JP3012777U - Uボルト - Google Patents

Uボルト

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JP3012777U
JP3012777U JP1994015255U JP1525594U JP3012777U JP 3012777 U JP3012777 U JP 3012777U JP 1994015255 U JP1994015255 U JP 1994015255U JP 1525594 U JP1525594 U JP 1525594U JP 3012777 U JP3012777 U JP 3012777U
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JP
Japan
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pipes
bolt
flat surface
pipe
main body
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JP1994015255U
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English (en)
Inventor
収 松井
Original Assignee
収 松井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パイプ類の固定が強固に行なえ、緩みの発生
も少ないUボルトを提供する。 【構成】 断面円形の金属線材を用い、U字状に形成し
たボルト本体12の内周面側にのみ平坦面16を設け、
この平坦面16をパイプの回り止加工となる粗面16a
に形成し、パイプ類1の固定時に平坦面16で接触量を
多くすると共に、粗面16aによって滑り止と回り止が
得られ、パイプ類1を強固に固定することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば各種パイプ類を固定するために使用するUボルトに関する 。
【0002】
【従来の技術】
図4(A)、(B)は各種パイプ類1を固定する従来のUボルト2を示し、断 面円形の金属線材を用いてボルト本体3をU字状に形成し、この本体3の両側脚 部4、4に形成した雄ねじ5、5にナット6、6を螺合する構造を有し、アング ル等の固定部材7に対して当接させたパイプ類1にボルト本体3を外嵌挿し、そ の両側脚部4、4を固定部材7の取付孔に挿通し、両脚部4、4の雄ねじ5、5 に螺合したナット6、6の締付けによりパイプ類1を固定化するようになってい る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、従来のUボルト2は、断面円形の線材をU字状に屈曲させてボルト 本体3を形成した構造になっているため、パイプ類1に対して外嵌した締付け固 定時、曲面同志の当接となって、内周面の一点が点接触する一点支持の状態とな り、固定力が弱いだけでなく回り止機能がなく、パイプ類1に回転や傾斜状態が 生じやすいという問題がある。
【0004】 更に、パイプ類1の外嵌時に、パイプ類1の軸線に対して直角の姿勢になれば よいが、傾斜状態の姿勢になることが多く、このような状態で締付けを行なうと 、経時的に緩みが生じるという問題がある。
【0005】 そこで、この考案の課題は、パイプ類に対する接触量を多くして固定力が向上 し、パイプの回り止効果が得られると共に、パイプ類の軸線に対して直角の姿勢 となり、経時的に緩みの発生がないUボルトを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記のような課題を解決するため、この考案は、断面円形の金属線材を用いて U字状に形成したボルト本体の内周面側にのみ平坦面を設け、この平坦面にパイ プの回り止加工を施した構成を採用したものである。
【0007】 この考案において、平坦面をプレス成形によって形成し、回り止加工をローレ ット加工によって形成することができる。
【0008】
【作用】
ボルト本体の内周面側を平坦面にしたので、パイプ類に外嵌したとき、接触部 分は線もしくは面接触となり、しかも平坦面は回り止加工が施されているので、 パイプ類の固定が強固に行なえ、かつ、パイプの回り止状態が得られると共に、 平坦面がパイプ類の外面軸方向に沿うのでボルト本体はパイプ類の軸線に対して 直角の姿勢になり、固定後に経時的な緩みの発生はない。
【0009】
【実施例】
以下、この考案の実施例を添付図面の図1乃至図3に基づいて説明する。
