JP3009265B2 - バ−コ−ド読取り装置 - Google Patents

バ−コ−ド読取り装置

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JP3009265B2
JP3009265B2 JP3255556A JP25555691A JP3009265B2 JP 3009265 B2 JP3009265 B2 JP 3009265B2 JP 3255556 A JP3255556 A JP 3255556A JP 25555691 A JP25555691 A JP 25555691A JP 3009265 B2 JP3009265 B2 JP 3009265B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、バ−コ−ド読取り装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】バ−コ−ド読取り装置には大別して2つ
の形式がある。一方の形式ではバ−コ−ドがレ−ザ光に
よりスキャンされバ−コ−ドからの反射光の強度が受光
素子により検知されてバ−コ−ドの黒白により表示され
たシンボル情報としてのバ−コ−ド情報が読み取られ
る。他方の形式では例えばCCD等のイメ−ジセンサに
よりバ−コ−ドの黒白により表示されたシンボル情報と
してのバ−コ−ド情報が読み取られる。
【0003】前者のレ−ザ式バ−コ−ド読取り装置はス
キャナからバ−コ−ドを離間させた状態でもバ−コ−ド
からバ−コ−ド情報を読み取ることが出来るがレ−ザ発
光手段の駆動の為に大きな入力を必要とし、またレ−ザ
光スキャナ機構が読取り装置の大型化及び構造の複雑化
を生じさせているので高価である。
【0004】後者のCCD式バ−コ−ド読取り装置はC
CDと組み合わされる光学系が固定焦点・固定倍率で構
成されているのでバ−コ−ドにスキャナを当てなければ
バ−コ−ドからバ−コ−ド情報を読み取ることが出来な
いが、大きな入力を必要とせず、また読取り装置の大型
化及び構造の複雑化を生じさせるような構造もないので
安価である。このようなCCD式バ−コ−ド読取り装置
は例えば実公昭60−5407号公報に開示されてい
る。
【0005】この公報に開示されているCCD式バ−コ
−ド読取り装置は図5に示す如く、レンズ等の光学系1
0と撮像手段としてのCCDイメ−ジセンサ12とCC
Dイメ−ジセンサ12からの出力を増幅する増幅回路1
4とCCDイメ−ジセンサ12の走査を制御する走査制
御回路16とが格納されたカメラハウジング18を備え
ている。カメラハウジング18において光学系10及び
CCDイメ−ジセンサ12から遠い部位には増幅回路1
4からの出力や走査制御回路16への入力の為のケ−ブ
ル20が接続されており、光学系10及びCCDイメ−
ジセンサ12の対向する部位には複数の柱22aにより
支持された透明箱22が接続されている。
【0006】透明箱22の平坦な突出端は物品24上に
貼られたバ−コ−ドラベルに印字されているか、または
物品24上に直接印字されているバ−コ−ド26に押し
当てられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】透明箱22の高さは、
透明箱22の平坦な突出端に押し当てられたバ−コ−ド
26が光学系10を介してCCDイメ−ジセンサ12上
に結像するよう予め所定の値に設定されている。ここで
固定焦点式の光学系10の両側に位置するバ−コ−ド2
6とCCDイメ−ジセンサ12との関係を概略的に示す
図6からは以下の式が導かれる。 B/A=b/a, 1/a+1/b=1/f a…被写体としてのバ−コ−ド26から光学系10であ
るレンズの中心(主点)までの距離、 b…レンズの中心(主点)から撮像手段としてのCCD
イメ−ジセンサ12までの距離、 A…被写体としてのバ−コ−ド26の大きさ、 B…撮像手段としてのCCDイメ−ジセンサ12に写る
バ−コ−ド26の大きさ、 f…上記レンズの焦点距離。
【0008】上に示した2つの式から明らかなように、
被写体としてのバ−コ−ド26の大きさAが変わると被
写体としてのバ−コ−ド26から光学系10であるレン
ズの中心(主点)までの距離aまたは別の焦点距離を有
したレンズに変えなければバ−コ−ド26をCCDイメ
−ジセンサ12上に結像させることは出来ないので、上
述した従来のCCD式バ−コ−ド読取り装置では予め定
められている規格以外の大きさのバ−コ−ドを読み取る
ことは出来ない。
【0009】また上述した従来のCCD式バ−コ−ド読
