JP3009494U - カップホルダー - Google Patents

カップホルダー

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JP3009494U
JP3009494U JP1994013023U JP1302394U JP3009494U JP 3009494 U JP3009494 U JP 3009494U JP 1994013023 U JP1994013023 U JP 1994013023U JP 1302394 U JP1302394 U JP 1302394U JP 3009494 U JP3009494 U JP 3009494U
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JP
Japan
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cup holder
opening
cans
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wall portion
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JP1994013023U
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Inventor
茂 田邊
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株式会社セイワ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 温調風による飲料の保温又は保冷が可能であ
るとともに空調風の室内への導入方向を任意に設定する
ことのできるカップホルダーを提供する。 【構成】 本考案は、缶類を載置する底部と、缶類の側
面の少なくとも一部を囲むように前記底板から立設した
周壁とを有し、空調器の空気吹出口に取付けられるカッ
プホルダーにおいて、前記周壁が、前記空気吹出口に対
向する第1開口が設けられた第1壁部と、第1開口に対
向する第2開口が設けられた第2壁部とを有し、第2開
口を通過する空調風の吹出し方向を任意に設定する吹出
し方向設定手段を第2壁部に設けたことを特徴とするカ
ップホルダーを提供するものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、飲料を収容した缶類や紙カップ類を保持するカップホルダーに関し 、特に、自動車の室内にて好適に使用されるカップホルダーに関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
従来の、自動車の室内にて使用されるカップホルダーは、ダッシュボードの上 部又は前面部に固定され、単に缶類を保持することのみを目的としたものが一般 的であった。
【0003】 上記のようなカップホルダーに対して、本出願人はカップホルダーを空調器( エアコン)の室内空気吹出口に支持し(図5参照)、エアコンにより加熱あるい は冷却された空気によって缶内の飲料を保温あるいは保冷することが可能なカッ プホルダーを自動車用アクセサリー市場に提供してきた。
【0004】 図6に示すように、この形式のカップホルダー100は、缶類を保持する保持 部材91と該保持部材91をエアコンの空気吹出口に取付ける取付部材92から 概略構成されている。保持部材91は、缶類を載置する底板93、空気吹出口に 対向する部分に形成された空調風を取り入れるための開口部94、室内に面した 部分に形成されたメッシュ部95、及び、開口部94とメッシュ部95を連結す る側壁部96を備えている。
【0005】 一方、取付部材は、側壁部96に形成されたガイド溝96a、ガイド溝96a に滑動自在に嵌合されたスライド部材97、及びスライド部材97に取付けられ たクリップ部材98を備えている。このクリップ部材98によりカップホルダー 100を空気吹出口に配設されているルーバに取付けることを可能としている。
【0006】 このような構成により、空気吹出口より吹き出された温風あるいは冷風等の空 調風Wは保持部材の開口部からメッシュ部を介して室内に導かれ、この間に保持 部材により保持された缶類C内の飲料を加熱あるいは冷却することができ、飲料 の温度を所望の温度に維持することができる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように構成されたカップホルダーは、その保持部材のメ ッシュ部が固定されているため、保持部材から流れ出る空調風の方向を一方向、 即ち乗員に対して正面方向に限定せざるを得ないという結果を招来した。即ち、 空気吹出口に一般に設けられている空調風の室内への導入方向を任意に設定可能 とする部材、所謂ルーバの機能を阻害するという問題が生じていた。
