JP3125433U - 使い捨て作業着 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本願考案に係る作業着は、体を覆う身頃部1と、身頃部の首回り部分から上方に延設されたフード2と、一端が身頃部1の裏側に設けられて他の一端を首回りから身頃部1の表側に露出させる紐部材3と、身頃部1の表側に設けられて紐部材3の上記他の一端側を身頃部1の表側へ着脱自在に係止する係止部4とを備える。フード2を首回り部分へ畳み或いは丸めた状態にし、紐部材3の上記身頃部1の表側に露出する部分を係止部4へ係止することによって、紐部材3が上方からフード2を押さえ、フード2が上方に開くのを防止する。
【選択図】 図1
Description
フードを備えたものは、例えば、アスベストの飛散の危惧ある環境中で、作業する場合に用いられ、頭部を含めてアスベストが身体に付着するのを防止する場合などに必要とされる。
一方、アスベストなど危険物質の飛散の危惧がない環境での作業では、フードは不要で邪魔になるので、このようなフードを備えない作業着が望まれる。
しかし、実際は、折り畳んでいたフードが風で舞い上がって視界を遮り、作業者の事故に繋がったりするので、フードを必要とする作業現場と、フードが不要な作業現場との夫々において、フード付きの作業着と、フードなしの作業着の双方の作業着を用意する必要に迫られた。特に、使い捨てに適した不織布などの軽量の素材で形成された作業着では、上記の風によるフードの舞い上がりは、顕著である。
襟ぐりから、身頃部の内側にフードを丸め込んで、身頃部の裏と身体とでフードを挟んで止めることも考えられるが、作業中フードに付着した塵などの汚れが体に接触し、作業着を着て作業を行う意義をなくしてしまう。
結局、現状では、上記の場合、フード付きの作業着と、フードなしの作業着の両方を用意するしかなかった。
即ち、この使い捨て作業着は、一端が身頃部1の裏側に設けられて他の一端を首回りから身頃部1の表側に露出させる紐部材3と、身頃部1の表側に設けられて紐部材3の上記他の一端側を身頃部1の表側へ着脱自在に係止する係止部4とを備える。フード2を首回り部分へ畳み或いは丸めた状態にし、紐部材3の上記身頃部1の表側に露出する部分を係止部4へ係止することによって、紐部材3が上方からフード2を押さえ、フード2が上方に開くのを防止する。
即ち、上記の身頃部1及びフード2が不織布にて形成されている。上記の紐部材3は、伸縮性のある素材にて形成され、表面が布で覆われたものである。上記の係止部4は、雄部と雌部とを固着することにより紐部材3の一端側を係止することができる面ファスナを備えたものである。
即ち、上記の紐部材3は、少なくとも身頃部1の表側に露出する部分に環状部を備える。係止部4は、基端が身頃部1の表側に固定され且つ面ファスナの雄部と面ファスナの雌部とを備えた一枚のフィルム状部材であり、その先端から上記環状部に挿通した後、折り畳んで雄部と雌部とを固着することにより、紐部材3を係止する。
即ち、上記の係止部4は、身頃部1において、前身頃の首回り部分の左右と、後身頃において項(うなじ)部分の、少なくとも3箇所に設けられている。上記のフード2は、身頃部1に縫い付けられたものであり、フード2と身頃部1の縫い合わせ部の、上記係止部4と対応する少なくとも3箇所において、上記紐部材3の一端がフード2と共に身頃部1に縫い合わされたものである。
このため、従来フードなしの作業着で行っていた作業に際しても、フード付きの作業着一種で兼用することができ、フード付きとフードなしの二種の作業着を調達する手間やコスト、作業者の着替えの手間を排除した。
また、係止部を身頃の裏側(身体と接触する部位)ではなく、身頃表面に設けることによって、係止部が直接身体と接触するのを防止して、着心地を損なわない。
特に、紐部材について、伸縮性のある素材を用いることにより、係止部への係止が容易であり、また、確実に、フードを抑えることができる。また、特に紐部材は、その表面が布で覆われているので、首筋など身体と接触しても、皮膚がかぶれたり、違和感を感じたりすることがなく、着心地が損なわれるといった事態を低減した。
また、係止部にマジックテープ(登録商標)といった面ファスナを備えたものを採用することによって、面ファスナの雌部と雄部と固着して面ファスナに紐部材を挟むという簡単な動作で、係止部に紐部材を係止するとができる。更に、このような面ファスナの採用により、安価且つ簡便に作業着を形成することができる。
例えば、日常生活において雨具や野外活動に用いられるヤッケやパーカーなどのフードを備えた被服の中には、襟にフードを収納する袋部を設けて当該袋部の中にフードを収納し、ジッパーと呼ばれるスライドファスナ(滑り式留金具)で袋部をとじてフードが袋部から出ないように固定するものが見受けられるが、不織布でできた使い捨ての作業着においては、極めて低コストにて、製造する必要から、袋部を備えた襟を設けたり、作業着の身頃の前を開閉する以外にもスライドファスナを用いたりすれば、使い捨ての作業着の製造に当って全く採算に合わない。また、スナップについても、製造時の生地への取り付けに際して専用の取り付け装置を要し、製造工程が複雑となりコストのかかるものである。特に、スナップは、使用において、係止時に一点に大きな力が掛かるものであり、不織布といった弱い生地への使用は適さない。この点について本願第2の考案は、上記の通り、面ファスナを採用することにより、使い捨て作業着として安価なものを提供し得たものである。
また、紐部材の基端(一端)を、フードと身頃部の縫い合わせ目に、一緒に縫い合わせるものであるため、身頃の裏において、紐部材の当該端部が身体と接触せず、違和感を感じさせない。従って、紐部材の配設によって、着心地を低減させない。
図1〜図5を用いて、本願考案の一実施の形態を説明する。図1は、本願考案の一実施の形態に係る使い捨て作業着のフードを畳んだ状態を示す正面図である。図2は、図1に示す作業着の一部切欠部要部拡大正面図である。図3は、図1に示す作業着の一部切欠要部背面図である。図4は、上記作業着のフードを開いた状態を示す一部切欠要部拡大正面図である。図5は図4に示す状態の作業着の一部切欠要部拡大背面図である。
