JP3009883U - パ−マ用ロッド止め具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、輪ゴムなどによる髪のくびれを防
止したロッド止め具を提供することを目的とするもので
ある。 【構成】 本考案は、ロッド幅を有する薄板状の止め具
本体１の先端側を湾曲形状に折曲せしめてロッド嵌合部
とした構成とするものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ロッドに髪を巻いた後に装着するロッド止め具に関するものである 。

【０００２】

【従来の技術】

従来より髪にパ−マをかける場合には、図４に示すように、髪ａをロッドｂに 巻きつけた後、輪ゴムなどによって髪ａをロッドｂに固定し、薬液を付け、常温 又は加熱して髪にウェ−ブを付けるものである。 又近頃では図５に示すように、長髪ａの先端をロッドｂに巻きつけてウェ−ブ を付けるパ−マ方法がなされている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながらこの場合には、図６に示すように、輪ゴムで止めた長髪ａ部分が くびれ、図７に示すように修正するためには、ドライヤ−などでブロ−する必要 があり、その為に非常な手間と髪が損傷を受ける問題がある。 そこで本考案では上記問題点を解消するために、輪ゴムなどにより髪のくびれ を防止したロッド止め具を提供することを目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の上記目的は次の如き構成の止め具によって達成できる。即ちその要旨 はロッド幅を有する薄板状の止め具本体の先端側を、湾曲状に折曲形成せしめて ロッド嵌合部としたことを特徴とするパ−マ用ロッド止め具である。 更に上記ロッド嵌合部の外周壁に、薬液放出用穴を複数個貫設し、薬液による 還元のムラを無くすとともに、止め具本体をプラスチックなどの弾性素材より形 成することによって髪の固定を確実に行う構成とするものである。

【０００５】

【作用】 本考案のロッド止め具は、図２に示すように、ロッドＡに髪Ｂを巻き付けた後 に、止め具本体１のロッド嵌合部２によってロッドＡを嵌め入れ、髪Ｂを固定す るものである。そして薬液を使用する際には、髪Ｂに含浸した残りの薬液は、薬 液放出穴用３、３、・・より吐出され、不均一な還元を防止するものである。 従ってロッド取り外し後は、図３に示すように、髪Ｂに従来のようなくびれを 生じることが無く、ドライヤ−などによる修正を必要としないパ−マが可能とな るものである。

【０００６】

【実施例】

以下本考案に係るパ−マ用ロッド止め具を、その実施例を示す図面を参酌し乍 ら詳述する。 図１に示すように、プラスチックなどの弾性素材よりなる止め具本体１は、ロ ッド幅を有する薄板であり、その先端側をロッド径より小径状に湾曲形成し、ロ ッド嵌合部２とするものである。更に上記ロッド嵌合部２の外周壁に、複数の薬 液放出用穴３、３、・・を貫設するものである。

【０００７】

【考案の効果】

以上述べて来た如く本考案によれば、ロッド取り外し後の輪ゴムなどによる髪 のくびれを生ずることがなく、更にロッド止め作業が一段と簡素化され、作業効 率が向上するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の全体説明図である。

【図２】本考案のロッド止め具の取り付け状態を示す説
明図である。

【図３】本考案のロッド止め具使用後の髪の状態を示す
説明図である。

【図４】従来からの輪ゴムによるロッド止めの状態を示
す説明図である。

【図５】髪先端側をパ−マする状態を示す説明図であ
る。

【図６】従来のロッド取り外し後の髪の状態を示す説明
図である。

【図７】髪の修正後の状態を示す説明図である。

【符号の説明】

１ 止め具本体 ２ ロッド嵌合部 ３ 薬液放出用穴

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ロッド幅を有する薄板状の止め具本体の
   先端側を、湾曲状に折曲形成せしめてロッド嵌合部とし
   たことを特徴とするパ−マ用ロッド止め具。
2. 【請求項２】 上記ロッド嵌合部外周壁に、薬液放出用
   穴を複数個貫設したことを特徴とする請求項１記載のパ
   −マ用ロッド止め具。
3. 【請求項３】 上記止め具本体をプラスチックなどの弾
   性素材より形成したことを特徴とする請求項１若しくは
   ２記載のパ−マ用ロッド止め具。