JP3010906U - 簡易名刺作成用カッター装置 - Google Patents

簡易名刺作成用カッター装置

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JP3010906U
JP3010906U JP1994014875U JP1487594U JP3010906U JP 3010906 U JP3010906 U JP 3010906U JP 1994014875 U JP1994014875 U JP 1994014875U JP 1487594 U JP1487594 U JP 1487594U JP 3010906 U JP3010906 U JP 3010906U
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和弘 橋
克巳 一邨
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株式会社シティ・コム
克巳 一邨
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の名刺内容が印刷された一枚の用紙から
複数の名刺サイズに、正確かつ容易に裁断することので
きる簡易名刺作成用カッター装置を提供する。 【構成】 用紙Pを名刺サイズに裁断する際に、位置決
め部材6a,7aに長辺設定用アダプタ3の一方の縁部
3bを合わせて位置決めし、他方の縁部3cに裁断前の
用紙Pの長辺を合わせた状態にて用紙Pをカッター5に
より裁断する。その後、位置決め部材6a,7aに短辺
設定用アダプタ4の一方の縁部4bを合わせ、他方の縁
部4cに用紙Pの短辺を合わせた状態にて用紙Pをカッ
ター5により裁断する。これにより、一枚の用紙Pから
均一な大きさの複数枚の名刺を得ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、一枚の用紙に名刺内容が複数印刷された印刷物を名刺サイズに裁断 する簡易名刺作成用カッター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、パーソナルコンピュータなどのソフトウェアを用いて名刺や会員証 などの簡易カードを作成することが知られており、この種のソフトウェアでは一 枚の所定用紙にそのカード内容が複数印刷されるようになっている。例えば名刺 は、日本工業規格B列5番の用紙(以下B5用紙という)一枚に8つ印刷され、 この印刷された用紙を鋏やカッターを用いて名刺サイズに裁断して一つの名刺を 作成する。用紙裁断用のカッター装置としては、通常の鋏やカッターの他に、裁 断される用紙を位置決めする位置決め部材を有したカッター装置がある。この種 の装置は、裁断しようとする用紙を用紙台上に乗せ、用紙台上に載置された位置 決め部材により用紙の左(右)を位置決めし、用紙台の端部に設けられたカッタ ーにより用紙を裁断する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の、鋏、カッター及びカッター装置を用いて名刺サイズに 裁断するには、名刺内容の記載領域を削り取ったりしてサイズがばらばらになっ てしまう虞がある。また、従来のカッター装置では、用紙が名刺サイズの長辺と 短辺とを設定するためにその都度測って位置決め部材を用紙台上に載置する必要 があり煩わしいといった問題があった。 本考案は、上記の問題を解決するためになされたもので、パーソナルコンピュ ータなどのソフトウェアを用いて複数の名刺内容が印刷された一枚の用紙を、複 数の同じ大きさの名刺サイズに裁断する際に、名刺の長辺と短辺とをその都度測 って位置決め部材を台上に配置するといった手間を要することなく、迅速かつ容 易に、また、正確に裁断することのできる簡易名刺作成用カッター装置を提供す ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1の考案は、用紙を名刺サイズに裁断する簡 易名刺作成用カッター装置において、用紙を乗せる台と、この台上に設けられ、 裁断される用紙の上下の基準位置を規定する互いに平行な上基準板及び下基準板 と、前記台上に設けられ、前記上基準板及び下基準板と直交する方向にスライド 移動させて用紙を裁断するカッターと、前記上基準板及び下基準板の所定位置に 、これらの基準板に直交して互いに対向するように取り付けられ、用紙を名刺サ イズに設定するためのアダプタの位置を決める位置決め部材とを備え、さらに、 前記アダプタは、前記位置決め部材に一方の縁部を合わせて位置決めし、他方の 縁部に裁断前の用紙の長辺を合わせた状態にて該用紙を前記カッターにより裁断 することで名刺サイズの長辺が設定される長辺設定用アダプタと、前記位置決め 部材に一方の縁部を合わせ、他方の縁部に用紙の短辺を合わせた状態にて該用紙 を前記カッターにより裁断することで名刺サイズの短辺が設定される短辺設定用 アダプタとから構成されたものである。 