JP3010743B2 - 泥漿鋳型の面出し方法 - Google Patents

泥漿鋳型の面出し方法

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JP3010743B2
JP3010743B2 JP2414764A JP41476490A JP3010743B2 JP 3010743 B2 JP3010743 B2 JP 3010743B2 JP 2414764 A JP2414764 A JP 2414764A JP 41476490 A JP41476490 A JP 41476490A JP 3010743 B2 JP3010743 B2 JP 3010743B2
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slurry mold
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一男 梶原
一八 白石
修 沼田
義博 津上
善郎 縄本
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東陶機器株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は泥漿鋳型を型締めする
際、被プレス面に均等にプレス圧力を加えることができ
る泥漿鋳型の面出し技術に関する。
【0002】
【従来の技術】水と陶土を混合してなる泥漿を泥漿鋳型
と称する型に加圧注入して成形体を製造する技術は、例
えば特公平2−15364号公報に示される通りであ
る。
【0003】同公報の第2図に示される通り、泥漿鋳型
a,b,cはプレス板7,7を介して、油圧シリンダ
5,6で押圧(これを「型締め」という)保持される。
鋳型a,b,cを型組みして形成した直方体は製作誤差
を内含し、プレスの心とは僅かなずれがある。そこで、
適度な硬度と柔軟性とも備えた樹脂材8が介設されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記樹脂材8は平板状
に成形されたものをプレス板7にビス止め又は貼着され
ている(公報第2図の鋳型上方の樹脂材8が分離可能な
鋳型a,b又はb,cに共通に掛っていることから、樹
脂材8が鋳型と縁切りされていることは明らかであ
る。)。
【0005】しかし、型組み後の鋳型の外寸法は上述し
た通り誤差があり、この誤差が僅かであれば樹脂材8は
弾性変形して対応するが、誤差がある程度以上になると
それも困難である。その結果、型合せ面に押圧力が十分
に働かない部分が生じ、その部分から泥漿がもれる等の
問題があった。
【0006】よって、従来は型組み後の鋳型の外寸法の
公差が一定値内となるように注意深く製作する必要があ
った。
【0007】本発明の目的は泥漿鋳型の外寸法に比較的
大きなバラツキがあっても被プレス面に均等ににプレス
できる技術を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】泥漿鋳型の被プ
レス面に適当な間隔で未硬化状態の樹脂材料を点在さ
せ、該樹脂材料を押圧部材で所定の寸法まで押圧しその
状態で該樹脂材料を固化させて、泥漿鋳型の被プレス面
に前記押圧部材の押圧面に倣った面形状の樹脂層を形成
したことを特徴とする。 押圧部材の押圧面と泥漿鋳型の
被プレス面との間に、両面形状に倣った樹脂層を配置す
ると、押圧面の平行度に対する、泥漿鋳型の被プレス面
の平行度の違いを吸収するから、これらの平行度が一致
し、泥漿鋳型の型閉に対しプレス圧は均等に加わる。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を添付図面に基づいて以下に
説明する。図1は本発明により形成された泥漿鋳型の外
形図である。
【0010】泥漿鋳型1は分割可能な上型2,下型3か
ら成り、内部に成形体のためのキャビティ(空洞)を有
し、そこに型外から泥漿を注入し、加圧して所望の成形
体を得る。
【0011】分割面4から泥漿がもれないように、鋳型
1は上下からプレス加圧されて泥漿の加圧に対抗させて
いる。
【0012】本実施例の泥漿鋳型1は上型2の上面に適
当ピッチで平板状の樹脂パッド5B…が点在され付設さ
れている。下型3の下面にも同様に平板状の樹脂パッド
6B…が点在され付設されている。
【0013】これら樹脂パッド5B上面と樹脂パッド6
B下面との距離H1は後述する面出し方法で処理される
ことにより、プレス間距離に良好に合致する。
【0014】次に上記泥漿鋳型の樹脂パッドの付設方法
