JP3012242U - ゴルフスコア−カ−ド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 雨滴や汗が着いても吸水劣化せず、鉛筆によ
る記入が円滑に行えるゴルフスコア−カ−ドを提供す
る。 【構成】 折畳み式にポケットに収納可能なサイズで、
少なくとも表面を鉛筆の芯が摩耗可能な超微細凹凸に形
成した合成樹脂シ−ト１のその表面にゴルフスコア−を
記入する罫線表２を非水溶性インクで印刷して成るゴル
フスコア−カ−ドである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、プレ−中にマ−カ−がスコア−を記入するゴルフ用スコア−カ−ド に関する。

【０００２】

【従来の技術】

二つに折畳み、ポケットに納められる面積の厚手の紙に表に罫線など、裏にゴ ルフクラブ名やル−ル、注意等が印刷されているスコア−カ−ド用紙が普及して いる。 コルファ−はプレ−中において、マ−カ−（プレ−相手の記入者）が立ったま まスコア−を掌に載せて鉛筆で記入している。

【０００３】 ゴルフは屋外のプレ−であるため、天気によっては、例えば雨の日には雨滴に あたって濡れるし、暑い日にはポケットの中で汗で濡れることもある。そのため に、用紙がよれよれになったり、表面が紙の繊維に引っ掛かりって書き損したり 、破れたりすることがある。書き損して、何度も書き直したりすると記入したス コア−が判別しにくくなって、提出用スコア−カ−ドへの転記が正確に行えない 場合があり、それが原因で争いとなることも間々ある。こうしたトラブルを避け るために各人がスコア−カ−ドをビニ−ルシ−トで濡れないように覆うなど工夫 を凝らしている光景が見られるが面倒この上ない。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

そこで本考案は、雨滴や汗が着いても濡れず、鉛筆による記入が円滑に行える ゴルフスコア−カ−ドを提供する。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために、本考案のゴルフスコア−カ−ドは、折畳み式にポ ケットに収納可能なサイズで、少なくとも表面を鉛筆の芯が摩耗可能な超微細凹 凸に形成した合成樹脂シ−ト１のその表面にゴルフスコア−を記入する罫線表２ を非水溶性インクで印刷して構成するものである。

【０００６】

【実施例】

本考案の実施例を図で説明すると、 図１に示すように、セラミック系の超微細粉体を混合形成した０．２ｍｍ厚の 合成樹脂シ−ト１を縦１３ｃｍ、横１８ｃｍの矩形にカットし、縦中心に二折り の折目３を施する。これを二折りすれば、縦１３ｃｍ、横９ｃｍの大きさとなり 、ちょうどポケットに収納に適したサイズとなる。 そして、その表面にゴルフスコア−を記入する罫線表２とホ−ル番号等４、署 名欄５等を油性インクで印刷し、その裏面側にゴルフクラブ名とル−ル、注意等 を印刷する。

【０００７】 これに用いる合成樹脂シ−ト１は、図２に示すように、合成樹脂にセラミック 系の粉体粒子が混合されその表面にも粉体粒子が一部露出されているので水滴で 濡れても用紙素材１ｂ自体は吸水しない。またシ−ト素材はセラミック系の白色 超微細粒子が相当量混合されているので白色不透明となる。用紙は一見滑らかで はあるが、シ−ト表面１ａには鉛筆の芯が摩耗可能な超微細凹凸が形成される。 その白色超微細粒子の量が少なすぎると樹脂シ−トの透明性が高くなるのみな らず、表面の凹凸数量が低くなり鉛筆の芯が表面を滑ってしまい濃く筆記するこ とができなくなるので好ましくない。

【０００８】 超微細粒子を合成樹脂に混合してできる表面は、前記セラミック系の他に金属 系の粉体等でも可能である。 またこれと別に、合成樹脂シ−ト１は、透明性の素材を用いてそのシ−ト表面 のみを物理的または化学的に加工処理して鉛筆の芯が摩耗可能な超微細凹凸を形 成する態様（図略）も可能である。

【０００９】

【作用】 従来のパルプ用紙では水が掛かるとその用紙自体が吸水し繊維同士の結合が弱 くなり、その吸水部分に鉛筆で筆記すると芯先が引っ掛かり極めて破れやすい。 また、破れない状態であっても鉛筆の芯先が摩耗されないので濃く書けない。 また、鉛筆を使用しないで、水性ペンを使用する場合には文字が繊維に滲むこ とによって何と書いてあるかを判別できなくなることがある。油性ペンを使用す る場合には油性インクが付着せず文字が書けなくなる。

【００１０】 上記従来のスコアカ−ドに対して本考案は、樹脂シ−トなので雨滴や汗が付着 しても吸水劣化をしない。その上さらにシ−ト表面１ａには鉛筆の芯が摩耗可能 な超微細凹凸に形成してあるので鉛筆によって芯先が引っ掛かることなくスム− ズに濃く書くことができる。超微細凹凸がない場合には、芯先が摩耗せずに滑っ てしまい書くことができないので好ましくない。 また、鉛筆を使用しない場合でも、表面の水滴をタオル、ハンカチ等で拭取れ ば水性ペンでも油性ペンでも良く書ける。タオル、ハンカチ等で拭取る際に罫線 等が非水溶性インクでの印刷されているので剥げ落ちる虞もない。

【００１１】

【考案の効果】

本考案は以上のようで、表面に雨滴や汗が付着してもその影響を受けず、鉛筆 によるスコア−記入がスム−ズに正常にできる。そのために雨の日でも記入トラ ブルの心配なく、安心して気持ちよくプレ−することができるようになった。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の平面図。

【図２】縦断側面図。

【符号の説明】

１ 合成樹脂シ−ト １ｂ 合成樹脂シ−ト素材 １ａ 合成樹脂シ−ト表面 ２ 罫線表 ３ 二折りの折目 ４ ホ−ル番号 ５ 署名欄 ６ 超微細粒子

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 折畳み式にポケットに収納可能なサイズ
   で、少なくとも表面を鉛筆の芯が摩耗可能な超微細凹凸
   に形成した合成樹脂シ−ト（１）のその表面にゴルフス
   コア−を記入する罫線表（２）を非水溶性インクで印刷
   して成るゴルフスコア−カ−ド。