また、請求項2の考案は、請求項1の構成において、前記位置決め部材が、上 基準板及び下基準板に対して脱着自在に設けられているものである。 また、請求項3の考案は、用紙を名刺サイズに裁断する簡易名刺作成用カッタ ー装置において、用紙を乗せる台板と、この台板の縁部に固定され、用紙の端部 を位置決めする基準板と、長尺状の板部材に用紙を裁断するカッターがスライド 移動自在に設けられたカッターブロックと、コ字形状の部材でなり、その左右を 反転させてコ字形状の両端辺の端縁部又は中間辺の外縁部を前記基準板に合わせ て載置されることにより名刺サイズの長辺又は短辺が設定されるアダプタとを備 え、前記アダプタの両端辺の端縁部を前記基準板に合わせ、かつ、このアダプタ の中間辺の外縁部に前記カッターブロックの長尺状板部材を沿わせ、裁断前の用 紙の長辺を前記基準板に合わせた状態にて用紙を裁断することで名刺の長辺が設 定され、前記アダプタの中間辺の外縁部を前記基準板に合わせ、かつ、このアダ プタの中間辺の内縁部に前記カッターブロックの長尺状板部材を沿わせ、用紙の 短辺を前記基準板に合わせた状態にて用紙を裁断することで名刺の短辺が設定さ れるようにしたものである。
【0005】
【作用】
請求項1の簡易名刺作成用カッター装置によれば、用紙を名刺サイズに裁断す る際に、上基準板及び下基準板の所定位置に取り付けられた位置決め部材に長辺 設定用アダプタの一方の縁部を合わせて位置決めし、他方の縁部に裁断前の用紙 の長辺を合わせた状態にて該用紙をカッターにより裁断する。その後、位置決め 部材に短辺設定用アダプタの一方の縁部を合わせ、他方の縁部に用紙の短辺を合 わせた状態にて該用紙をカッターにより裁断する。従って、用紙を名刺サイズに 裁断する際にその都度長辺と短辺とを測って裁断する手間が省け、一枚の用紙か ら均一な大きさの複数枚の名刺を得ることができる。
【0006】 また、請求項2の簡易名刺作成用カッター装置によれば、前記位置決め部材が 上基準板及び下基準板に対して脱着自在に設けられているので、位置決め部材を 外せば、通常の用紙カッターとして使用することができる。
【0007】 また、請求項3の簡易名刺作成用カッター装置によれば、名刺サイズに用紙を 裁断する際、台板の縁部に固定された基準板にコ字形状の部材でなるアダプタを 名刺サイズの長辺又は短辺の設定に応じて左右反転して合わせ、アダプタとカッ ターブロックの長尺状の板部材とを合わせてカッターにより裁断する。すなわち 、コ字形状のアダプタ両端辺の端縁部を基準板に合わせ、かつ、このアダプタの 中間辺の外縁部にカッターブロックの長尺状板部材を沿わせ、裁断前の用紙の長 辺を基準板に合わせた状態にて用紙を裁断することで名刺の長辺が設定され、コ 字形状のアダプタの中間辺の外縁部を基準板に合わせ、かつ、このアダプタの中 間辺の内縁部にカッターブロックの長尺状板部材を沿わせ、用紙の短辺を基準板 に合わせた状態にて用紙を裁断することで名刺の短辺が設定される。従って、一 つのアダプタを用いて上記請求項1と同等の作用が得られる。
【0008】
【実施例】
本考案の一実施例を図面を参照して説明する。図1は簡易名刺作成用カッター 装置を示す斜視図である。簡易名刺作成用カッター装置1(以下、カッター装置 1という)は、パーソナルコンピュータなどのソフトウェアを用いて複数の名刺 内容が印刷された一枚の用紙を均質な複数枚の名刺に裁断するものである。カッ ター装置1は、用紙を乗せる用紙台2と、用紙を名刺サイズに裁断するための位 置を設定するためのアダプタ3,4と、用紙台2上にて移動可能で用紙を裁断す るカッター5とを備えている。さらに、用紙台2上には、裁断される用紙の上下 の基準位置を規定する互いに平行な上基準板6及び下基準板7が設けられ、また 、用紙を名刺サイズに設定するための長辺用アダプタ3及び短辺用アダプタ4の 位置を決める位置決め部材6a,7aが上基準板6及び下基準板7に直交して互 いに対向するように取り付けられている。なお、長辺用アダプタ3及び短辺用ア ダプタ4は、その裏面に磁石3a,4aが貼着又は内装されており、鋼板などで なる用紙台2上面に磁気吸着される。
