JP3011670U - 防塵服 - Google Patents

防塵服

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Publication number
JP3011670U
JP3011670U JP1994015733U JP1573394U JP3011670U JP 3011670 U JP3011670 U JP 3011670U JP 1994015733 U JP1994015733 U JP 1994015733U JP 1573394 U JP1573394 U JP 1573394U JP 3011670 U JP3011670 U JP 3011670U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
garment
slide fastener
front body
dustproof
seam
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1994015733U
Other languages
English (en)
Inventor
一誠 七間
Original Assignee
株式会社トヤマゴールドウイン
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 防塵服において、スライドファスナーの開閉
の操作性に優れ、着用者の腕の動きと干渉しない位置に
スライドファスナーを取り付ける。 【構成】 通気性の低い布からなり、袖付上衣2、また
は袖付上衣2、ズボン3一体のつなぎ服であって、上衣
2の前身頃6の首付根から脇下を通り、上衣2の後身頃
7の脇下から後方腰部に沿って着用口形成用のスライド
ファスナー9を螺旋状に設けている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、クリーンルームなどの清浄空間での作業時に着用する袖付上衣、ま たはつなぎ服形式の防塵服の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体製品の製造工場などクリーンルームでは、作業者の身体から塵埃が外部 に飛散するのを防止するために、通気性の低い生地(防塵衣用素材)製のつなぎ 服形式の防塵服が利用されている。この種の防塵服で、着用口形成用のスライド ファスナーは、今まで、前身頃中央部にフロントファスナーとして身長方向に設 けられるか、または防塵服の脇部分にサイドファスナーとして身長方向に設けら れている。
【0003】
【従来技術の課題】
ところが、スライドファスナーが前側または脇下で身長方向に設けられている と、作業者が腕を動かしたときに、スライドファスナーのフラップ(ファスナー の上部を覆う身頃の一部)を起こしてめくれさせ、フラップが塵埃通過防止の役 割を果たさなくなり、袖とスライドファスナーとの摩擦が発塵の原因となってい た。
【0004】 通常、スライドファスナー自体の防塵透過性は、防塵衣用素材に比べて高いた め、スライドファスナーの取り付け位置は、作業者の前面作業領域からできるだ け外れた位置であればよいことになる。しかし、この種の防塵服において、身体 の背部で背筋にとった位置にスライドファスナーを設けることも、開閉操作性の 点から問題がある。
【0005】
【考案の目的】
したがって、本考案の目的は、この種の防塵服において、スライドファスナー の開閉の操作性に優れ、着用者の腕の動きと干渉しない位置にスライドファスナ ーを取り付けることである。
【0006】
【考案の解決手段】
上記目的の下に、本考案は、この種の防塵服において、通気性の低い布からな り、袖付上衣、または袖付上衣、ズボン一体のつなぎ服であって、上衣の前身頃 の首付根から脇下を通り、上衣の後身頃の脇下から後方腰部に沿って着用口形成 用のスライドファスナーを螺旋状に設けている。
【0007】
【実施例】
図1ないし図4は、本考案の防塵服1を示している。この防塵服1は、通気性 の低い導電糸織り込み布からなり、上衣2とズボン3とを腰部分で一体化したつ なぎ服からなっている。この実施例で、袖4は、ラグラン袖であって、例えばス タンド形式のえり5の部分すなわち首付根から脇下に至る縫い目で、上衣2の前 身頃6および後身頃7に縫い合わされている。なお、前身頃6は、脇下部分から 後身頃7の腰部分に至る方向に斜めに裁断されている。また、必要に応じて後身 頃7は、前身頃6よりも短い丈に裁断されており、伸縮布製の背下部8を介して 左右の前身頃6および下方のズボン3に縫い合わされている。
【0008】 そして、着用口形成用のスライドファスナー9は、首付根から脇下に至るラグ ラン形式の袖4と上衣2の前身頃6との縫い目に沿い、脇下から身体後腰部に至 る線上で、前身頃6と後身頃7との縫い合わせ部分に設けられている。したがっ て、このスライドファスナー9の取り付け位置で、前身頃6と袖4および後身頃 7とは、直接縫い合わせられておらず、スライドファスナー9(両方のテープ) を介して接合されている。なお、例えば前身頃6の縫い代へり部分は、スライド ファスナー9を覆うためのフラップとして形成されている。また、前記えり5は ファスナー9の取り付け部延長線上で、ベルクロテープ11などによって開閉で きるようになっている。
【0009】 この防塵服1の着用に当たって、ベルクロファスナー11を離して、えり5を 開放状態としながら、スライドファスナー9のスライダーを操作して、その取り 付け部分を開放して、着用口を形成し、その部分からズボン3の内部に足を入れ るとともに、上衣2の内部に上半身を包み込んで、防塵服1を着る。この防塵服 1を着た状態で、作業者の腕は、脇の部分よりやや前方を中心として運動する。 このとき、袖4の動きに対してスライドファスナー9の引っ掛かりがほとんどな く、両者間の摩擦による発塵の発生率が低く抑えられる。
【0010】 また、袖4の内側部分がスライドファスナー9の取り付け部分に対して強くこ すれないため、フラップ10が起こされず、スライドファスナー9のエレメント や両方のテープ部分が露出することも少なくなる。したがって、作業者の作業動 作によって、防塵服1の内部の空気圧が増減したとしても、防塵服1の内部の塵 埃が作業者の動作によってスライドファスナー9の部分(エレメントおよび両方 のテープ)から押し出されることもなくなる。また、たとえスライドファスナー 9のテープの部分などに洗濯時に塵埃が残留していたとしても、フラップ10が めくれることもないので、フラップ10のめくれによる塵埃の飛散が防止できる ことになる。
【0011】
【他の実施態様】
上記実施例は、前身頃6とラグラン形式の袖4との縫い目、および前身頃6と 後身頃7との縫い目の位置にスライドファスナー9を取り付けることによって、 スライドファスナー9の取り付けのための縫製が同時に上記縫い目の縫製を兼用 しているため、縫い付け工程を減らすことができる。しかし、スライドファスナ ー9は、上記の縫い合わせ部分に限らず、首付根から脇下を通り、身体の後腰部 に至る線上にそって螺旋状に形成することもできる。また、前身頃6と後身頃7 との脇下部分での縫い合わせには、上記実施例のように、スライドファスナー9 の縫い付け線上に沿わないで、従来と同様に脇下から垂直方向に設けてもよい。 さらに、防塵服1は、ズボン3のない状態で実施することもできる。
【0012】
【考案の効果】
本考案では、防塵服において、スライドファスナーが前身頃から後身頃の方向 へ螺旋状に取り付けられていて、脇の部分で下方に延在しない状態で設けられて いるため、着用時に、作業者の腕の動きによって、袖とスライドファスナーとの こすれ合いが最小限度に抑えられ、袖とスライドファスナーとの摩擦による発塵 やスライドファスナーの部分の露出による防塵服内から防塵服外側への塵埃の飛 散が最小限度に抑えられること、またスライドファスナーが前身頃と袖や後身頃 との縫い合わせ部分に沿って設けられているので、それらの縫い目とファスナー の取り付けるための縫い目とが共用できるため、縫い付け工程がその分減少し、 生産性がよくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の防塵服の正面図である。
【図2】本考案の防塵服の一部の背面図である。
【図3】本考案の防塵服の一部の側面図である。
【図4】防塵服のスライドファスナーの取り付け部分の
一部拡大正面図である。
【符号の説明】
1 防塵服 2 上衣 3 ズボン 4 袖 5 えり 6 前身頃 7 後身頃 8 背下部 9 スライドファスナー 10 フラップ 11 ベルクロファスナー

