JPH05393Y2 - - Google Patents

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JPH05393Y2
JPH05393Y2 JP12899689U JP12899689U JPH05393Y2 JP H05393 Y2 JPH05393 Y2 JP H05393Y2 JP 12899689 U JP12899689 U JP 12899689U JP 12899689 U JP12899689 U JP 12899689U JP H05393 Y2 JPH05393 Y2 JP H05393Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、皮革や人工皮革で作成された、バツ
グや衣服等の皮部材の表面に配設される、装飾用
紐部材の固定構造に関する。
〈従来の技術〉 この考案の出願人は実開平1−59696号におい
て、上記装飾用紐部材の固定構造を提案した。
それは、まず、皮革や人工皮革等の皮部材の表
側に装飾用紐部材を配設すると共に、該装飾用紐
部材が当接する皮部材の適宜位置に適宜数透孔を
設ける。
そして、皮部材の裏側に、固定用紐部材を配設
し、該固定用紐部材を上記各々の透孔から皮部材
の表側に夫々ループ状に突出させ、該ループ状の
中に上記装飾用紐部材を挿通させることによつ
て、装飾用紐部材を固定するものである。
この固定構造によれば、固定用紐部材が、皮部
材の透孔を介してループで装飾用紐部材を締め付
けるように固定できる。即ち、柔軟な皮部材上に
おいても、その固定は確実であり、その固定の作
業も簡単で短時間で行うことができる。
又、装飾用紐部材と、これをループで固定する
固定用紐部材とは、皮部材の表面を立体的かつ独
特の模様で装飾することができる。
〈考案が解決しようとする課題〉 ところが、この装飾用紐部材の固定構造におい
ては、装飾用紐部材の上に固定用紐部材がこれを
跨ぐように配される。このため、固定用紐部材が
装飾用紐部材より目立つてしまい、装飾用紐部材
が形取る模様の邪魔になる場合があつた。
本考案は上記の点に鑑み、固定用紐部材が装飾
用紐部材の装飾の妨げとならない皮部材における
装飾用の紐部材の固定構造の提供を目的とする。
〈問題を解決するための手段〉 本考案の皮部材における装飾用紐部材の固定構
造は、皮革や人工皮革等の皮部材の表側に装飾用
紐部材を配設すると共に、該装飾用紐部材が当接
する皮部材の適宜位置に適宜数透孔を設け、一
方、皮部材の裏側に、固定用紐部材を配設し、該
固定用紐部材を上記各々の透孔から皮部材の表側
に夫々ループ状に突出させ、該ループ状の中に上
記装飾用紐部材を挿通させることによつて、装飾
用紐部材を固定する構造におけるものであつて、
以下請求項ごとに記述すると、 請求項1に記載の固定構造は、装飾用紐部材に
平紐を用い、この平紐を撚りをかけるようにねじ
つた状態で皮部材の表側に配したことを特徴とす
る。
請求項2に記載の固定構造は、装飾用紐部材に
複数の紐部材を用い、これらの紐部材を交差させ
た状態で皮部材の表側に配したことを特徴とす
る。
請求項3に記載の固定構造は、装飾用紐部材平
紐と丸紐とを用い、この平紐と丸紐とを交差させ
た状態で皮部材の表側に配したことを特徴とす
る。
尚、ここでいう平紐とは、紐の長手方向に直交
する断面が長方形や楕円若しくはこれらに近い形
状に表れる紐のことをいい、丸紐とは、紐の長手
方向に直交する断面が略円形に表れる紐のことを
いう。
〈作用〉 請求項1のように装飾用紐部材をねじるように
すると、装飾用紐部材に段や筋ができるため、固
定用紐部材はこの段や筋が迷彩となつて目だたな
くなる。
請求項2のように装飾用紐部材に複数の紐部材
を交差させた状態で配するようにすると、固定用
紐部材をこの交差する上側の紐部材で覆いかくす
ことができる。
また、装飾用紐部材の交差の回数を増やし、紐
部材を撚り合わせたようにすると、請求項1のよ
うに段や筋ができ、これらが固定用紐部材の迷彩
となる。
請求項3のように装飾用紐部材に平紐と丸紐と
を交差させた状態で配するようにすると、固定用
紐部材をこの交差する上側の紐部材で覆いかくす
ことができる。また、装飾用紐部材の交差の回数
を増やして撚り合わせたようにすると、段や筋が
固定用紐部材の迷彩となる。この段や筋は、平紐
と丸紐とが撚り合わされることによつて不規則に
表われるため、より効果的な迷彩となる。
〈実施例〉 以下に図面を参照して、この考案の好適な実施
例を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施
例に記載されている構成部品の寸法、形状、材
質、その相対配置などは、特に特定的な記載がな
いかぎりは、この考案の範囲をそれらのみに限定
する趣旨のものではなく、単なる説明令に過ぎな
い。
第1図は本考案の一実施例が用いられたベルト
の斜視図、第2図はバツクルの部分拡大図、第3