【0009】 上記カッター5は、カッター刃5a(図2参照)を有し、用紙台2上の図示す る右端部に奥方側と手前側との間で上基準板6及び下基準板7と直交する方向に 設けられたカッターガイド8によりその動きが規制されてスライド移動可能に設 けられている。また、カッターガイド8は、その一端が用紙台2の奥方側に設け られた支点9に支持され、他端が用紙台2の手前側に設けられた支点10に支持 され、所定高さ分用紙台2に対して接離自在となっている。また、カッターガイ ド8の下端面には、裁断時に用紙がずれないように該用紙を固定するための用紙 押え11が設けられている。カッター5、カッターガイド8及び用紙押え11 (以下、これらを総称してカッター5などという)は、支点10の上部に設けら れた操作部材12を操作することにより、用紙が固定されるロック状態と用紙が 裁断位置から取り出し可能となるフリー状態とに切り替えられるようになってい る。
【0010】 図2(a)(b)はカッター装置1の部分断面側面図である。同図を用いて、 操作部材12を操作した時のカッター5などの動作状況を説明する。図2の(a )に示すように、カッター5などは、操作部材12が矢印方向に操作されると、 フリー状態となり、カッターガイド8が上方に引き上げられてカッター刃5aと 用紙押え11とが用紙台2から離間する。このとき用紙をセットしたり裁断後の 用紙を取り出したりする。また、図2(b)に示すように、操作部材12を矢印 方向に操作すると、ロック状態となり、カッターガイド8が下方に引き下げられ てカッター刃5aと用紙押さえ11とが用紙台2に当接し、用紙をロックする。
【0011】 図3は上基準板6(下基準板7)と位置決め部材6a(位置決め部材7a)と の係合部を示す。位置決め部材6aの所定位置には、上基準板6との接触面に凸 部6bが形成されており、上基準板6には前記凸部6bと対応する凹部6cが形 成されており、これらの係合により位置決め部材6aが上基準板6のそれぞれに 対して脱着自在となっている。
【0012】 図4(a)(b)は用紙をカッター装置1により名刺サイズに裁断する状況を 示した概略平面図である。以下、カッター装置1の動作を図4を参照して説明す る。名刺サイズの長辺(91mm)を設定するには、図4(a)に示すように、長 辺設定用アダプタ3の一方の縁部3bを位置決め部材6a,7aに合わせて位置 決めする。また、操作部材12を操作してカッター刃5a及び用紙押え11を用 紙台2上から離間させてフリー状態とし、この離間した間から、パーソナルコン ピュータのソフトウェアによりB5用紙に名刺内容が縦4列横2行の計8個分印 刷された用紙Pを挿入し、長辺設定用アダプタ3の他方の縁部3cに裁断前の用 紙Pの長辺を合わせた状態にする。その後、操作部材12を操作して用紙Pをロ ックする。この状態にて、カッター5を手前側(図示矢印)方向にスライド移動 させると用紙Pは名刺の長辺が設定されるように2片に裁断され、各片に名刺内 容が縦に4個分印刷されたものとなる。
【0013】 さらに、名刺サイズの短辺(55mm)を設定するには、図4(b)に示すよう に、長辺設定用アダプタ3に替えて短辺設定用アダプタ4の一方の縁部4bを位 置決め部材6a,7aに合わせて位置決めし、操作部材12を操作してカッター 5などをフリー状態にして上記離間に用紙Pを横にして挿入し、短辺設定用アダ プタ4の他方の縁部4cに用紙Pの短辺を合わせた状態にする。その後、操作部 材12を操作して用紙Pをロックし、上記と同様に裁断する。この裁断により、 名刺の短辺が設定されることになり、上記の2分割された各片がさらに1/4に 分割され、最終的に一枚の用紙から長辺、短辺が正しく揃った合計8枚の名刺が 得られることになる。なお、上記裁断では、先に名刺の長辺を設定し、その後、 名刺の短辺を設定する方法を示したが、先に名刺の短辺を設定し、後で名刺の長 辺を設定するような使い方もできる。
【0014】 このように、位置決め部材6a,7aに長辺用アダプタ3又は短辺用アダプタ 4を合わせて用紙台2上に置くだけで、このアダプタ3又は4の縁を名刺サイズ の長辺と短辺とを設定するための位置決めに用いることができるので、名刺サイ ズの長辺と短辺とをその都度測る必要がなく、簡便に用紙を名刺サイズに裁断す ることができる。しかも、B5用紙Pに印刷された複数の名刺はその記載領域を 削り取ったりすることがなく、サイズが正確に揃ったものとなる。
