JPH0527016U - ヘアーエクステンシヨン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 擬毛の植毛された複数段の縁部材を有するヘ
アーエクステンションを装着者の頭部に簡易迅速に取付
ける。ヘアーエクステンションを頭部に確実に密着させ
て取付け、且つ取付け位置を簡易に調整変更可能とす
る。 【構成】 複数の大きさの異なるリング状の縁部材１２
ａ，１２ｂ，１２ｃを形成する。小径の縁部材１２ａを
上部位置にして複数の縁部材１２を適宜の間隔を置いて
縦方向に延びる複数の連結部材１３により連結する。縁
部材１２の長手方向の中間部にゴム紐等の伸縮性を有す
る部材１４を設ける。縁部材１２には適宜の擬毛１６を
植毛する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はヘアーエクステンションに関し、更に詳細に説明すると、縁部材と、 この縁部材の表面側に植毛された擬毛とを備え、前記縁部材が頭髪に装着部材に より取付けられ、且つ縁部材の擬毛と頭髪の自毛とが渾然一体化されるようにな されているヘアーエクステンションに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、頭飾品としてヘアーエクステンションが知られており、ファッショ ンとして、自分の頭髪や服装等に合わせて種々の形態のものが用いられている。 このヘアーエクステンション１は図４に示す如く、縁部材２と、この縁部材２に 植毛された擬毛３とから形成され、この縁部材２がリング状に形成され、装着者 の頭部に装着部材により取付けられるようになされている。前記縁部材２は芯材 ４に擬毛３を掛け渡し、帯状のメッシュ６を芯材４の長手方向に二つ折りにした 状態で芯材４に被覆し、この状態でメッシュ６と擬毛３とを縫製糸７により縫製 することにより形成されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来のヘアーエクステンション１は装着者の頭部に装着部材により取付けられ るが、帯状の縁部材２が上下に複数段に亘る場合には一段づつ取付けなければな らず、取付け作業が煩雑となる欠点を有していた。また装着者の頭部にヘアーエ クステンション１を密着させて取付けるのが困難で、縁部材２がリング状に形成 されている場合には、長さ調節ができず、取付け位置を簡易に調整変更すること ができないものであった。 本考案の目的は、ヘアーエクステンションを簡易迅速に取付けることができ、 また装着者の頭部にヘアーエクステンションを密着させて取付けることができ、 取付け位置を簡易に調整変更することができるヘアーエクステンションを提供す るものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は上述せる課題に鑑みてなされたもので、複数のリング状の縁部材を有 し、該複数の縁部材は適宜の間隔を置いて縦方向に延びる複数の連結部材により 連結され、前記複数の縁部材の少なくとも一部は中間部に伸縮性を有する部材を 介して形成され、且つ縁部材には適宜の擬毛が植毛され、前記縁部材が頭髪に装 着部材により取付けられ、且つ縁部材の間より自毛が引き出されるようになされ ていることを特徴とする。

【０００５】

【作用】

本考案に依れば、複数のリング状の縁部材が縦方向に延びる複数の連結部材に より適宜の間隔を置いて連結され、前記複数の縁部材の少なくとも一部は中間部 に伸縮性を有する部材を介して形成されているので、装着者の頭部にヘアーエク ステンションを密着させて取付けることができ、且つ伸縮性を有する部材を伸縮 させることにより取付け位置を簡易に調整変更することができ、複数のリング状 の縁部材を頭部に一度に装着することができ、取付け作業を簡易迅速に行うこと ができる。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案に係るヘアーエクステンションを図面を参照して詳述する。 図１には本考案の一実施例の概略が示されており、このヘアーエクステンショ ン１１は複数の大きさの異なるリング状の縁部材１２を有し、該複数の縁部材１ ２は最小径の縁部材１２ａを上部位置にして順次大径の縁部材１２ｂ，１２ｃの 順に略平行に配設され、縦方向に延びる複数の連結部材１３により適宜の間隔を 置いて連結されている。前記複数の縁部材１２は中間部にゴム紐等の伸縮性を有 する部材１４を介して形成され、且つ縁部材１２には適宜の擬毛１６が植毛され ている。