図は前面パネル部の部分拡大図である。
このベルトは、ベルト帯部1と、バツクル2
と、ベルトの前側の前面パネル部3とからなる。
前面パネル部3は予めバツクル2に挿入された状
態で固定されており、ベルトの着脱はベルト帯部
1の一端と前面パネル部3の一端と夫々設けられ
たホツク等の係止具(図示せず)にて行われる。
バツクル2は外面が天然皮革よりなり、その表
面には、天然皮革よりなる装飾用紐部材4が同素
材よりなる固定用紐部材5により固定されてい
る。
この固定用紐部材5による固定は、第4図に示
される通りである。即ち、装飾用紐部材5が当接
するバツクル2の皮革21の適宜位置に透光6…
6を設け、その透孔に皮革21の裏側から固定用
紐部材5をループ状に突出させる。そして、この
ループ5に装飾用紐部材4を挿通させる一方、皮
革21の裏側で固定用紐部材5を皮革2に接着や
縫着することにより、皮革21上に装飾用紐部材
4を固定している。尚、この実施例では、皮革2
の裏側に薄い不織布7を、固定用紐部材5を覆う
ようにのり付けすることにより固定用紐部材5を
止着している。
一方、装飾用紐部材4は、第2図に示されるよ
うに2本の丸紐41,42からなり、バツクル2
の表面には、この丸紐41,42を撚り合わせた
状態でつる巻状の模様を形成するよう配されてい
る。この丸紐41,42は両端部が夫々継ながれ
て環状になつている。
即ち、装飾用紐部材4は第2図に示されるAの
部分において、交差した丸紐41,42の内、上
側の丸紐42で固定用紐部材5を隠している。
又、第2図Bの部分においては、撚られた丸紐4
1,42が段Dや筋Sを形成し、固定用紐部材4
を目だたなくしている。
次に、前面パネル部3の装飾用紐部材を第3図
をもとに説明する。
前面パネル部3の装飾用紐部材は、前面パネル
部の中央で模様を形成するものと前面パネル部の
周縁寄りで模様を形成するものとに分かれてい
る。
内側の装飾用紐部材8は1本の丸紐よりなり、
固定用紐部材5にて先に説明した方法で前面パネ
ル部3表面に固定されている。
外側の装飾用紐部材9は2本の丸紐91,92
からなる。そして、前面パネル部3上には、この
丸紐91,92を、バツクルの装飾用紐部材4よ
りも密に撚り合わせた状態で、つる巻の模様を形
成するように配されている。この装飾用紐部材9
も、バツクルの装飾用紐部材4と同じように固定
用紐部材5によつて固定されているが、密に撚り
合わされることによりできた段Dや筋Sが、より
一層固定用紐部材5を目だたなくしている。
尚、前面パネル部3、装飾用紐部材8及び9
も、この実施例では天然皮革で構成されており、
装飾用紐部材8,9の端部8a,8a,9a,9
aは前面パネル部の裏へ透孔から通し抜かれてい
る。
また、この実施例で用いた丸紐の長手方向に直
交する断面は第5図に示す通りであり、丸紐は弾
性を若干有する芯Sを中心にした略円形である。
そして、固定用紐部材5の長手方向に直交する断
面は第6図に示す通りであり、細長い楕円形を示
す。
第7図は本考案の第2の実施例が用いられた皮
地を示す正面図である。
天然皮革よりなる皮地10表側には、天然皮革
よりなる装飾用紐部材11が、同素材よりなる固
定用紐部材5により固定されている。
装飾用紐部材11は第8図に示されるように、
長手方向に直交する断面が細長い楕円形の平紐よ
りなり、単独で撚りをかけるようにねじられた状
態でつる巻き模様を形成するように配されてい
る。この実施例では装飾用紐部材11は4本用い
られており、夫々の端部11a…11aは皮地1
0の透孔10a…10aから皮地の裏側へ通し抜
かれて皮地の裏面に接着されている。
この装飾用紐部材11…11も第7図に示され
るように、先の実施例と同じように数箇所を固定
用紐部材5…5にて固定されているが、固定用紐
部材5…5は、ねじられた装飾用紐部材11が形
成した段Dや筋Sによつて迷彩が施され目だたな
くなつている。尚、同図示5X…5Xの部分は装飾
用紐部材11,11が交差した所を2本一緒に固
定用紐部材5…5にて固定しているが、このよう
な固定においても固定用紐部材はカモフラージユ
されている。
第9図は第3の実施例が用いられた皮地を示す
正面図である。
皮地12の表面には、装飾用紐部材13によつ
て形成された垣根状の模様と、装飾用紐部材14
及び15によつて形成されたバラの花の模様とが
形作られている。
垣根状の模様は丸紐よりなる装飾用紐部材13
…13を荒い網目状に配したもので、固定用紐部
材5…5によつて皮地12上に固定されている。
一方、バラの花の模様は、丸紐よりなる装飾用
紐部材14と、平紐よりなる装飾用紐部材15と
で構成され、固定用紐部材5…5によつて固定さ
れている。この模様は、丸紐と丸紐の交差或は撚
つたもの、平紐を単独でねじつたもの、丸紐と平
紐とを交差或は撚つたものを用いている。このた
め、これらが形成する筋Sや段Dは固定用紐部材
5…5の迷彩となる。特に花芯付近の平紐と丸紐
とが形成する段や筋は、不規則に表れるため、一