取り装置では、所定の規格のバ−コ−ドであっても透明
箱22の突出端をバ−コ−ド26に押し当てなければバ
−コ−ド26を読み取ることは出来ないので、バ−コ−
ド26が記されている物品が液体や粉体を充填した袋で
あった場合には、透明箱22の突出端により袋が損傷し
て内部の液体や粉体が噴出してしまう恐れもある。
【0010】レ−ザ式バ−コ−ド読取り装置はスキャナ
からバ−コ−ドを離間させた状態でもバ−コ−ドからバ
−コ−ド情報を読み取ることが出来るとはいうものの所
定の範囲内の強さの反射光を得る必要があるので所定の
範囲の読み取り可能距離があり、この読み取り可能距離
の範囲外を通過するバ−コ−ドからはバ−コ−ド情報を
読み取ることが出来ない。またレ−ザ式バ−コ−ド読取
り装置では、スキャナのレ−ザ光走査方向が予め決まっ
ているのでこの所定のレ−ザ光走査方向に対して所定の
向きにバ−コ−ドを向けないとバ−コ−ドを読み取るこ
とが出来ない。
【0011】この為レ−ザ式バ−コ−ド読取り装置で
は、一旦バ−コ−ドの読み取りが出来ないとなると、ス
キャナからの離間距離を変えたりレ−ザ光走査方向に対
するバ−コ−ドの向きを変えたりするなどの何度かの試
行が必要とされ、操作者の労力が無駄に費やされるとと
もにバ−コ−ド読取り作業効率が低下する。
【0012】レ−ザ式及びCCD式の従来のバ−コ−ド
読取り装置では、これらの装置のスキャナでバ−コ−ド
からバ−コ−ド情報を読み取ることが出来なかった場合
には、バ−コ−ドにならんで印字されていてバ−コ−ド
情報を表している数字を操作者がキ−ボ−ドを使用して
バ−コ−ド読取り装置に入力している。しかしながら、
多数存在している規格のバ−コ−ドの中にはバ−コ−ド
情報の数が多すぎてキ−ボ−ドを使用してのバ−コ−ド
情報の入力に大変な時間を要したり、CODE49やD
ata Code等のいわゆる1.5次元バ−コ−ドや
2次元バ−コ−ドは実質的にはキ−入力が不可能な程の
多量のバ−コ−ド情報を有している。
【0013】この発明は上記事情の下でなされ、この発
明の目的は、予め読み取りを予定していた以外の規格の
バ−コ−ドが物体の表面に付されていた場合にも、バ−
コ−ドからのバ−コ−ド情報の正確な読み出しを行うこ
とが出来、しかも安価でバ−コ−ドに対する走査方向に
わずらわせられることがないCCD式バ−コ−ド読取り
装置でありながらバ−コ−ドから離間した状態でもバ−
コ−ド情報の正確な読み出しを行うことが出来るバ−コ
−ド読取り装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
為にこの発明に従ったバーコード読取り装置は、基台
と、基台から上方に向かい突出して設けられた支持部材
と、前記支持部材に支持されて前記基台の上方に撮像手
段とその光学系を保持するカメラハウジングと、前記カ
メラハウジングを前記支持部材に沿って移動させ、前記
基台上面と前記カメラハウジングとの距離を変化させる
第1の距離変化手段と、前記カメラハウジング内で前記
撮像手段とその光学系を移動させ、前記基台上面と前記
撮像手段との距離を変化させる第2の距離変化手段と、
を備え、基台上に載置されたバーコードを、光学系を介
して前記撮像手段により読み取ることを特徴としてい
る。
【0015】
【作用】上述した如く構成されたことを特徴とするこの
発明に従ったバーコード読取り装置では、バーコードか
ら離間した状態でバーコード情報の正確な読み出しを行
うとともに予め読み取りを予定していた以外の規格のバ
ーコードからもバーコード情報の正確な読み出しを行う
為に、第1の距離変化手段により前記カメラハウジング
を前記支持部材に沿って移動させて前記基台上面と前記
カメラハウジングとの距離を変化させるかまたは、第2
の距離変化手段により前記カメラハウジング内で前記撮
像手段とその光学系を移動させて前記基台上面と前記撮
像手段との距離を変化させるか、または第1の距離変化
手段及び第2の距離変化手段の両者により前記基台上面
と前記カメラハウジングとの距離を変化させるとともに
前記基台上面と前記撮像手段との距離を変化させること
により、バーコードを撮像手段に結像させる。
【0016】
【実施例】以下この発明の種々の実施例を添付の図面を
参照しながら詳細に説明する。図1には、この発明の第
1の実施例に従ったバ−コ−ド読取り装置の構成が概略
的に示されている。
【0017】このバ−コ−ド読取り装置はバ−コ−ド3
0が印刷されたバ−コ−ドラベルが貼付けられるかバ−
コ−ド30が印刷された物体32を載置する為の基台3