【0008】 従って、本考案の目的は、温調風による飲料の保温又は保冷が可能であるとと もに空調風の室内への導入方向を任意に設定することのできるカップホルダーを 提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的は本考案に係るカップホルダーにて達成される。要約すれば、本考案 は、缶類を載置する底部と、缶類の側面の少なくとも一部を囲むように前記底板 から立設した周壁とを有し、空調器の空気吹出口に取付けられるカップホルダー において、前記周壁が、前記空気吹出口に対向する第1開口が設けられた第1壁 部と、第1開口に対向する第2開口が設けられた第2壁部とを有し、第2開口を 通過する空調風の吹出し方向を任意に設定する吹出し方向設定手段を第2壁部に 設けたことを特徴とするカップホルダーを提供するものである。
【0010】 尚、前記吹出し方向設定手段は、第2開口を略遮蔽するように且つ回転可能に 第2壁部に支持されていたり、環状部材と、該環状部材内に取付けられると共に 互いに平行にかつ所定の傾斜をもった羽根部材とを有するようにしてもよい。
【0011】 更に、前記環状部材の上部及び/又は下部が、第2壁部の上部及び/又は下部 に形成された上孔部及び/又は下孔部からそれぞれ上方及び/又は下方に突出す るようにしてもよい。
【0012】
【実施例】
以下、本考案に係るカップホルダーの一実施例について添付の図1ないし図5 により更に詳しく説明する。
【0013】 図1ないし図5に示すように、カップホルダー10は、缶類を保持する保持部 材12と該保持部材12をエアコンの空気吹出口40に取付ける取付部材50か ら概略構成されている。保持部材12は、缶類を載置する底板14、空気吹出口 40に対向する部分に形成された空調風を取り入れるための第1開口16、室内 に面した部分に形成された第2開口18、及び第1開口16及び第2開口18を 連結する側壁20、21を備えている。当然ながら、底板14の上方は缶類を載 置するための空間24とされている。
【0014】 勿論、底板14は実質的に缶類を載置することができればよく、例えば棒材や メッシュ板で形成してもよい。
【0015】 又、図2に示すように、第1開口16が形成される後壁22の上部には上記空 間24の一部を占めるように缶類を確実に、即ち動揺しないように保持するため の押圧部材26が設けられている。押圧部材26は、一方の側壁20から他方の 側壁21へと延びる板材とされ、第2開口18が形成された前壁28に常時缶類 を押圧するように付勢する図示しないバネを介して後壁(第1壁部)22側に取 付けられている。
【0016】 これにより、押圧部材26は、カップホルダー10の非使用時においては、図 2に示す状態、即ち水平状態を維持する。一方、カップホルダー10に缶類を保 持しようとして、缶類の底部により押圧部材26を上方より押すと、押圧部材2 6はバネの付勢力に抗し、バネの支持部を支点として下方に回動する。缶類がカ ップホルダー10の底板14に載置された状態では、前述のように缶類をバネの 付勢力により前壁28に押圧し、缶類の動揺を抑制することができる。
【0017】 次に本考案の特徴部分である、カップホルダー10の前壁(第2壁部)28に 設けられ、空調風の室内への吹出し方向を任意に設定可能とする吹出し方向設定 手段としての(以降、ダイヤル部材と称する)について、特に図1及び3を参照 して説明する。
【0018】 両図に示すように、この実施例では、ダイヤル部材30は、略円盤状に形成さ れ、環状部材32と、該環状部材32内に平行に取付けられた複数のルーバ(羽 根部材)34とから構成されている。環状部材32の周縁部には凸部32a及び 凹部32bが交互に形成され、後述するように指によるダイヤル部材30の支持 及び回動を容易にしている。
【0019】 ルーバ34は、例えば樹脂材よりなる長板により形成され、特に図3により明 らかなように、一方向に、図中において下方に所定角度で傾斜するように、環状 部材32に固定されているものであるが、乗用車の空調用のルーバーのように、 角度を任意に変更し得るようにしてもよい。
【0020】 一方、カップホルダー10の前壁28の上部28a及び下部28bにはそれぞ れ上孔部36a、下孔部36bがそれぞれ穿設されており、これらの上下孔部3 6a、36bに、ダイヤル部材30の環状部材32の上部及び下部がそれぞれ上 方及び下方に突出するように嵌合され、ダイヤル部材30を前壁28に回動自在 に支持している。
【0021】 上記のような構成において、ダイヤル部材30の前壁28から上下方向に突出 した環状部材32の凹凸部32a、32bを指にて把持し、適宜方向に回動する することにより、ルーバ34の間隙を抜けて室内に導入される空調風の方向を、 乗員にとって上下左右、360°内のいかなる方向にも設定することができる。
