JP3011814U - 遠赤外線低温式乾燥サウナ - Google Patents

遠赤外線低温式乾燥サウナ

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は遠赤外線発生物質のもつ穏やかな発
熱作用や殺菌効果、遠赤外線(波長3.0ミクロンから
1000ミクロン)の照射作用をもつ、遠赤外線照射コ
ンクリート体を用いて遠赤外線低温式乾燥サウナSRを
構築し、製品として広く社会に提供するものであり、特
に、ヒトの出す遠赤外線の波長と一致する事を念頭に入
れると健康、医療面に大きな効果を示すもである。 【構成】 表面に波形状などの立体的模様を形成した遠
赤外線照射コンクリート体を用い、サウナ室の四方側壁
の一面、或いは複数面、さらにはサウナ室の床部全面、
或いは一部を構築した遠赤外線低温式乾燥サウナSRで
あり、所定の温度を得ると共に、遠赤外線を均一に照射
出来る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
赤外線のもつ、強い熱効果は工業方面や医療面で広く用いられているが、近年 、ヒトの体に優しい遠赤外線(3.0ミクロンから1000ミクロン)の利用が 求められている。
【0002】 考案者はこの効果をサウナとして利用、穏やかな発熱作用と共に遠赤外線を照 射する遠赤外線低温式乾燥サウナを開発、広く社会に提供するものである。
【0003】
【従来の技術】
遠赤外線発生物質は我々の身の回りに沢山あるが、遠赤外線発生物質からの発 熱は穏やかなものであり、遠赤外線を有効に用いているものとしては、魚焼き器 や関節保温用のサポーターなど、限られたものにしか用いられていないのが現状 である。
【考案が解決しようとする課題】
【0004】 従来のサウナ、特に乾燥サウナではサウナ室内の温度を90℃〜110℃程の 高温に設定している事から、次に示すような弊害を発生させている。(1)サウ ナ室内温度が前述した通り高温に設定されている事から、ヒトの皮膚からの熱伝 導によって発汗を促進せしめている。故に、ヒトの皮膚に与える弊害が多い。
【0005】 さらに、高温に設定されている故に(2)咽喉や鼻に強い刺激を与える。(3 )呼吸気温が80℃前後になると肺胞を傷める恐れを示す。(4)頭部が熱く、 のぼせると共に頭髪が傷む。(5)心臓に負担が大きく、入浴時間が制限される など多くの弊害が示され、老人や子供、身体に障害をもつ人々には身体に負担の 掛かるサウナ入浴方法である。
【0006】 この様な乾燥サウナはサウナ室内部か隣接した場所に熱風を発生させる装置を 設けているが、高温であるが故に、サウナ室やその付近の構築材料にまで厳しい 制約が付き、安全性を求められるため消防局など諸官庁の管制下におかれ、許認 可を得なければならない。
【0007】 サウナ室内の温度を何時も高温に設定しておく必要があるため、燃料費などの ランニングコストが高額に推移すると共に、構築材料にも厳しい制約が付く事か ら構築費も高額にならざるを得ない。
【0008】 本考案では、従来、高温に設定されていたサウナ室内の温度を40℃〜50℃ 程の低温に設定し、老人や子供、身体に障害をもつ人々にも、身体に優しいサウ ナ入浴方法を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
遠赤外線発生物質の一つである自然石(川石や海石の様な、特に丸くて硬い石 )を破砕して砂利とし、遠赤外線発生促進剤(本考案においては用いていないが 木炭粉の様な物を云う)と共にコンクリートペーストに混入して、均一に遠赤外 線を照射出来る遠赤外線照射コンクリート体を成型又は構築した。
【0010】 遠赤外線発生物質には穏やかな発熱作用があり、遠赤外線を照射すると共に殺 菌効果も認められる。この遠赤外線照射コンクリート体の中間層に発熱体を構成 、温水ボイラーに蓄積されている温水を温水循環ポンプにより発熱体に供給、発 熱体の加熱によって遠赤外線照射コンクリート体が暖められるものとした。
【0011】 此れによって遠赤外線の照射、発熱を促進、所定の温度を得る事が出来ると共 に、遠赤外線発生物質より発生する発熱との相乗効果によって、温水の温度低下 を妨げ、温度加熱に要する燃料費などのランニングコスト軽減を成しえる。
【0012】 本考案では、サウナ室内の温度を40℃〜50℃程の低温に設定している事か ら、その構築には特別指定された材料を用いる必要も無く、消防局など諸官庁の 管制下におかれる事も無い。従って、許認可を得る必要も生じない。