【０００７】 また本実施例では縁部材１２を３つのリング状の縁部材１２ａ，１２ｂ，１２ ｃより形成したが、２つ、または４つ以上であってもよい。また連結部材の数も 図示のものに限定されるものではない。リング状の縁部材１２ａ，１２ｂ，１２ ｃをヘアーエクステンション１１の前後位置に応じて長さの異なる連結部材１３ を用いて連結すれば、リング状の縁部材１２ａ，１２ｂ，１２ｃの間隔をヘアー エクステンション１１の前後位置で異ならせることができ、例えば図３Ａに示す 如く、前側において間隔を空けずにリング状の縁部材１２ａ，１２ｂ，１２ｃを 連結したり、図３Ｂに示す如く、複数のリング状の縁部材１２ａ，１２ｂ，１２ ｃの一部または全部の前側を一体的に形成することもできる。また、リング状の 縁部材１２ａ，１２ｂ，１２ｃの大きさも適宜変更することができ、更にリング 状の縁部材１２ａ，１２ｂ，１２ｃを階段状に連結するものに限らず、頭部の形 状に沿った傾斜面状に形成することもできる。

【０００８】 前記縁部材１２は芯材２１に擬毛１６を掛け渡し、帯状のメッシュ２３を芯材 ２１の長手方向に二つ折りにした状態で芯材２１に被覆し、この状態でメッシュ ２３と擬毛１６とを複数本の縫製糸２５により縫製し、または接着剤等の適宜の 接合手段により接合することにより形成される。 前記擬毛１６は合成繊維等から形成された人造毛またはチャイナヘアー等の人 毛より形成され、擬毛１６の長さ、太さ、色彩、硬さ及びカール状態等適宜のも のが用いられる。また縁部材１２に対する植毛の粗密も適宜選択することができ る。更にリング状の縁部材１２ａ，１２ｂ，１２ｃの大きさを規格化しておけば 各サイズのものを容易に選択することができる。

【０００９】 図２には本考案の異なる実施例が示されており、この実施例では、前記最小径 の縁部材１２ａの外周縁の一端から、対向する一端に紐状体２７を連結したもの で、その他の構成は前述せる実施例と同様である。この紐状体２７は十文字に掛 け渡すものであってもよく、または井桁状であってもよい。尚連結部材１３を上 方に延設して紐状体２７とすることもできる。この紐状体２７を頭部の頂部に係 止させることにより、より安定状態でヘアーエクステンション１１を装着するこ とができるものである。 前記複数の縁部材１２の外周の複数箇所が頭髪に装着部材により取付けられ、 且つ縁部材１２の間より自毛が引き出され、自毛と前記擬毛１６とをミックスす ることにより装着が終了する。前記装着部材としては合成樹脂製のクリップや、 従来公知のワンタッチクリップ等が用いられる。

【００１０】

【考案の効果】

以上が本考案に係るヘアーエクステンションの一実施例の構成であるが、斯る 構成に依れば、複数のリング状の縁部材が縦方向に延びる複数の連結部材により 適宜の間隔を置いて連結され、前記複数の縁部材の少なくとも一部は中間部に伸 縮性を有する部材を介して形成されているので、装着者の頭部にヘアーエクステ ンションを密着させて取付けることができ、且つ伸縮性を有する部材を伸縮させ ることにより取付け位置を簡易に調整変更することができ、複数のリング状の縁 部材を頭部に一度に装着することができ、取付け作業を簡易迅速に行うことがで き、また取付け位置を簡易に調整変更することができ、経済性に優れたヘアーエ クステンションを得ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例に係るヘアーエクステンショ
ンの斜視図。

【図２】本考案の異なる実施例に係るヘアーエクステン
ションを示す斜視図。

【図３】Ａ，Ｂは本考案のヘアーエクステンションの変
形例を夫々示す斜視図。

【図４】従来のヘアーエクステンションの斜視図。

【符号の説明】

１１ ヘアーエクステンション １２ 縁部材 １３ 連結部材 １４ 伸縮性を有する部材 １６ 擬毛 ２１ 芯材 ２３ メッシュ ２５ 縫製糸 ２７ 紐状体

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数のリング状の縁部材を有し、該複数
   の縁部材は適宜の間隔を置いて縦方向に延びる複数の連
   結部材により連結され、前記複数の縁部材の少なくとも
   一部は中間部に伸縮性を有する部材を介して形成され、
   且つ縁部材には適宜の擬毛が植毛され、前記縁部材が頭
   髪に装着部材により取付けられ、且つ縁部材の間より自
   毛が引き出されるようになされていることを特徴とする
   ヘアーエクステンション。