JP3010221U - 流路開閉装置 - Google Patents

流路開閉装置

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JP3010221U
JP3010221U JP1994014377U JP1437794U JP3010221U JP 3010221 U JP3010221 U JP 3010221U JP 1994014377 U JP1994014377 U JP 1994014377U JP 1437794 U JP1437794 U JP 1437794U JP 3010221 U JP3010221 U JP 3010221U
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hose
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wire
winding device
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JP1994014377U
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Inventor
武 富樫
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株式会社ミヤマエンジニアリング
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ホースを押し潰すためウエイトが下降作動す
る場合に、ウエイトが設定した下降位置まで下がらずに
停止しても、電動巻取装置の構成部分に起動負荷が掛か
らないようにする。 【構成】 ホースを載せる受け部とホースを押し潰して
流路を閉じるウエイトとの間に軟質なホースを通過さ
せ、この電動巻取装置とウエイトとの間の昇降伝達部材
としてワイヤを用いていることを特徴とする流路開閉装
置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ホース内を流れる流体の流路開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
昇降するウエイトによりホースを上方より押し潰したり、開放したりすること によりホース内を流れる液体の流れを止めたり、流したりする流路の開閉手段を 「水田の水張り量調節装置」に利用したものを先に出願している。 上記した「水田の水張り量調節装置」実願平6−7228号の考案は、ウエイ ト16の昇降作動を送りネジ機構とリンク機構とを含むウエイト昇降装置aによ って行なうようにした考案である。
【0003】 ウエイト16が下降作動する場合に、ウエイト16自体が予め設定した下降位 置まで下降しなければ通電を継続し、起動負荷が掛かり続ける構造となっている 。 この流路開閉手段はホース内に入ってくる土、砂など異物の排出性が良く詰り の解消や取り付けが簡単である、などの利点を有する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術で述べたものにおいては、ホース3bの下面とホース受台4cとの 間に土、砂が堆積していたり、ホース3b内に異物が入っていたりしてウエイト 16が乗り上がった状態の場合に、予め設定した下降位置までウエイト16が下 降しきれずに直流モーター6への通電が継続したまま時間が経過するため電力消 費が止まらず、短期間に乾電池7が無電状態となり装置が再作動不能となってし まう。また、この直流モーター6への通電が継続した状態では直流モーター6や 回転動力伝達部材に起動負荷が連続して掛かり続けるので直流モーター6自体や 動力伝達部材の損壊の一因となる。
【0005】 さらにまた、ウエイト16の下降動を停止させる下降位置の設定について、理 想とするホースの厚さの2倍分だけ上方の位置に対してそれより上方位置に設定 してしまった場合には閉塞が完全でなく流体が洩れ出ることとなるし、この状態 ではウエイト16の自重が掛からない。反対に理想とする位置より下方位置に設 定した場合には上記したような土、砂や異物の存在によって通電の継続や負荷の 連続による弊害が即座に惹起する、というように下降位置の設定範囲が少なく位 置合わせが難しい。
【0006】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、ウエイトの下降位置の設定に際し電動巻取装置の巻 き下ろし終了位置を押し潰すホースの厚さよりさらに下方位置に設定しておくこ とにより、ウエイトの実際の下降位置に拘わらず電動巻取装置が停止するように して無駄な電力消費を無くし、同時に、電動巻取装置の構成部分への不必要な起 動負荷が連続して掛かる状態を解除すること、流路閉塞時はウエイトの自重が常 に掛かるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案における流路開閉装置は、ホースを載せる 受け部とホースを押し潰して流路を閉じるウエイトとの間に軟質なホースを通過 させ、上記ウエイトは電動巻取装置により昇降するように構成すると共に、この 電動巻取装置とウエイトとの間の昇降伝達部材としてワイヤを用いてあることを 特徴とするものである。
