JP2915381B2 - 傾斜底面を有する可搬型置き台 - Google Patents
傾斜底面を有する可搬型置き台Info
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- JP2915381B2 JP2915381B2 JP26797897A JP26797897A JP2915381B2 JP 2915381 B2 JP2915381 B2 JP 2915381B2 JP 26797897 A JP26797897 A JP 26797897A JP 26797897 A JP26797897 A JP 26797897A JP 2915381 B2 JP2915381 B2 JP 2915381B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、灯油缶の載置をは
じめとして、車内における靴、小物類の収納、汚れた物
品の洗浄等の用途に汎用可能な、浅い容器状の可搬型置
き台に関するものである。
じめとして、車内における靴、小物類の収納、汚れた物
品の洗浄等の用途に汎用可能な、浅い容器状の可搬型置
き台に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】例えば灯油缶からストーブ等への給油
時、内容量が少量の場合には、灯油缶を傾けることが行
なわれる。これに限らず容器内の液体を最後までポンプ
により吸引するためには同様な操作が必要になり、容器
を支えていなければならないという問題があった。ま
た、ポンプのノズルから垂れたりとび散ったりする液体
の処理も問題であり、周囲の汚れ対策として従来は灯油
缶やその他の容器の下に廃物のシートや紙などを敷く
か、適当な浅い容器を探してその上で作業をするという
面倒があった。このようなものでは移動も困難である。
時、内容量が少量の場合には、灯油缶を傾けることが行
なわれる。これに限らず容器内の液体を最後までポンプ
により吸引するためには同様な操作が必要になり、容器
を支えていなければならないという問題があった。ま
た、ポンプのノズルから垂れたりとび散ったりする液体
の処理も問題であり、周囲の汚れ対策として従来は灯油
缶やその他の容器の下に廃物のシートや紙などを敷く
か、適当な浅い容器を探してその上で作業をするという
面倒があった。このようなものでは移動も困難である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の点に鑑
みなされたものであり、その課題は、灯油缶等の容器を
傾けるときに支えている必要がなく、移動が容易であ
り、かつまた液垂れにも効果的に対処し得る可搬型置き
台を提供することにある。
みなされたものであり、その課題は、灯油缶等の容器を
傾けるときに支えている必要がなく、移動が容易であ
り、かつまた液垂れにも効果的に対処し得る可搬型置き
台を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め本発明は、一端が高く、他端が低く傾斜した底面を有
し、一端側の高い底面の下部空間を利用して、移動手段
としての車輪を複数個横一列に設け、低くなった他端側
には、傾斜底面を移動する液体を溜める溜り部を設ける
とともに、上記車輪と組んで本体をほぼ水平に置くため
に支える支持部を溜り部の下部に設けるという手段を講
じたものである。
め本発明は、一端が高く、他端が低く傾斜した底面を有
し、一端側の高い底面の下部空間を利用して、移動手段
としての車輪を複数個横一列に設け、低くなった他端側
には、傾斜底面を移動する液体を溜める溜り部を設ける
とともに、上記車輪と組んで本体をほぼ水平に置くため
に支える支持部を溜り部の下部に設けるという手段を講
じたものである。
【０００５】
【発明の実施の形態】本発明に係る傾斜底面を有する可
搬型置き台Ａは、例えば灯油缶の置き台、自動車室内に
置ける靴、小物類の収容、汚れた物品の洗浄等の様々な
用途に汎用可能な浅い容器状の物品である。
搬型置き台Ａは、例えば灯油缶の置き台、自動車室内に
置ける靴、小物類の収容、汚れた物品の洗浄等の様々な
用途に汎用可能な浅い容器状の物品である。
【０００６】置き台Ａの底面１１は、一端１２が高く、
他端１３が低くなるように傾斜した形状を有する。この
底面１１の傾斜は、底面１１で受けた液体その他の流動
体を低い方の端部に誘導する手段である。傾斜底面１１
の他端１３はさらに低く形成し、そこを流動体を溜める
ための溜り部１４とすることができる。
他端１３が低くなるように傾斜した形状を有する。この
底面１１の傾斜は、底面１１で受けた液体その他の流動
体を低い方の端部に誘導する手段である。傾斜底面１１
の他端１３はさらに低く形成し、そこを流動体を溜める
ための溜り部１４とすることができる。
【０００７】底面１１よりもさらに低い溜り部１４は、
