JP3012789B2 - ラッピング装置 - Google Patents

ラッピング装置

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JP3012789B2
JP3012789B2 JP7203027A JP20302795A JP3012789B2 JP 3012789 B2 JP3012789 B2 JP 3012789B2 JP 7203027 A JP7203027 A JP 7203027A JP 20302795 A JP20302795 A JP 20302795A JP 3012789 B2 JP3012789 B2 JP 3012789B2
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、正逆回転可能かつ
軸方向の振動を可能に支持される被加工物の外周の被加
工面を同時に研磨するラッピング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のラッピング装置としては、例えば
図10に示す押圧子30を用いたものがある。すなわ
ち、例えばカムシャフトである被加工物Wを対象として
おり、これを正逆回転可能かつ軸方向の振動を可能に支
持し、被加工物Wの複数個のカム面の外周を同時に研磨
するもので、カム面の外周を臨み張りを持たせてラッピ
ングテープ20を巻き掛け、ラッピングテープ20の一
部を弾性体の押圧子1で付勢押圧し、押圧子1とカム面
の外周との間にラッピングテープ20を挟んで研磨加工
するものである。ラッピングテープ20は、供給機構で
送込み保持可能となっている。
【0003】そして、押圧子1は全体が弾性体例えばウ
レタンゴムなどで構成され、この押圧子1が保持体2に
前後に摺動可能に保持されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術では、押圧子1が全体として弾性体によ
り構成されているので、ラッピングテープが滑り難く、
またその弾性により加工品の形状によく倣い、使い勝手
が良いが、磨耗や弾性による歪みなどで変形しやすく、
また弾性体の成型精度や硬度の差によってカム面の加工
精度にバラツキがでるなどで、押圧子の寿命や精度安定
性にやや劣り、加工条件が厳しく、使い勝手が十分でな
いという問題点があった。
【0005】本発明は、このような従来の技術が有する
問題点に着目してなされたもので、弾性体の押圧子の持
つ、ラッピングテープが滑り難く、加工品の形状によく
倣うなどの特徴を損なう事なく、摩耗や歪を減少し、カ
ム面の加工精度にバラツキを少なくすることができるよ
うにしたラッピング装置を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、正逆回転可能かつ軸
方向の振動を可能に支持される被加工物(W)の外周の
被加工面(W1)を同時に研磨するラッピング装置(1
0)において、前記ラッピング装置は、ラッピングテー
プ(20)および、押圧子(30)を備えており、前記
ラッピングテープ(20)は、前記押圧子(30)に背
面を押されて前記被加工面に圧接しており、前記押圧子
(30)は、基体(32)および弾性体(33)を備え
ており、前記基体(32)は、前記被加工面を臨んで進
退可能に保持体(31)の凹型嵌合部に嵌入支持されて
おり、前記基体(32)は、前記被加工面を臨む頭部の
表面にダイヤモンド粉末が溶着されており、前記頭部の
表面とは反対側の背面に、前記保持体(31)の凹型嵌
合部の底面側から前記頭部側へ凹入する凹型嵌合部が形
成されており、前記弾性体(33)は、ブロック形状に
形成され、前記保持体(31)の凹型嵌合部の底面と前
記基体(32)の背面との間の隙間に介在していて、前
記基体(32)の凹型嵌合部に嵌入していることを特徴
とするラッピング装置に存する。
【0007】そして、前記発明は次のように作用する。
押圧子(30)はラッピングテープに臨む基体(32)
を剛性の高い例えば金属等とすることにより摩耗と変形
を少なくすることができる。また、押圧子(30)は基
体(32)と弾性体(33)からなり、基体(32)は
弾性体(33)を介して保持体(31)に保持されてお
り、押圧子(30)が被加工面にラッピングテープ(2
0)を圧接するとき、弾性体(33)が圧縮されて基体
(32)が弾発的にラッピングテープ(20)を押圧す