【0010】 図示のように、Uボルト11は、断面円形の金属線材をU字状に屈曲してボル ト本体12を形成し、このボルト本体12の両脚部13、13にナット14、1 4を螺合する雄ねじ15、15を設けると共に、半円状の屈曲部分の内周面にの み平坦面16を形成し、この平坦面16をパイプの回り止加工によって粗面16 aにした構造になっている。
【0011】 上記平坦面16は、ボルト本体12をパイプ類1に外嵌したとき、パイプ類1 の軸方向に沿うようプレス成形によって形成され、回り止加工となる粗面16a は図2(B)の如く、例えばローレット加工によって深いクロス溝に施されてい る。なお、粗面16aの加工は、ローレット以外に、刃物等で加工してもよく、 クロス溝の間隙は、ボルト本体12の大きさに合わせ、小型の場合は細かく、大 型の場合は粗く施せばよい。
【0012】 この考案のUボルトは上記のような構成であり、アングル等の固定部材17に 対してパイプ類1を固定するには、パイプ類1に対してボルト本体12を外嵌し 、両側脚部13、13を固定部材17の取付孔18に挿入し、雄ねじ15、15 にナット14、14を螺合して締付ける。
【0013】 ボルト本体12はパイプ類1に対して内周面の平坦面16が当接するので、線 又は面接触となり、接触量が増大すると共に、平坦面16は粗面16aになって いるので、パイプ類の回り止と滑り止効果に優れ、パイプ類1との間で滑りがな く、かつ、パイプ類の回り止が行なえ、これによってパイプ類1を強固に固定化 することができる。
【0014】 また、ボルト本体12は、平坦面16がパイプ類1の外面軸方向に沿うことに なるので、パイプ類1の軸線に対してボルト本体12は直角の姿勢で固定化する ことができ、締付け状態が経時的に緩むというようなことがなく、パイプ類の強 固な固定が維持できる。
【0015】 図3は、パイプ類1が塩化ビニルの如き合成樹脂パイプの場合の固定例であり 、ボルト本体12の内周面とパイプ類1の間にゴム又は同効の弾性体シート19 を挾み込み、パイプ類1の外面にボルト本体12で損傷を与えないようにすると 共に、平坦面16の粗面16aが弾性体シート19に喰込み、滑りやすい合成樹 脂パイプでも強固に固定できるようになっている。
【0016】
【考案の効果】
以上のように、この考案によると、U字状ボルト本体の内周面を平坦面とし、 この平坦面にパイプの回り止加工を施したので、パイプ類を固定するとき、パイ プ類との接触量が多くなり、しかもパイプ類との接触部分に滑りがなく、パイプ 類の回り止が得られるので、パイプ類を安定して強固に締付け固定することがで きる。
【0017】 また、ボルト本体は、パイプ本体への外嵌時に、平坦面がパイプ類の軸方向に 沿うので、パイプ類に対してボルト本体の姿勢がパイプ類の軸線に直角になり、 経時的な緩みの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの考案に係るUボルトの使用状態を
示す横断平面図、(B)は同縦断側面図
【図2】(A)はボルト本体の要部を示す斜視図、
(B)は図1(B)の要部を拡大した縦断面図
【図3】Uボルトの他の使用状態を示す横断平面図
【図4】(A)は従来のUボルトの使用状態を示す横断
平面図、(B)は同縦断側面図
【符号の説明】
11 Uボルト 12 ボルト本体 13 脚部 14 ナット 15 雄ねじ 16 平坦面 16a 粗面

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面円形の金属線材を用いてU字状に形
    成したボルト本体の内周面側にのみ平坦面を設け、この
    平坦面にパイプの回り止加工を施したUボルト。
  2. 【請求項2】 平坦面をプレス成形によって形成し、回
    り止加工をローレット加工によって形成した請求項1記
    載のUボルト。
JP1994015255U 1994-12-09 1994-12-09 Uボルト Expired - Lifetime JP3012777U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003083321A (ja) * 2001-09-10 2003-03-19 Nhk Spring Co Ltd ボールジョイント
JP2004198541A (ja) * 2002-12-16 2004-07-15 Kurimoto Ltd 機器銘板等の取付構造
JP2012165575A (ja) * 2011-02-08 2012-08-30 Burest Kogyo Kenkyusho Co Ltd ケーブルラック用接続金具
KR20200066836A (ko) * 2018-12-03 2020-06-11 장재형 체결력을 상승시킨 유볼트

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