置き台Ａの剛性を高める。同様の凹部１５（凸部でも良
い）は高い方の一端１２にも設けることができる。また
底面１１には凹凸状の構造を形成し、強度向上による軽
量化を図っている。しかし凹凸状構造１６によって、そ
の上に置かれる物品Ｍの安定性が損なわれる可能性があ
る。そこで本発明では凸部とほぼ同じ高さとなるリブ１
７を凹部に形成し、物品Ｍが常に安定に支えられるよう
に配慮がなされている。
置き台Ａの剛性を高める。同様の凹部１５（凸部でも良
い）は高い方の一端１２にも設けることができる。また
底面１１には凹凸状の構造を形成し、強度向上による軽
量化を図っている。しかし凹凸状構造１６によって、そ
の上に置かれる物品Ｍの安定性が損なわれる可能性があ
る。そこで本発明では凸部とほぼ同じ高さとなるリブ１
７を凹部に形成し、物品Ｍが常に安定に支えられるよう
に配慮がなされている。
【０００８】前記底面１１の高い一端１２の下部空間を
利用して、移動手段である車輪１８を設ける。本発明に
おいて車輪１８は置き台本体１０の一端１２にのみ設け
る。他端１３には、上記車輪１８と組んで本体１０をほ
ぼ水平に置くために支持部１９が溜り部１４の下部を利
用して設けられる。
利用して、移動手段である車輪１８を設ける。本発明に
おいて車輪１８は置き台本体１０の一端１２にのみ設け
る。他端１３には、上記車輪１８と組んで本体１０をほ
ぼ水平に置くために支持部１９が溜り部１４の下部を利
用して設けられる。
【０００９】例示の移動手段は小径の車輪１８を軸方向
へ複数個横一列に配置した構成を有する。各車輪１８は
ほぼ円筒状の外周面と輪軸２０ａとを有する単一部品で
あり、合成樹脂を材料として型成形されたものである。
車輪１８を軸支する軸受２０ｂは本体１０の上記底面に
それと一体に、型成形によって設けられており、そこに
形成された軸受溝２１へ抜け止め突部２２を越えて輪軸
２０を押し込むことで回転自在に車輪１８を設けること
ができる。図５参照。２３は軸受片の強化のための支え
リブを示す。これに対して、支持部１９は溜り部１４の
下面なので床面に面接触し、そのとき本体１０の上縁２
４がほぼ水平となる。図２参照。なお本体をほぼ水平に
置く、とは本体１０の上縁２４がほぼ水平になる上記の
状態を意味する。
へ複数個横一列に配置した構成を有する。各車輪１８は
ほぼ円筒状の外周面と輪軸２０ａとを有する単一部品で
あり、合成樹脂を材料として型成形されたものである。
車輪１８を軸支する軸受２０ｂは本体１０の上記底面に
それと一体に、型成形によって設けられており、そこに
形成された軸受溝２１へ抜け止め突部２２を越えて輪軸
２０を押し込むことで回転自在に車輪１８を設けること
ができる。図５参照。２３は軸受片の強化のための支え
リブを示す。これに対して、支持部１９は溜り部１４の
下面なので床面に面接触し、そのとき本体１０の上縁２
４がほぼ水平となる。図２参照。なお本体をほぼ水平に
置く、とは本体１０の上縁２４がほぼ水平になる上記の
状態を意味する。
【００１０】例示の置き台Ａの場合、上縁２４の一部に
手掛けのための開口部２５と、ポンプＰの排出口Ｎから
の液垂れを受け止める等の用途に用いられる受け凹部２
６とを有する。また石油ストーブなどの燃焼注入口蓋や
フィルターなどの小物部品を一時置いておく用途にも受
け凹部２６を利用することができる。
手掛けのための開口部２５と、ポンプＰの排出口Ｎから
の液垂れを受け止める等の用途に用いられる受け凹部２
６とを有する。また石油ストーブなどの燃焼注入口蓋や
フィルターなどの小物部品を一時置いておく用途にも受
け凹部２６を利用することができる。
【００１１】故に可搬型置き台Ａは、傾斜底面１１から
周側壁２７の上縁２４までの内部が容器状となっている
ので、汚れ物の洗浄皿として使用可能であり、また一方
では灯油缶（ポリタンク）等の物品Ｍを置く台として使
用することができるのであって、置いた灯油缶等の物品
Ｍは底面１１の傾斜によって注入口０の側を低く傾ける
ことができる。図２参照。この傾きＫによって液体は底
面１１の低い他端１３の方へ流れるのでポンプＰによっ
て最後まで吸引することができる。また灯油缶等からこ
ぼれた液体は溜り部１４に溜められ、ポンプＰの排出口
Ｎは受け凹部２６に置けるので液体が散らず、周囲を汚
ごすことがない。
周側壁２７の上縁２４までの内部が容器状となっている
ので、汚れ物の洗浄皿として使用可能であり、また一方
では灯油缶（ポリタンク）等の物品Ｍを置く台として使
用することができるのであって、置いた灯油缶等の物品
Ｍは底面１１の傾斜によって注入口０の側を低く傾ける
ことができる。図２参照。この傾きＫによって液体は底
面１１の低い他端１３の方へ流れるのでポンプＰによっ
て最後まで吸引することができる。また灯油缶等からこ
ぼれた液体は溜り部１４に溜められ、ポンプＰの排出口
Ｎは受け凹部２６に置けるので液体が散らず、周囲を汚
ごすことがない。
【００１２】本発明に係る可搬型置き台Ａは、本体１０