【0015】 なお、上記実施例では、位置決め部材6a,7aの位置を移動させず、長辺用 アダプタ3と短辺用アダプタ4とを入れ替えることで名刺サイズの長辺及び短辺 を設定するものを示したが、他の構成例として、アダプタを一つにして、名刺サ イズの長辺又は短辺の設定に応じて位置決め部材6a,7aを上下基準板6,7 上で移動させる構成としても構わない。この場合、上述図3に示した凸部6bが 嵌まり込み得る凹部6cを長辺設定用と短辺設定用との2種類形成する。
【0016】 上記実施例は、名刺の長辺及び短辺設定のために2種のアダプタ3,4を用い たものであるが、アダプタの形状を工夫することで、1種のアダプタでも実現し 得る。すなわち、図5は1種のアダプタを用いた変形例を示し、この場合のアダ プタ15はコ字形状とされ、その左右を反転させることで長辺及び短辺設定とに 使い分ける。このアダプタ15を長辺設定用アダプタとする場合は、アダプタ1 5のコ字形状の中間辺の外縁部15bを位置決め部材6a,7aに合わせて載置 し、用紙をアダプタ15の中間辺の内縁部15cに合わせる(図示の状態)。ア ダプタ15を短辺設定用アダプタとする場合は、アダプタ15の両端辺の端縁部 15aを位置決め部材6a,7aに合わせて載置し、用紙を中間辺の外縁部15 bに合わせる。このアダプタ15を用いても上記実施例と同等の作用、効果を得 ることができる。
【0017】 また、上記実施例における上及び下基準板6,7の変形例として、図6に示す 上及び下基準板16,17を用いてもよい。すなわち、上記実施例では上基準板 6及び下基準板7にそれぞれ位置決め部材6a,7aを取り付ける構成としてい たが、変形例の上基準板16及び下基準板17は、それぞれに位置決め部16a ,17aが一体に形成されたものである。なお、上及び下基準板16,17は、 用紙台2の底面から捩子などで取り付けられる。上及び下基準板16,17は、 各々の位置決め部16a,17aのそれぞれに形成されたアダプタ当接面16b ,17bにアダプタ3,4又は15を当接させて使用される。また、通常のカッ ター装置として使用する際には、上及び下基準板16,17のそれぞれに替えて 位置決め部16a,17aの設けられていない通常の上基準板及び下基準板を取 り付けてもよいし、上基準板16及び下基準板17の上下関係を逆にして位置決 め部16a,17aが互いに外側を向くように用紙台2に取り付ければよい。
【0018】 さらに、図7(a)(b)に示すように、上述したように上基準板16及び下 基準板17の上下関係を逆にした状態においてクランク形状の位置決め部材18 を用いてアダプタ3,5又は15の位置決めを行うようにしてもよい。この位置 決め部材18は、上下対称なクランク形状となっており、上及び下基準板16, 17を跨ぐように装着するための凹部18bが形成され、位置決め部16a,1 7aと当接される基準板当接部18cが形成されている。アダプタ3,4又は1 5が当接されるアダプタ当接面18aは、図6で示したアダプタ当接面16b, 17bと同じ位置に配置される。使用に際しては、アダプタ当接面18aにアダ プタ3,4又は15を当接させて上記同様の操作により用紙を裁断する。なお、 図示していないが、上及び下基準板16,17として、上記ではそれぞれの部材 を揃えたものを示したが、1つの部材を上下反転させて共用できるようにしても よい。
【0019】 次に、本考案の変形例によるカッター装置を図面を参照して説明する。図8は カッター装置20を示す斜視図である。カッター装置20は、上記実施例と同様 にパーソナルコンピュータなどのソフトウェアを用いて一枚の用紙に名刺内容が 複数印刷された用紙を均質な複数枚の名刺に裁断するものである。カッター装置 20は、用紙を乗せる台板21と、この台板21の縁部に固定され用紙の端部を 位置決めする基準板22と、この基準板22に位置決めされ用紙を名刺サイズの 長辺又は短辺に裁断するための位置を設定するアダプタ23と、用紙を裁断する カッター24とを備えている。アダプタ23はコ字形状の部材でなりその左右を 反転させて使用され、アダプタ23のコ字形状の両端辺の端縁部23a又は中間 辺の外縁部23bを基準板22に合わせて載置することにより用紙を名刺サイズ の長辺又は短辺に裁断する位置が設定される。カッター24は、用紙を押えるカ ッターブロック25の長尺状の板部材25aに図示する奥方側から手前側へスラ イド移動可能に設けられている。カッター24のスライド移動は、長尺状の板部 材25a上に長尺方向に形成されたカッターガイド26によりその移動が規制さ れている
