JP3010111U - 下 着 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 着用後に脱落することがなく、快適に使用す
ることができる下着を提供する。 【構成】 一部に開口１４を有する無端環状の布製管体
１２内に弾性体の紐１６を収容し、その両端に布製の紐
１８、２０を固定してその自由端側を開口１４より外方
に伸長し、管体１２の開口と反対側に長方形の布２２の
一方の端縁を固定し、布２２の長さの約３分の２の部位
を管体１２の開口１４側に固定し、布２２の残余を自由
に懸垂するようにしてある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は下着、より詳細に述べると布製の下着の構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】

腰を覆い股間から腰部に巻きつけて着用する布製の下帯式の下着は従来から廣 く使用されている。

【０００３】 この種の従来の下着は、長方形の布の幅方向の一方の端縁を紐とＴ字形になる ように縫いつけて成るものである。これを着用するには、紐にＴ字形に縫いつけ た布の部分を着用者の腰部の背中の方にあてがい、紐の両端を体の前方で結び、 紐に縫いつけた長手方向に伸長する布を後ろから股間を通して前方に回して、前 方で結んだ紐で支持し、さらに、残余の布の部分を前方に垂らして着用する。

【０００４】 ところが、前記従来の下着においては、これを着用後、前方に回した布が幅方 向に変形して細くなったり、腰に結びつけた紐が腹部を不当に圧迫したり、ある いは緩くなってずり落ちたりするなどの不都合な点が多かった。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

以上の問題点を考慮して、この考案の目的は腰部についての着用が確実で、上 述した諸欠点がなく、健康的な下着を提供するものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

この考案によれば、腰部に固定する紐の部分を所定の長さの無端の環状に構成 した布製の管体とし、その内部に弾性の紐、たとえばゴム紐を収容し、しかもそ の紐の長さ及び弾性の強さを着用者の体型に応じて調節可能とし、前方に垂らす 長方形の布の部分を前記管体に固定して成るものである。

【０００７】

【実施例】

この考案の下着の好ましい実施例を図について説明する。

【０００８】 図１に示すように下着１０は所定の長さで無端の環状に構成した布製の管体１ ２と、この管体１２の一部に開口１４を設けたことと、前記管体１２の内部に所 定の長さの弾性体の紐１６、たとえばゴム紐を収容することと、前記弾性体の紐 １６の両端にそれぞれ布製の紐１８、２０を固定することと、前記布製の紐１８ 、２０の自由端側を前記開口１４より外部に伸長させたことと、前記布製管体１ ２の前記開口１４と対向する側に所定の幅の長方形の布２２の一方の端縁２４を 固定することと、前記布２２の長さの約３分の２の部位を前記管体１２の開口１ ４側において管体１２に沿って固定し、長方形の布２２の残りの部分２６が前記 開口１４の前面を覆うとともに自由に懸垂するようにして成るものである。

【０００９】 この考案の下着１０においては、布製の環状に形成する管体１２及び長方形の 布２２をすべて絹製とすることが好ましい。

【００１０】

【考案の効果】

この考案の下着１０は、以上に詳述した通りに構成してあるので、着用者の体 格、特に腰の部分の太さが異なっても、着用時に管体１２内に収容してある弾性 体の紐１６の長さをその両端に取り付けた布製の紐１８、２０を自由に調節する ことができ、それと同時に弾性体の紐１６が着用者の腹部あるいは腰部に作用す る強さを、快適に調節して結ぶことができるので、従来のこの種の下着のように 着用後に腹部あるいは腰部を不当に圧迫したり、またずり落ちたりするおそれが 全くない。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の下着の一部を切り欠いて示す略正面
図である。

【図２】この考案の下着の略側面図である。

【符号の説明】

１０ 下着 １２ 管体 １４ 開口 １６ 弾性体の紐 １８、２０ 布製の紐 ２２ 長方形の布 ２４ 布２２の一方の端縁 ２６ 布２２の残余の部分

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】無端の環状に構成した布製の管体（１２）
   と、前記管体（１２）の一部に設けた開口（１４）と、
   前記管体（１２）の内部に収容した弾性体の紐（１６）
   と、前記弾性体の紐（１６）の両端にそれぞれ固定した
   布製の紐（１８、２０）と、前記布製の紐（１８、２
   ０）を前記開口（１４）より外部に伸長したことと，所
   定の長さの長方形の布（２２）と、前記布（２２）の横
   方向の一方の端縁（２４）を前記管体（１２）の前記開
   口（１４）に対向する側に沿って固定したことと、前記
   長方形の布（２２）の長さの約３分の２の部位を前記管
   体（１２）の開口（１４）の側において前記管体（１
   ２）に沿って固定したことと、前記長方形の布（２２）
   の残余の部分（２６）を前記開口（１４）の前面におい
   て自由に懸垂するようにしたこととから成る下着。