JP3009664U - 砂を混ぜたタイヤ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目 的】従来の冬道用タイヤはスノータイヤ、スパ
イクタイヤ、スタットレスタイヤがあるが、冬期間氷
面、アイスバン、ツルツル氷路面に対しては登坂力の低
下又は不能、下りでのブレーキ制動の不能、粉じん公害
増加等人体、動植物に与える影響は多大である。その対
策としてタイヤの接地部トレッドに砂を均等に混入した
ものである。 【構 成】タイヤ（１）接地部トレッドに砂を均等に
混入した冬道用タイヤである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】 〔産業上の利用分野〕 この考案は冬道用タイヤ（１）の接地摩擦凸部トレッド（２）に砂を均等に混 ぜた冬道用タイヤである。

【０００２】 〔従来の技術〕 従来スノータイヤからスパイクタイヤ、スタットレスタイヤとあるが冬期間気 温の寒暖等により冬道路走行に追突、接触事故、坂道が登れない、下れない等障 害が出てその対策が出来ていない。

【０００３】 〔考案が解決しようとする課題〕 これは次のような障害があった。 （イ） スノータイヤ、スタットレスタイヤはアイスバン、ツルツル氷面の道 路走行、坂道の登り、下り走行にはブレーキが効かず大変危険である。 （ロ） スパイクタイヤは気温の寒暖変化により道路走行には粉じん、路面の 摩擦、空気中の汚染、人体、動植物への影響が大きく使用禁止になりつつあり、 製造は禁止になった。本考案はこれらの障害欠点を除くために開発しようとした ものである。

【０００４】 〔問題を解決するための手段〕 本考案は障害欠点を除くためになされたものでそれを図面について説明すれば （イ） 冬道用タイヤ（１）に接地面（２）のトレッド部分に砂を均等に混ぜ たものである。 （ロ） 接地面凸部トレッドに砂を均等に混入した部分をつくる事により路面 接地がやわらかく接し、路面摩擦がなく、ブレーキの効きが安定する。 本考案は以上のような構成よりなる冬道用タイヤである。

【０００５】 〔作 用〕 以上の構成であるから冬道走行にはスパイクタイヤより接地面にタイヤが密着 し、かつ道路面の摩擦がなく、ブレーキの効きが安定する。

【０００６】 〔実施例〕 以下本案の実施例について説明する。 １．（イ） タイヤの接地凸部トレッドに粘着液を塗り、砂を均等に吹き付け 塗布する。 （ロ） 塗布した砂の上に粘着液を重ね塗り、（イ）の繰返し作業をして トレッド部に砂混じり部分を肉盛りした。 （ハ） （イ）、（ロ）の作業でトレッド先端部に砂混じり部分を肉盛り し、氷面、アイスバン、ツルツル路面を走行した所、ブレーキの効きが安定し、 横ブレもなく、坂の登り、下りも安定走行が出来た。又、氷解したアスファルト 路面の摩擦もまったくなかった。 ２． トレッド部に砂を均等に混入して、且つトレッド部を軟らかく造る冬道 用タイヤは最適であり、砂は身近にあり、簡単に入手でき、コストも安く造る事 が出来ると思う。

【０００７】 〔考案の効果〕 本案は以上のような構造でこれを使用することで下記の障害欠点を克服するこ とが出来る。従来冬期間の路面対策は路面に砂、塩化カルシウム等散布して対応 しておりますが、道路距離が長いのと、雪が降る時期は気温の寒暖差が激しく、 路面状態もまちまちで車の走行もままならず、特にアイスバン、ツルツルの氷面 状では車の追突、接触事故等でブレーキが効かず、人身、物損事故が急増してい る。その対応策として砂を混ぜた冬道用タイヤを考案した。

【図面の簡単な説明】

【図 １】本考案の斜視図である。

【図 ２】本考案の横断面図である。

【符号の説明】

１ タイヤ ２ 砂を混ぜたトレッド部分

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】タイヤの接地凸面トレッドに砂を混ぜた冬
   道用タイヤ。
2. 【請求項２】タイヤの接地摩擦トレッド部分に砂を均等
   に混入した請求項（１）の冬道用タイヤ。
3. 【請求項３】冬道用タイヤ（１）が氷面及び積雪面に接
   触するトレッド部分（２）に砂を混ぜた請求項（１））
   の冬道用タイヤである。