JP3010017U - プラスチックフィルム製折たたみ育苗鉢 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】プラスチック製育苗鉢の金型不使用により、製
作期間の短縮、材料の量がすくなくなる、等により、そ
の製作コストの低減を目的とするものである。 【構成】筒状のプラスチックフィルム（１）の向き合う
部分を内側に折り込み（２）及び（３）、下方の端部を
溶着し、水抜き穴（５）を設けたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、プラスチックフィルムを折り込み、溶着し、水 抜き穴を設けた育苗鉢に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、金型を使用して製作したプラスチックの育苗鉢があっ た。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これは、次の様な欠点があった。 （イ）金型を使用したため比較的肉厚が大きく、材料コスト が高く、運搬・保管にもかさばり場所をとった。 （ロ）金型を製作するための期間が長く、費用も高かった。 本考案は、これらの欠点を除くためになされたものである。

【０００４】

【問題を解決するための手段】

筒状のプラスチックフィルム（１）の向き合う部分を内側に 折り込み（２）及び（３）、下方の端部（４）を溶着し、水抜 き穴（５）を設ける。 本考案は、以上のような構造よりなるプラスチックフィルム 製折たたみ育苗鉢である。

【０００５】

【作用】

折り込み部（２）及び（３）を開き、育苗用土を入れる。

【０００６】

【実施例】

以下、本案の実施例について説明する。 （イ）折りたたみ部（２）及び（３）を開き育苗用土を入れ る。 （ロ）すると、育苗用土の重みで育苗鉢状になり、安定する 。

【０００７】

【考案の効果】

本案は、以上のような構造なので、 （イ）高価な金型を使用しないので、製作時間の短縮、また 、比較的すくない材料ですむためコストの低減が可能に なった。 （ロ）折りたたむことが出来るため、保管場所の省スペース 、運搬費用の低減が可能になった。 （ハ）生分解性プラスチックフィルムを使用すれば、その厚 さを選択することにより、生分解する時間を調節するこ とが可能になり、また、苗や株などを鉢に植えたまま移 植できるため植え傷みはおこらず、材料そのものが分解 するため肥料となり、苗の育成をうながし、また環境の 面からも有効である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の正面図である。

【図２】本考案の実施例を示す底面図である。

【符号の説明】

（１）筒状プラスチックフィルム （２）折り込み部 （３）折り込み部 （４）下方の端部 （５）水抜き穴

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 筒状のプラスチックフィルム（１）の向
   き合う部分を内側に折り込み（２）及び（３）、下方の
   端部（４）を溶着し、水抜き穴（５）を設けたことを特
   微とする折たたみ育苗鉢。