るように付勢され、カム面等の被加工面の寸法誤差に応
動することができる。
【0008】また、被加工面を臨む基体頭部(32a)
の表面にダイヤモンド粉末が溶着されているから、ラッ
ピングテープ(20)背面との摩擦係数がより大きくな
り、回転する被加工面の外周における摩擦力が加工中の
ラッピングテープ(20)を動かそうとする力に打ち勝
って、固定を確実にすることができる。また基体頭部
(32a)がダイヤモンド粉末により高硬度を実現して
いるから摩耗を防ぐことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態を説明する。各図は本発明の一実施の形態を示し
ている。図5および図6に示すように、ラッピング装置
10は被加工物としてカムシャフトWを研磨するもので
あり、カムシャフトWの被加工面であるカム面W1,W
1…の外周を臨み張りを持たせて巻き掛けられるように
配索される連続したラッピングテープ20,20…と、
ラッピングテープ20の一部を介してカムシャフトWの
カム面W1の外周を押圧可能に付勢する押圧子30と、
押圧子30とカム面W1の外周との間にラッピングテー
プ20を送込み可能な供給機構70とを有して成る。
【0010】図5からわかるように、カムシャフトのラ
ッピング装置10の前部両側には、対向するように、カ
ムシャフトWの軸の基端を正逆回転可能に支持する主軸
台11およびカムシャフトWの軸の先端を振れ得ないよ
うに支持するセンタ軸台12がそれぞれ案内台13,1
4に摺動可能に配設されている。
【0011】主軸台11およびセンタ軸台12は連結ロ
ッド15により一体的に連結されており、センタ軸台1
2には連結ロッド15と反対位置に突出部材12aが延
設され、突出部材12aには小判型貫通孔12bが穿設
され、センタ軸台12の近傍に配設された油圧モータ1
6の出力軸16bの先端部には、突出部材12aの小判
型貫通孔12bに内嵌する偏心カム軸16aが設けられ
ている。
【0012】図5からわかるように、カムシャフトWは
4個のカム面W1を有する。カムシャフトWの4個のカ
ム面W1の両側位置には、それぞれ、図2に示すよう
に、ラッピングテープ20の一部を介してカム面W1を
挟むように押圧可能な押圧子30が設けられている。
【0013】図2、図6および図7からわかるように、
押圧子30にカム面W1を押圧させる機構は、カムシャ
フトWの回転軸を中心にして左右対称に配設されてお
り、空圧シリンダ41が垂直連結棒42を介してT形ア
ーム43を回動することにより、T形アーム43の下部
に押圧保持体31を介して取付けられた押圧子30がカ
ム面W1を押圧する方向に移動するものである。
【0014】押圧子30がラッピングテープ20を介し
てカムシャフトWのカム面W1を押圧する力は復動型の
空圧シリンダ41により一定に制御されている。
【0015】図8,図9に示すように、押圧子30は基
体32と弾性体33から成り、保持体31の凹型嵌合部
に基体32が図の上下方向に摺動可能に嵌合され、基体
32は基体32の背面の凹型嵌合部と保持体31の間に
弾性体33を介して嵌合される。保持体31と基体32
の間は弾性体33の変形量に見合う充分な間隙を有して
いる。
【0016】基体32は金属性の素材にラッピングテー
プに臨む頭部押圧面32aにダイヤモンド粉末を溶着し
て成る。弾性体33は弾性材料(例えば、ウレタンまた
はニトリルゴム)にて成形され、基体32をラッピング
テープに弾発的に圧接するように付勢している。
【0017】図2、第5〜7図において、カムシャフト
のラッピング装置10の後部両側に設けられた取付支柱
17,17からそれぞれ前方へ突設した張出し基板1
8,18を連結するように横設軸18a,18aが設け
られ、横設軸18aに外嵌するように吊金具18bが設
けられ、復動型の空圧シリンダ41は枢支ピン41aを
介して吊金具18bに取付けられている。
【0018】張出し基板18,18の下端部を連結する
ように天井基板19が設けられ、天井基板19に垂直取
付板19aが垂下して固設され、垂直取付板19aの所
定位置に配設された枢支ピン19bにより、T形アーム
43の腕の一端部43aが回動可能に枢支されている。
【0019】垂直連結棒42の下端部はT形アーム43
の腕の他端部43bと枢軸42aを介して連結されてお
り、上端部は、復動型の空圧シリンダ41のピストンロ