【0008】
【作用】
電動巻取装置がワイヤを巻き上げ、ウエイトを上昇させる。 押し潰されていたホースはウエイト荷重が解除され、流体の圧力でホースが膨 らみ、流体はホース内を流れる。
【0009】 次に、電動巻取装置がワイヤを巻き下ろし、ウエイトを下降させる。 開放されていたホースにはウエイト荷重が掛かり、このウエイト荷重によって ホースが押し潰され、流体の流れはホースの途中部分で遮断される。
【0010】
【実施例】
実施例について図面を参照して説明する。 実施例は、本考案の流路開閉装置を水田用の水張り量調節装置に応用したもの である。 図1、図2において、流路Aは、塩化ビニール樹脂材を成形加工により円筒状 に形成した引水パイプ1の吐出側の端部に、可撓性を有する軟質なホース2を接 続して形成されている。
【0011】 流路Aの開閉装置Bは、ホース2を載せる受け部3を形成するようにしたフレ ーム4と、このフレーム4の上部に取り付けた電動巻取装置5と、ホース2を押 し潰して流路Aを閉じるウエイト6と、上記電動巻取装置5によりウエイト6を 昇降させる昇降伝達部材としてのワイヤ7とを含むものである。
【0012】 電動巻取装置5は、乾電池8を電源とし、この乾電池8電源により起動する小 形のモーター9により作動する。モーター9は電気制御回路基板10に電気接続 し、この電気制御回路基板10の内部回路によって正、逆回転切り替えするよう に成す。下限水位センサ11及び上限水位センサ12も電気制御回路基板10に 電気接続する。 電源スイッチ13は電気制御回路基板10と上限、下限の各水位センサ12、 11間へ電気を流したり、止めたりするもので、電気制御回路基板10に電気接 続する。
【0013】 上記モーター9の出力軸にはウォーム14を一体回転するように取り付ける。 この出力軸に対して直交するように軸受16に巻取軸15を回転自在に取り付 ける。この巻取軸15の一側には上記ウォーム14と噛み合うようにウォームホ ィール16を一体回転するように取り付ける。
【0014】 モーター9の出力軸に取り付けたウォーム14と巻取軸15に取り付けたウォ ームホィール16とにより構成されたウォーム減速機構は、次の条件を満たした 場合に従動側であるウォームホィール16が駆動側であるウォーム14を逆転さ せることができない。 γ<ρ 但し、γ;ウォーム14のピッチ点における進み角 ρ;ねじ面の摩擦角 従って、電動巻取装置5は係る条件を満たすウォーム減速機構を構成すること により、ウエイト6が上昇した位置で運転を停止させても、ウエイト6の自重な どにより自然に下ることを防止する、ブレーキの役割を有することになる。
【0015】 巻取軸15の他側には、ワイヤ7の巻上溝を形成せる巻取車15aを一体回転 するように取り付ける。 巻取車15aにはワイヤ7の一端を外れないように取り付ける。 ワイヤ7は巻上溝内に巻き込ませて垂れ下げる。
【0016】 本考案におけるワイヤ7は、細い金属線或いは、それを撚り合わせたもののみ でなく、縄、或は合成樹脂からなるロープなどでも良く、ウエイト6の重量を巻 き上げることができる強度があって、巻き下ろした際にたわむことができるもの であれば、材質や成形構造などは任意で良い。
【0017】 上記巻取車17より垂れ下げたワイヤ7の他端は、ウエイト6に取り付ける。 ウエイト6は円柱を横にした姿勢になるようにし、その両端には揺動アーム1 7、17を取り付ける。 この揺動アーム17、17はフレーム4のポスト18、18に回動自由に取り 付け、ウエイト6は揺動アーム17、17のフレーム4への取付位置を回動支点 18aとする揺動運動しながら昇降するようにする。
【0018】 フレーム4は、その下部の挿し込みパイプ19、19を土中に挿し込んで設置 する。 受け部3とウエイト6との間にホース2を通過させる。 下限水位センサ11と上限水位センサ12はセンサ取付棒20に対して上下位 置変更できるように取り付け、このセンサ取付棒20の挿し込み深さと下限水位 センサ11と上限水位センサ12の上下取付位置の決定により流路Aを開閉始動 させる水位基準値が定まる。
【0019】 上記巻取軸15の中間部分には一体回転するように回転ドッグ21を取り付け 、他方、巻取軸15の軸受22には電動巻取装置5の巻き上げ、巻き下ろしの作 動量に見合う回転量と対応する位置に逆回転(巻き下ろしする回転方向)停止ス イッチ23と正回転(巻き上げする回転方向)停止スイッチ24とを取り付ける 。 逆回転停止スイッチ23と正回転停止スイッチ24は電気制御回路基板10に 電気接続する。