【0020】 図9は、上記構成のカッター20の使用状態を示す概略平面図である。名刺サ イズの長辺を設定するには、図9(a)に示すように、裁断前の用紙Pの長辺を 基準板22の内縁端部に合わせ、アダプタ23の両端辺の端縁部23aを基準板 22に当接させ、かつ、このアダプタ23の中間辺の外縁部23bにカッターブ ロック25を沿わせてカッター24を手前側(図示矢印)方向に移動させると用 紙Pは名刺の長辺が設定されるように2片に裁断され、各片に名刺内容が縦に4 個分印刷されたものとなる。
【0021】 さらに、名刺サイズの短辺を設定するには、図9(b)に示すように、用紙P の短辺を基準板22の内縁端部に合わせ、アダプタ23を左右反転させて中間辺 の外縁部23bを基準板22に当接させ、アダプタ23の中間辺の内縁部23c にカッターブロック25を沿わせてカッター24により裁断する。この裁断によ り、名刺の短辺が設定されることになり、上記の2分割された各片がさらに1/ 4に分割され、一枚の用紙から長辺、短辺が正しく揃った合計8枚の名刺が得ら れる。なお、上記裁断では、先に名刺の長辺を設定し、その後、名刺の短辺を設 定する方法を示したが、先に名刺の短辺を設定し、後で名刺の長辺を設定するよ うな使い方もできる。
【0022】 この変形例によれば、アダプタ23を左右反転させて用いることにより、上記 実施例と同等の作用、効果が得られ、また、部品点数を少なくすることができ、 低コスト化を図ることができる。なお、このアダプタ23を上記実施例に示した カッター装置1における位置決め部材6a,7bにより名刺サイズの取り付け位 置に位置決めすれば、長辺用アダプタ3及び短辺用アダプタ4に代えて使用する ようにすることも可能である。また、上記実施例及び変形例では、B5用紙を名 刺サイズに裁断する例を示したが、アダプタのサイズを適宜に変更することによ って、社員証、会員証、伝言カード、展示プレート、挨拶状などの各種のカード が作成することができる。また、上記実施例のカッター装置1は、位置決め部材 6a,7aを上基準板6及び下基準板7から外すことで、また、上記変形例によ るカッター装置20は、アダプタ23を使わなければ、それぞれ通常のカッター 装置として使用することができる。
【0023】
【考案の効果】
以上のように請求項1の考案に係る簡易名刺作成用カッター装置によれば、複 数の名刺内容が印刷された一枚の用紙を名刺サイズに設定する際、名刺サイズの 長辺の設定は、上基準板及び下基準板の所定位置に取り付けられた位置決め部材 に長辺設定用アダプタの一方の縁部を合わせて位置決めし、他方の縁部に裁断前 の用紙の長辺を合わせた状態にて該用紙をカッターにより裁断することで行われ 、名刺サイズの短辺の設定は、位置決め部材に短辺設定用アダプタの一方の縁部 を合わせ、他方の縁部に用紙の短辺を合わせた状態にて該用紙をカッターにより 裁断することで行われるので、名刺の長辺と短辺とをその都度測らなくても、サ イズが正確に揃った複数の名刺を簡便に作成することができる。
【0024】 また、請求項2の考案に係る簡易名刺作成用カッター装置によれば、位置決め 部材が上基準板及び下基準板に対して脱着自在に設けられているので、位置決め 部材を外せば通常のカッターとして任意のサイズに用紙を裁断することに使用可 能である。
【0025】 また、請求項3の考案に係る簡易名刺作成用カッター装置によれば、複数の名 刺内容が複数印刷された一枚の用紙を名刺サイズに裁断する際、名刺サイズの長 辺の設定は、裁断前の用紙の長辺を基準板に合わせ、基準板にコ字形状の部材で なるアダプタの両端辺の端縁部を合わせ、アダプタの中間辺の外縁部にカッター ブロックを沿わせてカッターにより該用紙を裁断することで行われ、名刺サイズ の短辺の設定は、アダプタを上記状態から左右反転させ、用紙の短辺を基準板に 合わせ、基準板にアダプタの中間辺の外縁部を合わせ、アダプタの中間辺の内縁 部にカッターブロックを沿わせてカッターにより該用紙を裁断することで行われ るので、上記請求項1の考案と同様に、簡便に名刺を作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるカッター装置の斜視図
である。
【図2】同カッター装置の部分断面側面図で、(a)は