ッド41bとねじ調節可能に連結されている。
【0020】ラッピングテープ20は全長35〜55m
の連続した細帯状に形成され、ラッピングテープ20の
一方の面にはカム面W1を微細仕上するためのラッピン
グ材が塗布されている。
【0021】カムシャフトWのカム面W1を臨み張を持
たせて巻き掛けるようにラッピングテープ20を配索す
るものとして、ラッピングテープ案内機構50および張
設押さえ機構60が設けられている。
【0022】図2および図7からわかるように、ラッピ
ングテープ案内機構50はカムシャフトWの回転軸を中
心にして左右対称に配置されている。カムシャフトWの
カム面W1の両側位置には、側部案内ローラ保持枠51
に押圧保持体31が固設され、カムシャフトWのカム面
W1の上方位置には、上部案内ローラ保持枠52が垂直
取付板19aに固設されている。側部案内ローラ保持枠
51および上部案内ローラ保持枠52には、全体として
逆U字状にカムシャフトWのカム面W1を取囲むよう
に、所定数の案内ローラR,R…が設けられ、押圧保持
体31の上下位置に配設される案内ローラ R,Rはラ
ッピングテープ20が押圧子30の基体頭部32aに沿
うように側部案内ローラ保持枠51に取付けられてい
る。
【0023】図2および第6,7図に示すように、張設
押さえ機構60は、逆U字状にカムシャフトWを取囲む
ように配索されるラッピングテープ20の下部両側をそ
れぞれ挟持してラッピングテープ20に張りを持たせ、
ゆるみを防止するものである。
【0024】張設押さえ機構60は、摺動部材61がT
形アーム43の外側部に固設された取付基板62の案内
ピン63,63により、上下方向に案内され、摺動部材
61の下端部に固設された当接子64と取付基板62の
下端案内面65とがラッピングテープ20を挟持可能に
形成されて成る。
【0025】摺動部材61の上端部には、凸状部材66
が突設され、凸状部材66は押込部材67を臨み設けら
れ、押込部材67は垂直取付板19aの下端部に取付け
られた前後延設板68の前後端部に固設されている。図
6からわかるように、押込部材67は復動型の空圧シリ
ンダ41のピストンロッド41bが垂直連結棒42を介
してT形アーム43を開き方向に回動するとき、摺動部
材61の凸状部材66に当接し、ばね部材69の付勢力
に抗して摺動部材61は押下げられ、摺動部材61の当
接子64と取付基板62の下端案内面65との間にラッ
ピングテープ20が挿通可能な間隙を有するように形成
されている。
【0026】図2,3、図5、および図6に示すよう
に、供給機構70はカムシャフトWの四個のカム面W1
に対応するようにカムシャフトWの軸方向の間隔調節可
能に配設されている。供給機構70は各案内ローラRを
介してラッピングテープ20の一端が巻付けられている
巻枠71と、同じく各案内ローラRを介してラッピング
テープ20の他端部を巻上げる巻取りローラ72および
巻取り枠73とを有して成る。
【0027】巻枠71は取付支柱17,17から上方へ
突設された支持枠74に回転可能に枢支されており、巻
取り枠73は張出し基板18の揺動部材75の先端部に
回動可能に枢支されている。
【0028】次に作用を説明する。
【0029】図1,2および図5,6は、カムシャフト
のラッピング装置10がカムシャフトWのカム面W1を
加工している状態を示している。カムシャフトWの回転
軸は主軸台11およびセンタ軸台12により先端が振れ
ることなく正逆回転する。また、油圧モータ16が回転
することにより、油圧モータ16の偏心カム軸16aが
突出部材12aの小判型貫通孔12b内を回転し、セン
タ軸台12が図1において案内台14上をA方向に往復
運動(偏心カムの偏心距離の2倍の振幅による振動)を
し、連結ロッド15を介して主軸台11も案内台13上
を往復運動をし、これにより、カムシャフトWも往復運
動をする。
【0030】図1,2からわかるように、T形アーム4
3に固設された押圧子30は押圧位置に在り、前後延設
板68の押込部材67と摺動部材61の凸状部材66と
の間には所定量の間隙ができており、ばね部材69が摺
動部材61を上方へ押上げ、摺動部材61の当接子64
がラッピングテープ20を介して取付基板62の下端案
内面65に当接し、これにより、ラッピングテープ20
は移動不能に挟持される。
【0031】それ故にカムシャフトWが回転して、ラッ
ピングテープ20がカム面W1の摩擦力を受けてもラッ