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通気性の低い布からなる袖付上衣であっ
    て、上衣の前身頃の首付根から脇下を通り、上衣の後身
    頃の脇下から後方腰部に沿って着用口形成用のスライド
    ファスナーを螺旋状に設けたことを特徴とする防塵服。
  2. 【請求項2】 通気性の低い布からなるラグラン袖付上
    衣であって、上衣の前身頃の首付根から脇下に至るラグ
    ラン袖と上衣前身頃との縫い目を通り、脇下から後方腰
    部に至る上衣の前身頃と後身頃との縫い目に沿って着用
    口形成用のスライドファスナーを螺旋状に設けたことを
    特徴とする防塵服。
  3. 【請求項3】 通気性の低い布からなり、袖付上衣、ズ
    ボン一体のつなぎ服であって、上衣の前身頃の首付根か
    ら脇下を通り、上衣の後身頃の脇下から後方腰部に沿っ
    て着用口形成用のスライドファスナーを螺旋状に設けた
    ことを特徴とする防塵服。
  4. 【請求項4】 通気性の低い布からなり、ラグラン袖付
    上衣、ズボン一体のつなぎ服であって、上衣の前身頃の
    首付根から脇下に至るラグラン袖と上衣前身頃との縫い
    目を通り、脇下から後方腰部に至る上衣の前身頃と後身
    頃との縫い目に沿って着用口形成用のスライドファスナ
    ーを螺旋状に設けたことを特徴とする防塵服。
JP1994015733U 1994-11-29 1994-11-29 防塵服 Expired - Lifetime JP3011670U (ja)

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