の長手方向の一端１２に車輪１８を一列に並べ、他端１
３には支持部１９を設けている。このため底面１１が傾
斜していても底面上へ物品を置いたときに支持部１９が
ブレーキとなり、意図に反して動くおそれがなく、特に
キャスタ輪との比較上キャスタ輪のように勝手に動いて
しまわないので安定しており、取り扱いもし易い。移動
の必要があるときは、支持部１９の側を持ち上げるが、
それによって底面１１は水平近くになる。
の長手方向の一端１２に車輪１８を一列に並べ、他端１
３には支持部１９を設けている。このため底面１１が傾
斜していても底面上へ物品を置いたときに支持部１９が
ブレーキとなり、意図に反して動くおそれがなく、特に
キャスタ輪との比較上キャスタ輪のように勝手に動いて
しまわないので安定しており、取り扱いもし易い。移動
の必要があるときは、支持部１９の側を持ち上げるが、
それによって底面１１は水平近くになる。
【００１３】
【発明の効果】本発明は以上説明した構成を有しかつ作
用するものであるから、灯油缶等の容器を扱うときに容
器を手で傾けていなくても安定な傾斜状態とすることが
でき、傾斜した底面上へ満ちた液体を低い他端側に集
め、溜り部に溜められるので周囲を汚すこともない等顕
著な効果を奏する。
用するものであるから、灯油缶等の容器を扱うときに容
器を手で傾けていなくても安定な傾斜状態とすることが
でき、傾斜した底面上へ満ちた液体を低い他端側に集
め、溜り部に溜められるので周囲を汚すこともない等顕
著な効果を奏する。
【図１】本発明に係る傾斜底面を有する可搬型置き台の
実施例１を示す斜視図。
実施例１を示す斜視図。
【図２】図１の置き台の一部破断側面図。
【図３】同じく下面図。
【図４】一部を破断して示す後面図。
【図５】車輪装置の１実施例を示す拡大側面図。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B62B 3/00 B25H 3/06 B65D 25/20
Claims (2)
- 【請求項１】 浅い容器状の可搬型置き台であって、一
端が高く、他端が低く傾斜した底面を有し、一端側の高
い底面の下部空間のみを利用して、移動手段としての車
輪を複数個横一列に設け、低くなった他端側には、傾斜
底面を移動する液体を溜める溜り部を設けるとともに、
上記車輪と組んで本体をほぼ水平に置くために支える支
持部を溜り部の下部に設けたことを特徴とする傾斜底面
を有する可搬型置き台。 - 【請求項２】 底面の強度向上のために凹凸状の構造を
形成し、凹部の中間で物品を支えるためのリブを凹部に
突設した構成を有する請求項１記載の傾斜底面を有する
可搬型置き台。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26797897A JP2915381B2 (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 傾斜底面を有する可搬型置き台 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26797897A JP2915381B2 (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 傾斜底面を有する可搬型置き台 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1190864A JPH1190864A (ja) | 1999-04-06 |
| JP2915381B2 true JP2915381B2 (ja) | 1999-07-05 |
Family
ID=17452224
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26797897A Expired - Fee Related JP2915381B2 (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 傾斜底面を有する可搬型置き台 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2915381B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6331326B2 (ja) * | 2013-10-21 | 2018-05-30 | ニプロ株式会社 | 投与器具載置台 |
-
1997
- 1997-09-12 JP JP26797897A patent/JP2915381B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1190864A (ja) | 1999-04-06 |
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