この実施の形態において、作業着は、図示の通り、前開きであり、スライドファスナ5を備えて、正面を閉じることができるものである。
以下、各部の構成について詳しく説明する。
図1乃至図5へ示す通り、係止部4は、身頃部1において、前身頃11の首回り部分6の左右と、後身頃12において項(うなじ)部分の、少なくとも3箇所に設けられている。係止部4は、身頃部1へ縫い付けるものとしても、また接着するものとしても何れでも実施可能である。
図4へ示す通り、紐部材3は、伸縮性のある1本の紐の両端を、身頃部1の裏面即ち、身体と接触する内側面に縫い付けて、輪即ち環状にしたものである。ここで、請求項1の紐部材3の一端というのは、当該紐の両端をいい、紐部材の他の一端というのは、輪の部分の、襟ぐり(首回り部分)から身頃部1の外部へ露出する部分のうち、最も係止部4に近接する部分である。
上記のフード2は、身頃部1に縫い付けられたものである。そして、このフード2と身頃部1の縫い合わせ部7の、上記係止部4に最も近接する、少なくとも3箇所において、上記紐部材3の一端(上記1本の紐の両端)がフード2と共に身頃部1に縫い合わされたものである。
このように紐部材3が係止されることにより、当該紐部材3によって、丸め或いは畳まれたフード2の上部が、上方より紐部材3に押さえつけられ、風を受けても舞い上がらない。
また、図1乃至図5に示す実施の形態において、作業着は、前開きで、スライドファスナ5が設けられたものを示したが、前開きでなく下方から被るものであっても実施可能である。
この他、図1乃至図5に示す実施の形態では、作業着は上衣として、主として上半身を覆うものを示したが、図6に示す通り、下方にズボン部分8を備えた繋ぎ服として実施することも可能である。
2 フード
3 紐部材
4 係止部
Claims (5)
- 体を覆う身頃部と、身頃部の首回り部分から上方に延設されたフードとを備えた使い捨ての作業着において、
一端が身頃部の裏側に設けられて他の一端を首回りから身頃部の表側に露出させる紐部材と、身頃部の表側に設けられて紐部材の上記他の一端側を身頃部の表側へ着脱自在に係止する係止部とを備え、
フードを首回り部分へ畳み或いは丸めた状態にし、紐部材の上記身頃部の表側に露出する部分を係止部へ係止することによって、紐部材が上方からフードを押さえ、フードが上方に開くのを防止するものであることを特徴とする使い捨て作業着。 - 上記の身頃部及びフードが不織布にて形成され、
上記の紐部材は、伸縮性のある素材にて形成され、表面が布で覆われたものであり、
上記の係止部は、雄部と雌部とを固着することにより紐部材の一端側を係止することができる面ファスナを備えたものであることを特徴とする請求項1記載の使い捨て作業着。 - 上記の紐部材は、少なくとも身頃部の表側に露出する部分に環状部を備え、
係止部は、基端が身頃部の表側に固定され且つ面ファスナの雄部と面ファスナの雌部とを備えた一枚のフィルム状部材であり、その先端から上記環状部に挿通した後、折り畳んで雄部を雌部へ固着することにより、紐部材を係止するものであることを特徴とする請求項2記載の使い捨て作業着。 - 上記の係止部は、身頃部において、前身頃の首回り部分の左右と、後身頃の項部分の、少なくとも3箇所に設けられたものであり、
上記のフードは、身頃部に縫い付けられたものであり、フードと身頃部の縫い合わせ部の、上記係止部と対応する少なくとも3箇所において、上記紐部材の一端がフードと共に身頃部に縫い合わされたものであることを特徴とする請求項3記載の使い捨て作業着。 - 身頃部は下方にズボン部分が延設された繋ぎ服であることを特徴とする請求項4記載の使い捨て作業着。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006005459U JP3125433U (ja) | 2006-07-07 | 2006-07-07 | 使い捨て作業着 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006005459U JP3125433U (ja) | 2006-07-07 | 2006-07-07 | 使い捨て作業着 |
Publications (1)
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JP3125433U true JP3125433U (ja) | 2006-09-21 |
Family
ID=43475305
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006005459U Expired - Lifetime JP3125433U (ja) | 2006-07-07 | 2006-07-07 | 使い捨て作業着 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3125433U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0655442U (ja) * | 1993-01-13 | 1994-08-02 | 永大産業株式会社 | 厨房キャビネットの蹴込板の固定構造 |
KR101991616B1 (ko) * | 2018-01-17 | 2019-06-20 | 구정은 | 발광체홀더를 구비한 일회용 작업복 |
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2006
- 2006-07-07 JP JP2006005459U patent/JP3125433U/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0655442U (ja) * | 1993-01-13 | 1994-08-02 | 永大産業株式会社 | 厨房キャビネットの蹴込板の固定構造 |
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