、その全体が受台本体A内側に向けて角度を9ない し11°、好ましくは10°の傾斜面K1を形成することがよく、かくすること により、後述する灯油缶Cまたは灯油ポンプPから伝わる等して周壁部上縁2の 表面にこぼれ滴り落ちた灯油を、強制的に受台本体A内部に導入し、床面等の汚 損を防止することになる。
【0010】 前記貯留用ポケットBは有底であり、その開口縁に設けた鍔部5には注ぎ口6 を形成してある。 また、鍔部5には突部7を付設してあり、突部7と対応して収納部3の段部4 沿いに設けた係止用凹み8に止着することによって、貯留用ポケットBの脱落、 紛失等を回避することができる。
【0011】 また受台本体A内部の底部表面Dは緩傾斜K2させて、載置する灯油缶Cが前 記収納部3方向に前傾するようにしてある。 前記緩傾斜K2の角度は、灯油缶(18 l入りの場合)内の灯油を余さず最後 まで給油ポンプPで取り出すことを考慮し、水平面より−3°前後の角度とする ことが適切である。
【0012】 他の実施例として、受台本体A内に使用上の都合から予備用を兼ねて灯油缶C 2個を載置する場合、その底部表面Dを中央部位において分割する位置、好まし くは図1、5に示すように、収納部3を中心に振り分ける部位に区画保持部9を 隆設することがよく、それによって前記灯油缶C2個の載置が容易に位置決めで き、その安定性を高めることになる。 図面上、区画保持部9は2個所とし1列に隆設した場合を示してある。
【0013】 更に他の実施例として、受台本体Aの底部表面Dについて、前記区画保持部9 を介在して2区画の、灯油缶Cの底部と合致する方形な凹陥部10を形成するこ ともよく、灯油缶Cの安定度を一層高めることになるものである。
【0014】 加えて、他の実施例として、図2に示すごとく、受台本体Aの底部裏面の四隅 には短脚部11を垂設して受台本体A自身が床面上を滑動することにないように 形成することもよい。 あるいはまた、短脚部11の挿入部に既知のキャスターを設けることもよく、 その場合、図2に例示したようにキャスターE1およびストッパー付キャスター E2の各取付部12を短脚部11の挿入部(図示せず)に挿着固定することにな る。かくすることによって、灯油を満たした灯油缶2個を載置しても、その場所 的な移動は容易である。
【0015】
【考案の効果】
本考案は、前記のとおり構成されているので、以下の効果をもたらすものであ る。 請求項1の灯油缶用トレーは、貯留用ポケットBが収納部3に着脱自在に装着 するようにしてあるので、灯油缶Cより灯油ポンプPをもって必要量を取り出し た後は、該ポンプPの先端を貯留用ポケットB内に差し入れて自然に流下する残 油を確実に受け止められ、その処分も該ポケットBを適宜収納部3から取り外せ ば実施できるものである。 また受台本体Aの底部表面Dは、灯油缶Cが収納部3方向に前傾するよう緩傾 斜させてあるので、灯油ポンプPにより缶内部の灯油を余さずに取り出せ、しか も前記した灯油缶Cの前傾によって取り出し易さに寄与することになるものであ る。
【0016】 請求項2の灯油缶用トレーは、周壁部上縁2の全体が内側に向けて好ましくは 角度10°の傾斜面を形成したことによって、特に灯油ポンプPを使用して給油 した際、灯油缶Cまたは該ポンプPから伝わる等してこぼれ滴り落ちた灯油を余 さずに、受台本体A内部に強制的に導くことができるので、床面等へ灯油の流出 するおそれがなく、給油作業後の煩雑な清掃後、片付けの必要がなく便宜である 。
【0017】 請求項3の灯油缶用トレーは、貯留用ポケットBの開口縁に設けた鍔部5に注 ぎ口6を刻設してあるので、該ポケットB内の灯油を処分するに際し、便宜であ ること、また貯留用ポケットBの鍔部5に付設した突部7は、収納部3の段部4 沿いに設けた係止用凹み8に止着するように形成してあるので、該ポケットBの 装着は確実に実施され、意図しない脱落、紛失等を未然に防止できるものである 。
【0018】 請求項4の灯油缶用トレーは、区画保持部9によって灯油缶Cを安定して保持 し、その転倒を防止することができ、しかも底部表面Dの凹陥部10は灯油缶C の安定性をより一層高めるものである。
【0019】 請求項5の灯油缶用トレーは、短脚部11に既知のキャスターE1、ストッパ ー付キャスターE2を挿着することによって、灯油を満たした重量ある灯油缶C 2個を載置しても容易に移動でき、またストッパー付キャスターE2の利用によ り予期しない移動も未然に防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】受台本体より貯留用ポケットを分離した状態を
示す説明図。
【図2】図1のII−II線の断面を示し、キャスター
を付設した場合の説明図。
【図3】貯留用ポケットの平面図。
【図4】貯留用ポケットの右側面図。
【図5】使用状態説明図。
【符号の説明】
A 受台本体 B 貯留用ポケット C 灯油缶 D 底部表面 E1 キャスター E2 ストッパー付キャスター K1 傾斜面 K2 緩傾斜 P 灯油ポンプ 1 周壁部 2 周壁部上縁 3 収納部 4 段部 5 鍔部 6 注ぎ口 7 突部 8 係止用凹み 9 区画保持部 10 凹陥部 11 短脚部 12 取付部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方形な受台本体の周壁部上縁に、貯留用
    ポケットを着脱自在に装着するに適した段部を有する収
    納部を形成するとともに、前記受台本体内部の底部表面
    を緩傾斜として、載置する灯油缶が前記収納部方向に前
    傾するようなした灯油缶用トレー。
  2. 【請求項2】 受台本体の周壁部上縁全体について、内
    側へ向けて角度9ないし11°の傾斜面を形成してなる
    請求項1記載の灯油缶用トレー。
  3. 【請求項3】 貯留用ポケットの開口縁に設けた鍔部内
    面には注ぎ口を刻設し、該貯留用ポケットの鍔部に付設
    した突部が収納部の段部に設けた係止用凹みに止着して
    なる請求項1または2記載の灯油缶用トレー。
  4. 【請求項4】 底部表面の中央部位に隆設せる区画保持
    部を介在して、2区画の方形な凹陥部を形成してなる請
    求項1、2または3記載の灯油缶用トレー。
  5. 【請求項5】 受台本体の底部裏面の四隅に垂設した短
    脚部に付設した挿入部にキャスターの取付部を挿着して
    なる請求項1、2、3、または4記載の灯油缶用トレ
    ー。
JP1994016719U 1994-12-21 1994-12-21 灯油缶用トレー Expired - Lifetime JP3012803U (ja)

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