4を有しており、基台34には略垂直上方に延出した柱
状の支持部材36が固定されている。
【0018】支持部材36には略水平方向に基台34の
上方に延出したカメラハウジング38が上下移動自在に
取り付けられていて、カメラハウジング38は支持部材
36に上下方向に延出して形成されているラック36a
に噛み合う図示しないピニオンを駆動する上下動制御ハ
ンドル40を回転させることにより、その回転方向と回
転量に対応した距離だけ支持部材36に沿い上下方向に
移動することが出来る。
【0019】支持部材36の外表面にはさらに支持部材
36に対する、ひいては基台34に対する、カメラハウ
ジング38の相対的な移動距離を知る為の指標42が記
されており、カメラハウジング38には指標42を指示
する為の矢印43が取り付けられている。
【0020】支持部材36に対するカメラハウジング3
8の上下方向における相対的な位置はカメラハウジング
38に設けられているクランプつまみ44を締め付ける
ことにより固定することが出来る。
【0021】カメラハウジング38中には、CCD(電
荷結合素子)を利用した撮像手段46とその光学系とし
ての固定焦点レンズ48とが略水平状態にカメラハウジ
ング38の先端に向けて格納されている。カメラハウジ
ング38の先端には撮像手段46とその光学系としての
固定焦点レンズ48との光軸を下方の基台34に向ける
為のミラ−50が設けられており、なお光学系としての
固定焦点レンズ48は交換可能である。
【0022】カメラハウジング38の先端の下面には上
記光軸を通過させる為の撮影窓52が形成されていて、
撮影窓52の周囲には下方を照らす照明装置54が設置
されている。
【0023】基台34上でカメラハウジング38の先端
の撮影窓52の下方には、支持部材36に対するカメラ
ハウジング38の上下方向における相対的な位置や撮像
手段46の画素数や固定焦点レンズ48の焦点距離や解
像度により決まる被写界深度の上限を示す読取り治具5
6が設けられている。ここで被写界深度の下限は、基台
34の上面である。
【0024】読取り治具56は、基台34の上面から略
垂直に立ち上がった補助支柱56aと、補助支柱56a
から基台34の上面に対して略水平に延出し補助支柱5
6aに対して相対的に上下動可能な水平支持部材56b
と、を備えており、水平支持部材56bは撮影窓52か
ら下方に伸びる光軸Xが通過し撮像手段46の視野を示
す視野枠56cを支持している。補助支柱56aに対す
る水平支持部材56bの相対的な上下方向位置はクラン
プつまみ56dにより固定することが出来る。
【0025】撮像手段46の寸法を1/2インチ,固定
焦点レンズ48の焦点距離fを25mmとし基台34の上
面で読取り治具56の視野枠56cの下方位置と固定焦
点レンズ48との間の距離を約350mmにした時、被写
界深度Aは25mmとなり読み込み可能なバ−コ−ド30
の最大寸法は60mm×60mmである。そしてこの時の解
像度は0.25mmである。
【0026】この場合、読取り治具56の水平支持部材
56bは基台34の上面から被写界深度Aである25mm
の高さに固定され、カメラハウジング38内の撮像手段
46は基台34の上面に載置した物品32が25mmの高
さ以内でありその上面に付されたバ−コ−ド30の最小
のバ−の幅が0.25mm以上であればバ−コ−ド30を
読み取ることが出来る。また読取り治具56の水平支持
部材56bの視野枠56cの中ぐり寸法は60mm×60
mmに設定される。
【0027】上述した如く構成された第1の実施例に従
ったバ−コ−ド読取り装置においては、例えばベルトコ
ンベアの如き連続搬送手段により高さ25mm以内の物品
32をその上面に付されたバ−コ−ド30が読取り治具
56の水平支持部材56bの視野枠56内を通過するよ
う連続して搬送した場合でも、バ−コ−ド30の最小の
バ−の幅が0.25mm以上であり搬送速度が適度であれ
ば連続して搬送される物品32上のバ−コ−ド30を読
み取ることが出来る。
【0028】なお、読取り治具56の水平支持部材56
bはバ−コ−ド30の読み込み可能な被写界深度Aや視
野を確認した後は、邪魔であれば補助支柱56aから取
り除くことが出来る。
【0029】また読取り治具56の補助支柱56aは、
基台34の上面にではなく図2に示す如くカメラハウジ
ング38から下方に略垂直に突出するよう垂らすことも
出来る。この場合には、基台34の上面で自由に使用出
来る領域を拡大することが出来る。
【0030】図3の(a)には、高さ25mm以上の物品
60の上面に付されたバ−コ−ド62を読み込む場合に