ピングテープ20が移動することはない。また、逆U字
状に配索されたラッピングテープ20の下部両側位置に
て挟持しているので、カムシャフトWが正転あるいは逆
転した場合にもラッピングテープ20が移動することは
ない。
【0032】また、カムシャフトWが回転して、カムシ
ャフトWの回転中心からカム面W1の被加工位置までの
距離が増加する場合には、カム面W1がラッピングテー
プ20を介して押圧子30を押返し、T形アーム43の
下端部が枢支ピン19bを中心にして外側へ押出され、
T形アーム43の腕の他端部43bが垂直連結棒42を
介して復動型の空圧シリンダ41のピストンロッド41
bを付勢力に抗して押上げる。
【0033】カムシャフトWの回転中心からカム面W1
の被加工位置までの距離が減少する場合には、カム面W
1がラッピングテープ20から離れようとするが、復動
型の空圧シリンダ41のピストンロッド41bが垂直連
結棒42を介してT形アーム43をT形アーム43の下
端部の押圧子30がカム面W1を押圧する方向へ付勢し
ているので、ラッピングテープ20は離れようとするカ
ム面W1に追従し押圧する。以上のようにして、カムシ
ャフトWのカム面W1の研磨が行なわれる。
【0034】図8と図9において、押圧子30は基体3
2と弾性体33から成り保持体31に嵌合保持されてい
る。弾性体33は例えばウレタンゴムである。
【0035】弾性体33は基体背面の凹型嵌合部に嵌合
すると共に、凹型嵌合部の底面においても基体32の凸
部が弾性体33の凹部に嵌合しており、また弾性体33
の両端部33a,33bが側部案内ローラ保持枠51に
拘束されることによって弾性体33と基体32が移動し
たり欠落することが無い。
【0036】押圧子30がカムシャフトにラッピングテ
ープを圧接するとき、弾性体33が圧縮されて基体32
は弾発的にラッピングテープを押圧するように付勢さ
れ、カム面の寸法誤差に倣い高速で応動することができ
る。
【0037】また被加工面を臨む基体頭部32aの表面
にダイヤモンド粉末が溶着されているから、ラッピング
テープ背面との摩擦係数がより大きくなり、回転するカ
ム面の外周における摩擦力が加工中のラッピングテープ
を動かそうとする力に打ち勝って、固定を確実にするこ
とができる。同時に基体頭部32aがダイヤモンド粉末
により高硬度を実現して摩耗を防いでいる。
【0038】加工位置にあるラッピングテープ面が摩耗
したとき、ラッピングテープ20を移動して、摩耗して
いない新たなラッピングテープ面にするには、図7に示
すように復動型の空圧シリンダ41の空気圧を切替え
て、復動型の空圧シリンダ41のピストンロッド41b
が垂直連結棒42を上方へ引上げるようにする。
【0039】それにより、T形アーム43の下端部が枢
支ピン19bを中心にしてカムシャフトWから離れる方
向へ回動し、T形アーム43が回動すると、摺動部材6
1の凸状部材66が前後延設板68の押込部材67に当
接し、摺動部材61が案内ピン63に案内されながらば
ね部材69の付勢力に抗して押下げられる。図7に示す
ように、摺動部材61の当接子64と取付基板62の下
端案内面65との間にラッピングテープ20が挿通可能
な間隙が形成される。
【0040】次に、巻取りローラ72を駆動して、ラッ
ピングテープ20の一端を所定長さ巻上げるとともに、
揺動部材75に取付けた巻取り枠73と案内ローラ76
により、巻上げられたラッピングテープ20を巻取る。
これにより、ラッピングテープ20が各案内ローラRに
案内され、移動し、カム面W1を臨むラッピングテープ
20のラッピング面は摩耗していない新しい面になる。
この時、巻枠71から同じ量のラッピングテープ20が
下方向へ移動する。
【0041】次に、図7から図2の状態に推移するよう
に、復動型の空圧シリンダ41の空気圧を切替えて、復
動型の空圧シリンダ41のピストンロッド41bを押出
し、垂直連結棒42を介して、T形アーム43を押圧子
30がカムシャフトWに接近する方向に回動する。
【0042】T形アーム43を回動すると、摺動部材6
1の凸状部材66がT形アーム43の腕の一端部19a
を中心にして回動し、ばね部材69により、摺動部材6
1の凸状部材66が前後延設板68の押込部材67から
離間しながら上方へ移動し、摺動部材61は摺動部材6
1の当接子64が取付部材62の下端案内面65にラッ
ピングテープ20を介して当接し、止まる。これによ
