JP3009208U - 毛皮構造体 - Google Patents

毛皮構造体

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JP3009208U
JP3009208U JP1994013127U JP1312794U JP3009208U JP 3009208 U JP3009208 U JP 3009208U JP 1994013127 U JP1994013127 U JP 1994013127U JP 1312794 U JP1312794 U JP 1312794U JP 3009208 U JP3009208 U JP 3009208U
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fur
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fur structure
small holes
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JP1994013127U
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高 吉田
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株式会社アルテ・ジャパン
高 吉田
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  • Treatment And Processing Of Natural Fur Or Leather (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な加工手段で利用価値の高い毛皮製品と
なしうる毛皮構造体を提供する。 【構成】 毛皮の裏面に表地材を接着剤層を介して接着
したもので、切り込み、穴明けにより帽子等の立体形状
に加工する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は新規毛皮構造体に関し、特に簡単な加工手段により利用価値の高い毛 皮製品を提供しうる新規毛皮構造体に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】
従来の毛皮製品はその高級感に最大の特徴があり、加工の困難性や強度等の物 性上の制約から用途が限定され、特に帽子や袋物等の立体形状をもつ製品はその 加工に手間と費用がかかり、低価格で市場に供給することは不可能だった。 本考案の目的は、両面使用が可能であると共に、強度等の物性に優れ、穴明け や切り込み等の裁ち放し処理のまま最終製品化が可能である等簡単な加工手段で 利用価値の高い毛皮製品を経済的に提供しうる新規毛皮構造体を提供することに ある。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本考案は毛皮の裏面に表地材を接着剤層を介して接着してなる両面使用可能な 毛皮構造体である。 本考案で用いる毛皮の種類は特に制限されず衣料分野等で用いられている適宜 の毛皮を用いることができる。その一例としてはキツネ、ミンク、ヌートリア、 ウイーゼル、ラム、ラビット等がある。
【0004】 毛皮裏面に接着させる表地材としては衣料分野等毛皮が用いられる分野で表地 として利用されうるシート状物であれば本質的には特に制限されず、絹、ポリエ ステル等の天然又は合成繊維からなる織物、編物、不織布、人工皮革さらには毛 皮等がある。毛皮のように表裏がある素材の場合は当然毛皮表面等の表地面を外 側にして接着される。 中間に介する接着剤としてはアクリル系、ウレタン系、ポリアミド系等適宜周 知の感圧接着剤、感熱接着剤、反応性接着剤等が用いられる。
【0005】 かくして得られる本考案の毛皮構造体はその特性からリバーシブル製品として 両面使用が可能であるだけでなく、強度等の物性向上により毛皮の裂けを防止で きるため、穴明け、切り込み等の加工が可能になると共に裁ち放し処理したまま の状態で最終製品化できるという特徴を有している。
【0006】 また切り延ばし加工により十分な面積、容積をもつ製品を単一構造体から得る ことができ、材料の用尺を少なくすることができる。 また本考案では予め縫製加工して半製品化した毛皮に表地を接着することもで きる。この場合縫目をかくす効果も得られる。 以下本考案を図面に基づいて説明する。
【0007】 図1は本考案の毛皮構造体の接着時の状態を示す概略図であり、毛皮1とシー ト状接着剤2と不織布等の表地材3とを熱圧着して毛皮構造体を得る。 図2は帽子、袋物等の立体形状物を得る際の毛皮構造体の切り込み方法の一例 を示す概略図である。 長方形状の毛皮構造体4を長さ方向に上下底面を残し波(山)形にカットし、 上下2枚の波形の毛皮構造体とする。次いで各波形の頂部5と底面両端部6に穴 明けし、それぞれの小孔に紐を通す。底面両端部どうしを紐でつなぐことにより 環状構造をつくり、波形頂部どうしを紐でつなぐことにより円錐状の立体形状と する。紐としてはゴム紐等適宜の紐を用いうる。またゴム紐の両端は適宜のスト ッパーで結ぶことが好ましい。
【0008】 図3は帽子、袋物等の立体形状物を得る際の毛皮構造体の切り込み方法の別の 一例を示す概略図である。 円形状に毛皮構造体4をカットし、同心円状に複数の切り込み7を入れ、最外 部に穴明けし、得られた複数の穴8に図2におけると同様紐を通す。この紐を頭 回りの長さに調節することにより帽子となる。紐としては前記同様ゴム紐等が好 ましく、またその両端にストッパーを配することが好ましい。円形以外に楕円形 や三角形、四角形等の多角形にカットすることもできる。 図4は本考案の毛皮構造体を用いた手首、足首に対する装飾品の一例を示す概 略図であり、首、手首、足首に巻くに適する大きさにカットした毛皮構造体4の 両端に穴明けし、得られた小孔9に紐10を通す。紐はストッパー11で着脱自 在の状態にすることが好ましいが留具等を使って着脱自在にすることもできる。 また本考案の毛皮構造体は全体に多数の小孔を設けることも可能である。これ により軽量化、通気性、新しい表面感覚等が付与できる。
【0009】 以上説明したとおり、本考案の毛皮構造体は従来の毛皮製品にみられない多く の特徴をもち、毛皮の利用価値を大幅に高めることを可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の毛皮構造体の接着時の状態を示す概略
図。
【図2】立体形状物を得る際の切り込み方法の一例を示
す概略図。
【図3】立体形状物を得る際の切り込み方法の一例を示
す概略図。
【図4】手首、足首用小物の一例を示す概略図。
【符号の説明】
1 毛皮 2 接着剤 3 表地材 4 毛皮構造体 5 小孔 6 小孔 7 切り込み 8 小孔 9 小孔 10 紐 11 ストッパー

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 毛皮の裏面に表地材を接着剤層を介して
    接着してなる両面使用可能な毛皮構造体。
  2. 【請求項2】 表地材が毛皮、不織布又は人造皮革であ
    る請求項1記載の毛皮構造体。
  3. 【請求項3】 複数の小孔を有してなる請求項1又は2
    記載の毛皮構造体。
  4. 【請求項4】 複数の切り込みを有してなる請求項1〜
    3のいずれか1項記載の毛皮構造体。
  5. 【請求項5】 全体を円形、楕円形又は多角形にカット
    し、切り込みがほぼ同じ円状に存在し最外部に複数の小
    孔を有しており、小孔に紐を通すことにより立体形状を
    形成しうるようにしてなる請求項4記載の毛皮構造体。
  6. 【請求項6】 立体形状が帽子又は袋物形状である請求
    項5記載の毛皮構造体。
  7. 【請求項7】 全体を底面が共通する波形にカットし、
    各波形頂部と底面両端に小孔を有し、波形頂部の小孔及
    び底面両端の小孔にそれぞれ紐を通すことにより立体形
    状を形成しうるようにしてなる請求項1〜3のいずれか
    1項記載の毛皮構造体。
  8. 【請求項8】 立体形状が帽子又は袋物形状である請求
    項7記載の毛皮構造体。
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