便利なように構成されたこの発明の第2の実施例に従っ
たバ−コ−ド読取り装置が示されている。この実施例に
おいて前述の第1の実施例と同一部分には同一の参照符
号を記しその部分についての詳細な説明は省略する。
【0031】この実施例は高さ25mm以上の物品60を
基台34の上面で自由に移動させることを便利にする為
に、前述の第1の実施例では使用されていた読取り治具
56を用いていない。
【0032】この実施例では指標42が支持部材36に
対して相対的に上下動可能な移動指標板64上に記され
ている。支持部材36の表面には移動指標板64の移動
軌跡に沿い補助指標66が記されている。補助指標66
は2点鎖線で示す下端位置に配置された移動指標板64
の下端に対応した位置の補助指標の目盛り数字が図3の
(b)に示す如く0に記されており、この目盛り数字0
から上方に向かいmmオ−ダ−で補助指標の目盛りが記さ
れていて、目盛りの所定間隔には所定の数字が例えば図
3の(b)に示す如く示されている。
【0033】最初、補助指標66を2点鎖線で示す下端
位置に配置した状態で前述した第1の実施例の場合と同
様に基台34の上面で読取り治具56の視野枠56cの
下方位置と固定焦点レンズ48との間の距離を約350
mmにするようカメラハウジング38の上下方向位置が固
定されているとする。
【0034】高さ25mm以上の物品60の上面のバ−コ
−ド62を読み込む場合には、まず物品60の高さ、例
えば50mm、分だけ移動指標板64を図3の(a)や
(b)に示す如く支持部材36に対して相対的に上方に
移動させ、次にカメラハウジング38を上方に移動させ
る前に矢印43が示していた移動指標板64上の指標の
目盛り位置を矢印43が再度示すまで支持部材36に対
して相対的に上方に移動させる。この場合、被写界深度
Aの領域は基台34の上面から50mmの位置から75mm
の位置となる。
【0035】上述した如く構成されたことを特徴とする
第2の実施例の場合には、高さ25mm以上の物品60の
上面のバ−コ−ド62を読み込む時に必要なカメラハウ
ジング38の上下方向位置の新たな設定を容易に行うこ
とが出来る。
【0036】図1乃至図3を参照して前述した第1の実
施例,その変形例,そして第2の実施例では、撮像手段
46及び固定焦点レンズ48の被写界深度A内に基台3
4の上面の物品32または60上のバ−コ−ド30また
は62を配置する為に、カメラハウジング38を支持部
材36に対して相対的に上下方向に移動させていたが、
図4に示す第3の実施例の如くカメラハウジング38中
で撮像手段46及び固定焦点レンズ48をミラ−50に
対して相対的に水平移動させることによcても同様の効
果を得ることが出来る。この実施例においても前述の第
1の実施例と同一部分には同一の参照符号を記しその部
分についての詳細な説明は省略する。
【0037】この実施例ではカメラハウジング38を支
持部材36に対して相対的に上下方向に移動させる必要
がないので、第1の実施例では支持部材36の表面に設
けられていたラック36aやそれに噛み合う図示しない
ピニオンを駆動する為にカメラハウジング38に設けら
れていた上下動制御ハンドル40は省略されている。
【0038】その代わりにカメラハウジング38内で撮
像手段46及び固定焦点レンズ48がカメラハウジング
38の長手方向に沿い水平方向に延出した移動ベ−ス7
0aに載置されていて、移動ベ−ス70aはカメラハウ
ジング38内で長手方向に沿い水平方向に延出して固定
された固定ベ−ス70b上でカメラハウジング38の長
手方向に沿い水平方向に移動自在である。カメラハウジ
ング38には固定ベ−ス70bに対して移動ベ−ス70
aを相対的に移動させる為の水平移動つまみ80が設け
られている。
【0039】まず最初に基台34の上面で読取り治具5
6の視野枠56cの下方位置と固定焦点レンズ48との
間の距離を約350mmにするよう固定ベ−ス70bに対
する移動ベ−ス70aの相対的な位置を調整すると、撮
像手段46及び固定焦点レンズ48の被写界深度A(2
5mmの高さ)の下限を基台34の上面とすることが出
来、この実施例でも被写界深度A(25mmの高さ)の上
限を基台34の上面に設けられた読取り治具56の水平
支持部材56bにより示している。
【0040】そして図3に示す如き高さ25mm以上の物
品60の上面のバ−コ−ド62を読み込む場合には、バ
−コ−ド62が被写界深度Aの下限である固定焦点レン
ズ48からの距離約350mmの位置と25mmの被写界深
度Aの上限に相当する固定焦点レンズ48からの距離約