用紙ロック解除(フリー)状態を示し、(b)はロック
状態を示す図である。
【図3】同カッター装置における上下基準板と位置決め
部材を示す部分斜視図である。
【図4】(a),(b)は同カッター装置の使用状態を
示す平面図である。
【図5】同カッター装置におけるアダプタの変形例を示
す図である。
【図6】同カッター装置における上基準板及び下基準板
の変形例を示す図である。
【図7】(a)は図6に示すカッター装置の位置決め部
材の変形例を示し、(b)はその位置決め部材の部分斜
視図である。
【図8】本考案の変形例によるカッター装置の斜視図で
ある。
【図9】(a),(b)は同カッター装置の使用状態を
示す平面図である。
【符号の説明】
1 簡易名刺作成用カッター装置 2 用紙台(台) 3 長辺用アダプタ 4 短辺用アダプタ 5 カッター 6 上基準板 7 下基準板 6a,7a 位置決め部材 15 アダプタ 16 上基準板 17 下基準板 18 位置決め部材 20 簡易名刺作成用カッター装置 21 台板 22 基準板 23 アダプタ 24 カッター 25 カッターブロック 25a 長尺状の板部材 P 用紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 一邨 克巳 大阪市住之江区東加賀屋4丁目7番22号 マンションプレジデント106

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙を名刺サイズに裁断する簡易名刺作
    成用カッター装置において、 用紙を乗せる台と、 前記台上に設けられ、裁断される用紙の上下の基準位置
    を規定する互いに平行な上基準板及び下基準板と、 前記台上に設けられ、前記上基準板及び下基準板と直交
    する方向にスライド移動させて用紙を裁断するカッター
    と、 前記上基準板及び下基準板の所定位置に、これらの基準
    板に直交して互いに対向するように取り付けられ、用紙
    を名刺サイズに設定するためのアダプタの位置を決める
    位置決め部材とを備え、 さらに、前記アダプタは、前記位置決め部材に一方の縁
    部を合わせて位置決めし、他方の縁部に裁断前の用紙の
    長辺を合わせた状態にて該用紙を前記カッターにより裁
    断することで名刺サイズの長辺が設定される長辺設定用
    アダプタと、前記位置決め部材に一方の縁部を合わせ、
    他方の縁部に用紙の短辺を合わせた状態にて該用紙を前
    記カッターにより裁断することで名刺サイズの短辺が設
    定される短辺設定用アダプタとから構成されたことを特
    徴とする簡易名刺作成用カッター装置。
  2. 【請求項2】 前記位置決め部材は、上基準板及び下基
    準板に対して脱着自在に設けられていることを特徴とす
    る請求項1記載の簡易名刺作成用カッター装置。
  3. 【請求項3】 用紙を名刺サイズに裁断する簡易名刺作
    成用カッター装置において、 用紙を乗せる台板と、 前記台板の縁部に固定され、用紙の端部を位置決めする
    基準板と、 長尺状の板部材に用紙を裁断するカッターがスライド移
    動自在に設けられたカッターブロックと、 コ字形状の部材でなり、その左右を反転させてコ字形状
    の両端辺の端縁部又は中間辺の外縁部を前記基準板に合
    わせて載置されることにより名刺サイズの長辺又は短辺
    が設定されるアダプタとを備え、 前記アダプタの両端辺の端縁部を前記基準板に合わせ、
    かつ、このアダプタの中間辺の外縁部に前記カッターブ
    ロックの長尺状板部材を沿わせ、裁断前の用紙の長辺を
    前記基準板に合わせた状態にて用紙を裁断することで名
    刺の長辺が設定され、前記アダプタの中間辺の外縁部を
    前記基準板に合わせ、かつ、このアダプタの中間辺の内
    縁部に前記カッターブロックの長尺状板部材を沿わせ、
    用紙の短辺を前記基準板に合わせた状態にて用紙を裁断
    することで名刺の短辺が設定されるようにしたことを特
    徴とする簡易名刺作成用カッター装置。
JP1994014875U 1994-11-07 1994-11-07 簡易名刺作成用カッター装置 Expired - Lifetime JP3010906U (ja)

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