について説明する。先ず、エポキシ樹脂に無機フィラを
混合してかなり固めの未硬化状態の樹脂材料を調合し、
これをチューブ等に充填し、このチューブ等から絞り出
すようにして図1のピッチで上型2の上面及び下型3の
下面に点在する。この際の樹脂は保形成を有するので樹
脂塊5A…,6A…と称する。
【0015】図2(a)〜(c)は本発明の樹脂パッド
の製作説明図であり、樹脂塊5A…,6A…が適当ピッ
チで点在された泥漿鋳型1(図2(a))は、プレス装
置10に横持ちされる。
【0016】図2(b)に示す通りプレス装置10の定
盤11にはビニールシート12が敷かれ、又、泥漿鋳型
1上面の樹脂塊5A…の上にもビニールシート12が被
せられる。これらビニールシート12,12は樹脂塊5
A…,6A…が押圧板13や定盤11に付着することを
防止するものである。
【0017】この状態で泥漿鋳型1は定盤11に載せら
れ、シリンダ14を伸動し、それの押圧板13を所定の
寸法H1まで下降する(図2(C))。
【0018】寸法H1において、樹脂塊5A…,6A…
は押圧されて略円形状(平板状の樹脂パッド5B…,6
B…)に変形する。この状態で一昼夜保持することによ
り、平板状の樹脂パッド5B…,6B…は固化する。
【0019】押圧板13を上昇し、上下のビニールシー
ト12,12を取除くことにより、図1の泥漿鋳型1が
完成する。
【0020】上記上型2上面の樹脂パッド5B上面のレ
ベルは押圧板13に倣い、下型3下面の樹脂パッド6B
下面のレベルは定盤11に倣う。従って、泥漿鋳型1は
正しくプレス装置10に押圧されて、泥漿の加圧鋳込み
に耐える。
【0021】泥漿鋳込み作業が忙しくなければ上記した
通り実際のプレス装置10で泥漿鋳型1の樹脂パッド5
B,6Bの成形をすることとし、多忙であればプレス装
置10のアイドルを防ぐために、同寸の治具を用意し、
この治具でプレス装置の代用をさせれば良い。
【0022】本実施例では、平板状の樹脂パッド5B,
6Bが各々隣同士相互に分離した状態で形成されている
が、樹脂塊5A,6Aの大きさ、点在ピッチ等によって
は連続した状態の樹脂パッドが形成される。また、下型
3に平板状の樹脂パッド6Bを形成する方法として、定
盤11上のビニールシート12の上で、下型3を載せる
位置に相当する部分に未硬化状態の樹脂塊6Aを点在さ
せた後、下型3を載せて形成する方法でもよい。
【0023】
【発明の効果】以上に述べた通り本発明によれば極めて
容易に泥漿鋳型の被プレス面をプレス装置にレベル合せ
することができ、プレス装置の偏心押圧が無くせるの
で、プレス装置のプレス圧を泥漿鋳型の被プレス面に均
等に加えることができるとともに泥漿鋳型の型合せ面か
らの泥漿もれを防止できる。
【0024】また、泥漿鋳型の外面の寸法バラツキは樹
脂パッドで吸収されるので、泥漿鋳型の外面はある程度
ラフで良く、もって泥漿鋳型の製作費を減少させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により形成された泥漿鋳型の外形図
【図2】本発明の平板上の樹脂パッドの製作説明図
【符号の説明】 1…泥漿鋳型、5A,6A…樹脂塊、5B,6B…樹脂
パッド、10…プレス装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 津上 義博 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番 1号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 縄本 善郎 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番 1号 東陶機器株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B28B 1/26 101 B28B 3/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型締め用のプレスによって押圧される泥
    漿鋳型において、泥漿鋳型の被プレス面に未硬化状態の
    樹脂材料を点在させ、該樹脂材料を押圧部材で所定の寸
    法まで押圧しその状態で該樹脂材料を固化させて、泥漿
    鋳型の被プレス面に前記押圧部材の押圧面に倣った面形
    状の樹脂層を形成したことを特徴とする泥漿鋳型の面出
    し方法。
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