り、ラッピングテープ20は移動不能に挟持される。
【0043】さらにT形アーム43を回動すると、摺動
部材61の凸状部材66と前後延設板68の押込部材6
7との間に図6に示すように間隙が生じる。異なる種類
のカムシャフトのカム面の外周を加工する場合において
は、復動型の空圧シリンダ41の空気圧を調節すること
により、カムシャフトのカム面の外周を押圧する力をそ
れに適合したものとすることができる。
【0044】ラッピング加工が行われるとき、空圧シリ
ンダ41が働いて押圧子30がラッピングテープをカム
シャフトのカム面に圧接する。
【0045】
【実施例】11図は本発明の一実施例を示す測定データ
であり、加工精度を加工面の平面(直線)に対する凹凸
の高さあるいは深さを示す真直度で示してある。
【0046】
【発明の効果】本発明に係るラッピング装置によれば、
押圧子をウレタンゴム単体でなく、ダイヤモンド粉末が
溶着され、前記保持体に進退可能に嵌合支持された基体
と、該基体の背面側にあって前記保持体に弾接する弾性
体とによる、複合構造としたため、磨耗や弾性による歪
みが減少し、加工精度が改善されるとともに、押圧子の
寿命が延伸されるので、製品の品質を向上するとともに
加工コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るラッピング装置の
要部を示す正面図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係るラッピング装置の
全容を示す正面図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係るラッピング装置の
要部を示し、図2の III矢視図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係るラッピング装置の
要部を示す図2のIV矢視図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係るラッピング装置の
側面図である。
【図6】本発明の一実施の形態に係るラッピング装置の
要部を示す図5のVI矢視図である。
【図7】本発明の一実施の形態に係るラッピング装置の
動作を示す図5のVI矢視図である。
【図8】本発明の一実施の形態に係るラッピング装置の
押圧子を含む要部の斜視図である。
【図9】本発明の一実施の形態に係るラッピング装置の
押圧子の透視図である。
【図10】従来例の要部を示す側面図である。
【図11】本発明と従来例の測定比較図表である。
【符号の説明】
10…ラッピング装置 20…ラッピングテープ 30…押圧子 31…押圧保持体 32…基体 33…弾性体 50…ラッピングテープ案内機構 60…張設押さえ機構 70…供給機構
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−238267(JP,A) 特開 平6−39701(JP,A) 実開 昭58−63955(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B24B 21/00,21/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正逆回転可能かつ軸方向の振動を可能に支
    持される被加工物の外周の被加工面を同時に研磨するラ
    ッピング装置において、 前記ラッピング装置は、ラッピングテープおよび、押圧
    子を備えており、 前記ラッピングテープは、前記押圧子に背面を押されて
    前記被加工面に圧接しており、 前記押圧子は、基体および弾性体を備えており、 前記基体は、前記被加工面を臨んで進退可能に保持体の
    凹型嵌合部に嵌入支持されており、 前記基体は、前記被加工面を臨む頭部の表面にダイヤモ
    ンド粉末が溶着されており、前記頭部の表面とは反対側
    の背面に、前記保持体の凹型嵌合部の底面側から前記頭
    部側へ凹入する凹型嵌合部が形成されており、 前記弾性体は、ブロック形状に形成され、前記保持体の
    凹型嵌合部の底面と前記基体の背面との間の隙間に介在
    していて、前記基体の凹型嵌合部に嵌入していることを
    特徴とするラッピング装置。
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