【0013】
【作用】
本考案では、より効率良く遠赤外線を発生させるために遠赤外線照射コンクリ ート体の表面の一方面又は両面に波形、凹凸形、球形状などの立体的模様を形成 し、サウナ室の四方側壁の一面、或いは複数面とサウナ室の床部全面、或いは一 部に対して遠赤外線照射コンクリート体をもって成型又は構築した。なお、遠赤 外線には穏やかな発熱作用や殺菌効果がある。
【0014】 この穏やかな発熱作用が発熱体を媒介し、相乗効果も伴って任意の温度を得る と共に遠赤外線の照射効率も高める。従って、本考案の遠赤外線低温式乾燥サウ ナの運転効率は、著しく、ランニングコストの低いものとなる。
【0015】
【実施例】
本考案の一実施例を図面に基づき説明する。図1は本考案の遠赤外線照射コン クリート体を用い実施した、遠赤外線低温式乾燥サウナの平面図。図2は本考案 の遠赤外線発生メカニズムを示す全体系統図。図3は本考案の遠赤外線照射コン クリート体を示す平面、一部断面図。図4及び5図は本考案の遠赤外線照射コン クリート体より発生する遠赤外線の照射方向を示す設定図。
【0016】 本考案による実施例の説明は、本考案の遠赤外線照射コンクリート体Xで成型 した遠赤外線低温式乾燥サウナSRによって説明する。
【0017】 図1は本実施例の遠赤外線低温式乾燥サウナSRの平面図である。サウナ室を 囲む側壁は遠赤外線照射壁コンクリート体XAで構築されており、室外に接する 側面は断熱材ADにて覆われ外部への放熱を阻止している。サウナ室の床は遠赤 外線照射床コンクリート体XB(図示外)であり、やはり、地中、階下への放熱 を防止するため断熱材ADを敷き詰めた上に構築している。
【0018】 この遠赤外線照射壁コンクリート体XAとXBの中間層には、図3に示してい る様に発熱体を構成しており、図2の遠赤外線発生メカニズムを示す全体系統図 に見るとおり、温水ボイラーBに蓄積されている温水を給湯主管S2、温水循環 ポンプPを介して温水供給管S3より発熱体XXに供給する。
【0019】 温水が供給されると発熱体XXは加熱し、遠赤外線照射コンクリート体XAと XBが暖められる。遠赤外線照射コンクリート体XAとXBが暖められると熱気 と遠赤外線が遠赤外線照射面XYより、遠赤外線放射方向XZに向けて放射放熱 され、遠赤外線低温式乾燥サウナSRの室内温度を上げる。
【0020】 遠赤外線照射コンクリート体Xの表面に波形、凹凸形、球形状などの立体的模 様を形成、遠赤外線照射面XYとし遠赤外線や加温された温熱を遠赤外線放射方 向XZに向けて放射放熱するが、立体模様を形成した事から遠赤外線照射面XY の表面積は増大され、照射、加温効率を良くする。
【0021】 立体的模様を形成、遠赤外線照射面XY形成された模様面から照射される遠赤 外線は図5の様に乱射され、撹拌して遠赤外線低温式乾燥サウナSRの室内温度 を上げる事から、ヒトが受ける遠赤外線の受照効率が良くなる。
【0022】 供給された温水は遠赤外線照射コンクリート体XAとXBを暖めると、温水戻 り管D3を通じ温水ボイラーBに戻り、巡回を繰り返す。本実施例の温水の温度 は温水ボイラーBでの設定温度を60℃とし、遠赤外線照射コンクリート体XA とXBが暖められると遠赤外線照射面XYより、遠赤外線放射方向XZに向けて 放射放熱されるが、放熱温度は40℃〜42℃を保つ。
【0023】
【考案の効果】
ヒトの体からは、常時8ミクロンから12ミクロン程の遠赤外線が発生されて いる。従って、波長の合う遠赤外線はヒトの身体に良い影響を与えるものであり 、アメリカ航空宇宙局の研究でも、ヒトの身体に特に良い作用を示す遠赤外線は 、8ミクロンから14ミクロンが最も効果を上げる事として、証明されている。
【0024】 本考案は遠赤外線発生物質のもつ穏やかな発熱作用と遠赤外線照射コンクリー ト体に構成した発熱体の加熱により、相乗効果も伴って任意の温度を得ると共に 遠赤外線の照射効率を高めるものである。
【0025】 遠赤外線はヒトの体に良い影響を与えると云う事として、身体を芯から暖め微 細血管、毛細血管を拡張させ血液循環の活性化を進め、新陳代謝の強化、体液障 害の一掃、組織再生力の増加や生長促進せしめ、殺菌効果も認められる事などが 上げられる。
【0026】 赤外線は同一の波長が物質に当たると電磁的な共振を起こす事は衆知である。 発生する遠赤外線の波長は3.0ミクロンから1000ミクロンの範囲であり、 ヒトの身体から発生する遠赤外線の波長8ミクロンから12ミクロン程は其の範 囲に入る。この様に、ヒトの出す遠赤外線の波長と一致する事を念頭に入れると 今後の健康、医療面に大きな効果を示すものである。