【0020】 次に、図3に基づいて、流路Aの開閉について説明する。 先ず、流路Aの開放から閉塞への移行について説明すると、図3(a)に示し ているように水位Cが上限水位センサ12位置に達すると、上限水位センサ12 が電気制御回路基板10に指令を発し、電気制御回路基板10は電動巻取装置5 を巻き下ろす指令を発するようにする。そして、電動巻取装置5のモーター9は 逆回転始動し、ウォーム減速機構を介して巻取車17が逆回転してワイヤ7を巻 き下ろす。このワイヤ7の巻き下ろしによりウエイト6は回動支点18aを中心 に揺動しながら下降する。
【0021】 電動巻取装置5の巻き下ろしは、巻取軸15に取り付けた回転ドッグ21が逆 回転停止スイッチ23を押して停止する。
【0022】 この電動巻取装置5の巻き下ろしを停止させる位置はウエイト6がホース2を 完全に押し潰し終えてワイヤ7にたわみdが生ずる位置まで作動させるようにす る。
【0023】 次に、流路Aの閉塞から開放への移行について説明すると、図3(b)に示し ているように水位Cが下限水位センサ11位置より下がると、下限水位センサ1 1が電気制御回路基板10に指令を発し、電気制御回路基板10は電動巻取装置 5を巻き上げる指令を発するようにする。そして、電動巻取装置5のモーター5 は正回転始動し、ウォーム減速機構を介して巻取車17が正回転してワイヤを巻 き上げる。このワイヤ7の巻き上げにより、たるんだワイヤ7を緊張させながら ウエイト6が上記回動支点18aを中心に揺動しながら上昇する。
【0024】 電動巻取装置5の巻き上げは、上記ドッグ21が正転停止スイッチ24を押し て停止する。 尚、この電動巻取装置5の停止時に上昇位置にあるウエイト6が勝手に落下し ないのは、ウォーム減速機構がブレーキの役割を果しているためである。
【0025】
【考案の効果】
本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。
【0026】 ウエイトが異物などの存在により押し潰したホースの厚さ分より上方位置で停 止しても、電動巻取装置の昇降伝達部材として用いたワイヤがたわむことができ るので巻き下ろし終了までなお作動させてもたわみがふえるだけで、電動巻取装 置の構成部分に起動負荷が連続して掛かり続けることが防止できる。
【0027】 電動巻取装置の巻き下ろし量の設定に際して、ワイヤのたわみによりウエイト の下降位置を、異物が存在しない状態で押し潰したホースの厚さ分より下へ下が るように設定しておけるので設定の不適正さによる電動巻取装置への通電が継続 し続けるといったトラブルの発生も解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】流路開閉装置の斜視図である。
【図2】流路開閉装置の側断面図である。
【図3】流路開閉装置の作用説明図である。
【符号の説明】
A 流路 B 開閉装置 2 ホース 3 受け部 5 電動巻取装置 6 ウエイト 7 ワイヤ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホースを載せる受け部とホースを押し潰
    して流路を閉じるウエイトとの間に軟質なホースを通過
    させ、上記ウエイトは電動巻取装置により昇降するよう
    に構成すると共に、この電動巻取装置とウエイトとの間
    の昇降伝達部材としてワイヤを用いてあることを特徴と
    する流路開閉装置。
JP1994014377U 1994-10-14 1994-10-14 流路開閉装置 Expired - Lifetime JP3010221U (ja)

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JP1994014377U JP3010221U (ja) 1994-10-14 1994-10-14 流路開閉装置

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JP1994014377U JP3010221U (ja) 1994-10-14 1994-10-14 流路開閉装置

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ID=43145989

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JP1994014377U Expired - Lifetime JP3010221U (ja) 1994-10-14 1994-10-14 流路開閉装置

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