【0022】 尚、例えばルーバ34に摘みをつけ、これによりダイヤル部材30を回転させ るようにすれば、上記のような上下孔部36a、36bからダイヤル部材30の 環状部材32の上部及び下部を突出させる構成を省略することもでき、更に、上 下孔部36a、36bの一方から環状部材32を突出させるようにしてもよい。
【0023】 次に、カップホルダー10を空気吹出口40のルーバ42に取付けるための取 付部材50について図4及び5を参照して説明する。
【0024】 同図において、取付部材50は、平行に配置された2本のスライド部材52a 、52b、これらを連結する連結部材54、及び連結部材54に形成された2つ の長孔54a、54bに沿って矢示のように移動でき、且つ回動可能に取付けら れたクリップ58a、58bにより概略構成されている。
【0025】 2本のスライド部材52a、52bは、図2に示すように保持部材12の側壁 20、21に形成された案内溝20a、21aに嵌着され、案内溝20a、21 aに沿ってカップホルダー10の前後方向にスライド可能とされている。
【0026】 クリップ58a、58bは公知の構成とされ、図5に示すように、空気吹出口 40のルーバ42を強固に把持することにより、カップホルダー10を車体に取 付けることを可能としている。
【0027】 上記のようにカップホルダーを構成することにより、従来のカップホルダーが 有していたエアコンのルーバの機能を阻害するという問題を解決することができ 、従ってカップホルダーに保持した缶類に収容された飲料の保温又は保冷が可能 とするとともに空調風の室内への導入方向を任意に設定することができる。
【0028】 尚、上記のカップホルダーの実施例の説明において、カップホルダーの形状を 略直方体としたが、円筒形としてもよいのはもちろんである。
【0029】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案によるカップホルダーは、周壁が、空 気吹出口に対向する第1開口が設けられた第1壁部と、第1開口に対向する第2 開口が設けられた第2壁部とを有し、第2開口を通過する空調風の吹出し方向を 任意に設定する吹出し方向設定手段を第2壁部に設けたことにより、缶類に収容 された飲料の保温又は保冷が可能とするとともに空調風の室内への導入方向を任 意に設定することができる。従って、乗員にとって好ましい飲料の液温を維持で きるとともに、本来空調器の空気吹出口が備えていた吹出し方向の任意の設定を 阻害することなく、空調器が与える室内の環境を良好に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるカップホルダーの一実施例を示す
正面図である。
【図2】図1のカップホルダーの平面図である。
【図3】図1のカップホルダーの側面図である。
【図4】カップホルダーの取付部材を示す斜視図であ
る。
【図5】カップホルダーを空気吹出口のルーバに取付け
た状態を示す要部説明図である。
【図6】従来のカップホルダーを示す斜視図である。
【符号の説明】
10 カップホルダー 16 第1開口 18 第2開口 20 側壁 21 側壁 22 第1壁部(後壁) 24 底板 28 第2壁部(前壁) 30 ダイヤル部材(吹出し方向設定手段) 32 環状部材 34 ルーバ(羽根部材) 42 空気吹出口 50 取付部材

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 缶類を載置する底部と、缶類の側面の少
    なくとも一部を囲むように前記底板から立設した周壁と
    を有し、空調器の空気吹出口に取付けられるカップホル
    ダーにおいて、 前記周壁が、前記空気吹出口に対向する第1開口が設け
    られた第1壁部と、第1開口に対向する第2開口が設け
    られた第2壁部とを有し、第2開口を通過する空調風の
    吹出し方向を任意に設定する吹出し方向設定手段を第2
    壁部に設けたことを特徴とするカップホルダー。
  2. 【請求項2】 前記吹出し方向設定手段が、第2開口を
    略遮蔽するように且つ回転可能に第2壁部に支持されて
    なる請求項1に記載のカップホルダー。
  3. 【請求項3】 前記吹出し方向設定手段が、環状部材
    と、該環状部材内に取付けられると共に互いに平行にか
    つ所定の傾斜をもった羽根部材とを有する請求項2に記
    載のカップホルダー。
  4. 【請求項4】 前記環状部材の上部又は下部が、第2壁
    部の上部又は下部に形成された上孔部又は下孔部からそ
    れぞれ上方又は下方に突出してなる請求項3に記載のカ
    ップホルダー。
  5. 【請求項5】 前記環状部材の上部及び下部が、第2壁
    部の上部及び下部に形成された上孔部及び下孔部からそ
    れぞれ上方及び下方に突出してなる請求項3に記載のカ
    ップホルダー。
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