層固定用紐部材5…5を目だたなくしている。ま
た、皮地12の花びらの部分C…Cは、裏から肉
盛りされてふくらんでおり、花模様に立体感を与
えている。
尚、この実施例においても、皮地12、装飾用
紐部材13,14,15、及び固定用紐部材5に
天然皮革を用いた。
以上、3つの実施例を例にとつて説明したが、
これらの固定構造は、衣服、靴、帽子等の天然皮
革又は人工皮革の部分に適宜使用することができ
る。また、装飾用紐部材及び固定用紐部材の形
状、材質、色彩、数量、配置、寸法等も適当に選
択できる。
〈考案の効果〉 以上、上述のように、 本考案の請求項1に記載の皮部材における装飾
用紐部材の固定構造は、平紐をねじることにより
筋や段を装飾用紐部材に形成し、この筋や段を迷
彩として固定用紐部材を目だたなくすることがで
きた。
本考案の請求項2に記載の皮部材における装飾
用紐部材の固定構造は、交差させた装飾用の紐部
材の間に固定用紐部材を配することにより、固定
用紐部材を隠すことができた。また、交差の回数
を増やし、装飾用紐部材を撚り合わせたようにす
ると、請求項1のように段や筋ができ、固定用紐
部材を目だたなくすることができた。
本考案の請求項3に記載の段部材における固定
用紐部材の固定構造は、交差させた装飾用の平紐
と丸紐との間に固定用紐部材を配することにより
固定用紐部材を隠すことができた。また、交差の
回数を増やして撚り合わせるようにすると、不規
則な段や筋が表れ、固定用紐部材をより目だたな
くすることができた。
本考案の請求項3に記載の皮部材における固定
用紐部材の固定構造は、交差させた装飾用の平紐
と丸紐との間に固定用紐部材を配することにより
固定用紐部材を隠すことができた。また、交差の
回数を増やして撚り合わせるようにすると、不規
則な段や筋が表われ、固定用紐部材をより目だた
なくすることができた。
このように、請求項1〜3に記載の本考案は、
固定用紐部材が装飾用紐部材より目立つという欠
点を解消し、固定用紐部材と装飾用紐部材を調和
させることに成功したものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例が用いられたベルト
の斜視図、第2図はバツクルの部分拡大図、第3
図は前面パネル部の部分拡大図、第4図は固定用
紐部材の一固定状態を示す断面図、第5図は丸紐
の断面図、第6図は固定用紐部材の断面図、第7
図は第2の実施例が用いられた皮地を示す正面
図、第8図は平紐の断面図、第9図は第3の実施
例が用いられた皮地を示す正面図である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 皮革や人工皮革等の皮部材の表側に装飾用紐
    部材を配設すると共に、該装飾用紐部材が当接
    する皮部材の適宜位置に適宜数透孔を設け、一
    方、皮部材の裏側に、固定用紐部材を配設し、
    該固定用紐部材を上記各々の透孔から皮部材の
    表側に夫々ループ状に突出させ、該ループ状の
    中に上記装飾用紐部材を挿通させることによつ
    て、装飾用紐部材を固定した皮部材における装
    飾用紐部材の固定構造において、装飾用紐部材
    に平紐を用い、この平紐を撚りをかけるよう
    に、ねじつた状態で皮部材の表側に配したこと
    を特徴とする皮部材における装飾用紐部材の固
    定構造。 2 皮革や人工皮革等の皮部材の表側に装飾用紐
    部材を配設すると共に、該装飾用紐部材が当接
    する皮部材の適宜位置に適宜数透孔を設け、一
    方、皮部材の裏側に、固定用紐部材を配設し、
    該固定用紐部材を上記各々の透孔から皮部材の
    表側に夫々ループ状に突出させ、該ループ状の
    中に上記装飾用紐部材を挿通させることによつ
    て、装飾用紐部材を固定した皮部材における装
    飾用紐部材の固定構造において、装飾用紐部材
    に複数の紐部材を用い、こられの紐部材を交差
    させた状態で皮部材の表側に配したことを特徴
    とする皮部材における装飾用紐部材の固定構
    造。 3 皮革や人工皮革等の皮部材の表側に装飾用紐
    部材を配設すると共に、該装飾用紐部材が当接
    する皮部材の適宜位置に適宜数透孔を設け、一
    方、皮部材の裏側に、固定用紐部材を配設し、
    該固定用紐部材を上記各々の透孔から皮部材の
    表側に夫々ループ状に突出させ、該ループ状の
    中に上記装飾用紐部材を挿通させることによつ
    て、装飾用紐部材を固定した皮部材における装
    飾用紐部材の固定構造において、装飾用紐部材
    に平紐と丸紐とを用い、この平紐と丸紐とを交
    差させた状態で皮部材の表側に配したことを特
    徴とする皮部材における装飾用紐部材の固定構
    造。
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