【0027】 考案者はこの効果をサウナとして利用したものであり、一般的なサウナではヒ トの皮膚からの熱伝導によって発汗を促進せしめているが、本考案の遠赤外線低 温式乾燥サウナを用いてサウナ入浴を行うと、遠赤外線はヒトの体内に入り電磁 的な共振を起こし、熱を発生させ身体を芯から暖めて発汗を促す事が出来る。
【0028】 本考案である遠赤外線低温式乾燥サウナの効果を説明すると、サウナ室内の温 度設定は40℃〜42℃程に設定されているが、この温度はヒトの平均体温より 5、6℃程高い温度であり、これは一般的な浴室入浴温度に等しく、老人や子供 、身体に障害をもつ人々にも、サウナ入浴をより行いやすくすると云う効果を生 んだ。
【0029】 この様な穏やかな発熱作用と遠赤外線照射、殺菌効果が次に示す効果を生む。 (1)低温であるが身体の芯より暖めて発汗させ、汗腺や皮脂腺を刺激する事か ら発汗を良くし老廃物などの排泄も良くする。
【0030】 (2)息苦しさが無く、咽喉、鼻に優しい。(3)呼吸が楽で肺胞を傷める恐 れが無い。(4)頭髪を傷める心配が無く、膚が滑らかになる。(5)心臓に掛 かる負担が著しく少なくなり、サウナ入浴であるが入浴時間に制限を設ける必要 は無くなる。
【0031】 また、遠赤外線発生物質のもつ穏やかな発熱作用と、遠赤外線照射コンクリー ト体に構成した発熱体の加熱による相乗効果によって、温水の温度低下を大幅に 妨げて任意の温度を得る事から、温度加熱に要する燃料費などのランニングコス ト軽減をなし得る。
【0032】 遠赤外線照射コンクリート体の表面に立体的模様を形成し、遠赤外線や加温さ れた温熱を放射放熱するが、立体模様を形成した事から遠赤外線照射面積は増大 され、模様面から照射される遠赤外線は乱射され、撹拌してサウナ室内の温度を 上げる事から、遠赤外線の照射効率が良くなる。
【0033】 サウナ室内の温度設定も低温に設定している事から、その構築には特別指定さ れた材料を用いる必要も無く、消防局など諸官庁の管制下におかれる事も無い。 従って、許認可を得る必要も生じない。
【0034】 さらに、遠赤外線のもつ殺菌効果がサウナ室内の温度を低温に設定しても、黴 びや細菌の発生を防止し清潔なサウナ室を保ち、成人病、慢性病、疾患病、スト レスの解消など、医療、健康維持などの治療や予防にも対応出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の遠赤外線照射コンクリート体を用い実
施した遠赤外線低温式乾燥サウナの平面図。
【図2】本考案の遠赤外線発生メカニズムを示す全体系
統図。
【図3】本考案の遠赤外線照射コンクリート体を示す平
面、一部断面図。
【図4】本考案の遠赤外線照射コンクリート体より照射
する遠赤外線の放射方向を示す設定図。
【図5】本考案の遠赤外線照射コンクリート体より照射
する遠赤外線の照射方向を示す設定図。
【符号の説明】 AD 断熱材 B 温水ボイラー BG 温度計 D3 温水戻り管 D5 温水の戻り方向を示す矢印 P 温水循環ポンプ S2 給湯主管 S3 温水供給管 S5 温水の供給方向を示す矢印 SF サウナ床スノコ SP サウナベンチ SR 遠赤外線低温サウナ V バルブ W サウナ板壁 X 遠赤外線照射コンクリート体 X2 鉄筋 X3 砂利 XA 遠赤外線照射壁コンクリート体 XB 遠赤外線照射床コンクリート体 XX 発熱体 XY 遠赤外線照射面 XZ 遠赤外線照射方向
【手続補正書】
【提出日】平成6年11月24日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サウナ室の四方側壁の一面、或いは複数
    面を遠赤外線照射壁コンクリート体XAとし、サウナ室
    の床部全面、或いは一部を遠赤外線照射床コンクリート
    体XBとした、遠赤外線照射コンクリート体Xをもって
    成型又は構築した事を特徴とする遠赤外線低温式乾燥サ
    ウナSR。
  2. 【請求項2】遠赤外線照射コンクリート体Xであって、
    成型、構築した表面の一方面又は両面に波形、凹凸形、
    球形状などの立体的模様を形成した事を特徴とする請求
    項1記載の遠赤外線照射コンクリート体X。
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