325mmの位置との間に位置するようカメラハウジング
38の水平移動つまみ80を使用してカメラハウジング
38中で固定ベ−ス70bに対して移動ベ−ス70aを
相対的に移動させる。
【0041】前述した第1乃至第3の実施例における操
作手順中の種々の数値は撮像手段46を構成するCCD
イメ−ジセンサの寸法(画面サイズ,画素数)や固定焦
点レンズ48の焦点距離fを特定した場合のものであ
り、これらの寸法(画面サイズ,画素数)や焦点距離f
を変えれば当然のことながら上述した種々の数値も変化
する。また撮像手段46における解像度や、被写界深度
や、読取り可能なバ−コ−ドの大きさは撮像手段46と
固定焦点レンズ48との間の相対的な寸法により決めら
れる。
【0042】
【発明の効果】以上詳述した如く、この発明に従ったバ
ーコード読取り装置では、バーコードから離間した状態
でバーコード情報の正確な読み出しを行うとともに予め
読み取りを予定していた以外の規格のバーコードが物体
の表面に付されていた場合にも、第1の距離変化手段に
より前記カメラハウジングを前記支持部材に沿って移動
させて前記基台上面と前記カメラハウジングとの距離を
変化させるかまたは、第2の距離変化手段により前記カ
メラハウジング内で前記撮像手段とその光学系を移動さ
せて前記基台上面と前記撮像手段との距離を変化させる
か、または第1の距離変化手段及び第2の距離変化手段
の両者により前記基台上面と前記カメラハウジングとの
距離を変化させるとともに前記基台上面と前記撮像手段
との距離を変化させることにより、バーコードを撮像手
段に正確に結像させることが出来、従って、安価でバー
コードに対する走査方向にわずらわせられることがない
CCD式バーコード読取り装置でありながらバーコード
から離間した状態でもバーコード情報の正確な読み出し
を行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に従ったバ−コ−ド読取
り装置の構成を概略的に示す図である。
【図2】図1のバ−コ−ド読取り装置の変形例を概略的
に示す図である。
【図3】(a)は本発明の第2の実施例に従ったバ−コ
−ド読取り装置の構成を概略的に示す図であり、(b)
は(a)のバ−コ−ド読取り装置の一部を拡大して示す
図である。
【図4】本発明の第3の実施例に従ったバ−コ−ド読取
り装置の構成を概略的に示す図である。
【図5】従来のバ−コ−ド読取り装置の構成を概略的に
示す図である。
【図6】固定焦点式レンズの両側に位置する被写体とし
てのバ−コ−ドと撮像手段としてのCCDイメ−ジセン
サとの関係を概略的に示す図である。
【符号の説明】
30…バ−コ−ド、32…物体、34…基台、36…支
持部材、36a…ラック、38…カメラハウジング、4
0…上下動制御ハンドル、42…指標、43…矢印、4
4…クランプつまみ、46…撮像手段、48…固定焦点
レンズ、50…ミラ−、52…撮影窓、54…照明装
置、56…読取り治具、60…物体、62…バ−コ−
ド、64…移動指標板、66…補助指標、70a…移動
ベ−ス、70b…固定ベ−ス、80…水平移動つまみ。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台と、 台から上方に向かい突出して設けられた支持部材と、前記 支持部材に支持されて前記基台の上方に撮像手段と
    その光学系を保持するカメラハウジングと、前記カメラハウジングを前記支持部材に沿って移動さ
    せ、前記 基台上面と前記カメラハウジングとの距離を変
    化させる第1の距離変化手段と、前記カメラハウジング内で前記撮像手段とその光学系を
    移動させ、前記基台上面と前記撮像手段との距離を変化
    させる第2の距離変化手段と、 を備え、基台上に載置されたバーコードを、光学系を介
    して前記撮像手段により読み取ることを特徴とするバー
    コード読取り装置。
  2. 【請求項2】 前記カメラハウジング内に保持された光
    学系は交換可能な固定焦点レンズであることを特徴とす
    る請求項1に記載のバーコード読取り装置。
  3. 【請求項3】 前記距離変化手段により変化する前記基
    台上面と前記カメラハウジング中の前記撮像手段との距
    離に対応して変化する撮像手段の被写界深度の上限を示
    す読取り治具を備えたことを特徴とする請求項1に記載
    のバーコード読取り装置。
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